BLEACH(ブリーチ)のオサレすぎるポエムまとめ
ジャンプの大人気漫画・『BLEACH』。BLEACHは個性的なキャラクターの服や、キザなセリフなどが原因でファンからは『オサレ漫画』と評されている。
そんなBLEACHの単行本にはそれぞれに「オサレ」なポエムが記載され、魅力の一つとなっている。
そんなオサレポエムを単行本1巻から最終巻まで、まとめて掲載する。
「BLEACH31 DON'T KILL MY VOLUPTURE」。自らを天才とするザエルアポロの心情。
凡人に理解されたくないという歪んだザエルアポロを表している。
王は駆ける 影を振り切り 鎧を鳴らし 骨を蹴散らし 血肉を啜り 軋みを上げる 心を潰し 独り踏み入る 遥か彼方へ
「BLEACH32 HOWLING」。破面になる前からグリムジョーは自身の体一つで敵を倒し、のし上がってきた。
そんなグリムジョーの生き様を表すかのようなポエム。
俺達は虫 不揮発性の 悪意の下で 這い回る蠢虫 首をもたげる 月より高く 憐れなお前等が 見えなくなるまで
「BLEACH33 THE BAD JOKE」。「絶望」を司るノイトラを表したポエム。
「憐れなお前たち」とは、恐らく破面たちのことを指しているのであろう。自らを「蠢虫」としつつも、破面たちのことを見下し、目にしたくないと考えている。ノイトラが破面自体に絶望していることがわかる。
私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても 私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう たとえ この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても
「BLEACH34 KING OF THE KILL」。第3十刃だったネルは、ノイトラとザエルアポロの策略により、力と居場所を失った。
しかし、一護との出会いによって再び力を取り戻す。そして一護のために戦場へ赴く。そんな彼女の気持ちを表している。
産まれ堕ちれば、死んだも同然
「BLEACH35 HIGHER THAN THE MOON」。マユリの考えそのもの。
生まれた瞬間からすべてのものは死へ向かう。純然な事実を述べる科学者らしいマユリの一言。
信じるのは、まだ早い
「BLEACH36 TURN BACK THE PENDULUM」。平子の愛染に対する思い。
100年前以上も前、当時の五番隊隊長だった平子真子は愛染のことを信用しておらず、自らの部下にすることで監視していた。しかし、愛染たちの画策を破ることはできず、平子たちは破面となって尸魂界を後にすることになる。
人を美しいとは思わないけれど 花を美しいとは思う 人の姿が花に似るのは ただ斬り裂かれて倒れる時だ
「BLEACH37 BEAUTY IS SO SOLITARY」。意味はそのまま、弓親の価値観を表している。
醜い行いをする人間も、死ぬ間際だけは美しい、という弓親らしいキザなポエム。
恐れることは ただひとつ 恐れを知らぬ 戦士と為ること
「BLEACH38 FEAR FOR FIGHT」。檜佐木修兵は学生の頃に巨大虚に襲われたことがあり、それがきっかけで戦うことに恐怖を覚えていた。そんな時、九番隊隊長であった東仙要に「自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない」という教えを受け、檜佐木は立ち直った。敵となってしまったが、檜佐木が東仙に対する尊敬を失っていなことがわかる。
愆(あやまつ)は、人 殺すは、魔(おに)
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目次 - Contents
- 『BLEACH』の概要
- ポエム一覧
- 我等は 姿無きが故に それを畏れ
- 人が希望を持ちえるのは 死が目に見えぬものであるからだ
- もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか
- ぼくたちは ひかれあう 水滴のように 惑星のように ぼくたちは 反発しあう 磁石のように 肌の色のように
- 剣を握らなければ おまえをまもれない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない
- そう、我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 運命と呼ばれる濁流の中へと堕ちてゆくのだ
- 我々は涙を流すべきではない それは心に対する肉体の敗北であり 我々が心というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ
- 錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば 我が身を裂く そう 誇りとは 刃に似ている
- ああ おれたちは皆 眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ
- 俺達は 手を伸ばす 雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても 真実には まだ届かない
- 届かぬ牙に 火を灯す あの星を見ずに済むように この喉を裂いて しまわなぬように
- 我々が岩壁の花を美しいと思うのは 我々が岩壁に足を止めてしまうからだ 怖れ無き その花のように 空へと踏み出せずいるからだ
- 誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く
- 軋む軋む 浄罪の塔 光のごとくに 世界を貫く 揺れる揺れる 背骨の塔 墜ちてゆくのは ぼくらか 空か
- ぼくは ただ きみに さよならを言う練習をする
- 降り頻る太陽の鬣が 薄氷に残る足跡を消していく 欺かれるを恐れるな 世界は既に欺きの上にある
- 血のように赤く 骨のように白く 孤独のように赤く 沈黙のように白く 獣の神経のように赤く 神の心臓のように白く 溶け出る憎悪のように赤く 凍てつく傷歎のように白く 夜を食む影のように赤く 月を射抜く吐息のように白く輝き 赤く散る
- あなたの影は 密やかに 行くあての無い 毒針ののように 私の歩みを縫いつける あなたの光は しなやかに 給水塔を打つ 落雷のように 私の命の源を断つ
- そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない
- 美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者 醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者
- この世のすべては あなたを追いつめる為にある
- 我等の世界に意味など無く そこに生きる我々にも 意味など無い 無意味な我らは 世界を想う そこに意味は無いと知ることにすら 意味など無いというのに
- 俺たちは滝の中の魚 俺たちは籠の中の虫 俺たちは波濤の残骸 髑髏の錫杖 力の奔流 それを呑む鯨 俺たちは五本角の雄牛 俺たちは火を吹く怪物 泣き叫ぶ子供 ああ 俺たちは 月光に毒されている
- どいつもこいつも、ぶっ壊れちまえ
- 我々は皆 生まれながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ 生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ
- 私の胸に深く突き刺さるその声は 鳴り止まぬ歓声に似ている
- 私達 一つとして 混じりあうものはない 二つとして 同じ貌をしていない 三つ目の 瞳を持たぬばかりに 四つ目の 方角に希望はない 五つ目は 心臓の場所にある
- 主よ、我々は 孔雀を見るような目つきで あなたを見る それは期待と、渇仰と 恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ
- ただ執拗に 飾り立てる 切り落とされると知りながら ただ執拗に 磨き上げる 切り落とされると知りながら 恐ろしのだ 恐ろしのだ 切り落とされる その時が 切り落とされた その髪は 死んだあなたに 似てしまう
- その疵深し、海淵の如し その罪赤し、死して色無し
- 世界一嫌いだと言ってくれ
- 王は駆ける 影を振り切り 鎧を鳴らし 骨を蹴散らし 血肉を啜り 軋みを上げる 心を潰し 独り踏み入る 遥か彼方へ
- 俺達は虫 不揮発性の 悪意の下で 這い回る蠢虫 首をもたげる 月より高く 憐れなお前等が 見えなくなるまで
- 私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても 私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう たとえ この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても
- 産まれ堕ちれば、死んだも同然
- 信じるのは、まだ早い
- 人を美しいとは思わないけれど 花を美しいとは思う 人の姿が花に似るのは ただ斬り裂かれて倒れる時だ
- 恐れることは ただひとつ 恐れを知らぬ 戦士と為ること
- 愆(あやまつ)は、人 殺すは、魔(おに)
- 心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい 心在るが故に奪い 心在るが故に傲り 心在るが故に侮り 心在るが故に怒り 心在るが故に お前のすべてを欲する
- 失くしたものを 奪い取る 血と肉と骨と あとひとつ
- 犠牲無き世界など ありはしない 気付かないのか 我々は 血の海に 灰を浮かべた地獄の名を 仮に世界と 呼んでいるのだ
- 腐敗は我が友 夜は我が僕 鴉にこの身を啄ませながら 楡の館でお前を待つ
- 人は皆すべからく悪であり 自らを正義であると錯覚する為には 己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他に無いのだ
- 確信した正義とは、悪である 正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない
- 伏して生きるな、立ちて死すべし
- 不幸を知ることは 怖ろしくはない 怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が 戻らぬと知ること
- 君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして 人を喰らった その口で 僕を愛すと 咆えたとして 僕は果たして 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか
- 人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの
- 僕は ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに
- 時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る 踏み止まれ 時がお前を 美しい過去へと押し流そうと どれほど牙を剥こうとも 前を見るな お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない
- あたしの心に 指を入れないで
- 一緒に数えてくれるかい 君についた 僕の歯形を
- 僕が こんなにも若く こんなにも未熟であるということが 老いさらばえ 完全無欠である大人達には どうにも許し難いことのようなのだ
- 変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ
- 一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ
- 軍勢ゆきゆきて喇叭(ラッパ)を吹く 耳鳴り止まず星屑のごとく 軍靴の轟き雷鳴のごとく
- 散りて二度とは 咲かずとも 炎のごとくに 散るぞ美(うるわ)し
- 魂燃え立つ 雨の降るとも
- 戦いこそすべて
- 罪無きあなたは 太陽のよう 罪深きあなたも 太陽のよう
- 私が 世界には危険が満ちていると信じ その危険からお前を護りたいと願うのは 私の中にその危険と同質の 衝動があるからに ほかならない
- 己の生に抗い続ける 己の心に 牙ある限り
- 生きることと 生かされることに 違いは無い 死ぬことと 殺されることに 違いが無いように
- 美しさとは、そこに何もないこと
- 好きだよ 死ぬほど
- 断ち斬るものは 命だけかい
- 御先 真黒 真逆様
- 毒々しくって 眩々(くらくら)するだろ?
- 銃弾、鉤爪、軍旗、刀剣、五本指折り お前を待つ
- 痛みは無い その天秤から 眼を逸らせぬ事以外に
- 吾子の手かわいや さまよう手 吾をもとめて 流離うて 寄らば離れる 手をとって 引きて歩もう 沙汰の果て
- 言葉に姿があったなら 暗闇に立つきみに届きはしないだろう
- 牙より滴る火は消えず 刃立つ野を焼き払い 友の姿を炙り出す
- 我等は 姿無くとも 歩みは止めず
- 天を鎖す太陽
- 夜を削る月
- 隠したものは 弱さと真実 失くしたものは 永遠の安息
- 暴いたものは 欲望と虚無 失うものは なにもない
- そこに、何がある?
- ヤミー ヤミー ぼくらのせかいに また よるがきたよ
- 地獄に堕ちるは、その心 地獄の在り処は、その心の裡
- 終焉、迫る──── ────最後の聖戦
- 受け継がれる 十三の魂──