BLEACH(ブリーチ)のオサレすぎるポエムまとめ
ジャンプの大人気漫画・『BLEACH』。BLEACHは個性的なキャラクターの服や、キザなセリフなどが原因でファンからは『オサレ漫画』と評されている。
そんなBLEACHの単行本にはそれぞれに「オサレ」なポエムが記載され、魅力の一つとなっている。
そんなオサレポエムを単行本1巻から最終巻まで、まとめて掲載する。
「BLEACH71 BABY, HOLD YOUR HAND」。吾子(あこ)とは、我が子を親しみを込めて呼ぶ時に使う単語である。
ネムは「無から魂を作る」という『被魂魄計画・眠(ネムリ)』によって生まれた存在である。『被魂魄計画・眠(ネムリ)』はマユリの夢であった。マユリはネムにひどい態度をとることがあるが、ネムに対して確かな愛情を持っている。そしてネムもマユリに対して強い信頼を抱いている。
そんな二人の関係性を表したポエム。
言葉に姿があったなら 暗闇に立つきみに届きはしないだろう
「BLEACH72 MY LAST WORDS」。ユーハバッハ側についた石田雨竜から一護へ対するメッセージ。
霊王を助けに来た一護たちと戦うことになる雨竜だが、実は一護たちを逃がし、自身を犠牲にしてユーハバッハを倒すつもりだった。そんな雨竜の気持ちを表したもの。
牙より滴る火は消えず 刃立つ野を焼き払い 友の姿を炙り出す
「BLEACH73 BATTLE FIELD BURNING」。ポエムは表紙の人間を表しているのがパターンだったが、この巻で恋次はほとんど活躍しない。
「牙」というワードがあるので、恋次に関するポエムというのは間違いないかと思われる。恋次が「友」とするのは一護、もしくはルキアだと思われるが、どちらを指しているのは不明。
我等は 姿無くとも 歩みは止めず
「BLEACH74 THE DEATH AND THE STRAWBERRY」。BLEACHの最終巻。
物語は終わるが、一護やルキアの物語は続いていくことを意味している。
天を鎖す太陽
オフィシャルファンブックの巻頭ポエム。
『BLEACH Brave Souls』の一護の必殺技に「天を鎖す太陽」がある。
夜を削る月
『BLEACH OFFICIAL ANIMATION BOOK VIBEs』の巻頭ポエム。
隠したものは 弱さと真実 失くしたものは 永遠の安息
『BLEACH OFFICIAL CHARACTER BOOK 2 MASKED』の巻頭ポエム。
暴いたものは 欲望と虚無 失うものは なにもない
『BLEACH OFFICIAL CHARACTER BOOK 3 UNMASKED』の巻頭ポエム。
そこに、何がある?
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目次 - Contents
- 『BLEACH』の概要
- ポエム一覧
- 我等は 姿無きが故に それを畏れ
- 人が希望を持ちえるのは 死が目に見えぬものであるからだ
- もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか
- ぼくたちは ひかれあう 水滴のように 惑星のように ぼくたちは 反発しあう 磁石のように 肌の色のように
- 剣を握らなければ おまえをまもれない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない
- そう、我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 運命と呼ばれる濁流の中へと堕ちてゆくのだ
- 我々は涙を流すべきではない それは心に対する肉体の敗北であり 我々が心というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ
- 錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば 我が身を裂く そう 誇りとは 刃に似ている
- ああ おれたちは皆 眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ
- 俺達は 手を伸ばす 雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても 真実には まだ届かない
- 届かぬ牙に 火を灯す あの星を見ずに済むように この喉を裂いて しまわなぬように
- 我々が岩壁の花を美しいと思うのは 我々が岩壁に足を止めてしまうからだ 怖れ無き その花のように 空へと踏み出せずいるからだ
- 誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く
- 軋む軋む 浄罪の塔 光のごとくに 世界を貫く 揺れる揺れる 背骨の塔 墜ちてゆくのは ぼくらか 空か
- ぼくは ただ きみに さよならを言う練習をする
- 降り頻る太陽の鬣が 薄氷に残る足跡を消していく 欺かれるを恐れるな 世界は既に欺きの上にある
- 血のように赤く 骨のように白く 孤独のように赤く 沈黙のように白く 獣の神経のように赤く 神の心臓のように白く 溶け出る憎悪のように赤く 凍てつく傷歎のように白く 夜を食む影のように赤く 月を射抜く吐息のように白く輝き 赤く散る
- あなたの影は 密やかに 行くあての無い 毒針ののように 私の歩みを縫いつける あなたの光は しなやかに 給水塔を打つ 落雷のように 私の命の源を断つ
- そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない
- 美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者 醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者
- この世のすべては あなたを追いつめる為にある
- 我等の世界に意味など無く そこに生きる我々にも 意味など無い 無意味な我らは 世界を想う そこに意味は無いと知ることにすら 意味など無いというのに
- 俺たちは滝の中の魚 俺たちは籠の中の虫 俺たちは波濤の残骸 髑髏の錫杖 力の奔流 それを呑む鯨 俺たちは五本角の雄牛 俺たちは火を吹く怪物 泣き叫ぶ子供 ああ 俺たちは 月光に毒されている
- どいつもこいつも、ぶっ壊れちまえ
- 我々は皆 生まれながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ 生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ
- 私の胸に深く突き刺さるその声は 鳴り止まぬ歓声に似ている
- 私達 一つとして 混じりあうものはない 二つとして 同じ貌をしていない 三つ目の 瞳を持たぬばかりに 四つ目の 方角に希望はない 五つ目は 心臓の場所にある
- 主よ、我々は 孔雀を見るような目つきで あなたを見る それは期待と、渇仰と 恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ
- ただ執拗に 飾り立てる 切り落とされると知りながら ただ執拗に 磨き上げる 切り落とされると知りながら 恐ろしのだ 恐ろしのだ 切り落とされる その時が 切り落とされた その髪は 死んだあなたに 似てしまう
- その疵深し、海淵の如し その罪赤し、死して色無し
- 世界一嫌いだと言ってくれ
- 王は駆ける 影を振り切り 鎧を鳴らし 骨を蹴散らし 血肉を啜り 軋みを上げる 心を潰し 独り踏み入る 遥か彼方へ
- 俺達は虫 不揮発性の 悪意の下で 這い回る蠢虫 首をもたげる 月より高く 憐れなお前等が 見えなくなるまで
- 私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても 私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう たとえ この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても
- 産まれ堕ちれば、死んだも同然
- 信じるのは、まだ早い
- 人を美しいとは思わないけれど 花を美しいとは思う 人の姿が花に似るのは ただ斬り裂かれて倒れる時だ
- 恐れることは ただひとつ 恐れを知らぬ 戦士と為ること
- 愆(あやまつ)は、人 殺すは、魔(おに)
- 心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい 心在るが故に奪い 心在るが故に傲り 心在るが故に侮り 心在るが故に怒り 心在るが故に お前のすべてを欲する
- 失くしたものを 奪い取る 血と肉と骨と あとひとつ
- 犠牲無き世界など ありはしない 気付かないのか 我々は 血の海に 灰を浮かべた地獄の名を 仮に世界と 呼んでいるのだ
- 腐敗は我が友 夜は我が僕 鴉にこの身を啄ませながら 楡の館でお前を待つ
- 人は皆すべからく悪であり 自らを正義であると錯覚する為には 己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他に無いのだ
- 確信した正義とは、悪である 正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない
- 伏して生きるな、立ちて死すべし
- 不幸を知ることは 怖ろしくはない 怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が 戻らぬと知ること
- 君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして 人を喰らった その口で 僕を愛すと 咆えたとして 僕は果たして 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか
- 人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの
- 僕は ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに
- 時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る 踏み止まれ 時がお前を 美しい過去へと押し流そうと どれほど牙を剥こうとも 前を見るな お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない
- あたしの心に 指を入れないで
- 一緒に数えてくれるかい 君についた 僕の歯形を
- 僕が こんなにも若く こんなにも未熟であるということが 老いさらばえ 完全無欠である大人達には どうにも許し難いことのようなのだ
- 変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ
- 一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ
- 軍勢ゆきゆきて喇叭(ラッパ)を吹く 耳鳴り止まず星屑のごとく 軍靴の轟き雷鳴のごとく
- 散りて二度とは 咲かずとも 炎のごとくに 散るぞ美(うるわ)し
- 魂燃え立つ 雨の降るとも
- 戦いこそすべて
- 罪無きあなたは 太陽のよう 罪深きあなたも 太陽のよう
- 私が 世界には危険が満ちていると信じ その危険からお前を護りたいと願うのは 私の中にその危険と同質の 衝動があるからに ほかならない
- 己の生に抗い続ける 己の心に 牙ある限り
- 生きることと 生かされることに 違いは無い 死ぬことと 殺されることに 違いが無いように
- 美しさとは、そこに何もないこと
- 好きだよ 死ぬほど
- 断ち斬るものは 命だけかい
- 御先 真黒 真逆様
- 毒々しくって 眩々(くらくら)するだろ?
- 銃弾、鉤爪、軍旗、刀剣、五本指折り お前を待つ
- 痛みは無い その天秤から 眼を逸らせぬ事以外に
- 吾子の手かわいや さまよう手 吾をもとめて 流離うて 寄らば離れる 手をとって 引きて歩もう 沙汰の果て
- 言葉に姿があったなら 暗闇に立つきみに届きはしないだろう
- 牙より滴る火は消えず 刃立つ野を焼き払い 友の姿を炙り出す
- 我等は 姿無くとも 歩みは止めず
- 天を鎖す太陽
- 夜を削る月
- 隠したものは 弱さと真実 失くしたものは 永遠の安息
- 暴いたものは 欲望と虚無 失うものは なにもない
- そこに、何がある?
- ヤミー ヤミー ぼくらのせかいに また よるがきたよ
- 地獄に堕ちるは、その心 地獄の在り処は、その心の裡
- 終焉、迫る──── ────最後の聖戦
- 受け継がれる 十三の魂──