ファイアーエムブレム 紋章の謎(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』とは、シミュレーションゲーム「ファイアーエムブレムシリーズ」の第3作目。第1作目である「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」の続編にあたる。
アカネイア大陸を舞台に、暗黒戦争・英雄戦争と2度に渡って起きた戦乱の中を、アリティアの王子「マルス」が、仲間たちと共に戦い抜く物語。

出典: www.nintendo.co.jp

神竜王ナーガの末娘。クラスはマムクート。竜石を使用することによって、石に対応した竜に変身する事が可能。
竜族は突如、子供が生まれなくなり、理性をなくす獣へと変化してしまう現象に襲われてしまう(『退化』と呼ばれている)。チキの親であるナーガは、チキが退化により理性を失うとこの世が滅びると危惧し、チキを封印した。チキの眠りを見守っていたバヌトゥは、見守る間に情が移り、チキの眠りを解く。バヌトゥはガーネフによって追っ手がかかりチキとはぐれてしまう。バヌトゥと別れたあと、善良な人間に出会ったらしく、人間に対して好意的な感情を持っている。
バヌトゥとはぐれ、メディウスの配下にされようとしていた時、ガーネフに保護されるが、その後ガーネフに操られていた。しかし、マルスの軍へと参加していたバヌトゥと再会し、バヌトゥの語りかけにより正気を戻した。そして、そのままアリティア軍に参加する。暗黒戦争終結後はバヌトゥと暮らしていた。
しかし、2部では暴走を恐れたガトーに寄って再び眠らされていた。チキ自身も暴走の危険を察していたが、眠りにつく事で自由を失っているので苦悩していた。眠っている間は孤独感や、理性を失って人間を殺害する夢を見ていた。
その後、覚醒し、封印の盾を完成させれば暴走を抑えられるとガトーから聞き、アリティア軍へ合流した。

敵キャラクター

カミュ

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グルニア国の精鋭・黒騎士団を率いる騎士。クラスはパラディン。
アカネイア大陸に知れ渡る名称で、「黒騎士」と呼ばれている。カミュは大陸最強と名高く、三種の神器である神槍グラディウスを所持している。知略にも優れ、僅かな配下共に一個大隊を壊滅させた。
グルニアがドルーアと同盟を結ぶことを良く思っていない。カミュは黒木師団を率いてアカネイア国へ侵攻することとなるが、敵国の王女であるニーナを殺すことができなかった。その後、ニーナに心を寄せ、ニーナもカミュのことを好きになるが、敵国の王女と将軍という立場に苦悩することとなる。その後、ハーディンにニーナを任せ、マルス軍と戦って姿を消す。
明言はされていないが、その後シリウスというキャラになって登場する。シリウスはメディウスの生贄となっていたニーナを救出した。

ミシェイル

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マケドニアの王子。妹にミネルバとマリアがいる。マケドニア隆起師団を率いており、クラスはドラゴンナイト。
マケドニア初代国王アイテオの再来と言われるほどの実力を持っている。しかし、その若さゆえに血気盛んであり、他国へ高圧的な態度をとるアカネイアに対して大きな反感を持っている。父のオズモンドはアカネイアに対して従順であり、そんなオズモンドに対して失望している。
マケドニアはドルーアから同盟の誘いを受けるが、同盟を断るとドルーアと戦争をすることになると危惧する。その場合アカネイアが援軍を送ることはないと考え、同盟を組んでアカネイアを滅ぼし、その後カミュたちグルニアと組んでドルーアを滅ぼすことを考えた。しかし、その考えにオズモンドは反対した。その事により、親子の関係はさらに悪くなる。それを知ったガーネフが「ミシェイル追放(抹殺)」の虚言を流し、それを聞いたミシェイルはオズモンドを謀殺し、王位に就いた。その後ドルーアと同盟を組み、マリアを人質として送っている。ミネルバはその事から尊敬していたミシェイルを恨んでいる。 その後、ミネルバと戦って破れる。その際に死亡したかに思われたが、マリアに匿われて一命を取り留めていた。
2部ではマルスと行動を共にし、クーデターにより幽閉されていたミネルバを助け出した。ガーネフによって攫われたマリアを助けるために戦い、「スターライト」の魔導書をガーネフから奪う。しかしその際に致命傷を受けており、魔導書をマルスへと渡して命を落とす。

ガーネフ

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ガダインの最高司祭・ミロアと共に大賢者ガトーの教えを受けていた。ガダインの司祭・ウェンデルには「正義感の強い、立派な若者」と言われているが、ガトーはガーネフの心が弱いとし、「オーラ」の魔導書をミロアに授けた。これにガーネフは大きな嫉妬と憎しみの念を抱いた。そしてガトーから闇のオーブを奪い、悪霊を呼ぶ魔法・マフーを作り出す。そして闇のオーブに影響され、残忍な性格へと変貌した。その後、復活したメディウスと手を組み、ミロアを殺害してガダインの支配、アリティアから聖剣ファルシオンと王女エリスの強奪を行なった。さらにチキを攫って操ったり、マルスを利用してカミュやミシェイルを消した。古代都市テーベでマルスに敗れ、命を落とすが、2部では闇のオーブにより復活した。復活したガーネフはハーディンを闇のオーブによって操る。英雄戦争の元凶はガーネフである。
最後はマルスに敗れるが、最後まで闇のオーブから解放されることはなく、性格は変わらなかった。

メディウス

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ドルーア帝国の王で最強の地竜。「暗黒竜」と呼ばれて恐れられている。「暗黒戦争」もメディウスの異名から名付けられた。
英雄アンリによって倒されたが、強力な生命力を持つメディウスは滅んでおらず、100年の時を経て復活した。しかし、完全に力を取り戻したわけではなく、ガーネフと手を組むことになる。メディウスはドルーア帝国を再建し、諸国へ侵攻を始めるが、アンリの子孫であるマルスに敗れることとなる。
英雄戦争ではガーネフがニーナ、エリス、レナ、マリアを生贄に捧げ、それにより再び復活するも、聖剣ファルシオンを手にしたマルスにより、再度倒されてしまう。

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』の用語

ファルシオン

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新竜族の王ナーガが、人間を守るためにもたらした剣。暗黒竜メディウスに対抗しうる唯一の武器。

ファイアーエムブレム

アカネイア王家に古くから伝わる紋章。五つのオーブが嵌め込まれていたが、初代アカネイア王がオーブを売り払ってしまい、神器としての力を失ってしまう。第二部でマルスがオーブを揃えると、「封印の盾」として地竜を封印する力を取り戻す。

マムクート

かつて、アカネイア大陸に繁栄していた竜人族。竜石という石に力を封じ込めているため、普段は人間と同じ姿を取っている。竜人族は人間たちに服従を強いていたため、彼らは迫害の対象にされている。

アルテミスの定め

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