ウイングマン（桂正和）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ウイングマン』とは1983年に少年ジャンプで連載開始された桂正和原作の漫画、それを原作としたヒーローコメディアニメ、アドベンチャーゲーム作品である。広野健太は憧れの強さから都合のいい解釈のヒーロー活動をしていた。突如謎の女の子アオイが異空間から現れる。持っていたノートにウイングマンをラクガキすると、本当にウイングマンに変身してしまった。そのノートは描いたことが現実になるドリムノートだった。ドリムノートを狙う異次元からの敵と戦い、成長していく健太の姿を描くヒーローアクション学園ラブコメディ作品。
平和の戻った街ではウイングマンの勝利のセレモニーが行われていた。アオイは健太と美紅を仲直りさせる。
そこにキータクラーが強くなり本当のヒーローになったウイングマンを倒すために現れ、激闘の末キータクラーを打ち破り、決着が付く。
しかしアオイは何者かに後方から狙撃されてしまう。狙撃したのはライエルだった。実は巨大な体は鎧であり象徴で、中から象徴を操っていたのだ。
健太を殺そうと襲い掛かるがキータクラーが押さえつける。キータクラーごとヒートショックでライエルを倒した。
しかしアオイは息を引き取ってしまう。
変身が解けた健太はドリムノートとドリムイレイザーを取り出し、ウイングマンのすべてを消してノートの全ページにアオイが生き返るように書き込んだ。
すると時が逆行して健太がアオイと出会った日に戻る。
三次元人に姿を変えた黒髪のアオイが現れる。いきなり健太の頬にキスをするとカバンをすり替え電柱の元においた。
その後、美紅が友達と一緒に健太のカバンを拾い健太の家に届けに行く。
アオイはひとりポドリムスに帰っていった。
『ウイングマン』の登場人物・キャラクター
主人公
広野健太（ひろのけんた）
ウイングマンとして戦い、成長していく。
CV： 堀川亮（現・堀川りょう）
本作の主人公（ヒーロー）。8月3日生まれ、しし座のAB型。「チェイング」の掛け声でウイングマンに変身。最初はウイングマンの必殺技などに身体が耐えられずまともに戦えなかったが、自前で特訓する事によって武器や必殺技などを使いこなすことが出来るようになって行く。また高所恐怖症でもあったがこれもヒーローアクション部の合宿などで克服。おかげで自在に空を飛ぶことも出来るようになった。それまではヒーローのマネごとをするばかりで特訓を自分でするまではまともに運動をしてこなかっただけで、新体操など松岡先生が意外といいモノになるかもしれないという動きを見せたりする。もともと運動神経は良かった様子。
ヒーローアクション部には引きずり込まれる形で入部長・としてセイギマンのリーダー・セイギレッドとして活動する事になる。
性格は思い込みの激しい直情径行であるが、一面非常にやさしく、そのギャップに意外とモテる。恋愛に関しては朴念仁で非常に鈍くデリカシーに欠ける。
人からどう見られているかとかは全く気にしていないのと恐怖やストレスにかなり強い面があり、戦士として戦うたびに成長していく。
また、創造力豊かでウイングマンというオリジナルヒーローを考え出し、自前のコスチュームは自分で作成している。さらにドリムノートを得てからはウイングマンのすべてを描くことができ、その上その場その場で必要なものなどを書き足していく。
アオイ／夢あおい（ゆめあおい）
ポドリムス人で健太と共に戦う。
CV：川浪葉子
異次元都市ポドリムスからやって来た美少女。父親ドクターラークが開発したドリムノートをリメルから守るために三次元に逃亡。三次元についた時に気を失ってしまうが健太に保護される。ディメンションパワーを使い仲額中学校に編入する。物語り後半では仲額高校に編入。
気が強く口うるさい性格だが、面倒見がよく世話好きでもある。好きな人に思いを伝える事が苦手な一面があり、自ら黙って身を引く奥ゆかしさがある。
後に結成されるウイングガールズのメンバー。
ポドリムスにいた頃はナアスとは幼馴染みで恋人だった。ナアスがリメルの配下になりドリムノートを奪い取るためだけに近づいたことを知ってショックを受ける。
父親は捕えられ、元、恋人は敵になるという非常にショックな状態だが、三次元での健太たちとの生活ではあっけらかんとしている気丈な面を見せる。
また知らずに長い事健太に対して恋心を持っているのだが、表には出さずに健太の幸せを考えて行動する。
また非常にスタイルがよく、お色気シーン担当とも言える。
ウイングマンの恋人や仲間
小川美紅（おがわみく）
健太の恋人。健太と共に戦う。
CV：渡辺菜生子
健太と同じクラスの同級生。A型。保健委員で新体操部所属。先生に叩かれて気を失った健太を保健室で看病したことから仲良くなる。もともとは健太の事をただのヒーロー好きくらいにしか思っていなかったのだが、本当に変身出来て何者かから三次元を守るために戦っている事を知り、思いを寄せるように。デイシードマン・ティールとの戦いにおいて自分から告白し、さらに健太からも告白され、付き合う事に。
性格はぶりっ子でおとなしく内気で思ったことが言えない事が多い。が、芯が強く大胆な面を併せ持っていて自ら健太と一緒に戦いたいと願い出て戦闘に参加するようになる。新体操で鍛えた身体能力の高さを活かした戦闘スタイル。ウイングガールズのメンバー。
森本桃子／セイギピンク（もりもとももこ／せいぎぴんく）
セイギピンクでウイングガールズのメンバー。健太に思いを寄せる。
CV：山本百合子
ヒーローアクション部セイギピンク。6月26日生まれ、かに座のO型。登場当初は寡黙な女の子であったが、ヒーローアクション部の中でいち早く健太が本当に変身出来て何者かと戦っているという事に気付く。健太の役に立ちたいと戦闘に参加する事をアオイに願い出て、アオイのスティックを借りて参戦し始める。小学校当時に愛犬あいしーを亡くした事件をきっかけに健太に淡い思いを寄せている。明るくて物怖じしないが非常に一途で健太への思いを持ち続ける。後のウイングガールズのメンバーで布沢久美子が参戦する時にバッジとディメンションスーツを得る。そばかすが特徴だが、メンバーの中ではスタイルもよく、アオイとならんでお色気シーンが多い。
布沢久美子（ふざわくみこ）
新聞部のスクープ記者。ウイングガールズ提唱者。
CV：中野聖子
新聞部所属のスクープ記者のメガネ女子。2月8日生まれ、みずがめ座のAB型。「仲額中のナシモト」と呼ばれ、特ダネを追いかけるうちに健太が本当に変身出来て何者かと戦っている事にいち早く気付く。自らも戦闘に参加できるようにしてほしいと健太に頼み込む。アオイ、美紅、桃子、久美子の4人でウイングガールズを結成する事を提唱する。デザインセンスがなく、桃子と久美子のディメンションスーツを健太のクラスメイトの和正くんが描いた。
鋭い一面、思い込みが強くちゃっかりした性格である。変身時に目が良くなるように書いてくれと健太に頼んでいたりする。
バルドが化けた真次に惚れてしまい、雪の中何時間も自分が雪に埋もれてしまっても真次を待ち続けたりと一途な一面も持ち合わせる。
美森くるみ（みもりくるみ）
No.1アイドル。平和を守るために戦う健太を応援している。
CV：堀江美都子
人気No.1のトップアイドル。健太たちがコネで出演したクイズ番組で共演したことがきっかけで、本当に変身して怪物たちと戦っている事を知り、応援するようになる。大人びた気質・落ち着きを持つが、好奇心旺盛で大胆な面も持ち合わせる。マネージャーの目を盗んで健太に会いに行ってしまった事もある。登場する機会は少ないが、ほんのり健太を思っている。趣味の七宝焼きでおそろいのウイングマンのネックレスを作り健太に渡したりしている。
リロ／桜瀬りろ（りろ／おうせりろ）
歌声で三次元人を虜にしてしまう。
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目次 - Contents
- 『ウイングマン』の概要
- 『ウイングマン』のあらすじ・ストーリー
- アオイとの出会いとヒーロー誕生
- 特訓開始
- シードマンたちとの戦い
- ヒーローアクション部と美紅との恋愛模様
- 夏合宿と新ドリムノートと美紅の参戦
- TV出演・修学旅行とアオイの幼馴染
- りろちゃん登場
- 美紅との別れ、みんなとの別れ、リメル打倒
- アオイとの再会とプラス獣との激闘
- ニューウイングマンとライエルとの最終決戦
- キータクラーとの決着と終末
- 『ウイングマン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 広野健太（ひろのけんた）
- アオイ／夢あおい（ゆめあおい）
- ウイングマンの恋人や仲間
- 小川美紅（おがわみく）
- 森本桃子／セイギピンク（もりもとももこ／せいぎぴんく）
- 布沢久美子（ふざわくみこ）
- 美森くるみ（みもりくるみ）
- リロ／桜瀬りろ（りろ／おうせりろ）
- ドクターラーク（どくたーらーく）
- 仲額中学校
- 松岡ケイ子（まつおかけいこ）
- 福本（ふくもと）
- 楠富青三／セイギブルー（くすとみせいぞう／せいぎぶるー）
- 北島みどり／セイギグリーン（きたじまみどり／せいぎぐりーん）
- 渡辺広黄／セイギイエロー（わたなべひろき／せいぎいえろー）
- ウイングマンの敵
- リメル
- キータクラー／北倉俊一（きーたくらー／きたくらしゅんいち）
- シャフト
- ドクターアンバランス
- ナアス／斎藤辰夫（なあす／さいとうたつお）
- 帝王ライエル
- ドクターヴィム
- バルド／真次（ばるど／しんじ）
- バルダ
- ガルダン
- 『ウイングマン』の用語
- ポドリムス
- ドリムノート
- ドリムペン
- ドリムカセット
- ドリムイレイサー
- ウイングマン
- ウイングマンの必殺技
- コンティニパンチ
- ウイングルクラッシュ
- スパイラルカット
- クロスバーン
- スプリクトフラッシュ
- ドライバーレイド
- ファイナルビーム
- デルタ・エンド
- ウイングマンの武器
- クロムレイバー
- バリアレイバー
- ガーダー
- ソーラーガーダー
- ヒートレイバー
- ヒートショック
- ヒートウォッシャー
- スケートシューズ
- ビームフラッシャー
- その他
- マッハチェイング
- パワーチェイング
- ウイナア／ウイナルド
- ウイナアⅡ世／ウイナルドⅡ世（ツー）
- 学校などの施設
- 広野家
- 仲額中学校
- 関連の部活
- ヒーローアクション部
- 新体操部
- ポドリムス
- リメル王宮
- 人種・種族など
- 三次元人・地球人
- ポドリムス人
- シードマン・デイシードマン・ゾウジンゲン
- 戦闘員
- リメル王宮の兵士
- プラス獣
- ライエルの兵士
- 特殊なパワーやアイテム
- ディメンションパワー
- アオイの腰のスティック
- ポドリアルスペース
- タイムボール
- ジュエルドーム
- 『ウイングマン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 美紅「わたしだって広野くんのこと好きなんだから」
- 桃子「あたしリーダーをたすけてあげたいんです 力になってあげたい」
- 健太「キサマは…最悪だ！悪裂ウイングマン」
- くるみ「わたしから見れば広野くんのほうがスーパースターだわ」
- りろ「一番悪い人はウイングマンよりも あんたやリメルさんのようね！」
- 健太「あの子にあやまれ あやまれ！あやまれ！」
- アオイ「さようなら」
- 久美子「真次さんきてくれたのね よかったあ」
- 健太「叫べ チェイング！」
- 健太「もう一度 もう一度この体に力を…力を!!」
- アオイ「わたしってダメね…ちょっとケン坊の顔を見にきただけなのに気持ちがゆれちゃって…」
- はじめての強敵キータクラーとの戦闘シーン
- ザシーバの怪光線でみんながヌードになってしまうシーン
- ヒーローとしての矜持が現れるシーン
- 『ウイングマン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 特撮ヒーロー番組の影響
- 桃子の愛犬あいしー
- 100万円のコスチューム
- 実現したウイングマンの超合金発売
- ギリギリの性描写
- ウイングマン変身からの決めポーズ
- 『ウイングマン』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：ポプラ「異次元ストーリー」
- ED（エンディング）：山中のりまさ「WING LOVE」
- 挿入歌：ポプラ「Bad Dreamin'」
- 挿入歌：ポプラ「Blue Sensation」
- 挿入歌：ポプラ「私のPretty Boy」
- 挿入歌：山中のりまさ「Afternoon Samba」
- 挿入歌：山中のりまさ「風の冒険者」
- 挿入歌：山野さと子「いけない三角関係（トライアングル）」
- 挿入歌：橋本潮、こおろぎ'73「恋のミラクル・ビーム」
- 挿入歌：宮内タカユキ「悪！裂！ウイングマン」
- 挿入歌：宮内タカユキ：「ショック！ウイングマン」
- 挿入歌：宮内タカユキ「Desire（欲望）」