ロマンシング サ・ガ3(ロマサガ3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロマンシング サ・ガ3』とは、1995年に現スクウェア・エニックスより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームソフト。サガシリーズの6作目にあたり、ロマサガシリーズの3作目にしてシリーズの集大成との呼び声も高い。シリーズの特徴であるフリーシナリオの他、ミニゲームも充実。グラフィックや演出、音楽などの点で特に評価が高い。8人の主人公から1人を選び、「死食」がもたらす数々の謎を解き明かす冒険の旅に出る。

聖王記語り。年齢本名不明。男性。宿星:辰星
聖王記を語り歩く吟遊詩人。
『ロマサガ』シリーズではおなじみのキャラクター。
彼の詩を聞くと、新たな詩を見つけるためその場で強引にパーティに加入してくるが、なかなかパーティから抜けてくれない。
詩人をパーティから外したいときにはLPを0にすればよい。
モニカ誘拐事件の時には、ゴドウィンの洞窟周辺をうろついていたところを捕らえられ、モニカと共に脱出することとなる。

ミューズ・クラウディア・クラウディウス

深窓の令嬢。22歳。女性。宿星:熒惑
メッサーナ王国の首都ピドナの名家クラウディウス家の元令嬢。
父であるクレメンスが暗殺された後、ピドナのスラム街に隠遁しており、護衛には元ルードヴィッヒ軍のシャールが付いている。
ルートヴィッヒ(後述)に父クレメンスを暗殺された後、ピドナのスラム街に隠遁している。
病弱で、ある時何者かに眠らされ夢の中に囚われてしまう。彼女を夢の中から救出すれば健康を取り戻し、仲間にも加えることができる。
かつての父の部下で、元ルードヴィッヒ軍のシャールに守られながら、日々を過ごしている。その優しさからスラムでは女神のように慕われている。

シャール

元術戦士。30歳。男性。宿星:鎮星
元は首都ピドナの近衛軍団長・クレメンスの部下だった男で、剣技と術に優れた術戦士。
民衆からの人望も厚く、クレメンスに忠誠を誓う優秀な近衛軍団員だった。
クレメンスの死後、新たに実権を握ったルートヴィッヒの部下になるものの、彼には忠誠を誓わなかったため、怒りを買って、利き腕の筋を切られてしまう。
現在は、近衛軍団を辞めてクレメンスの娘・ミューズを守りながら、彼女とともにピドナのスラム街で静かに生活している。

ノーラ

職人。23歳。女性。宿星:歳星
女ながらに、代々続く由緒ある鍛冶屋を継ぐ女鍛冶職人。
工房のシンボルである「聖王の槍」が何者かに盗まれ、それを追って旅に出た父が殺される。
それ以後、工房は優秀な鍛冶師がどんどん辞めていき、工房は寂れていく。
父の仇を討ち、槍を取り戻すために、旅立とうと決意する。

少年

年齢不明。男性。宿星:鎮星
世界の東、見捨てられた地を超えてやってきた黒髪と黒い瞳の少年。
珍しい東方風の大きな刀を背負っている。
多くを語らないため謎に包まれた人物。
諸国を旅しているため、各地の町のパブで出会うことができる。
サラが主人公の場合は序盤から仲間になるが、その他の主人公の場合は話しかけても、つれない返事をすることが多く、仲間になるのは物語が進んだ終盤になってから。
実は死食を生き延びた「宿命の子」の片割れであり、サラとは双子であるらしい。

ロビン(本物)

覆面の怪傑。22歳。男性。宿星:辰星
港町ヤーマスに現れる謎の覆面ヒーロー。
町を牛耳り、悪事を働くドフォーレ商会の商人たちを懲らしめる正義の味方。
その正体は、ヤーマスで酒場を開いているライム。
町の人々は、引っ込み思案でおとなしいライムがロビンであるとは知る由もなく、父親にも正体を明かしてはいない。
外見は怪傑ゾロのようだが、その名前の由来は「バットマン」の相棒のロビンから。

ロビン(偽物)

覆面の怪傑。42歳。男性。宿星:熒惑
ヤーマスに現れる太ったロビン。一目で偽物とわかる。
だが本物のロビンと同様、困った人々を助けては消える正義の味方。
少しだけドジで間が抜けている。
その正体はライムの父親トラックス。
息子のライムがロビンであることに気付いていて、怪我をしてロビンになれないライムに変わって、ロビンとして活躍する。

ウォード

北方人。37歳。男性。宿星:太白
ユーステルムに住む、狩猟生活を営む大男。
聖王の12将の1人であったフェルディナントの末裔であり、ミカエルとは遠縁にあたる。
性格は豪快で好戦的。力で相手をねじ伏せてきた生粋の戦士。
狩りの時期を前に、狩猟場に跋扈するモンスターを一掃するため、共に戦う仲間をユーステルムで募っている。

ポール

ポール(左)とニーナ(右)

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ロマンシング サ・ガ(ロマサガ1)のネタバレ解説・考察まとめ

ロマンシング サ・ガ(ロマサガ1)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロマンシング サ・ガ』とは、1992年1月28日に現スクウェア・エニックスから発売されたスーパーファミコン(SFC)用ロールプレイングゲーム(RPG)。 ゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga』シリーズのスタッフが新たに手掛けた意欲作。最大の売りは、当時まだ珍しかった自由度の高い「フリーシナリオシステム」を採用したこと。それぞれ異なる事情を抱えた8人の主人公から1人を選んで自由に世界を冒険するうち、伝説の邪神と戦うこととなる。

Read Article

ロマンシング サ・ガ2(ロマサガ2)のネタバレ解説・考察まとめ

ロマンシング サ・ガ2(ロマサガ2)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロマンシング サ・ガ2』とは、スクエア(当時)が開発したSFC用のRPGである。特徴は、決まった流れを追うのではなく、フリーシナリオを採用している点と、レベルに関係なく技を習得する閃きシステムが挙げられる。プレイヤーはバレンヌ帝国の皇帝となり、かつて世界を救った「七英雄」と対峙していくこととなる。その戦いは世代を超えて続き紡がれる。

Read Article

サガ フロンティア(SaGa Frontier)のネタバレ解説・考察まとめ

サガ フロンティア(SaGa Frontier)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガ フロンティア』とは、現:スクウェア・エニックスが1997年7月11日に発売したプレイステーション用ソフトで、ジャンルはRPG。サガシリーズの7作目にあたる。主人公は7人の中から1人を選び、それぞれ違ったストーリーが展開する。今作ではこれまでのファンタジー路線に加えSF要素も盛り込まれている。また今作より「連携」システムが搭載された。多数の小世界「リージョン」を舞台に、7人の主人公たちがそれぞれの物語を紡いでいく。

Read Article

サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ

サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。 シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。

Read Article

Sa・Ga2 秘宝伝説(Final Fantasy Legend II)のネタバレ解説・考察まとめ

Sa・Ga2 秘宝伝説(Final Fantasy Legend II)のネタバレ解説・考察まとめ

『Sa・Ga2 秘宝伝説』とは、1990年12月14日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)用ソフト。サガシリーズの第2作目。 基本的なシステムは前作『魔界塔士Sa・Ga』を踏襲しているが、さらに遊びやすくなるようシステムに変更や追加がなされている。 古の神々の遺産「秘宝」は手に入れるとすばらしい力が得られるという。主人公は、その「秘宝」を追って行方不明になった父親を探して、仲間たちと共に旅に出る。

Read Article

時空の覇者 Sa・Ga3(Final Fantasy Legend III)のネタバレ解説・考察まとめ

時空の覇者 Sa・Ga3(Final Fantasy Legend III)のネタバレ解説・考察まとめ

『時空の覇者 Sa・Ga3』とは、1991年12月13日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ専用ソフト。サガシリーズの完結編。今作がGB最後の作品となった。システムは前2作とは異なり、経験値でレベルアップするというオーソドックスなものに変更され、武器や魔法の使用回数制限も撤廃された。滅びの未来を変えるため過去へ送られた3人の若者たちが、仲間と共に時空を超えて異次元の神と戦う物語。

Read Article

魔界塔士 Sa・Ga(The Final Fantasy Legend)のネタバレ解説・考察まとめ

魔界塔士 Sa・Ga(The Final Fantasy Legend)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔界塔士Sa・Ga』とは、1989年12月15日に現・スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)専用ソフト。ジャンルは当時、携帯機のGBでは不可能といわれた初のRPGで、当社初のミリオンソフトとなった。 サガシリーズの記念すべき第1作目。経験値やレベルの概念がなく、キャラクターの種別によって成長方法が異なるという斬新なシステムで注目された。舞台は1本の塔によって結ばれた4つの世界。その塔の頂上には楽園があるという。その楽園を求めて主人公は塔への冒険に旅立つ。

Read Article

ロマンシング サガ リ・ユニバース(ロマサガRS)のネタバレ解説・考察まとめ

ロマンシング サガ リ・ユニバース(ロマサガRS)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロマンシング サガ リ・ユニバース』とは、スクエアエニックスとAkatsukiが共同開発しリリースされた、iOS・Android用スマホオンラインRPGである。『ロマンシング サ・ガ3』の300年後の世界を舞台としており、新しい命の全てを奪う「死食」復活を画策する魔王を阻み世界に平和をもたらすため、新8英雄(ポルカ、リズ、ゼノン、ヴァルドー、妖精ブラウニー、シン・ドゥ、マドレーン、イーヴリン)が集結する。 愛着を持って一つのスタイルを育て、戦術を練って戦いに挑めるところが魅力だ。

Read Article

サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ

サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガ スカーレット グレイス』とはスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Vita用ゲームである。最大の特徴は「タイムラインバトル」と呼ばれる戦闘方法にあり、「戦闘がイベント」と言われるほどにバトルシステムに力を入れた作品となっていることが挙げられる。さらにはRPGでは当然のようにある「ダンジョンの探索」という要素をバッサリと削除しており、従来の『サガシリーズ』同様、新たな試みが多数見受けられる作品となっている。

Read Article

サガ エメラルド ビヨンド(サガエメ)のネタバレ解説・考察まとめ

サガ エメラルド ビヨンド(サガエメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガ エメラルド ビヨンド』とはスクウェア・エニックスより2024年に発売されたRPGであり、『サガ』シリーズの1作である。『サガ』シリーズのコンソール向けゲームとしては前作『サガ スカーレットグレイス』以来となる完全新作となっており、バトルシステム面において、『サガ スカーレットグレイス』で採用された「タイムラインバトル」をさらに発展させたシステムを採用している。タイトルは本作で採用されているシステム「エメラルドビジョン」に由来する。

Read Article

ONE PIECEの王下七武海とロマンシング サ・ガ2の七英雄を比較してみた【ワンピース】

ONE PIECEの王下七武海とロマンシング サ・ガ2の七英雄を比較してみた【ワンピース】

『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画である『ONE PIECE』。作中には「王下七武海」と呼ばれる世界政府公認の7海賊が登場するのですが、スクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲーム『ロマンシング サ・ガ2』に出てくる「七英雄」が王下七武海のモデルになっているとのウワサがあります。そこで、この記事で両者について比較してみることにしました。なるほど、いろいろ共通点はありそうですね。

Read Article

ロマンシング サ・ガ2の七英雄とONE PIECEの王下七武海の共通点まとめ【完全に一致】

ロマンシング サ・ガ2の七英雄とONE PIECEの王下七武海の共通点まとめ【完全に一致】

ゲーム『ロマンシング サ・ガ2』に登場する「七英雄」と、漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する初期の「王下七武海」には共通点が多い。「七英雄」のワグナスと「王下七武海」のクロコダイルは、国を乗っ取ろうとした点が共通している。また「七英雄」のノエルと「王下七武海」のミホークは、紳士的で剣の達人という点が似ている。

Read Article

目次 - Contents