Subnautica(サブノーティカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Subnautica』とは、2018年にUnknownWorldsEntertainmentによってsteam上で発売された深海サバイバルゲームである。日本ではPlayStation4版が2020年に発売され、NintendoSwitch版が翌年発売予定となっている。海に囲われた水の惑星に不時着してしまった主人公が、脱出を目指し危険あふれる深海を探索する。美しい深海の情景が評価され、2018年にはSteam上で「ベストサバイバルゲーム大賞」「PCゲームオブザイヤー」を受賞した。
研究基地に潜入した主人公は、PDAの自動翻訳機能を使い、異星人たちがそこで何をしていたのか、その足跡を知ることになる。
太古の昔にこの星にやってきた異星人たちは、この星の生態系を調べる過程で土壌の中に眠っていた「カラー細菌」というウィルスを掘り起こしてしまう。
このウィルスに感染した生物は体中に緑色の斑点が現れ、やがて死に至る。
異星人たちは「エンザイム42」という、あらゆる生物にも適合し体内のカラーウィルスを抑制する特別な酵素を発見したが、それを増やすことができずに結局は道半ばで倒れ全滅してしまったようだ。
救助艇を破壊したあの砲台基地は、カラー細菌が宇宙に広がるのを防ぐために作られたものだったのだ。
惑星の主「シーエンペラー」
自らの体を蝕む「カラー細菌」とその特効薬である「エンザイム42」の存在を知った主人公。
その時、突然脳内に何者かの声が響く。
「私はあなたの求めるもの。あなたを助けたい」
そう語りかけてくる謎の声に従った主人公がさらに深く潜り、火山の奥底にある溶岩だまり内に築かれた施設に潜入すると、そこに声の主が幽閉されていた。
主人公を導いた存在。それは異星人たちから「シーエンペラー」と呼ばれていた巨大生物だった。
人語を理解する高い知能とテレパシー能力を持つ彼女は、ウィルスを中和する「エンザイム42」を生み出すことが出来る唯一の存在。
異星人たちはエンザイム42を取り出そうと彼女を幽閉し、彼女が産んだ卵から幼体を強制的に取り出して研究していた。
しかし、エンザイム42を生み出せるのは生きた幼体だけ。幼体を殺しシーエンペラーからの信頼を失ってしまった異星人たちはその真実を教えられることもなく全滅してしまったのだ。
主人公を味方だと認識したシーエンペラーは、幼体が孵化するための手助けを求めてくる。
それは海に生える草花から「孵化酵素」と呼ばれる特別な酵素を作ること。
主人公は孵化酵素を作るためにありとあらゆる場所を探索する。
シーエンペラーの誕生。カラーウィルス完治。
主人公が孵化酵素を卵に与えると次々と頑丈な殻を破りシーエンペラーの幼体が生まれる。数百年の沈黙を破り、この星の新たな主が生まれた瞬間であった。
彼らはほんの少しの間母親に甘えると異星人たちのワープホールを通り、広い大海へと旅立っていく。
彼らが残していったエンザイム42に主人公が触れると、優しい泡が体を包んでカラーウィルスが完治した。
子供たちの旅立ちを見届けたシーエンペラーは力なくその場に倒れこむ。
狭い水槽に閉じ込められ、種としての寿命を大きく超えてまで子供たちが生まれてくるこの瞬間を待ち続けた彼女にも、とうとう限界が来てしまったのだ。
最後の力を振り絞り主人公に語りかけてくるシーエンペラー。
「あなたに深い感謝を……。お別れです。友よ……」
偉大な海の主が最後に発したのは、種を超えて友情を結んだ主人公に対する感謝の言葉であった。
宇宙へ
主人公が砲台基地の電力装置に触れると妖しく光る照明が消え、砲台基地は機能を停止した。
もうこの星を訪れた船が撃墜されることはない。シーエンペラーの生態系が崩れない限りカラーウィルスが蔓延することもない。
主人公の努力と勇気によって、この星を蝕む災厄は取り除かれたのだった。
オーロラ号で見つけた脱出用ロケット「ネプチューン」を組み立てた主人公。
タイムカプセルに思い出を残し、遥か彼方の故郷に向かって出発したのであった。
『Subnautica』のゲームシステム
各ゲージの説明
画面左下にあるゲージは主人公のステータスを表している。
O2と書かれた緑色のゲージは現在の残り酸素量。このゲージが0になると少しずつ画面が暗転して拠点に戻されてしまう。初期の装備では深いところにもぐると酸素の減少量が増える。
ハートの書かれた赤いゲージは体力。これが0になると持っているアイテムの幾つかを失い拠点に戻されてしまう。
リンゴの書かれたオレンジのゲージは空腹度。水滴の書かれた青いゲージは現在の喉の渇き。二つのゲージのどちらかが0になった段階で、だんだんと体力が減り始める。
真ん中上にある大きな数字は現在の深度。その下には現在向いている方向を表すコンパスが付いている。
真ん中下にある五つの枠はアイテムショートカット。アイテムを設定しておけばボタン一つで使用することが出来る。
クラフト・建造について
各種アイテムのクラフトは救命艇の壁に備え付けられた「ファブリケーター」で行うことが出来る。
各種ツールや装備品を作れるほか、中間素材などもここで作ることが出来る。
また作ることが出来るのはツールなどの手で持てるような小さなものに限られており、大型の建築等はできない。
アイテム「ビルダー」を持った状態で右クリックすると各種設備を建築するモードに入る。
作りたい設備を選択し、次に場所を指定する。その設備を建てることが出来るなら左クリック長押しで持っているアイテムを消費して建築することが出来る。
設備には耐久度というものが存在する。近くに別の施設を建てたり敵性物から攻撃されるたびに少しずつ減っていき、0を下回ると建物が水圧に負けて浸水してしまう。
「基礎」や「補強材」といった設備で耐久度を上げることが出来る。
鉱石・植物について
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目次 - Contents
- 『Subnautica』の概要
- 『Subnautica』のストーリー
- 主人公、水の惑星に不時着
- オーロラ号の生き残り
- 救助船、爆発
- オーロラ号内部へ
- テガシ号の乗組員の記録
- ロストリバー突入
- 惑星の主「シーエンペラー」
- シーエンペラーの誕生。カラーウィルス完治。
- 宇宙へ
- 『Subnautica』のゲームシステム
- 各ゲージの説明
- クラフト・建造について
- 鉱石・植物について
- バイオームについて
- 敵性生物
- 電力について
- 残骸について
- 『Subnautica』の登場人物
- 主要なキャラクター
- 主人公
- リヴァイアサン級生物
- シーエンペラー・リヴァイアサン
- リーパー・リヴァイアサン
- ゴースト・リヴァイアサン
- シードラゴン・リヴァイアサン
- リーフバック・リヴァイアサン
- シートレーダー・リヴァイアサン
- 敵対生物
- クラッシュフィッシュ
- ケイブクローラー
- ストーカー
- サンドシャーク
- クラブスネーク
- ワーパー
- クラブスクイド
- 中立生物
- ラビットレイ
- ガスポッド
- ゴーストレイ
- カドルフィッシュ
- 食用の魚
- 『Subnautica』のアイテム
- 素材アイテム
- チタニウム
- 塩
- 銅
- 石英
- 金
- リチウム
- 磁鉄鉱
- 藍晶石
- テーブルコラール
- アシッドマッシュルーム
- ゲルサック
- クリープパイン
- 中間素材
- チタニウムインゴット
- シリコンゴム
- エナメルガラス
- エアロゲル
- バッテリー
- コンピューターチップ
- 高度配線キット
- ツール
- スキャナー
- リペアツール
- サバイバルナイフ
- ビルダー
- レーザーカッター
- ステイシスライフル
- プロパルションキャノン
- 装備
- 酸素ボンベ
- フィン
- ダイビングスーツ
- 応急処置キット
- コンパス
- タブレット
- 乗り物
- シーグライド
- シーモス
- プラウンスーツ
- サイクロプス
- 建築物
- 基礎
- ハッチ
- 通路モジュール
- 多目的ルーム
- 補強材
- 大型水槽
- 水ろ過機
- ムーンプール
- スキャナールーム
- プランター
- 装置
- ファブリケーター
- 通信機
- ロッカー
- バッテリー充電器
- 改造ステーション
- 電力装置
- ソーラーパネル
- バイオリアクター
- 地熱発電機
- 原子炉
- 食用魚
- 食用の魚と調理方法について
- ブラダフィッシュ
- ブーメラン
- ピーパー
- レジナルド
- 食用植物
- ブルボツリー
- ランタンフルーツ
- チャイニーズポテト
- マーブルメロン
- その他食料
- 栄養ブロック
- 『Subnautica』の用語
- 主人公周りの用語
- アルテラ
- オーロラ号
- テガシ号
- PDA
- 惑星の用語
- リヴァイアサン級生物
- ロストリバー
- 『Subnautica』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クリア時のタイムカプセルは、別のプレイヤーの元へ
- デバッグコマンドを使えば思う通りにゲームを動かせる
- ”ほぼ失敗”のアーリーアクセス。プレイヤーとのコミュニケーションを大事にして大成功へと。