くるり(Quruli)の徹底解説まとめ

くるりとは、1996年にギターボーカルの岸田繁、ベースの佐藤征史、ドラムの森信行によって結成された京都出身のロックバンド。1998年に1stシングル『東京』をリリースしデビューした。デビュー後は、岸田と佐藤を中心に、メンバーチェンジをしながら活動を続けている。
ロックだけでなく、クラシックやラップなど多様な音楽性を取り入れ、アルバムごとに雰囲気が全く異なるところが、くるりの特徴であり、魅力でもある。TV番組のテーマ曲も担当するなど、知名度と人気を兼ね備えた日本を代表するバンドの1つである。

くるりの結成メンバーの3人。左から佐藤、森、岸田。

くるりは当初、アマチュアバンドコンテストの賞金の10万円を目的として結成された。
しかし、岸田の後日談として、「素直にバンド結成を持ちかけることができず、建前で提案した目的だった」そうである。
くるりは見事コンテストで優勝し、10万円を獲得するが、賞金は全て打ち上げとパチンコに消えてしまったそうだ。

岸田は自他ともに認める鉄道オタク

鉄道雑誌に「鉄道ファン」として紹介された岸田。

岸田は子供の頃から鉄道が大好きで、「鉄道オタク」である。
テレビ朝日の番組『タモリ倶楽部』で鉄道がテーマの回にたびたび出演して鉄道に関する豊富な知識を披露したり、一時期鉄道雑誌にコラムを連載するなど周囲の人からも鉄道ファンであることを認知されている。
そのためくるりには鉄道をモチーフにした楽曲が多数あり、特に「赤い電車」は京浜急行電鉄から依頼されて制作した曲で、鉄道への愛を感じられる楽曲である。

バンド名の由来は地下鉄の案内板

くるりの結成メンバーの3人。左から森、岸田、佐藤。

「くるり」というバンド名は、結成当時メンバーが使っていた京都の地下鉄にあった、「くるり」と曲がった矢印の案内板が由来している。
鉄道オタクの岸田らしいエピソードである。

大村のメンバー加入を断るつもりだった

大村はくるり脱退後にサポートギタリストとしても活動する。画像は友人のバンドにメッセージを送る大村。

当時メンバー間で生じていた不和を解消するために、オリジナルメンバー3人の顔馴染みである大村に、「くるり」への加入を持ちかけた。
当初大村はギターを全く練習していなかったため、初めてのセッションはうまくいかなかった。
そのため、くるりから加入を頼んだにもかかわらず、穏便に加入を撤回してもらう方法をメンバー間で相談したほどだった。
しかし大村のギターの腕が戻るとセッションはうまくいき、彼のギターがなくては演奏できない曲もたくさん出来上がった。
その後のくるりにとって、大村が不可欠な存在となったことで正式にメンバーに加入することが決定した。

bqmh0813a3
bqmh0813a3
@bqmh0813a3

Related Articles関連記事

境界のRINNE(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

境界のRINNE(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『境界のRINNE』とは高橋留美子によって2009年より『週刊少年サンデー』にて連載が開始された、霊が視える高校生の少女と死神の少年との交流を中心に描いたオカルトコメディ漫画である。霊が視える女子高生の桜は、ひょんなことからクラスメイトのりんねが人間ではなく死神だという事を知り、日々霊が巻き起こす様々な騒動の解決の手伝いを行うようになる。幽霊や悪霊を題材としているがほのぼのとしたコメディタッチで描かれており、何事にも動じない桜にいつの間にかりんねが惹かれていく淡い恋模様も作品の魅力の一つである。

Read Article

3D彼女(リアルガール)のネタバレ解説・考察まとめ

3D彼女(リアルガール)のネタバレ解説・考察まとめ

『3D彼女(リアルガール)』とは、2011年から那波マオが講談社の漫画雑誌『デザート』で連載していた恋愛漫画。オタクの男子高校生・筒井光が、同級生の美少女・五十嵐色葉から交際を申し込まれたことをきっかけに、他者とのかかわり方を学びながら少しずつ成長していく姿を描いている。また2018年には『3D彼女 リアルガール』というタイトルで、テレビアニメ化と実写映画化された。少女漫画のカテゴリーには珍しく、主人公が男であり、ストーリーも男目線で描かれている。

Read Article

目次 - Contents