ターミネーター4(T4)のネタバレ解説・考察まとめ
ターミネーター4とは2009年公開のアメリカ映画。世界的大ヒットシリーズ『ターミネーター』の4作目にして初めて未来世界に迫り、これまでの原点を辿る終末への新たな船出となるSFアクション。審判の日以後の荒廃した未来を舞台に、機械軍に追いつめられたジョン・コナーら人類抵抗軍の存亡をかけた壮絶な戦いを圧倒的スケールで描く。主演はクリスチャン・ベール。監督は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG。
人型ターミネーターの第2段階モデル。T-800の前段階として量産された。
T-600を小型化した機体だがT-800よりは大きく、基本的にはT-600と変わらない構造と形状を持ち「シリーズ700」とも呼称されている。
サンフランシスコにあるスカイネットセントラルの工場で生産されており、配備もセントラルのみである。劇中ではエンドスケルトン(内骨格剥き出し)状態で登場するが、皮膚(正面が剥けている顔を布、身体を服で覆っているので、ゴムなのか生体細胞なのかは不明)で覆われている個体も存在する。
T-800
スカイネットにより2018年に試作され、2026年に量産が開始された人間抹殺用のターミネーターである。
『T2』ではスカイネット側が送り込んだ新型ターミネーターT-1000から少年期のジョンを守るため、人類側からもジョンを守るよう再プログラミングを受けたT-800が送り込まれ、死闘を繰り広げた。
本作では、唯一完成された状態で登場するターミネーターで、既に骨格が生体組織で覆われている。スカイネットセントラルに潜入し、囚われた人々を救出しながら、カイル・リースを探していたジョン・コナーの前に現れ、持ち前の圧倒的なパワーを駆使してジョンを苦戦させる。 カイルを保護しながら戦うジョンにグレネードランチャーで生体細胞を焼き落とされるものの、特に問題なく行動し、ジョンを窮地に追い込むが、マーカス・ライトに妨害される。終始優勢を保ちマーカスに心臓への強力な打撃を浴びせ戦闘不能に追い込むが、ジョンに溶鉱の貯まったタンクを破壊されて溶鉱を浴びせられ、さらに液体窒素を浴びたことで一時的に動きを止められてしまう。 だが、間接部分に固まった溶鉱を破壊して自由になり、マーカスを蘇生させようとしたジョンを背後から鉄骨で刺し貫き瀕死に追い込むが、直後に蘇生したマーカスに、ジョンを貫いた鉄骨を逆に利用されて首を引き千切られ、破壊された。
ハンターキラー
スカイネット所有の「狩人を殺す者」という名を持つ人工知能搭載の掃討用移動戦闘マシーン。通称「HK」。
未来世界では、ターミネーターと並ぶ機械軍の主戦力であり、ターミネーターシリーズすべてに登場する。
トランスポート
大型輸送機のターミネーター。ハーヴェスターが捕獲した人間をスカイネットの基地まで運ぶために運用される。
これまでに登場したターミネーターの中では最大級のサイズを誇り、自身は非武装だが、多数の人間に加えて大型ターミネーターを含む捕獲部隊を搬送する空中母艦ともいうべき積載力を有している。
エンジンポッドは前後2基ずつの計4基を装備している。エンジンポッドを90度傾斜させることで、VTOL(垂直上昇)やホバリングの能力を備えている。
機首部分はそのままハッチになっており、捕獲した人間をそこから移動させるようになっている。
ハーヴェスター
人間捕獲用の巨大ロボット型ターミネーター。ハーヴェスターとは、「収獲機」を意味する。
人型に近いが、脚は逆関節で頭部が無い。
左肩にはショルダーキャノンが装備されており、逃走にする者があれば捕獲せずにそのまま破壊してしまう。胴体上部の視覚センサーとショルダーキャノン本体内蔵のレーザー照射による2重捕捉式により射撃の精度は高く、走行中の車でもでほぼ百発百中である。
巨体から繰り出されるパワーが最大の武器で、建造物を破壊して内部に潜んでいる人間達を両腕のマニピュレーターで生け捕りにする。また、低い機動性を補うために両脚部にはモトターミネーターを格納している。長距離移動の際はトランスポート上部に収納される。
モトターミネーター
ハーヴェスターの両脚部に格納されている自走式バイク型のターミネーター。
機動性の低いハーヴェスターの欠点を補い、車などで高速度で逃走する人間を追跡・抹消・捕獲することを主な任務とする。
地上型のターミネーターの中でも頭抜けた機動性と追跡能力を有している。また、人型ターミネーターを搭乗させるためかハンドルグリップも備える。耐久力もかなり高く、高速走行中に転倒・衝突しても容易に撃破には到らず、執拗に追跡を続行する。
音に敏感という性質を利用してジョンが捕獲し、チップを制御されて彼のバイク代わりに使われるシーンがあるが、従来のターミネーターと同じく、プログラムを書き換えれば味方にできる。
エアロスタット
円形状の偵察用小型機のターミネーター。
内蔵されたファンで飛行し、ホバリングも可能。トランスポート下部に収納されている。戦闘は考慮されておらず、耐久力も貧弱である。
3眼一体型の視覚センサーで目標を発見すると、データをハンターキラーへ転送する。
ハイドロボット
水域パトロール用のターミネーター。
人型ターミネーターより小さいヘビのような胴体に、鉤爪・掘削用ドリル・センサーを備えた頭部を持つ。
攻撃力が高く、人間を発見すると集団で噛み付く。また、水面上や水際の人間に対しても飛びついて攻撃することが可能。
弱点としては、攻撃手段が近接攻撃手段に限れられていること、水中以外では機体性能を十分に発揮できないこと。耐久性にも劣り、劇中では拳銃やアサルトライフルの銃撃で機能を停止している。
『ターミネーター4』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
"Come with me, If you want to live.”(死にたくなければ一緒に来い!)
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目次 - Contents
- 『ターミネーター4』の概要
- 『ターミネーター4』のあらすじ・ストーリー
- 『ターミネーター4』の主な登場人物・キャラクター
- ジョン・コナー(演:クリスチャン・ベール)
- マーカス・ライト(演:サム・ワーシントン)
- カイル・リース(演:アントン・イェルチン)
- スター(演:ジェイダグレイス・ベリー)
- ブレア・ウィリアムズ(演:ムーン・ブラッドグッド)
- ケイト・コナー(演:ブライス・ダラス・ハワード)
- バーンズ(演:コモン)
- アシュダウン将軍(演:マイケル・アイアンサイド)
- ロシェンコ将軍(演:イヴァン・グヴェラ)
- セレーナ・コーガン(演:ヘレナ・ボナム=カーター)
- バージニア(演:ジェーン・アレクサンダー)
- 『ターミネーター4』に登場するターミネーター・戦闘マシン
- T-600
- T-700
- T-800
- ハンターキラー
- トランスポート
- ハーヴェスター
- モトターミネーター
- エアロスタット
- ハイドロボット
- 『ターミネーター4』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- "Come with me, If you want to live.”(死にたくなければ一緒に来い!)
- “I didn’t catch that last statement.”(最後の言葉は聞こえなかった)
- "I'll be back."(戻って来る)
- "Everybody deserves the second chance. This is mine.”(2度目のチャンスを…俺にもくれ)
- 『ターミネーター4』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『T3』との関連性について
- 撮影中にブチ切れたクリスチャン・ベール
- シュワルツェネッガーが『T4』を酷評
- サラ・コナー役リンダ・ハミルトンが声の出演
- T-800を演じるローランド・キッキンガーとは
- 秘蔵ヌードシーン
- 『ターミネーター4』の使用楽曲
- Alice in Chains ”Rooster”
- Guns N' Roses "You Could Be Mine”
- Nine Inch Nails"The Day The Whole World Went Away ( Best Remix )”
- 『ターミネーター4』の関連動画
- 予告編動画