ご近所物語(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ご近所物語』とは1995年から矢沢あいが雑誌『りぼん』で連載した漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。自分のブランドの店を持つことが夢の実果子。矢澤芸術学院(通称:ヤザガク)でファッションに関する勉強に励んでいる。実果子は幼馴染で同級生のツトムとは友達以上恋人未満の関係。二人を中心に個性豊かなキャラクターたちが、夢のためにどう生きていくか、愛とはなにかなどを学んでいく。大人になる途中の男女が、将来のために何をしていくべきなのかを考えながら成長していく青春恋愛バラエティ漫画。

ツトム「おまえがいればいい」

実果子は、ヤザガクの学園祭で個人賞グランプリをとったことをツトムに報告をする。ツトムは祝いの品としてツトムが作ったピアスをプレゼントする。そのピアスをつけた実果子がかわいくてツトムは感激した。そのときツトムが思わず言った言葉。作品の中でも特に甘いシーン。

星次「夢を実現出来るかどうかはそれに向かってどれだけ行動を起こせるかにかかってると僕は思うよ。その分犠牲にしなければならない事も増えてくる。」

ツトムと離れたくないということ理由に、実果子は安直にロンドン留学のチャンスを一度は断る。留学のチャンスを断ったことを聞いた星次が言い放ったストレートな言葉。実果子は悔しく思いながらも、その正論に思いを考え直す。実果子にとっては厳しい言葉ながらも、このセリフは実果子を焚きつけたのであった。

広彦「「ごめんください」じゃなくて「ただいま」かな」

留里子の体調が悪くなり、実果子は病院に行くのに連れ添う。そこで留里子が妊娠3か月目に入っていることが発覚する。そのことを聞いて急いで駆け付けた広彦が留里子にかけた言葉。『ご近所物語』の中でもとりわけ心温まるシーン。この言葉に安堵した留里子は、「おかえりなさい」と言い返し涙を流す。それを見て実果子も貰い泣きをする。

ツトム「笑ってバンザイしてありがたく行って来い!」

子どものころピクニックでよく来た場所で放った一言。最後までロンドン留学に行くか迷っている実果子に対してのツトムの言葉。ツトム自身も、愛する人のために寂しさをこらえて、厳しい道に背中を押すシーン。この後、正式に実果子は留学を決意する。

実果子「手に入れたいのはハッピーエンドじゃない、鍛え抜かれたハッピーマインドだ」

最終話のフレーズ。ロンドン留学中の実果子の言葉である。ロンドンでの刺激的な日々に満足しながらもツトムのことを思い出し、物思いにふける実果子が努力を続けていこうという決意を新たにする言葉。実果子はこの言葉で明日もまたがんばろうと思うことができるのである。

『ご近所物語』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ご近所物語』と『Paredise Kiss』の繋がり

『Paredise Kiss』の主人公の紫は嵐や実和子、小泉譲二らにお願いされて、ヤザガクの学園祭のファッションショーに参加することになる。しぶしぶ要求を受けた紫の元に、実果子と一緒にロンドンに留学に行って、ヘアメイクアップアーティスト兼ヤザガクの講師となった星次が登場し、髪を切ってもらう。
ご近所物語の復活編では、嵐と浩行が実和子を狙うような三角関係の描写が描かれて物語が終わっているが、『Paradise Kiss 』では実和子と嵐が結びついている。

ユニクロ(UNIQLO)とのコラボ企画でTシャツが販売された

2020年に『りぼん』の創刊65周年を記念して、ユニクロ(UNIQLO)がコラボ企画を行った。コラボした歴代作品の一つに『ご近所物語』が選ばれ、Tシャツが販売された。白地のTシャツで、表は実果子とツトムが手をつないでいるイラスト、裏はアキンドの看板娘の、ハッピー天使のベリーちゃんのイラストが描かれている。現在は販売していない。これと同時に矢沢あいの『天使なんかじゃない』もコラボし、スドーザウルスがTシャツに描かれた。

アニメ版では広彦が見舞いに来る場面の後すぐに最終話となる

『ご近所物語』は全50話のアニメ版があるが、内容はほとんどが漫画の4巻までの内容となっている。留里子が胃潰瘍で入院し広彦が見舞いに来る場面の後すぐに最終話となる。

『ご近所物語』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):宍戸留美 『ヒ・ロ・イ・ン』

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