くるり(Quruli)の徹底解説まとめ
くるりとは、1996年にギターボーカルの岸田繁、ベースの佐藤征史、ドラムの森信行によって結成された京都出身のロックバンド。1998年に1stシングル『東京』をリリースしデビューした。デビュー後は、岸田と佐藤を中心に、メンバーチェンジをしながら活動を続けている。
ロックだけでなく、クラシックやラップなど多様な音楽性を取り入れ、アルバムごとに雰囲気が全く異なるところが、くるりの特徴であり、魅力でもある。TV番組のテーマ曲も担当するなど、知名度と人気を兼ね備えた日本を代表するバンドの1つである。
クリストファー・マグワイア(Christopher McGuire)
1975年11月28日生まれのマグワイアは、2003年から2004年までくるりに在籍し、ドラムを担当した。
くるり加入前、当時のくるりの最新アルバム『THE WORLD IS MINE』に収録されている「GO BACK TO CHINA」を気に入り一晩で33回聴いたとのこと。
個性的でグルーブ感の強い彼のドラムは、アルバム『アンテナ』リリース時のくるりを象徴していた。
くるりの歴代ドラマーの中でも人気があるマグワイアだが、慣れない日本での生活で精神的な問題を抱えることになり、バンドを脱退することになる。
在籍期間は短いが、マグワイア在籍時のライブ映像は配信で見ることができ、今だにファンから愛されている。
田中佑司
1980年10月28日生まれの田中は、2011年にくるりに在籍し、ドラムを担当した。
くるりに加入して約半年後に、くるりと田中の双方にとってよりよい音楽活動を目指すための話し合いの結果、脱退することになる。
彼がくるりに在籍していた時に発表された作品はないが、加入前にくるりの担当した映画音楽でマリンバやティンパニを演奏してくるりの作品に携わっていた。
くるり脱退後は、bonobosに加入し、キーボードを担当している。
吉田省念
1980年3月14日生まれの吉田は、2011年から2013年までくるりに在籍し、ギター、コーラス、チェロを担当した。
『坩堝の電圧』を制作した後、個人のシンガーソングライターの活動に力を入れるためにくるりを脱退する。
脱退後は地元京都を中心に、個人で音楽活動を続けている。
岸田は吉田のことを弟のように可愛がっている、と話している。
くるりのディスコグラフィー
くるりのベストアルバム等を除いた、オリジナルアルバムを紹介する。
自主制作の作品
くるりの一回転
A面
1. イントロ Intro
2. 夜行列車と烏瓜 Midnight-train & Snake Gourd
3. 雫が咲いたら If That Drop Blooms
4. 虹 Rainbows
B面
1. くるりの一回転 Rotations
2. オールドタイマー My Old Timer
3. 家族の肖像 Family's Portraits
4. エレジー Elegy
くるりが1997年に初めて作成したカセットテープ作品である。長らく入手困難であったが、2014年に配信音源と再リリースされている。
この作品に収録されている曲のうち数曲は、メジャーデビューに再録されリリースされている。
同年に、デモ音源カセットテー『チアノーゼ/ベースボールゲーム』も発売している。
インディーズ時代の作品
もしもし
1. 東京
2. 虹
3. 夜行列車と烏瓜
4. 恋するクラゲ
5. スプラッシュ
6. 蒼い涙
1997年に1000枚限定で発売されたCDで入手困難であったが、2020年にアナログレコードで再リリースされている。
アレンジは異なるが、メジャーデビュー後にリリースされる曲が収録されている。
ファンデリア
1. Interlude
2. モノノケ姫
3. Old-fashioned
4. 続きのない夢の中
5. 雨
6. Supper
7. 坂道
8. Yes mom I'm so lonely
1998年にリリースされた、インディーズ2ndミニアルバムである本作は荒削りではあるが、アルバム『さよならストレンジャー』に続いていく、京都出身の彼らが持つ情緒性を感じることのできる作品である。
『もしもし』と同じく、2020年にアナログレコードで再リリースされている。
メジャーデビュー後の作品
さよならストレンジャー
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目次 - Contents
- くるりの概要
- くるりの活動経歴
- 結成からインディーズ時代まで
- デビューから2ndアルバムリリースまで(『さよならストレンジャー』〜『図鑑』)
- 音楽性の模索と森脱退(『TEAM ROCK』〜『THE WORLD IS MINE』)
- シンプルなバンドサウンドへ(『アンテナ』〜『NIKKI』)
- 音楽性の幅を大きく広げる(『ワルツを踊れ Tanz Walzer』〜『魂のゆくえ』)
- 原点回帰(『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』)
- 新体制くるりの新しい音楽(『坩堝の電圧』〜『THE PIER』)
- くるり、20周年(『くるりの20回転』)
- 新しい、くるり(『ソングライン』)
- くるりのメンバー
- くるりの現メンバー
- 岸田繁
- 佐藤征史
- ファンファン
- くるりの旧メンバー
- 森信行
- 大村達身
- クリストファー・マグワイア(Christopher McGuire)
- 田中佑司
- 吉田省念
- くるりのディスコグラフィー
- 自主制作の作品
- くるりの一回転
- インディーズ時代の作品
- もしもし
- ファンデリア
- メジャーデビュー後の作品
- さよならストレンジャー
- 図鑑
- TEAM ROCK
- THE WORLD IS MINE
- ジョゼと虎と魚たち
- アンテナ
- NIKKI
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER
- ワルツを踊れ Tanz Walzer
- Philharmonic or die
- 魂のゆくえ
- くるり鶏びゅ〜と
- 僕の住んでいた街
- 言葉にならない、笑顔を見せてくれよ
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER 2
- 奇跡 / オリジナル・サウンドトラック
- 坩堝の電圧
- THE PIER
- くるりとチオビタ
- くるりの20回転
- ソングライン
- thaw
- くるりの代表曲
- 東京
- ばらの花
- ワールズエンド・スーパーノヴァ
- ジュビリー JUBILEE
- くるりのミュージックビデオ(MV/PV)
- 青い空
- ロックンロール
- BABY I LOVE YOU
- Liberty & Gravity
- 琥珀色の街、上海蟹の朝
- くるりの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「賞金目当てにバンド結成」は岸田の照れ隠しだった
- 岸田は自他ともに認める鉄道オタク
- バンド名の由来は地下鉄の案内板
- 大村のメンバー加入を断るつもりだった