ファイアーエムブレム 紋章の謎(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』とは、シミュレーションゲーム「ファイアーエムブレムシリーズ」の第3作目。第1作目である「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」の続編にあたる。
アカネイア大陸を舞台に、暗黒戦争・英雄戦争と2度に渡って起きた戦乱の中を、アリティアの王子「マルス」が、仲間たちと共に戦い抜く物語。

出典: www.nintendo.co.jp

赤い鎧をまとった騎士。クラスはソシアルナイト。
タリスでマルスが挙兵した頃からマルスに付き従っている。猪突猛進で、騎士団の切り込み隊長を務めている。それ故に「猛牛のカイン」と称されている。アベルとは良きライバルになっている。英雄戦争の終結後には死亡したアランの跡を継ぎ、アリティア宮廷騎士団の隊長とに任命される。ジェイガン亡き後、マルスが最も信頼できる人物となっている。

アベル

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「黒豹」の異名を持つ、緑の鎧をまとった騎士。クラスはソシアルナイト。
カインと同じく、マルスがタリスで挙兵した時から帯同している。俊敏で技に優れ「黒豹のアベル」と称されている。
暗黒戦争終結後に騎士団を脱退し、恋人であるエストと一緒に小さな店を営む。しかし、2部では帝国軍の攻撃を受け、エストが囚われたことで帝国の側につく。そしてマルスに剣を向けることになってしまう。

オグマ

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タリス王国に使える傭兵。剣を使わせれば右に出る者はいないという。マルスの援軍として送られた他リス軍の隊長だった。
かつてはノルダの奴隷剣士だった。仲間を助けようと反乱を起こすが、捕まってしまう。処刑されようとしていた所をシーダに助けられ、その後、絶対的な服従をしている。実はシーダに恋しているが、それを伝えることはなく、シーダとマルスの恋を見守っている。そんなオグマはシーダにとっても従者以上な人物となっている。
2部ではグルニア王の遺児であるユミナとユベロを守って暮らしていた。
マルス陣営の中でも屈指の実力者で、敵に取られた城を一人で襲撃して取り返したこともある。

ナバール

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山賊・サムシアンに雇われていた凄腕の美男剣士で、必殺の剣「キルソード」を操る。クラスはようへい。
寡黙で馴れ合いを好まないため、自身の話をしないために、その過去は謎となっている。雇われ傭兵をしているのも一つの場所に留まりたくない、主従関係を持ちたくない、といった理由からである。しかしながら、アリティア軍へ勧誘するシーダに対して「女を切る剣は持っていない」と言い、あっさりと仲間になってしまう。ちなみに、使用上普通にシーダなどを攻撃してくるので、「女を切る剣は持っていない」というセリフはファンの中でも有名である。

マリク

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カダインの魔導士。クラスはまどうし。
風を刃を繰り出す魔導書「エクスカリバー」を持ち、「風の魔導師」という異名をつけられている。
マルスの幼馴染で、マルスの姉であるエリスに想いを寄せている。マルスの軍に加わるためにオレルアン城下の村でマルスを待っていた。暗黒戦争が終わった後は、魔導師の修行をしていたカダインへと戻った。
2部ではカダインでウェンデル司祭が留守をエルレーンと一緒に守っていた。しかし、英雄戦争が始まるとマルスが反逆者とされてしまい、マリクもマルスとの関係をエルレーンに怪しまれてしまう。そしてカダインは内紛が起きてしまう。その時、マルス軍がちょうどカダインに逃げてきており、そのままマルスたちと合流することになった。
英雄戦争終結後にはパルスで魔導学院を設立し、そこで若き力を育てた。

ミネルバ

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マケドニアの第一王女。クラスはドラゴンナイトで「赤い竜騎士」の異名を持っている。マケドニア白騎士団の団長である。
妹で第二王女であるマリアを人質に取られ、仕方なくドルーアに従うこととなった。
幼少の頃から、共に武芸・学問を学び、そして自身より先を行く兄・ミシェイルを尊敬していた。しかし、ミシェイルが父王であるオズモンドを謀殺して新たな国王になってからは、ミシェイルに反感を持っている。マリアはマルスに助けられることとなり、それを知ったミネルバはマルスの元に出向き、白騎士団の合流を願った。
暗黒戦争が終わり、マケドニアの復興に心血を注ぐ。しかし、不満分子を野放しにしたまま軍を縮小したので国内の治安が乱れ、大きく支持率が低下してしまう。
2部ではそういった民衆からの反感によりクーデターを起こされ、瀕死の重傷となり幽閉されてしまう。その後、ミシェイルの手によって救出され、マルス軍に合流することとなる。英雄戦争終結後には修道院に入り、孤児たちの世話をしている。

ハーディン

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オルレアン王の弟。クラスはソシアルナイト。
病弱な兄とは違って武に優れ、知略にも長けている。狼騎士団の団長を務め「草原の狼」とも呼ばれている。
人々を思いやることができ、部下やマルスからも尊敬されていた。ハーディンもマルスの事を一目置いており、同盟軍の時には指揮権をお互いに譲り合っていた。
『アカネイア戦記』の「赤い竜騎士」では、マケドニア軍の脱走兵がマケドニア軍の名を語って周囲の村で強奪や人攫いをしているのを目撃する。当時、ハーディンからするとマケドニアは敵であったが、その行いを見逃せずに割って入った。その時、マケドニアの王女・ミネルバと出会う。ハーディンは敵国の王女と分かりながら、脱走兵の鎮圧をミネルバと協力して行った。
暗黒戦争ではカミュから託されたニーナ王女を守りながら各地を転々とした。その後、同盟軍へと合流し、暗黒戦争を戦い抜いた。暗黒戦争ではマルスと並ぶ功労者とされている。そしてニーナ王女と婚約を結び、アカネイアの24代国王となる。ハーディンが国王になってから、アカネイアはめざましいスピードで栄華を取り戻し、ハーディンは国民から大きく支持されていた。
そんな時、ニーナの心が死んだカミュへ向いていることを悟ってしまう。愛されていないことへの苦悩と、カミュへの嫉妬、さらにニーナを本当の主君とするアカネイアの軍関係者がハーディンを疎んじたことによって、ハーディンは部屋に閉じこもって誰とも会わず、酒を飲む日々を過ごすこととなる。
その後、ハーディンの心の隙をついてガーネフが闇のオーブを渡したことで、ハーディンの心は悪に堕ちてしまう。その後、アカネイア神聖帝国の建国を宣言し、自らが初代皇帝となる。そして大きな軍事力を持って圧政を敷き、多くの人々を苦しめた。マルスはその知らせを聞いた時に、優れたハーディンがそのような行いをしたことを信じきれないでいた。
実は暗黒戦争の時、エムブレムを自身ではなく、マルスが授かったことに嫉妬していた。それが原因でアリティアを襲撃させている。
最後は自らグラディウスを持ち、マルスを迎え撃ち、戦いの末に敗れて死亡した。いまわの際、闇のオーブから解放されて、自身の弱さを悔いた。そして悪に堕ちたことを後悔し、それ故に殺して欲しかったこと、ニーナを愛していることをマルスに告げて、命を落とした。

ニーナ

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アカネイア王国の王女。ドルーア帝国の侵略によりアカネイアの王族のほとんどが虐殺されたが、ニーナだけは敵将のカミュに助けられた。それ以降、カミュとニーナは互いに想い合うのだが、敵国の姫と将軍という立場もあり結ばれることはなかった。その後、ハーディンによって守られ、暗黒戦争終結後にハーディンと婚約を交わした。しかし、カミュへの想いを捨てきれておらず、それをハーディンが察してしまったことが、ハーディンが暴走するきっかけとなってしまった。ニーナもその事を後悔しているようで、竜の祭壇では半ば無意識ながらもハーディンへの謝罪を繰り返していた。
紋章の盾をリンダを通してマルスに渡すが、そのためハーディンに捕まってガーネフへと引き渡された。そしてメディウス復活への生贄とされるが、シリウス(カミュ)によって助け出された。英雄戦争終結後はマルスにアカネイアを任せて姿を消している。

チキ

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