The Beatles(ザ・ビートルズ)の徹底解説まとめ
The Beatles(ザ・ビートルズ)とは、1962年に英国でデビューした20世紀を代表する4人組ロック・バンド。その影響力は音楽のみならず、ファッション、言動、思想にまで及び、社会現象を巻き起こした。彼等の音楽を語るうえで特筆すべき点の一つは、彼等自身の音楽的成長がそのまま音楽界全体の、そして聴き手である我々ファンの音楽的成長を促したことだろう。1970年の解散後も彼等の影響力は引き継がれ、21世紀の現在でもそれは変わらない。
● Run For Your Life
ジョンの作品でリード・ヴォーカルもジョン。
ジョン「これも僕のゴミみたいな曲のひとつで、何も深い考えなどありゃしない。でもジョージは好きみたいだけどね。昔プレスリーが歌っていた古いブルースから、『I'd rather see you dead, little girl, than to be with another man』という歌詞を借りて作ったのさ」
*ジョンが語っているプレスリーの曲とは「Baby Let's Play House」のことで、4番にこの歌詞が出てくる。ジョンは「Run For Your Life」の歌い出しに、この歌詞をそのまま使用している。
ポール「ジョンは生き急いでいた。僕の歌では考えられない発想だよ」
*レコーディング詳細
1965年
・10月12日
第1~第5テイクをレコーディング。
・11月9日
第5テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
・11月10日
第5テイクを元にステレオ・ミキシングが行われる。
Revolver
Side A
1. Taxman
2. Eleanor Rigby
3. I'm Only Sleeping
4. Love You To
5. Here, There And Everywhere
6. Yellow Submarine
7. She Said She Said
Side B
1. Good Day Sunshine
2. And Your Bird Can Sing
3. For No One
4. Doctor Robert
5. I Want To Tell You
6. Got To Get You Into My Life
7. Tomorrow Never Knows
1966年8月5日にリリースされた7枚目のアルバム。
シングル「Paperback Writer」と既発曲を集めた2枚の4曲入りEPの後にリリースされたが、シングルの楽曲は収録されなかった。また本アルバムからのシングル「Eleanor Rigby/Yellow Submarine」(両A面シングル)が同日にリリースされている。
レコーディング経過は以下の通り。
●1966年
4月6日
以下をレコーディング。
・Mark I (のちの「Tomorrow Never Knows」)
4月7日
以下の2曲をレコーディング。
・Mark I (のちの「Tomorrow Never Knows」)
・Got To Get You Into My Life
4月8日
以下をレコーディング。
・Got To Get You Into My Life
4月11日
以下の2曲をレコーディング。
・Got To Get You Into My Life
・Granny Smith (のちの「Love You To」)
以下のモノ・ミキシング。
・Granny Smith (のちの「Love You To」)
*ジョージが持ち帰るためのミキシング作業。
4月13日
以下の2曲をレコーディング。
・Granny Smith (のちの「Love You To」)
・Paperback Writer
以下のモノ・ミキシング。
・Granny Smith (のちの「Love You To」)
4月14日
以下の2曲をレコーディング。
・Paperback Writer
・Rain
以下のモノ・ミキシング。
・Paperback Writer
4月16日
以下をレコーディング。
・Rain
以下のモノ・ミキシング。
・Rain
4月17日
以下をレコーディング。
・Doctor Robert
4月19日
以下をレコーディング。
・Doctor Robert
以下のモノ・ミキシング。
・Doctor Robert
4月20日
以下の2曲をレコーディング。
・And Your Bird Can Sing
・Taxman
以下のモノ・ミキシング。
・And Your Bird Can Sing
4月21日
以下をレコーディング。
・Taxman
4月22日
以下の2曲をレコーディング。
・Taxman
・Mark I (のちの「Tomorrow Never Knows」)
4月25日
以下のモノ・ミキシング。
・Got To Get You Into My Life
4月26日
以下をレコーディング。
・And Your Bird Can Sing
4月27日
以下の3曲のモノ・ミキシング。
・Taxman
・And Your Bird Can Sing
・Mark I (のちの「Tomorrow Never Knows」)
以下をレコーディング。
・I'm Only Sleeping
4月28日
以下をレコーディング。
・Eleanor Rigby
4月29日
以下の2曲をレコーディング。
・Eleanor Rigby
・I'm Only Sleeping
以下のモノ・ミキシング。
・Eleanor Rigby
5月5日
以下をレコーディング。
・I'm Only Sleeping
5月6日
以下をレコーディング。
・I'm Only Sleeping
以下のモノ・ミキシング。
・I'm Only Sleeping
5月9日
以下をレコーディング。
・For No One
5月12日
以下の3曲のモノ・ミキシング
・Doctor Robert
・I'm Only Sleeping
・And Your Bird Can Sing
5月16日
以下の2曲のレコーディング。
・Taxman
・For No One
以下のモノ・ミキシング。
・Taxman
5月18日
以下をレコーディング。
・Got To Get You Into My Life
以下のモノ・ミキシング。
・Got To Get You Into My Life
5月19日
以下をレコーディング。
・For No One
5月20日
以下の3曲のステレオ・ミキシング。
・And Your Bird Can Sing
・Doctor Robert
・I'm Only Sleeping
5月26日
以下をレコーディング。
・Yellow Submarine
6月1日
以下をレコーディング。
・Yellow Submarine
6月2日
以下をレコーディング。
・Laxton's Superb (のちの「I Want To Tell You」)
以下のモノ・ミキシング。
・Yellow Submarine
6月3日
以下をレコーディング。
・I Don't Know (「Laxton's Superb」と呼ばれていた楽曲で、のちの「I Want To Tell You」)
以下の2曲のモノ・ミキシング。
・I Don't Know (「Laxton's Superb」と呼ばれていた楽曲で、のちの「I Want To Tell You」)
・Yellow Submarine
6月6日
以下の4曲のモノ・ミキシング。
・And Your Bird Can Sing
・For No One
・I'm Only Sleeping
・Tomorrow Never Knows
以下をレコーディング。
・Eleanor Rigby
6月8日
以下をレコーディング。
・A Good Day's Sunshine (のちの「Good Day Sunshine」)
6月9日
以下をレコーディング。
・A Good Day's Sunshine (のちの「Good Day Sunshine」)
以下のモノ・ミキシング。
・A Good Day's Sunshine (のちの「Good Day Sunshine」)
6月10日
シングル「Paperback Writer/Rain」リリース。
6月14日
以下をレコーディング。
・Here, There And Everywhere
6月16日
以下をレコーディング。
・Here, There And Everywhere
6月17日
以下の2曲をレコーディング。
・Here, There And Everywhere
・Got To Get You Into My Life
以下の2曲のモノ・ミキシング。
・Got To Get You Into My Life
・Here, There And Everywhere
6月20日
以下をレコーディング。
・Got To Get You Into My Life
以下のモノ・ミキシング。
・Got To Get You Into My Life
6月21日
以下の5曲のステレオ・ミキシング。
・Granny Smith (のちの「Love You To」)
・I Want To Tell You
・Here, There And Everywhere
・For No One
・Taxman
以下の4曲のモノ・ミキシング。
・Here, There And Everywhere
・For No One
・Doctor Robert
・Taxman
以下をレコーディング。
・Untitled (のちの「She Said She Said」)
以下のモノ・ミキシング。
・She Said She Said
6月22日
以下の3曲のモノ・ミキシング。
・Eleanor Rigby
・She Said She Said
・Good Day Sunshine
以下の6曲のステレオ・ミキシング。
・Eleanor Rigby
・She Said She Said
・Good Day Sunshine
・Yellow Submarine
・Tomorrow Never Knows
・Got To Get You Into My Life
8月5日
シングル「Yellow Submarine/Eleanor Rigby」リリース。
アルバム「Revolver」リリース。
ジャケットはハンブルク時代からの友人でドイツ人のクラウス・フォアマンの手によるコラージュ作品。手書きによる4人の顔のアップに、写真を切り貼りしたもので、クラウス自身の写真も貼られている。「Revolver」リリース50周年を機に、イギリスの新聞「The Guardian」のインタビューに彼はこう答えている。少し長くなるが引用する。
「思い出はしっかり残っているよ。みんなからあの時のことを聞かれ続けてきたからね。このジャケットを作った場所も思い出す。アパートの3階にある小さな屋根裏部屋のキッチンで作ったんだ。ハムステッド(ロンドン市内の住宅街)にあるParliament Hillというところで、私はその部屋で寝泊まりしていた。最近その家に行ってみたんだが、建物は全く変わっていなかったよ。」
「1966年はビートルズが本当に多忙になった時だった。アルバムを次から次へと作り出していた。もうその頃のビートルズたちは、スタジオのコントロールルームの中で様々な音づくりをしているほうが、それまでと同じことを続けるよりも幸せに感じていたのだ。ドイツでのツアーに続いて日本公演も控えていた。彼らには新しいレコード ― のちにRevolverと呼ばれるそのレコード ― のために使える時間は数週間しか残っていなかった。数週間後にはすぐにツアーに出ることになっていた。」
「ジョンから電話をもらった。『新しいアルバム・カヴァーのために何かアイデアはないかい?』私は『まじか!世界で一番有名なバンドのアルバム・ジャケットをやるのか!』と思ったよ。こういう時になると、ビートルズなんて昔はリヴァプール出身のだらしない小僧たちだったなんてことを忘れてしまうものだ。そして『何てことだ、俺には出来ない!』なんて考えてしまった。」
「結局、ビートルズたちは私にアビーロード・スタジオに来るように言ってきた。あのアルバムの3分の2ほどのレコーディングをすでに終えた時だった。その音楽を聴いたとき、私はショックを受けた。とても素晴らしかったからだ。驚くべきものだった。最後に聴かせてくれたのが『Tomorrow Never Knows』だったので、怖かったね。『Tomorrow Never Knows』は初期のビートルズの曲からは程遠いものだった。だから普通のビートルズファンはこのレコードを買わないだろうとすら思ったものだ。」
「アルバム・ジャケットを仕上げた時、ブライアン・エプスタインは私のデザインにとても感激してくれた。『クラウス、君の作ったものは私たちが本当に必要としていたものだよ』と私に言ってくれたんだ。『私はビートルズの新しい音楽がファンたちに受け入れられないのではないかと心配していた。しかし君のジャケットがその橋渡しをしてくれたよ』。」
「ジャケットを完成させるのに3週間ほどかかった。しかし本当に集中して作業したのは1週間くらいだった。白黒のデザインを選んだのは、衝撃的なものを作りたかっただけでなく、カラフルなものの中でこのアルバム・ジャケットが目立ってほしかったからだ。」
「『Revolver』のジャケットにサイケデリックな影響が見えるって? さて、ではサイケデリックとはなんだろう? ブリューゲルやヒエロニムス・ボスを見てみたまえ。彼らは本当にすごい画家たちだ! 彼らがマッシュルームとかそういった類のものを食べていたかどうか私は知らないがね。しかし私たちの内面にあるものが何であれ、それはドラッグによって表出するわけではない、ということよく分かっているんだ。」
「このジャケットを描いて50ポンドか40ポンドをもらった。たとえタダでも、私はこの仕事をやったと思う。私は『お前たちは俺にこれこれの金額を払わなくちゃダメだ』なんてことを言って彼らを困らせるような気分にはなれなかった。EMIレコードはアルバム・ジャケットには50ポンドの支払いが上限だと言ってきた。だから私はその額を払ってもらったんだ。もちろん『ブライアン、もしこのジャケットがすごくいいと思うなら、お金を持ってきな』なんてことを考えることも出来ただろう。でもブライアンはEMIにジャケットの支払いを任せていたんだよ。」
アメリカではイギリス盤と同じジャケットでリリースされたが、収録曲は異なる。本国イギリスで「Revolver」がリリースされるより2ヶ月程前にアメリカでリリースされたキャピトル編集盤「Yesterday And Today」に「I'm Only Sleeping」「And Your Bird Can Sing」「Doctor Robert」の3曲が先行して収録されている。よってこの3曲を除いた全11曲がアメリカ盤「Revolver」の収録内容となる。アメリカではイギリス盤と同仕様のアナログ・アルバム、つまりザ・ビートルズがきちんと意図した形での「Revolver」は結局はリリースされず、1987年のCD化で初めて登場した。
アメリカ・キャピトル編集盤の「Yesterday And Today」にこの「Revolver」からの3曲が先行して収録されてしまったのには、キャピトルからの「編集アルバム用の曲が足りないからどうにかしてくれないか」という要求にイギリスのパーロフォンが「それでは」ということで本国ではまだ未発表であった音源をキャピトルに送ったから、という理由があった。アメリカ・キャピトルの方が売り上げが多いことが要因となっている。
ジョージはこの対処に対して「『Yesterday And Today』? 僕らはそんなアルバムはリリースしたことないよ」と皮肉を込めて語っている。
日本盤はイギリス・オリジナル盤と同仕様でリリースされた。ただしモノラルではなくステレオであった。イギリス盤と同仕様によるアナログ・アルバムのモノラル盤は1982年1月21日にオリジナル・モノ・シリーズとして限定リイシューされたのが初めてになる。
イギリスのメロディ・メーカー誌のチャートでは、1966年8月13日付で、初登場1位に輝いている。その後10月8日まで9週間1位に君臨していた。
本アルバム「Revolver」がリリースされた1966年には、三作目の主演映画「ア・タレント・フォー・ラヴィング」が予定されていたが、これが中止になったことでザ・ビートルズはデビュー以来初となる約4ヶ月に及ぶ休暇を得ることが出来た。
前作「Rubber Soul」の作成直前には約1ヶ月の休暇があった。これにより彼等の創作意欲は増すことになったのだが、この「Revolver」の作成直前には、前出のように約4ヶ月近い休暇があった。約1ヶ月の休暇の後に作られたのが「Rubber Soul」であるならば、約4ヶ月近い休暇の後に作られた「Revolver」が「Rubber Soul」以上の意欲的で実験的な作品になったことは当たり前なのかも知れない。
前年1965年12月12日、ウェールズ・カーディスのキャピタル・シネマで行われたコンサートが、イギリス国内での最後のライヴであり、翌1966年8月29日、サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで行われたコンサートが、ザ・ビートルズのラスト・コンサートであった。すでにライヴ活動を停止することを決めていたメンバーにとって、ライヴを意識した楽曲作りは不要であり、またライヴ活動に取られていた時間をそのままレコーディングや楽曲のアイディア作りに振り分けられることが出来るようになった。事実レコーディング時には「ライヴでの再現は考える必要なし」「アディショナル・ミュージシャンは使いたいだけ使え」という不文律があった。ライヴの心配をせず、必要であればメンバー以外のミュージシャンも自由に起用出来るようになった訳である。これにより、前作「Rubber Soul」でレコーディング・アーティストの扉に手をかけたザ・ビートルズは、本作「Revolver」でその扉を大きく開くことになる。
レコーディング・エンジニアのジェフ・エメリックはこのアルバムからザ・ビートルズの作品に参加するようになる。前作の「Rubber Soul」までのエンジニアだったノーマン・スミスがピンク・フロイドのプロデューサーに昇格、その後釜としてジェフに白羽の矢が立った。ジェフは突然マーティンからノーマン・スミスの仕事を引き継ぐことを提案され、その場で返答するように要求された。事情が良く理解できないままにジェフは「やります」と返事をし、見事レコーディング・エンジニアに昇格し、ザ・ビートルズの実験的なサウンド作りに貢献していくことになる。
約4ヶ月近い休暇はメンバーに様々な音楽的アイディアを生み出させることとなり、テープ・ループやテープの逆回転、ホーンの導入や本格的なインド音楽、大胆な効果音の導入など、多岐に渡るアイディアと実験的な試みの実践の場にもなった。そこにはマーティンのサポートも大きく貢献しているが、レコーディング技術面でのエンジニアである前出のジェフ・エメリックやケン・タウンゼンドの存在も大きい。前出のテープ・ループやテープの逆回転のアイディアも、エンジニアによる技術的なサポートなしには実現しなかったであろう。テープ・ループはジェフ・エメリックが開拓しているし、ケン・タウンゼンドが考案した「ADT」(アーティフィシャル・ダブル・トラッキング:人工的に音をずらすことで、1回のヴォーカル入れでダブル・トラッキングの効果が得られる)の開発も大きかった。
ジェフは「ビートルズは僕らがルールを破ることを積極的に応援してくれた。スタート時からすべての楽器で、その楽器らしくない音を出そうという意識が徹底されていた。僕にも試したいことがいっぱいあった。僕らは違うサウンドのするアメリカのレコードを色々と聴いていたんだ。なにしろEMIスタジオのエンジニアはもう何年も変わり映えのしない古臭いやり方をしていたからね」と語っている。
ポールは「僕は『Revolver』のリリース直後、ドイツにツアーで来ていた。ところがアルバムを聴いているうちに、どんどんと落ち込んでしまったんだ。調子が外れているみたいに思えて。そうじゃないってことを、みんな必死にわからせようとしたよ」と語っている。
アルバム・タイトルの「Revolver」は回転式連発ピストルの意味であり、以前は来日したザ・ビートルズが、日本の警察官が腰に回転式連発ピストル(Revolver)を持っていたのでそこから付けられた、と言われていたが、実際には「レコードは何をする?」「回転する!」「いいね!」というメンバーの会話から取られた。元々は「アブラカダブラ」や「マジック・サークル」というタイトルが候補にあげられていた。
収録曲概説
● Taxman
ジョージの作品でリード・ヴォーカルもジョージ。
ジョージ「『Taxman』はいくら僕たちが稼げるようになっても、そのほとんどが税金で持って行かれるという、当時も今も変わらない状況を初めて意識して書いたものなんだ。なんでそうなるんだろう? なにかやらないければならないことを、忘れてしまった罰金なんだろうか」
歌詞に関してはジョンが手助けをしている。
ジョン「『Taxman』は彼の初期の作品のひとつだけど、僕に力を貸してほしいといってきた日のことは覚えているよ。僕は曲がうまく展開するように、いくつか気の利いた言い回しを考えてやった。それが彼の望んていたことだったからね」
リード・ギターはポールが弾いている。
ジョージ「ポールのプレイには満足しているんだ。ほら、ちょっとインドっぽい感じになっているだろ」
イントロで聞かれる低音でスローなカウントはあとからオーヴァー・ダブされているが、その後ろで素早い「本当のカウント」を聞くことが出来る。
モノラルとステレオではカウベルが入ってくるタイミングが異なる。モノラルは2番の「Should five per cent appear too small」の「small」の後から、ステレオではそれに続く「Cause I'm the taxman, yeah I'm the taxman」の「Cause」の後から入ってくる。
*レコーディング詳細
1966年
・4月20日
第1~第4テイクをレコーディング。
・4月21日
第1~第11テイクをレコーディング。
*再レコーディングということで、改めて第1テイクから始める。
・4月22日
第11テイクをテープ・リダクションして第12テイクを作成。第12テイクにカウベルとバック・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
・4月27日
第12テイクを元にモノ・ミキシングを行う。
*このモノ・ミキシングは未使用に終わっている。
・5月16日
第12テイクに冒頭のカウント (ワン、ツゥ、スリー、フォー) をオーヴァ・ダブ。
第12テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*このモノ・ミキシングは未使用に終わっている。
・6月21日
第12テイクを元にモノ、及びステレオ・ミキシングが行われる。
*モノ、ステレオ共に2種類のミックスを作成、それを編集して最終ミックスを作成している。
● Eleanor Rigby
リード・ヴォーカルはポール。「In My Life」の項でも触れたが、ザ・ビートルズの全楽曲の中で、ジョンとポールが「これは自分が書いた」とお互いに主張しあっている曲が2曲ある。ひとつは「In My Life」でもうひとつがこの「Eleanor Rigby」である。
ポール「この曲は、ピアノで出だしのメロディを思いついて、適当に歌詞をつけてみたのがはじまりだった。もともとのタイトルは『Miss Daisy Hawkins』だったと思う。そして彼女が結婚式のあとの教会で、お米を拾うというくだりに進んでいった。僕らが曲を書くときは、だいたいそういうパターンでね。本や新聞から、最初の1行を思いつくっていう。最初はミス・デイジー・ホーキンスは若い女性のつもりだった。『アナベル・リー(エドガー・アラン・ポーの詩)』みたいな。でもあんまりセクシーじゃない女性。でも教会でお米を拾っていたんだから、掃除婦に違いない、きっと結婚式に間に合わなくて、急に寂しくなったんだろうってことになって。いや、実のところ彼女は全てに間に合わなかったオールド・ミス・タイプの女性だったのさ。そのころジェーン・アッシャー(当時のポールの恋人)はブリストルで公演をしていて、僕は通りをうろつきながら、彼女の舞台がはねるのを待っていた『Miss Daisy Hawkins』はあまり気に入らなかった。もっとリアルな名前が欲しかった」「エリナーという名前の由来は、映画『Help!』で共演した女優のエレノア・ブロンからもらった。でも気に入ったのは名前だけだよ。自然に聞こえる名前を探していたからね。エリナー・リグビーというのはナチュラルな感じだろ」「それからウェイブリッジのジョンの家に行って、ふたりでゲラゲラ笑いながら、クスリで朦朧とした中で書き上げたんだ」「次に考えたのはファーザー・マッケンジーだ。最初はファーザー・マッカートニーにするつもりだったんだけど、この寂しい歌に出てくるというのは、さすがに親父もいい気分がしないだろうと思ってね。それで電話帳のページをめくったのさ。ランダムに探してみると、頭で考えようとするより、ずっといいのが見つかるんだ」
ジョン「それでマッケンジーという名前になった。マッカートニーのほうが響きはよかったんだけど」
ポール「ともかくファーザー・マッケンジーという、僕がイメージしていた通りのキャラクターができた。孤独で自分で靴下を繕っている。でもそれからどうするのかが思い浮かばなかった。2番の歌詞で、僕らはゴミ置き場を漁る年老いた男を考えた。でもそれじゃちょっとやりすぎじゃないかって感じがして。ジョンと僕はエリナー・リグビーとゴミ漁りの男に関係を持たせたかったんだけど、どうしていいか見当がつかなかった。結局、ジョンに聞いてもらって、その線はなしにすることにしたんだ。いずれにせよそこがこの曲のポイントだよ。彼女はひとりの男も知らない、そうなりそうな気配も見えない。そんな女だったのさ」
ジョン「歌詞のほとんど、70パーセントは僕が書いた。ポールが書いたのは1番だけで、残りは基本的に僕が書いた。最初にアイディアを考えついたのは彼だ。全体的なストーリーも思い描いていた。『Ah look at all the lonely people』という歌詞を思いついたときは、たしかジョージもそこにいた。僕がトイレに行こうとしてスタジオを出かかった時、彼とジョージがこういうのはどうだろうと話していたんだ。その歌詞を聞いて僕は、ふり向きざまにこう叫んだ。『それだよ!』」
ポール「ジョンが『Eleanor Rigby』を手伝ったとどこかで話しているのは知ってるよ。ああ、1行の半分くらいかな」
ジョンの友人のピート・ショットンは、この曲が作られた現場にいたと主張している。それによると、ファーザー・マッケンジーが夜中に自分の靴下を繕うというくだりを思いついたのはリンゴであった。そしてジョンのこの曲の貢献度についてこう発言している。
ピート・ショットン「ジョンは死ぬ前のあるインタビューで、この曲の歌詞の殆どを書いたといっているが、僕の記憶では『Eleanor Rigby』はジョンが殆ど手伝っていないのに、レノン=マッカートニー作となっている典型的な作品のひとつだよ」
ポール「バッキングのアイディアはあったんだけど、それを完成させたのはジョージ・マーティンだ。僕はただピアノをバンバン叩いただけ。彼は僕のいわんとしていることが判っていたからね」
ジョン「レイ・チャールズが歌ったヴァージョンは最高だよ。言葉もないね」
*レコーディング詳細
1966年
・4月28日
第1~第14テイクをレコーディング。第14テイクをテープ・リダクションして第15テイクを作成。
・4月29日
第15テイクにポールのヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
第15テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*このモノ・ミキシングは未使用に終わっている。
・6月6日
第15テイクに再びポールのヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
・6月22日
第15テイクよりモノ、及びステレオ・ミキシングが行われる。
● I'm Only Sleeping
ジョンの作品でリード・ヴォーカルもジョン。
逆回転によるギター・サウンドが効果的に使用された曲である。
ポール「贅沢な気分の歌だね。逆回転のテープからすごいエフェクトが聞こえ、ジョージ・マーティンがそのアイディアを快く受け入れてくれた」
マーティン「『I'm Only Sleeping』のような曲で逆回転のギターをレコーディングする時は、まずコードを取り、それを逆の順番で譜面にする。あたかも迫ってくるような感じに。そうすると一応は把握できるからね。それからそのコード進行にしたがって、精いっぱい威勢よくプレイするんだが、どんなサウンドになるのかは、再生したテープで聞くまでわからない。もちろん当たるかコケるかのふたつにひとつなんだが、とりあえず何回かやってみて、気に入ったサウンドのがあれば取っておくわけだ」
ピート・ショットン「『I'm Only Sleeping』には、ジョンが薬物のせいで迷い込んでしまった無気力状態が見事に描かれている」
逆回転が入ってくるタイミングがモノ、ステレオ、イギリス盤、アメリカ盤で微妙に異なる。
イギリス盤モノラル:
・「Running everywhere at such a speed, till they find there's no need」の「-where at such a speed」と「there's no need」のパートに入ってくる。
・「taking my time, lying there and staring at the ceiling」のパートには入ってこない。
・間奏は1拍目から入ってくる。
・エンディングはヴォーカル終了直後からフル・ヴォリュームで入ってくる
イギリス盤ステレオ:
・「Running everywhere at such a speed, till they find there's no need」の「every」の途中から「speed」までと「find」の途中から「need」まで入ってくる。
・「taking my time, lying there and staring at the ceiling」の「there」の終わりから入ってくる。
・間奏は1拍目から入ってくる。
・エンディングはヴォーカル終了直後からフル・ヴォリュームで入ってくる
アメリカ盤モノラル:
・「Running everywhere at such a speed, till they find there's no need」のパートには入ってこない。
・「taking my time, lying there and staring at the ceiling」の「time, lying」と「the ceiling」のパートに入ってくる。
・間奏は1拍目から入ってくる。
・エンディングはヴォーカル終了直後から入ってくるが、最初の2拍の間は音が小さい。
アメリカ盤ステレオ:
・「Running everywhere at such a speed, till they find there's no need」の「till」のパート以外に入ってくる。
・「taking my time, lying there and staring at the ceiling」のパートには入ってこない。
・間奏は2拍目から入ってくる。
・エンディングはヴォーカル終了直後からフル・ヴォリュームで入ってくる
*アメリカ盤ステレオは少しばかり経緯が複雑になっている。この「I'm Only Sleeping」はアメリカでは「Revolver」ではなく「Yesterday And Today」に収録された。この「Yesterday And Today」は1965年5月20日に、アメリカ・キャピトル・レコードの要請を受けて急きょミキシングが行われている。この際にモノ・ミキシングはリリースに間に合ったが、ステレオ・ミキシングは間に合わなかったため、「Yesterday And Today」の初回盤はモノ・ミックスを基にした疑似ステレオであり、この時点ではアメリカ盤モノラルもアメリカ盤ステレオもヴァージョンは同一である。1971年に「Yesterday And Today」のレーベルがキャピトルからアップルに切り替わった際に、ステレオ・ミキシングをやり直しており、アメリカ盤ステレオ・ヴァージョンはこの時に生まれている。
*レコーディング詳細
1966年
・4月27日
第1~第11テイクをレコーディング。
・4月29日
第12~第16テイクをレコーディング。
第11テイクにジョンのヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
・5月5日
第11テイクにギターの逆回転をオーヴァー・ダブ。
*逆回転といっても、普通にレコーディングしたテープを逆に再生している訳ではない。まず普通にギターを弾き、それを逆の方向から採譜し、それを改めて弾き直す、という手法をとっている。
・5月6日
第11テイクにジョン、ポール、ジョージのバック・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。第11テイクをテープ・リダクションして第12テイク、第13テイクを作成。
第13テイクを元にモノ・ミキシングを行う。
*このミキシングはラフ・リミックスであり、マスターとしては使用していない。
・5月12日
第13テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*これはアメリカ・キャピトル編集盤の「Yesterday And Today」用に行われたミキシング作業である。これによりこの「I'm Only Sleeping」を含む3曲が「Revolver」から先行してこの「Yesterday And Today」に収録されることになる。また、イギリス用のミキシング作業はこれから行われるため、ミックス違いが生じることになった。
・5月20日
第13テイクよりステレオ・ミキシングが行われる。
*2種類のリミックスが作られ、リミックス1はアメリカ・キャピトル編集盤の「Yesterday And Today」、リミックス2はイギリス盤「Revolver」に使用された。よってステレオ・ミキシングでもアメリカとイギリスではミックス違いが生じることになった。
*ただし「Yesterday And Today」の初回盤はモノラル・マスターから作られた疑似ステレオ・ヴァージョンであった。
・6月6日
第13テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*イギリス盤「Revolver」用のミックス作業。
● Love You To
ジョージの作品でリード・ヴォーカルもジョージ。
「『Love You To』は、僕がシタールのために初めて書いた曲のひとつ。『Norwegian Wood』のシタールはたまたま弾いただけだったけど、これは最初から意識的に、バックにシタールとタブラを入れようと考えて作った曲だ。ギターとヴォーカルは後でオーヴァー・ダビングした」
*レコーディング詳細
1966年
・4月11日
第1~第6テイクをレコーディング。
第6テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
・4月13日
第6テイクをテープ・リダクションして第7テイクを作成。
第7テイクにジョージのヴォーカル、リンゴのタンバリン、ポールのバック・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。ポールのバック・ヴォーカルは最終的には使用されなかった。
第7テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*3種類のミックスを作成、それを編集して最終ミックスを作成している。
・6月21日
第7テイクを元にステレオ・ミキシングが行われる。
*3種類のミックスを作成、それを編集して最終ミックスを作成している。
● Here, There And Everywhere
ポールの作品でリード・ヴォーカルもポール。
ポール「ジョンの家のプルーサイドで書いた曲だ。ジョンが起きてくるのを待つ間に殆ど一人で書いてしまった」
ジョン「これは彼の傑作だね。ビートルズの中でも特に気に入っている曲の一つだよ」
この曲はアメリカのロック・バンド、ザ・ビーチ・ボーイズの「God Only Knows」にインスパイアされて書かれた。
*レコーディング詳細
1966年
・6月14日
第1~第4テイクをレコーディング。
・6月16日
第5~第13テイクをレコーディング。
第13テイクをテープ・リダクションして第14テイクを作成。
第14テイクにジョン、ポール、ジョージのバック・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
・6月17日
第14テイクにポールのセカンド・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
第14テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*このモノ・ミキシングは未使用に終わっている。
・6月21日
第14テイクを元にモノ、及びステレオ・ミキシングが行われる。
● Yellow Submarine
ポールを中心に作られた曲でジョンが手伝っている。リード・ヴォーカルはリンゴ。
ポール「これはベッドの中で一晩で書いたものだ。子供に聞かせるお話としてね。そしてこの曲はリンゴがやるといいんじゃないかと考えた」「この曲がドラッグとの関係を云々されているのはわかっていた。でも本当に子供の歌なんだ。子供が歌ってくれればいいなと思ってね。『Yellow Submarine』で僕が考えていたのは『いつか子供たちがこの曲を歌っているところに出くわしたら、最高だろうな』ってことだけ。だからすごく簡単に歌えるし、長くて難しい歌詞もないのさ。子供たちの方が大人より簡単に理解できるんじゃないかな」
ジョン「あの覚えやすいコーラス部分を書いたのはポール。僕が手伝ったのはブンチャカブンチャカやってるところだ」「『Yellow Submarine』はポールの曲だよ。ドノヴァン(イギリスのシンガー・ソングライター)が歌詞を手伝って、僕も少し手を貸した。実際にはスタジオで音を出しながら作ったようなものだけど、基本はポールの発想やアイディアだ。タイトルもね」
リンゴ「これは子供たち向けの曲で、別に隠された意味なんてありゃしない。この曲は戦いの歌で、世界の人々は結局イエロー・サブマリンの中で暮らす羽目になるという風に解釈する人もいるけれど、そんなんじゃないよ」
マーティン「私たちはいつも、何かこれまでとは違うことをやろうとしていた。それはいつだって楽しい作業だったし、おかげで人生が少しは面白くなったからね。その最たるものが『Yellow Submarine』だ。タンクの中でプクプクいう水の音や、鎖がガチャガチャいう音、そういった色々な音が聞き取れるだろう。私たちは実際にそういった音をスタジオで出したんだ。ジョンは小型のハンドマイクを自分のヴォックス・アンプに差し込んで、そこから話せるようにした。だから『Full Stream ahead(全速前進)』とかのセリフは、メイン・ヴォーカルが歌っている最中にライヴで録音されてるのさ。みんなくすくす笑っていたよ」
エンジニアのジェフ・エレメック「たとえば『Yellow Submarine』のバッキング・ヴォーカルを録るようなとき、僕らはいつもエコー・チェンバーを使うようにしていました。当時のEMIにはエコー・プレートもありましたが、一度も使いませんでした」
モノラルとステレオではイントロや間奏が異なる。
・モノラルのイントロではアコースティック・ギターのストロークが「In the town」の「In」から入ってくるが、ステレオでは「town」から入ってくる(ワン・テンポ遅く入ってくる)。
・間奏の波の音の長さが若干異なる。
・4番でのジョンの復唱による歌唱が、モノラルでは「Life of ease」から始まるが、ステレオでは「every one of us」から始まる。
1980年代あたりからザ・ビートルズの著作権の保護が強化されたことで、ザ・ビートルズの歌詞の変更が世界的に認可されなくなってしまった。ところが、とある日本のカヴァー曲を聞いたポール・マッカートニーは歌詞の変更を認めてくれた。それが故大瀧詠一プロデュース、金沢明子歌唱による「イエロー・サブマリン音頭」である。
*レコーディング詳細
1966年
・5月26日
第1~第4テイクをレコーディング。第4テイクをテープ・リダクションして第5テイクを作成。第5テイクににリンゴのヴォーカルと、ジョン、ポール、ジョージのバック・ヴォーカルをオーヴァー・ダブ。
・6月1日
第5テイクにサウンド・エフェクトをオーヴァー・ダブ。
・6月2日
第5テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*このミキシングはラフ・リミックスであり、マスターとしては使用していない。
・6月3日
第5テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
・6月22日
第5テイクを元にステレオ・ミキシングが行われる。
● She Said She Said
ジョンの作品でリード・ヴォーカルもジョン。
ジョン「これは(1965年8月の)ビートルズのツアーのオフ中に、ロス・アンジェルスでザ・バーズの連中や女の子たちとLSDでトリップした後に書いた曲だ。トリップしている時に(アメリカの俳優の)ピーター・フォンダが僕の隣に座りこんで囁いた。『死ぬのがどんな気分か、僕は知っているよ』ってね。彼は自分が体験したトリップのことをいってたのさ」「好きだな、いい曲だし」「面白い曲だな。ギターが特にいい」
レコーディングの最中にメンバー間で口論となり、ポールはスタジオを抜け出してしまった。よってこの曲にはポールは参加していない。ベースはジョージがプレイしたといわれている。
ポール「とてもジョンらしい。僕は一切録音に参加していないよ。ベースはジョージが弾いたと思う」
*レコーディング詳細
1966年
・6月21日
第1~第3テイクをレコーディング。第3テイクをテープ・リダクションして第4テイクを作成。第4テイクにギターとオルガンをオーヴァー・ダブ。
第4テイクを元にモノ・ミキシングが行われる。
*このモノ・ミキシングは未使用に終わっている。
・6月22日
第4テイクを元にモノ、及びステレオ・ミキシングが行われる。
● Good Day Sunshine
ポールの作品でリード・ヴォーカルもポール。
ジョン「これはポールの曲だよ。でも僕も歌詞を少し手伝ったかもしれない」
アメリカのロック・バンド、ラヴィン・スプーンフルの「Daydream」にインスパイアされて書かれた。
ポール「これはジョンの家にいたときに書いたものなんだ。太陽がまぶしかった。ラヴィン・スプーンフルの影響もあるな」「ラヴィン・スプーンフルの『Daydream』を真似たトラッド・ジャズ系の曲。天気が良く、風が心地よい日にジョンの家の2階で生まれた夏の歌だよ」
モノラルとステレオではエンディングが異なる。
エンディングで「Good Day Sunshine」の歌詞を繰り返す際に、モノラルではスネアとバス・ドラムが入るが、ステレオではスネアのみが入る。
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目次 - Contents
- The Beatlesの概要
- The Beatlesのメンバー
- John Lennon (ジョン・レノン)
- Paul McCartney (ポール・マッカートニー)
- George Harrison (ジョージ・ハリスン)
- Ringo Starr (リンゴ・スター)
- The Beatlesの元メンバー
- Stuart Sutcliffe (スチュアート・サトクリフ)
- Pete Best (ピート・ベスト)
- The Beatlesの関係者
- Allan Williams (アラン・ウィリアムス)
- Raymond Jones (レイモンド・ジョーンズ)
- Brian Epstein (ブライアン・エプスタイン)
- George Martin (ジョージ・マーティン)
- The Beatlesの略歴
- 誕生と死去
- 主な出来事
- 1956年~1961年
- 1962年~1966年
- 1967年~1970年
- イギリスでのアナログ作品リリース
- シングル
- 4曲入りEP
- アルバム
- アメリカでのアナログ作品リリース
- シングル
- 4曲入りEP
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- 日本でのアナログ作品リリース
- シングル
- 4曲入りEP
- アルバム
- ソロ作品
- 関連作品
- ザ・ビートルズのCD
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- Live At The Hollywood Bowl
- Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (50th Anniversary Edition)
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