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『真・三國無双8』とは、コーエーテクモゲームスより2018年に発売されたオープンワールド型のアクションゲームである。『真・三國無双』シリーズの第8作目にあたる。登場するキャラクターは三国志をモチーフとしており、今回の武将の追加でプレイ可能な無双武将が90人を超えた。本作に登場する戦国武将・キャラクター達は、それぞれに異なる性能を持っている。
字（あざな）：仲権（ちゅうけん） /通り名：童顔の鎧武者 /所属勢力：晋 /得意武器：大剣 /身長：160cm /CV：赤羽根健治
夏侯淵の息子。父譲りの気さくな性格と武勇とで、夏侯一族の次代を担う将として大いに期待されていたが、魏の相次ぐ政変により立場が危うくなった結果、蜀へ亡命することになる。異様に若く見える容姿を持つため、敵に侮られないようにと、戦場では鎧甲冑で身を固めている。陽気な態度からは分かりにくいが、小柄なことを気にするなど繊細な一面もある。
夏侯覇が敵国で父の仇でもある蜀へ亡命したのは、蜀の将軍だった張飛の妻の夏侯姫が彼の従妹にあたり、2人の娘である星彩とは親戚関係であることが大きく影響している。また、司馬家と反司馬派による政変から蜀へ亡命することになったが、司馬昭とは仲が良く友人関係にあった。その一方で、父とは対照的に郭淮とは反りが合わず、敵として戦っていた姜維とは意外に馬が合うという、立場と同様に複雑で皮肉な人間関係が構築されている。
公式ツイッターによると、本作の夏侯覇は、過去作からの「輝く鎧武者」のイメージを大切に、兜や鎧のキラキラした部分を金で目立たせるデザインを採用しているとのこと。籠手には晋の勢力獣である麒麟が精緻に彫り込まれるなど、細部にもこだわって作成された。
郭淮（かくわい）
字（あざな）：伯済（はくせい） /通り名：病弱な忠臣 /所属勢力：晋 /得意武器：射刃槍 /身長：176cm /CV：蒲田哲
対蜀戦で活躍した武将。病弱でよく咳き込んでいるが、戦場では際立った働きを見せる歴戦の将である。上官だった夏侯淵や、謀反人の妹として処罰されそうになった妻を匿ってくれた司馬懿に深い恩義を感じており、魏への忠誠心も高い。特に夏侯淵のことは彼の死後もずっと敬慕しているほど。そのため夏侯淵の息子でありながら蜀へ亡命した夏侯覇を許せずにいる。
公式ツイッターによると、首元に巻いている毛足短めのファーマフラーは、「病弱な体を冷やさないように」と妻から贈られたという設定がある。前作までは胸元が開いていたが、痩せているし寒そうだからという理由で、今回は胸元を閉じたデザインを採用した。ちなみに白い袖の部分は、白衣からヒントを得てデザインされている。
賈充（かじゅう）
字（あざな）：公閭（こうりょ） /通り名：冷酷なる懐刀 /所属勢力：晋 /得意武器：射刃槍 /身長：185cm /CV：高橋広樹
魏の名臣・賈逵（かき）の息子。武将であり、有能な政治家でもある人物で、司馬懿に才を見出され、司馬師・司馬昭の腹心として活躍した。ただし司馬昭とは配下というよりも親友といった関係である。常に冷静沈着な性格で、無能な人物には容赦しない。司馬昭の才能と器量を早くから認めており、彼を魏や天下を治める王者に至らしめることを目的として暗躍する。また、司馬昭に「王道」を求めるがゆえに、汚れ役を一手に引き受ける「闇」の役目を自ら担う。
公式ツイッターによると、本作の賈充は「日の当たらないところで暗躍する」という前作からのイメージはそのままに、アシンメトリーな黒ベースの衣装にしたとのこと。太ももやふくらはぎのサイドにたくさん装着されている暗器は、賈充の正攻法ばかりでない生き方をほのめかしたものである。
文鴦（ぶんおう）
字（あざな）：次騫（じけん） /通り名：英雄の影を追う若武者 /所属勢力：晋 /得意武器：大鍘刀 /身長：198cm /CV：小野友樹
魏の武将・文欽（ぶんきん）の息子。反司馬派であった父に従う形で司馬家率いる魏軍と戦うが、次第に道を違えていく父を見かねて投降を決意。父の死後に魏軍に復帰する。並外れた武勇を持ち、戦場での活躍はかつての蜀の名将・趙雲を彷彿とさせると周囲に絶賛され、「趙雲の再来」と称された。文鴦自身も趙雲に憧れており、落ち着いた正統派武人タイプであることなど、内面も趙雲に似たところがある。
攻撃速度が速く、チャージ攻撃も非常に強力。無双乱舞は一点集中なので、敵将を狙いやすい。晋は癖のある武将が多いためやや上級者向けだが、文鴦は癖のある動きが少ないので初心者向けだと言える。
公式ツイッターによると、本作の文鴦は前作から銀のフルアーマー路線を踏襲。さらに金の縁取りを施して「趙雲の再来」と称された武者ぶりを表現している。さらにより英雄っぽさとただ者ではないオーラが出るようにと、兜に一角獣のような角を採用した。
張春華（ちょうしゅんか）
通り名：恐怖の良妻賢母 /所属勢力：晋 /得意武器：鋼鞭剣 /身長：170cm /CV：浅野真澄
司馬懿の妻で司馬師・司馬昭の母親。名門・司馬家を支える良妻賢母として名高い。常に柔らかな微笑みを浮かべ、優雅な物腰で接する淑女だが「怒らせると怖い」と家族からは恐れられている。息子達に対しては成長を見守りつつも、時に厳しい言葉を与える。完璧と評される司馬師でさえ、彼女から見ればまだまだ未熟らしい。一方で王元姫のことは非常に気に入っており、「こんな娘が欲しかった」と息子達と比べることも少なくない。ちなみに彼女が作る肉まんは絶品で、家族全員の好物であることが彼女のエンディングで語られている。司馬師の異常なほどの肉まん好きも、これが原因だと思われる。
公式ツイッターによると、本作の張春華の衣装は、襟の形やカラーリングなどで司馬懿との夫婦らしさを出したとのこと。この夫婦には「お互い素直な愛情表現はせずとも、思いあってないこともない」という微妙な設定があるという。また、エレガントな装いに施されたハードな編み上げが、彼女の性格の一端を表現している。
他の勢力
貂蝉（ちょうせん）
通り名：策謀の舞姫 /所属勢力：他 /得意武器：多節鞭 /身長：168cm /CV：小松里歌
正史には登場しない架空の人物。漢王朝の司徒・王允の養女で、絶世の美貌と歌舞の才とを併せ持つ。董卓の専横を憂い、董卓誅殺計画を立てた養父のため、董卓と呂布に近づき、2人を「連環の計」にかけて仲違いさせるという大役を果たす。本来は争いを好まない優しい性格の女性だが、養父の計画のために心が汚れる事も厭わないなど、清楚な美貌の内に英傑並みの強い意志と覚悟を秘めている。当初こそ計画のために呂布に近づいたが、あまりにも真剣で純粋な愛情を捧げる彼に次第に心惹かれていく。なお、敵として登場する場合、貂蝉自身はそれほど強力な敵ではないのだが、彼女を倒すと同じステージにいる呂布が激昂し、さらにパワーアップしてプレイヤーを襲ってくるため、レベルが低い内は彼女に手を出さないのが鉄則である。
公式ツイッターによると、本作の貂蝉は、妖艶さと可憐さとを併せ持つデザインを狙ったとのこと。スカート案には様々な形があったが、最終的にはスリットが綺麗な案に決定した。華奢な足首には踊る時に視線を釘付けにする金の鎖、髪には大人っぽい編み込みを入れるなど、細部にもこだわっている。
呂布（りょふ）
字（あざな）：奉先（ほうせん） /通り名：最強の鬼神 /所属勢力：他 /得意武器：方天戟 /身長：208cm /CV：稲田徹
愛馬・赤兎と共に「人中の呂布、馬中の赤兎」と称された天下無双の武人。あまりの強さから「鬼神」とあだ名されている。『真・三國無双』シリーズの最強キャラクターに位置づけられており、攻撃力がトップクラスで、リーチも長いため多くの敵を殲滅できる。敵として登場する際には専用BGMが流される。
己の武に絶対の自信を持ち、自身が最強の存在であることを証明するためだけに戦う傲岸不遜な人物。強い者と戦い勝利することを無上の喜びとしている。「武」に最大の価値を置き、倫理や忠孝といった世間一般の道徳観念を顧みない思考の持ち主でもあるので、丁原や董卓といった主君や恩人を裏切ることも躊躇なく行う。そのため各地の群雄達からの憎悪や嫌悪も半端なものではない。
その一方で、貂蝉には一途で真剣な愛情を見せるなど人間らしい一面も見られる。また、張遼のように呂布の武に惹かれる者も存在する。陳宮のことは煩わしく感じている描写が多いが、シナリオによっては信頼を寄せる場合もある。娘の呂玲綺に対しては、不器用ではあるが父親として心配している様子が見られる。
公式ツイッターによると、過去作で金色中心のデザインがなかったこともあり、「最強」のイメージで黄金の甲冑にしたとのこと。ちなみに胸当ての模様などの鎧のディティールは、金剛夜叉明王から連想している。そして、トレードマークの頭の羽根飾りは本作でも健在である。
呂布の特殊技として、仁王立ちして大地を踏みつけ全方位超広範囲の敵を怯ませる～方天戟を肩に担いで突撃し、敵をはねのけながら一定距離を移動～敵一人を掴み上げ、大地に叩きつけて衝撃波を発生させ周囲の敵諸共打ち上げる、というものがある。
武器に頼らず最強の肉体のみで敵を蹂躙する、呂布恒例の荒技である。過去作のEX攻撃のモーションが流用されているが、性能は大きく異なる。
実際の呂布は、関羽と張飛と互角だった。ただし頭が悪かったので、曹操の罠に何度もハメられた。その上、自分に甘く、部下に厳しかったため、人望もそれほどなかったという。
最終的に、寝ている時に部下に拘束され、曹操に差し出される。呂布は命乞いをするが、曹操はこいつは使えないと判断し、処刑。
また、実際の呂布は中国人ではなくモンゴル人である。当時のモンゴルでは、欲しいものは力で奪い取るのが当たり前だった。
本作での呂布の性格はそこから来ている。
董卓（とうたく）
字（あざな）：仲穎（ちゅうえい） /通り名：酒池肉林を夢見る凶星 /所属勢力：他 /得意武器：鎖分銅 /身長：183cm /CV：堀之紀
乱世の混乱に乗じて幼い帝を擁し、漢王朝を牛耳った暴君。性格は冷酷残忍、己の野心や欲望のためだけに戦う下劣な悪党だが、軍事や謀略に明るい有能な人物でもある。肥満した体形から呂布や曹操には「豚」呼ばわりされている。誰に対しても高圧的な態度を取り、敵味方問わず恐れられ嫌悪されている一方で、本作で特殊NPCとして登場した孫娘の董白のことは溺愛しており、「孫に甘い祖父」という新たな一面を見せた。孫娘を「姫」と呼び、ベタベタに甘やかしている場面が、作中で何度も登場する。
公式ツイッターによると、本作の董卓は、彼の野望である「酒池肉林」をイメージした4人の女性が描かれた腹当てを付けているのが大きな特徴。なお、この女性達は背中のマントにも描かれている。このインパクトのあるデザインは、好きなものを身に纏ってしまう董卓の純粋さと、毒々しい邪悪なカラーリングの融合を表現したものである。
袁紹（えんしょう）
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目次 - Contents
- 『真・三國無双8』の概要
- 『真・三國無双8』で追加された新武将
- 魏
- 曹休（そうきゅう）
- 満寵（まんちょう）
- 荀攸（じゅんゆう）
- 呉
- 程普（ていふ）
- 徐盛（じょせい）
- 蜀
- 周倉（しゅうそう）
- 晋
- 辛憲英（しんけんえい）
- 真・三國無双シリーズの既存の武将
- 魏
- 夏侯惇（かこうとん）
- 典韋（てんい）
- 張遼（ちょうりょう）
- 曹操（そうそう）
- 許褚（きょちょ）
- 夏侯淵（かこうえん）
- 徐晃（じょこう）
- 張郃（ちょうこう）
- 曹仁（そうじん）
- 曹丕（そうひ）
- 甄姫（しんき）
- 蔡文姫（さいぶんき）
- 賈詡（かく）
- 龐徳（ほうとく）
- 王異（おうい）
- 郭嘉（かくか）
- 楽進（がくしん）
- 李典（りてん）
- 于禁（うきん）
- 荀彧（じゅんいく）
- 呉
- 周瑜（しゅうゆ）
- 陸遜（りくそん）
- 孫尚香（そんしょうこう）
- 甘寧（かんねい）
- 孫堅（そんけん）
- 太史慈（たいしじ）
- 呂蒙（りょもう）
- 黄蓋（こうがい）
- 周泰（しゅうたい）
- 凌統（りょうとう）
- 孫策（そんさく）
- 孫権（そんけん）
- 小喬（しょうきょう）
- 大喬（だいきょう）
- 丁奉（ていほう）
- 練師（れんし）
- 魯粛（ろしゅく）
- 韓当（かんとう）
- 朱然（しゅぜん）
- 蜀
- 趙雲（ちょううん）
- 関羽（かんう）
- 張飛（ちょうひ）
- 諸葛亮（しょかつりょう）
- 劉備（りゅうび）
- 馬超（ばちょう）
- 黄忠（こうちゅう）
- 魏延（ぎえん）
- 関平（かんぺい）
- 龐統（ほうとう）
- 月英（げつえい）
- 姜維（きょうい）
- 劉禅（りゅうぜん）
- 星彩（せいさい）
- 馬岱（ばたい）
- 関索（かんさく）
- 鮑三娘（ほうさんじょう）
- 徐庶（じょしょ）
- 関興（かんこう）
- 張苞（ちょうほう）
- 関銀屏（かんぎんぺい）
- 法正（ほうせい）
- 晋
- 司馬懿（しばい）
- 司馬師（しばし）
- 司馬昭（しばしょう）
- 鄧艾（とうがい）
- 王元姫（おうげんき）
- 鍾会（しょうかい）
- 諸葛誕（しょかつたん）
- 夏侯覇（かこうは）
- 郭淮（かくわい）
- 賈充（かじゅう）
- 文鴦（ぶんおう）
- 張春華（ちょうしゅんか）
- 他の勢力
- 貂蝉（ちょうせん）
- 呂布（りょふ）
- 董卓（とうたく）
- 袁紹（えんしょう）
- 張角（ちょうかく）
- 孟獲（もうかく）
- 祝融（しゅくゆう）
- 左慈（さじ）
- 陳宮（ちんきゅう）
- 呂玲綺（りょれいき）
- 『真・三國無双8』で追加された特殊NPCの武将
- 蜀
- 夏侯姫（かこうき）
- 他の勢力
- 袁術（えんじゅつ）
- 董白（とうはく）
- 華雄（かゆう）