パンズ・ラビリンス（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.05.30

『パンズ・ラビリンス』とは、「パシフィック・リム」「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督による、内戦後もゲリラ戦が続くスペインを舞台にしたダークファンタジー。母の再婚相手である軍人が暮らす山奥の砦にやって来た少女が、つらい現実から逃れるため童話の世界に浸っていく物語で、現実世界と少女が見る幻想世界が巧みに絡み合うストーリー展開。06年スペイン・メキシコ・アメリカ製作ながら第79回アカデミー賞で撮影賞・美術賞他を受賞。07年・日本公開。

『パンズ・ラビリンス』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

ヴィダルに撃たれ虫の息のオフェリアを見つけたメルセデスが、彼女の傍らによって涙を流しながら以前に聞かせた子守唄を口ずさむ、実にもの悲しい印象深いシーン。
この後、オフェリアはモアナ王女として地下の王国に迎え入れられる自分の姿を見るだけに、現実世界での彼女のはかない運命にググッと胸を打たれる。

『パンズ・ラビリンス』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ギレルモ・デル・トロは実際にパンを目撃したことがある

ギレルモ・デル・トロ監督

ギレルモ・デル・トロ監督は、幼い頃に祖母の家にある衣装ダンスの後ろから“パン”が現れるのを見たことがあるそうだ。これが「パンズ・ラビリンス」のパンのアイデアの源泉になっているんだとか。
デル・トロ監督は、パンだけでなく幽霊にも何度か遭遇したことがあるそうで、UFO目撃体験もしているらしい。

主役のイバナ・バケロにとってヴィダル役セルジ・ロペスは、現場ではとても人懐こい人だった

映画では冷酷極まりないヴィダル大尉を演じたセルジ・ロペスだが、バケロにとっては撮影現場での彼はとても人懐こい俳優だったそうだ。彼女にとって監督のギレルモ・デル・トロ監督も人懐こい人だったが、監督の次に人懐こくて、セルジ自身にも子供がいたから子供の扱いがとても上手く、すぐに仲良しになったらしい。

『パンズ・ラビリンス』メイキングブック邦訳版が発売される

「パンズ・ラビリンス」公開10周年を記念して制作されたメイキングブックの邦訳版「ギレルモ・デル・トロのパンズ・ラビリンス異色のファンタジー映画の舞台裏」が18年に初回生産2,000部限定で発売された。（発行元：DU BOOKS 発売元：株式会社ディスクユニオン 3,800円+税）
貴重なコンセプトアートや絵コンテが盛りだくさんなだけでなく、ライバルプロデューサーの嫌がらせや低予算との戦いなど壮絶な制作秘話も収められている。
また、「アバター」のジェームズ・キャメロン監督や「パンズ・ラビリンス」にプロデューサーとして参加したアルフォンソ・キュアロン監督のインタビューも含まれている、見応え読み応えたっぷりのメイキングブックだ。

ペイルマンのフィギュアが発売される

映画で強烈な印象を残す怪物ペイルマンのフィギュアが今年発売されることになった。
「ギレルモ・デル・トロシグネチャーコレクション」シリーズの一つで、全高約18センチで細部までリアルに再現されたフィギュアだ。また同じコレクションとして、「オフェリア with モニュメント」フィギュア（全高約13センチ）も発売される。発売は株式会社・豆魚雷。

『パンズ・ラビリンス』の主題歌・挿入歌

ハビエル・ナバレテ作曲「Long, Long, Time Ago (Pan's Labyrinth)」

『パンズ・ラビリンス』の関連動画

『パンズ・ラビリンス』日本版予告編

『パンズ・ラビリンス』海外版予告編

tetudou1014

@tetudou1014

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