ご近所物語(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ご近所物語』とは1995年から矢沢あいが雑誌『りぼん』で連載した漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。自分のブランドの店を持つことが夢の実果子。矢澤芸術学院(通称:ヤザガク)でファッションに関する勉強に励んでいる。実果子は幼馴染で同級生のツトムとは友達以上恋人未満の関係。二人を中心に個性豊かなキャラクターたちが、夢のためにどう生きていくか、愛とはなにかなどを学んでいく。大人になる途中の男女が、将来のために何をしていくべきなのかを考えながら成長していく青春恋愛バラエティ漫画。

山口 ツトム(やまぐち ツトム)

CV : 山口勝平
実果子の家の隣に住んでいる同級生。バンド「マンボー」のボーカル、中川ケンに似ているので、先輩には「ケンちゃん」と呼ばれることが多い。ビジュアル科に所属している。誰よりも実果子のことが好きだが、それに気づいてくれない実果子にやきもきする。行動力があり、留里子が倒れた時にすぐにするべき対応ができるなど、いざというときに頼りになる。実果子がモデルの、アキンドの看板娘『ハッピー天使のベリーちゃん』を作り上げる。ヤザガクの2年生時になっても自分のやりたいことが見つからなかったが、広彦を尊敬してカメラマンとしての仕事の手伝いをすることになる。6月22日生まれ。

中須 茉莉子(なかす まりこ)

CV : 冬馬由美
別名・ナイスバディ子。その名の通りスタイルが良く、3サイズは上から86/56/86。実果子の1学年先輩。軽井沢・ハワイ・ラスベガスに別荘があるほど親が金持ちである。ツトムに言い寄るも、初恋の相手である修のことが忘れられない。そのことにより勇介と喧嘩と仲直りを繰り返す。インテリア科に所属するが3年生の時にヤザガクを卒業できないことを察し、ヤザガクを自主退学する。わがままなところがあり、周りを呆れさせてしまうことがある。テニスが上手で軽井沢の別荘に行った際には、誰も相手にならなかった。インテリア科の生徒である。

神崎 リサ(かんざき リサ)

CV : 新山志保
実果子と同じ服飾科の同級生。北海道出身。赤い髪がトレードマークのヴィジュアル系女子。両耳に計10程度のピアスの穴がある。バンドマンである彼氏の武史も赤髪である。人前ではかなりクールな印象を与える。実果子にとってのお姉さん的存在で実果子を支える。背が高くスレンダーな体型で、やせすぎると彼氏の武史に怒られる。キャラクター達の言動に対して冷静にツッコむことが多い。ヤザガクの学園祭のファッションショーでは、毛皮を身にまとった格好で口パクのライブを行い、会場を盛り上げた。レンタルビデオ店でアルバイトをしている。

田代 勇介(たしろ ゆうすけ)

CV : 森川智之
ロン毛で目つきが悪い。面倒くさがりではあるが、芯をついたことを言う。よく、つば付きの防止をかぶっている。スーパーカブC105に乗ってヤザガクに通学している。バディ子に思いを寄せていて、喧嘩と仲直りを繰り返す。絵を描くことが得意で学園祭では油絵を出展していた。気分屋であるところもあり、嫉妬すると言動に出る。最終的に歩と付き合う。背中だけの描写で気持ちを表現されることが多い。作品の中では珍しく、下世話なことを考えている姿が見られる。ご近所物語の新しい主役の座を狙っていた。

太田 麻衣(おおた まい)

CV : 山崎和佳奈
服飾科。声が高いことからピイちゃんと呼ばれている。自作のウサギの人形である「プチ・フランソワ」を常に携帯していて、ヤザガクの学園祭のファッションショーでも「プチ・フランソワ」を携帯していた。ロリータファッションが特徴。バディ子の家の別荘では、風呂場で巨乳と評された。白タイツの似合う人が好みで、白タイツが似合うのかはわからないが、如月に初めて会ったときには盛大に鼻血を出した。まつ毛が非常に長い。運動があまり上手ではなく、跳び箱を苦手としている。

及川 歩(おいかわ あゆみ)

CV : 皆口裕子
ツトムと同じビジュアル科の生徒で彫刻家の孫である。大人っぽくて少し背が高い。マッシュという雌犬を飼っている。勇介が描いた絵に心揺さぶられ、勇介のことが気になる。勇介がバディ子に言い寄っているときも、ずっと勇介のことを思い続けていた。素直でまじめだが鈍感なところがある。言ってしまってから後悔することがある。ヤザガクの学園祭では、大きな立体のオブジェを出展したが、ジローには「けったいなもの」と評されていた。学園祭ではくじ運が悪く、案内係兼監視役を任されてしまった。アキンドの合宿で勇介と洞窟に避難したときには、怖いという様子はなく、探検が楽しそうであった。

西野 ジロー(にしの ジロー)

CV : 津久井教生
紫色のリーゼントに黒のサングラスの格好で関西弁を話す。スーツを着ていることが多いキャラクター。最終回に、ロンドンに行く実果子だけにサングラスを外した姿を見せた。とても貧乏性。アキンドとしての最後のフリマでは、売り上げのもうけにアキンド内で唯一泣いていた。パソコンを使うことが上手で、初めてのアキンドのフリマではパソコンゲーム「ノリジーの逆襲」を用意し、子供に人気を博した。

中須 新太郎(なかす しんたろう)

CV : 米本千珠
バディ子の2学年下の弟でドレッドヘアが特徴的。工芸科所属。はにわ作りが得意でヤザガクの学園祭やフリマの際には、はにわを出展販売していた。能天気なところがあり、アキンド内では最年少のキャラクターでありながら、年上に特に物怖じすることなく発言する。いつもバディ子のことを気にかけている。「ひでーや、ねーちゃん」が口癖。バディ子のTバック姿を見て照れてしまうくらい純情な性格。ヤザガク入学時に偶然アキンドの看板を見つけアキンドの一員となる。

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