パシフィック・リム(Pacific Rim)のネタバレ解説・考察まとめ

日本のマンガやアニメ、特撮作品への造詣も深いギレルモ・デル・トロ監督による2013年公開のアメリカ映画。巨大怪獣と人型巨大ロボットとの戦いを圧倒的スケールで描き出したSFアクション超大作。太平洋の海底から巨大怪獣が現れ、全世界の大都市を襲撃する。人類滅亡の危機を救うため、名パイロットのローリーと日本人研究者の森マコがペアとなって操縦する人型巨大ロボット"イェーガー"で、怪獣に立ち向かう姿を描く。

『パシフィック・リム』の概要

「パシフィック・リム」は、未知なる巨大生命体と人型巨大兵器の壮絶なバトルを描くSF怪獣アクション映画で、アメリカでは2013年7月12日、日本では同年8月9日、3D/2D同時公開。
配給はワーナー・ブラザース、製作は「300」「ダークナイト」らを世に送り出したレジェンダリー・ピクチャーズで、総製作費は2億ドル。
2013年8月11日時点で、アメリカ合衆国とカナダでは9677万9757ドル、その他の市場では2億4740万ドル、全世界で3億4417万9757ドルを売り上げている。

監督は、「ミミック」「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」など独特の世界観を持つホラーやファンタジー系作品に定評のあるギレルモ・デル・トロ。撮影監督に、デル・トロ作品の多くを手掛けるギレルモ・ナヴァロ。視覚効果は、ルーカスフィルム所有のVFX制作会社インダストリアル・ライト&マジック(ILM)に依頼され、「パイレーツ・オブ・カリビアン」で知られ、アカデミー賞の受賞経験もあるジョン・ノールとハル・T・ヒッケルが担当。音楽には、「アイアンマン」でグラミー賞にノミネートされたドイツ人作曲家、ラミン・ジャヴァディが起用された。また、メインテーマのギターはアメリカのロックバンド ”レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン” のトム・モレロによる演奏である。エンドロールに流れるラップソングには、本作に出演している個性派俳優ロン・パールマンの娘、ブレイク・パールマンとHIPHOPアーティストのRZAが参加した。

タイトルの「パシフィック・リム(Pacific Rim)」とは、環太平洋地域、すなわち太平洋の周辺に位置する国や地域を意味する。物語の主な舞台となっているのは香港だが、当初は大阪の予定だった。しかし地震の影響で変更されたとのこと。
監督のデル・トロは、日本のサブカルチャー(漫画、ロボット、怪獣映画など)の伝統を尊重していて、幼少期から見ていたという。特に本作においては多数のロボット物の影響が見られる。今回もっとも参考にしたロボットアニメは「機動警察パトレイバー」で、ロボットが製造される過程ではなく、戦っている最中から始まる描写や、実在しそうなメカデザインなどに反映されている。
また、映画の中で怪獣は日本語由来の「Kaiju」(カイジュー)と呼ばれており、デル・トロは制作にあたって、「日本の怪獣モノの単なるパスティーシュやオマージュではなく、新しいことができると感じた。今作は巨大怪物への美しい詩だ。」と語っている。ラストには「この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」と献辞が表示されている。

『パシフィック・リム』のあらすじ・ストーリー

太平洋グアム沖で突如海底プレートが崩落、時空の裂け目から異次元への扉が開かれ、巨大怪獣が現れた。怪獣はサンフランシスコを襲撃。米国は陸海空軍の総攻撃で6日かけてこれを撃破することに成功するが、その後も3体の怪獣が次々と出現し世界中の都市を破壊していく。そこで、人類は怪獣を打倒するため「イェーガー計画」と呼ばれる巨大ロボットの開発を世界各国で進める。その"イェーガー"というロボットは世界中から選ばれた2名のパイロットによって操縦され、巨大怪獣を次々と倒していく。 そのとき活躍していたローリー・ベケットと兄のヤンシーのコンビも、巨大怪獣を倒し人気者になった。そして人類の危機は去ったかに思われた。

最初の怪獣が現れてから7年後の2020年、環太平洋防衛軍 (PPDC) アラスカ基地。アンカレッジで5体目の怪獣が突如出現する。ローリーとヤンシーの兄弟はイェーガー「ジプシー・デンジャー」に乗って戦闘に向かう。アンカレッジ沖で怪獣を迎撃するが、怪獣に「ジプシー・デンジャー」の左腕をもぎ取られ頭部を破壊されると、兄のヤンシーが怪獣に捕まり戦死する。ローリーは兄の死というショックに耐えて単独でイェーガーを操縦し、プラズマ砲により怪獣を撃破するが、そのまま基地と音信不通になってしまう。

そして5年の月日が流れた。
最大級の怪獣の出現でイェーガーがことごとく失われていた。世界各国の政府首脳陣は、もはやイェーガーに頼れないことを問題視しており、イェーガー計画を中断し、PPDCのアラスカ基地を閉鎖することをPPDCの司令官、スタッカー・ペントコストに告げる。政府は世界各国に「命の壁計画」と称した巨大防護壁を建造し、徹底した防御策に出ることを決定した。ペントコストはその完成までの8か月の間だけ最後のイェーガー総攻撃を許され、基地を香港に移すことになった。
その頃、アンカレッジの海岸で住民に救助されていたローリーは基地に戻らず、アラスカで堤防の壁を作る仕事に就いて働いていた。そこへ、行方知れずのローリーを必死に探していたペントコストがようやく居場所を突き止めて会いに来る。ペントコストは、修理した「ジプシー・デンジャー」の第1パイロットとしてローリーを呼び戻しに来たのだが、ローリーは拒否。だが、ペントコストの「イェーガーの中じゃなくここで死にたいのか!」の言葉に折れて香港行きを決意する。

香港基地では機体の修復やパイロットの選定を担当する研究者・森マコが出迎え基地内を案内する。基地には以前30機のイェーガーが格納されていたが、現存している機体は「クリムゾン・タイフーン」「チェルノ・アルファ」「ストライカー・エウレカ」そして「ジプシー・デンジャー」の4機だけとなっていた。そして、かつての盟友パイロット、ハーク・ハンセンや管制官の友人、テンドーと再会し、新たな研究班メンバー、生物学者で怪獣オタクのニュートンと数理学者のハーマンにも出会う。
マコは、イェーガーのパイロットを志望し成績も優秀なのだが、過去のトラウマを知るペントコストから搭乗を止められていた。そしてジプシー機のローリーのパートナーを決める格闘トライアルにおいてマコと手合わせをして彼女の高い実力を見抜いたローリーは、彼女とペアを組みたいとペントコストに進言する。
その頃研究室では、ニュートンが研究材料の生きた怪獣の脳と交信を図るという非常に危険な実験を独断で行っていた。それを見て慌てたハーマンの連絡で駆けつけたペントコストにニュートンは、実験によってクローン複製されていく怪獣たちと複製を行っている異次元の生命体の姿を見たという。その生命体はこれまでにも数々の別次元世界の文明を滅ぼし、資源が尽きる度に別次元世界への侵略を繰り返していたようだと報告する。
基地の本部では、ジプシー機のパイロットとして実験的にローリーとマコを組ませた操縦テストが行われた。イェーガーは2人のパイロットの双方の脳を共有してマシンと接続する「ドリフト」という操縦システムなのだが、マコの過去のトラウマがローリーとの共有の妨げとなり危うく事故を起こしかけてしまう。マコは幼い頃に怪獣の襲撃によって両親を亡くしており、その憎しみがトラウマとなっていたのだった。ペントコストはローリーのパートナーを別の人間にすることを決める。

そんな折、海底の裂け目から2体の怪獣が同時に出現する。怪獣は強さやスケールによってカテゴリー分けされており、今度の怪獣は最大級の「カテゴリー4」だった(最大は5)。ペントコストはイェーガー3機を出動させ「チェルノ・アルファ」「クリムゾン・タイフーン」を前衛に、「ストライカー・エウレカ」を後詰めに待機させる布陣で攻撃を仕掛ける。しかし前衛の2機は合えなく怪獣に撃破されてしまい、ストライカー機は待機の命令を無視して戦闘に参加。善戦するもパイロットのハークが腕を骨折する怪我を負うと、怪獣が放った電磁波を受けストライカー機は行動不能に陥ってしまう。この状況で動けるのは原子炉とアナログ回路で構成されているため電磁衝撃波の影響を受けない「ジプシー・デンジャー」だけだった。怪獣1体は香港に上陸し、もう1体はストライカー機を襲う。危機一髪のストライカー機を救いにジプシー機は怪獣の前に立ちはだかった。マコはペントコストの反対を強い意志で押し切りローリーと共に初めての実戦に出たのだ。ジプシー機はその怪獣を死闘の末撃破すると、先に上陸したもう1体の怪獣を追って撃破することに成功する。

一躍ヒーローとなって帰還し、皆の歓迎を受けるローリーとマコ。しかし喜びも束の間、またもや「カテゴリー4」の怪獣2体が出現する。だが怪獣は海底の裂け目の近くを守るように留まっているという。今度の作戦は「ストライカー・エウレカ」が核爆弾を運び海底の裂け目から落として爆破し全滅を狙い、「ジプシー・デンジャー」が援護するというもの。だがストライカー機はハークの負傷でパイロットが一人しか居ない。ペントコストは自らパイロットを志願するのだが、彼は過去の戦闘で放射能を浴び、医師からは今度イェーガーに乗れば死ぬと言われている体だったのだ。そのことを知っているマコは必死に止めるが、彼はここで戦わなければ人類が滅びると覚悟の出撃をするのだった。
やがて「ストライカー・エウレカ」と「ジプシー・デンジャー」は海底の裂け目付近に到着する。すると裂け目からこれまでよりさらに巨大な「カテゴリー5」の怪獣が出現、ストライカー機に襲い掛かってくる。ストライカー機は格闘の末かなりのダメージを負い、核爆弾が切り離せなくなってしまう。ジプシー機は先に現れていた2体の内1体を撃破し、ストライカー機を救いに行こうとする。しかしペントコストは、自爆をして残り2体の怪獣を吹っ飛すと話し、その後ジプシー機が裂けめに入り、ジプシー機の原子炉を利用して爆破させることをローリーとマコに命令する。そして、「私はずっと一緒だ、ドリフトすれば会える」とマコに言い残し、2体の怪獣共々ストライカー機は自爆する。ところが巨大な怪獣は死んでいなかった。ジプシー機は勢い良く怪獣に体当たりするとお互い抱きついたまま裂け目からさらに異世界へと繋がる深い底へと落ちていく。徐々に酸素が無くなり意識が朦朧とするマコを、ローリーは先に脱出ポッドで脱出させ、手動の起爆スイッチを激しい揺れの中で何とか起動すると、脱出ポッドに乗り込み爆発寸前で間一髪脱出する。そして裂け目は大爆発を起こし、怪獣を操る異次元の生命体を撃破することに成功したのだった。そしてマコの乗った脱出ポッドが先に海上へと浮上、マコやPPDCの皆が見守る中、ローリーのポッドも浮上。マコが泳いでローリーのポッドに行き無事を確認し、2人は喜びそして抱き合うのだった。

『パシフィック・リム』の主な登場人物・キャラクター

ローリー・ベケット (演:チャーリー・ハナム)

本作の主人公。
イェーガー「ジプシー・デンジャー」のアメリカ人パイロット。
イェーガーの計画が始まった頃に、兄のヤンシーと兄弟パイロットとして大活躍、時のヒーローとなっていたが、ある戦いにおいて自分の目の前で怪獣に兄を殺され、以来心にトラウマを負っていた。一時はパイロットを引退して各地の怪獣防護壁の建設作業員として働いていたが、アラスカにおいてかつての上司であったペントコストの要請を受け、森マコというイェーガーの日本人研究者とコンビを組み、再び「ジプシー・デンジャー」のパイロットとして復帰する。

森マコ (演:菊地凛子)

本作のヒロイン。
種子島出身の日本人で、イェーガーの研究者。
幼い頃、怪獣が日本を襲撃した際に両親を亡くし、自らも殺されかけたところをペントコストの乗るイェーガーに助けられた。その後ペントコストに養女として育てられたマコは、生涯の恩人として彼に忠誠を誓う。戦闘員としての身体能力も高く、両親の復讐を果たすためイェーガーのパイロットになることを志願すると、最初は認めなかったペントコストだったが、やがて彼女がローリーとともに「ジプシー・デンジャー」に乗ることを許可した。ローリーとの信頼関係を築き、一人前のパイロットへと成長していく。

スタッカー・ペントコスト(演:イドリス・エルバ)

環太平洋防衛軍 (PPDC) のイギリス人司令官で、ローリーとマコの上司。
かつてはイェーガー「コヨーテ・タンゴ」のパイロットであり、東京での戦いにおいて危機に瀕した幼いマコを救う。だがその際に多量の放射線を浴びてしまい、末期癌を患ったため次にイェーガーに搭乗したら確実に死ぬと忠告されていた。普段は威厳ある振る舞いを見せ、時には冷徹な判断も辞さないが、内心は戦いで多くの命を犠牲にせざるを得ないことへの罪悪感に囚われている。最終作戦においては負傷したハークに代わりイェーガー「ストライカー・エウレカ」に搭乗する。

ニュートン・ガイズラー(演:チャーリー・デイ)

愛称は"ニュート"。環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人の生物学者。
全身に怪獣をモチーフにしたタトゥーを入れるほどの怪獣オタク。同じ職場で働くハーマンとは犬猿の仲である。怪獣の生態を探るため、自ら怪獣の脳に対しドリフトを行ったことで重大な真実に気づく。しかし、ドリフトによる記憶共有は双方向に行われるということを失念しており、自身の存在を認識されて怪獣に命を狙われることになった。

ハーマン・ゴットリーブ(演:バーン・ゴーマン)

環太平洋防衛軍の科学士官として働くドイツ人数理学者。
常に杖を持ち歩いており、かなりの潔癖症。気難しい性格であり、対照的な性格のニュートンを酷く毛嫌いしているが、心の中では親愛と尊敬の念も持っていると見られる。怪獣との戦いが激化する中、ニュートンと和解すると同時に怪獣の脳に対する彼の二度目のドリフトにも同行。これによってより正確で膨大な情報の入手に成功した。

テンドー・チョイ(演:クリフトン・コリンズ・Jr)

環太平洋防衛軍の指令センターの管制官。蝶ネクタイが特徴。中国人とペルー人のハーフ。
司令室からイェーガーをサポートする戦闘シミュレーションのオペレーター。以前はサンフランシスコでフェリーの操舵手をしていた。仕事に誇りを持つ職人気質だが、パチューコと呼ばれる1940年代風ファッションを愛する洒落者でもある。

ハーク・ハンセン(演:マックス・マーティーニ)

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