マッドマックス 怒りのデス・ロード(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作。2015年公開のオーストラリア映画。第88回アカデミー賞では10部門にノミネート、最多の6部門を受賞した。石油も水も尽きかけた世界。資源を独占し、暴力で民衆を支配する軍団に捕われた元・警官マックスは、自由への逃走を開始。凄まじい追跡、炸裂するバトル。絶体絶命のピンチを迎えた時、決死の反撃が始まる。
イモータン・ジョーの仲間。近隣の町ガスタウンを治めている。
禿頭で太った男。タキシードをまとい金属製擬鼻を付け、股間にはガスマスクを装着。胸部分を丸く切り取り露出した両乳首のピアスを鎖で繋いでいる。
ジョーの要請を受け、ガスタウンボーイズを従えてメルセデス・ベンツを改造したタンカートレーラーの助手席に搭乗し、戦闘に繰り出す。
武器将軍(演:リチャード・カーター)
イモータン・ジョーの仲間で、武器、弾薬の製造を行っているバレット・ファームの領主。
「正義の番人」を自称する。頭部を含め、全身に弾帯を纏い、差し歯の代わりに銃弾を歯茎にインプラントしている。
ザ・ピースメーカーと呼ばれる無限軌道の車両に乗り、多種の銃で重武装している。
霧の中、単身でウォー・タンクに攻撃を仕掛けに行くが、マックスによって倒されたものと思われる。
登場するその他の団体
バザード (ヤマアラシ)
ガスタウンに向かうフュリオサの運転するウォー・タンクが、進路を大きく変更した後すぐに攻めて来る車体全体にトゲ状の金属片をあしらったバギーカーの集団。
ロシア系の盗賊一味で、顔や体など全身を襤褸布で巻いていおり、車体全体にトゲ状の金属片をあしらったバギーカーのプリマス・ロックなどの車両に乗っているが、砂漠でウォー・タンクを襲った際には、車両に対する理念の相違からウォーボーイズたちに破壊されてしまう。
日本語字幕版では「ヤマアラシ」と表記されている。
ガスタウンボーイズ
人食い男爵の管理下にあるガスタウンの戦闘チーム。
振り棒を取り付けた揺動器を車両に設置し、空中から襲撃する「ポール・キャッツ」と呼ばれる部隊と、火炎放射で攻撃するフレイマーズと呼ばれる部隊などで構成されている。
マックスたちが砦の戻る途中の最後のバトルで大暴れする。
イワオニ族
渓谷を根城とし、約10数名から成る暴走モトクロスチーム。小火器と導火線付き手投げナパーム弾で武装している。
フュリオサが、ウォー・タンクで通行した後の道を封鎖してもらうために予め積み荷の石油との取引を交渉していたが決裂し、逃走するウォー・タンクから石油を奪うためしつこく追いかける。
鉄馬の女たち
元「緑の地」出身の女性7人編成のバイクチーム。
「鉄馬の女たち」と呼ばれるスワドル・ドッグ一族で、フュリオサの母マリー・ジョバサがかつての仲間だった。
チームリーダーは長銃を持つ中年女性戦士・バルキリー 。マリー・ジョバサの娘・フュリオサの顔と名前を記憶していた。
全員が戦いに慣れており、マックス、フュリオサと共に砦に向かう最後の戦いでは、壮絶なバトルに参加する。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
”My world is reduced to a single instinct: Survive.”(俺に残された本能が叫ぶ。生きろと。)
オープニング。唸るエンジン音とともに荒れた荒野を見つめて佇むマックス。
“My name is Max. My world is fire. And blood.”(俺の名はマックス。ここは炎と血の世界だ。)とつぶやき、愛車インターセプターに乗って放浪の旅に出る。
だが、その後を追って来る謎の集団に突如襲撃され、横転した車から這い出したマックスのオフナレーションのセリフ。
これから起こる出来事を予感させる、ドキドキする言葉となっている。
”What a lovely day!”(なんてサイコーの日だ!)
ウォーボーイズのニュークスは自らが運転する戦闘車にマックスを輸血袋として括り付け、ジョーの追跡軍と共にデス・ロードを逃走するフュリオサのウォー・タンクを追っていたが、前方に巨大な砂嵐が発生。フュリオサは、追っ手を振り切るために自らウォー・タンクを激しい砂嵐の中に突入させると、ニュークスもその後を追って砂嵐に突入する。だが周りでは追跡軍の車が次々と砂嵐の猛威に巻き込まれて宙を舞い、まるで花火のように爆発していくのだった。
雷鳴轟く砂嵐の中で、追跡の興奮でアドレナリンが爆発したニュークスが、運転しながら思わず叫んだのがこの台詞である。
Related Articles関連記事
MAN WITH A MISSION(マンウィズ・MWAM)の徹底解説まとめ
MAN WITH A MISSIONとは、日本で活躍する5人組ロックバンド。日本語に訳すと「使命を持った男」という意味を持つ。人間の体に狼の頭という「究極の生命体」の5人で構成される。デビュー当初は独特のビジュアルからコミックバンドなどと捉えられることもあったが、完成されたサウンド、圧倒的なライブパフォーマンスで、今や世界にも通用する日本が誇るロックバンドである。結成時期は公開されておらず、5人の素顔も謎に包まれている。マンウィズ、MWAM、オオカミバンドなどと呼ばれている。
Read Article
マッドマックス2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マッドマックス2』とは、監督のジョージ・ミラーと主演のメル・ギブソン、2人の出世作となった『マッドマックス』の続編。前作のヒットを受け、約10倍の費用をかけて製作されたバイオレンス・アクション映画。1981年公開のオーストラリア作品。貴重な資源となったガソリンを求め、愛車の「V8インターセプター」を駆り放浪する元警官のマックスは、凶暴な暴走族から石油精製所を守る人々と遭遇。彼らを脱出させるべく暴走族との死闘を開始する。
Read Article
マッドマックス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
主演のメル・ギブソンとジョージ・ミラー監督の名前を一躍世界に轟かせることになった1979年公開のバイオレンスアクション映画。 全編で繰広げられる壮絶なカーチェイスと時折映しだされる残酷描写により、低予算ながら大ヒットし後にシリーズ化された。警察官のマックスは、愛する妻子が暴走族に殺されてしまい、復讐の狼と化して、特殊追跡車「V8インターセプター」で一人孤独な闘いを仕掛けていく。
Read Article
マッドマックス/サンダードーム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マッドマックス/サンダードーム』とは、1985年公開のオーストラリア映画。ジョージ・ミラー監督、メル・ギブソン主演『マッドマックス』シリーズ第3弾。核戦争により荒廃した砂漠を彷徨うマックスが辿り着いたバータータウン。その街でティナ・ターナー演じる野蛮な女支配者により、球状の檻に囲まれた“サンダードーム”での戦いを強いられた。だが結果、一人砂漠へと追放され行き倒れになったマックスだったが、彼を救ったのは少年少女だけが住む村だった。
Read Article
ダークナイト ライジング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2012年に公開された、アメリカ・イギリス共同制作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。 ゴッサム・シティに平和が訪れ、ブルース・ウェインもバットマンを引退していた。しかしベインと名乗るテロリストが現れ、ゴッサムは再び壊滅の危機にさらされる。 バットマンとして復活したブルースが、窮地に陥りながらも、ゴッサムのために命を懸けて戦う姿が描かれる。
Read Article
ヴェノム(Venom)のネタバレ解説・考察まとめ
『ヴェノム(Venom)』とは、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。日本での公開は2018年11月2日。ソニー・ピクチャーズの保有するマーベル・コミックのキャラクターを実写映画化した『ソニー・ユニバース』シリーズの第1作品目。 地球外生命体シンビオートに寄生され、ヴェノムに変身する特殊能力を手に入れたジャーナリストエディ・ブロックの闘いを描く。
Read Article
インセプション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インセプション』( Inception)とは、2010年7月に公開されたクリストファー・ノーランが監督・脚本を務めるSFアクション映画である。他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。サイトーのライバル会社を潰すため、息子に夢の中で会社を潰すアイディアを植え付ける(インセプション)依頼だった。夢の中ならではの壮絶なアクションが魅力の映画となっている。
Read Article
彼らの素顔に迫る!覆面バンド特集!
覆面をしているバンドってありますよね?お面だったり、被り物だったり。中には全く顔出しをしないバンドもあれば、途中から堂々と顔を出したり、覆面を辞めたり。ライブでは外しているバンドもあれば、絶対に顔出ししないバンドもあり。そんな魅力ある覆面バンドをいくつか集めてまとめてみましたので、ご覧下さい!
Read Article
究極生命体「MAN WITH A MISSION」について色々知りたい!
自らを究極生命体と公言しているロックバンド「MAN WITH A MISSION」。曲であったり、生態であったり、ファッションであったりと色々と気になることがあり、彼らについて調べたことを紹介します。
Read Article
10月放送の新作ガンダムの主題歌を担当する「MAN WITH A MISSION」の代表作3選!
2015年10月より放送が始まる「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主題歌担当に抜擢されたロックバンド「MAN WITH A MISSION」。狼男の姿でロックを奏でる異色のバンドとして急激に人気を集めている通称・マンウィズは、これまでにも有名な作品の主題歌として楽曲を提供してきました。 今回はそんなマンウィズの代表作を3曲ご紹介致します。
Read Article
芸能人御用達時計ブランド”BVLGARI”の画像まとめ【ブルガリ】
ここでは芸能人などのセレブ御用達の時計ブランド、「BVLGARI(ブルガリ)」の画像をまとめた。俳優のトム・ハーディや、日本のセレブタレント叶美香、俳優の大和田伸也など大御所が所有している。
Read Article
【クリープハイプ】2012年に大ブレイクした邦楽ロックバンドまとめ【MAN WITH A MISSION】
クリープハイプMAN WITH A MISSIONなど、2012年には勢いのある若手邦楽ロックバンドが次々と現れました。独特な世界観や激しいライブパフォーマンスがクセになる!そんなおすすめロックバンドのプロフィールや必聴の一曲を紹介していきます!
Read Article
もはやハロウィン仮装?カッコイイ覆面バンドを紹介【MAN WITH A MISSIONなど】
もはやハロウィンの仮装では?と思ってしまう、被り物が特徴的な覆面バンドをまとめました。オオカミの被り物が印象的なMAN WITH A MISSIONや、ウサギの仮面をつけたCRAZY N’ SANE、をはじめ、一度聴いたらファンになること間違いなしなカッコイイバンドのメンバーや代表曲などを紹介していきます。
Read Article
『北斗の拳』にまつわる都市伝説&豆知識まとめ
名作『北斗の拳』にまつわる都市伝説や豆知識をまとめました。作品の元ネタは映画『マッドマックス』であるというエピソードや、断末魔の叫びである「ひでぶ」誕生の経緯などを掲載。知れば誰かに話したくなる噂を、たっぷり紹介していきます。
Read Article
【MCU】スパイダーマンの原作に登場するヴィランまとめ【マーベル・コミックス】
マーベル・コミックスの代表的なヒーロー、スパイダーマン。ここではスパイダーマンの原作に登場するヴィランについてまとめました。サム・ライミ監督版『スパイダーマン』三部作や、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズに登場したヴィランをはじめ、ヴェノムやカーネイジなど、映画『ヴェノム』シリーズに登場したキャラクターなども紹介しています。
Read Article
【MCU】スパイダーマンのiPhone壁紙画像まとめ【マーベル・コミックス】
スパイダーマンのiPhone用壁紙画像を集めました。スーツにもあるスパイダーマンのマーク画像をはじめ、サム・ライミ監督版やアメスパシリーズのワンシーン、原作ではスパイダーマンのヴィランとして登場するキャラクター、ヴェノムの画像などを紹介しています。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の概要
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のあらすじ・ストーリー
- イモータン・ジョーの圧政
- フュリオサとの共闘
- 緑の地へ
- 新たな勇者の誕生
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の主な登場人物・キャラクター
- マックス(演:トム・ハーディ)
- フュリオサ(演:シャーリーズ・セロン)
- ニュークス(演:ニコラス・ホルト)
- スプレンディド(演:ロージー・ハンティントン)
- ケイパブル(演:ライリー・キーオ)
- トースト(演:ゾーイ・クラヴィッツ)
- ダグ(演:アビー・リー・カーショウ)
- フラジール(演:コートニー・イートン)
- イモータン・ジョー(演:ヒュー・キース・バーン)
- リクタス(演:ネイサン・ジョーンズ)
- コーパス(演:クエンティン・ケニハン)
- 人食い男爵(演:ジョン・ハワード)
- 武器将軍(演:リチャード・カーター)
- 登場するその他の団体
- バザード (ヤマアラシ)
- ガスタウンボーイズ
- イワオニ族
- 鉄馬の女たち
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ”My world is reduced to a single instinct: Survive.”(俺に残された本能が叫ぶ。生きろと。)
- ”What a lovely day!”(なんてサイコーの日だ!)
- ”Remember Me?”(私を覚えてる?)
- ”Witness me!”(俺を見ろ!)
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- シャーリーズ・セロンの坊主頭は自身のアイデアだった
- トム・ハーディーは大先輩のメル・ギブソンにアドバイスを受けた
- 17年に渡る波乱万丈の制作エピソード
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の主題歌
- 日本版主題歌 MAN WITH A MISSION×Zebrahead 『Out of Control (MAD MAX: FURY ROAD Ver.)』
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の関連動画
- 予告編映像
- メイキング映像
- 「MADな車たち」特別映像
- 「戦う女フュリオサ」特別映像
- 「5人の妻たち」特別映像
- 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の関連サイト