マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作。2015年公開のオーストラリア映画。第88回アカデミー賞では10部門にノミネート、最多の6部門を受賞した。石油も水も尽きかけた世界。資源を独占し、暴力で民衆を支配する軍団に捕われた元・警官マックスは、自由への逃走を開始。凄まじい追跡、炸裂するバトル。絶体絶命のピンチを迎えた時、決死の反撃が始まる。

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マッドマックス2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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マッドマックス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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主演のメル・ギブソンとジョージ・ミラー監督の名前を一躍世界に轟かせることになった1979年公開のバイオレンスアクション映画。 全編で繰広げられる壮絶なカーチェイスと時折映しだされる残酷描写により、低予算ながら大ヒットし後にシリーズ化された。警察官のマックスは、愛する妻子が暴走族に殺されてしまい、復讐の狼と化して、特殊追跡車「V8インターセプター」で一人孤独な闘いを仕掛けていく。

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ジョージ・ミラー監督、メル・ギブソン主演『マッドマックス』シリーズ第3弾。1985年公開のオーストラリア映画。核戦争により荒廃した砂漠を彷徨うマックスが辿り着いたバータータウン。その街でティナ・ターナー演じる野蛮な女支配者により、球状の檻に囲まれた“サンダードーム”での戦いを強いられた。だが結果、一人砂漠へと追放され行き倒れになったマックスだったが、彼を救ったのは少年少女だけが住む村だった。

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2012年に公開された、アメリカ・イギリス共同制作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。 ゴッサム・シティに平和が訪れ、ブルース・ウェインもバットマンを引退していた。しかしベインと名乗るテロリストが現れ、ゴッサムは再び壊滅の危機にさらされる。 バットマンとして復活したブルースが、窮地に陥りながらも、ゴッサムのために命を懸けて戦う姿が描かれる。

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『ヴェノム(Venom)』とは、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。日本での公開は2018年11月2日。ソニー・ピクチャーズの保有するマーベル・コミックのキャラクターを実写映画化した『ソニー・ユニバース』シリーズの第1作品目。 地球外生命体シンビオートに寄生され、ヴェノムに変身する特殊能力を手に入れたジャーナリストエディ・ブロックの闘いを描く。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Roadのレビュー・評価・感想

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
9

狂気のノンストップアクション

今回はアクション映画の大傑作、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年アメリカ・オーストラリア映画)の解説をさせていただきます

舞台は最終戦争の後、秩序の崩壊した世界。残された人々は少ない資源を奪い合いながら暴力と混沌の中で生きています。
主人公マックスは一匹狼の流れ者ですが、突然現れた暴徒によって拉致され、イモータン・ジョーの支配する砦、シタデルに監禁されます。この砦では、健康な男は輸血用の血液袋、健康な女はイモータン・ジョーのための子産み女として隷属させられるのです。
丁度そのころ、シタデルの女幹部フュリオサがジョーを裏切り、子産み女達を連れて脱走。怒り狂ったイモータン・ジョーは追っ手とともに女たちを追跡します。マックスはその逃走劇に巻き込まれ、成り行きで女たちを助けることになります。

この映画の特筆すべき点は次の3点でしょう。
1.世界観
この世界では、私たちの知る社会の通念が一切存在しません。暴力のみが権力を決め、人権などかけらもなく、弱者は奴隷となるしかありません。
2.キャラクター
この映画では主人公と女たち以外のキャラは、全員常軌を逸しています。もはや人間よりも化け物に近いレベルで、交渉などできる相手ではなく、敵なら戦う以外の道はありません。
3.カーアクション
キャラクターも規格外なら、アクションも規格外です。映画全編のほとんどがカーアクションで構成されており、そのすべてが既存のスタントの常識を超えるレベルで展開されます。

狂ったキャラと世界観、そして見たことのないアクションを楽しめる、珠玉の1本と言っていいでしょう。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
8

不滅のシリーズ第4作、荒涼とした砂漠で展開される苛酷な死闘!

『マッドマックス 怒りのデスロード』は2015年に公開された、オーストラリアの黙示録以後の世界を舞台にしたアクション映画で、共同脚本、共同製作、監督はジョージ・ミラーが務めました。ミラーは脚本で、ブレンダン・マッカーシーとニコ・ラトウリスとコラボしています。本作は『マッドマックス』シリーズの第4作目で、製作はジョージ・ミラー、ダグ・ミッチェル、ラットパック-デューンエンターテインメント、配給はオーストラリア国内がロードショーピクチャー、国際的にはワーナーブラザーズピクチャーズです。出演はトム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン、ゾーイ・クラヴィッツ、アビー・リー、コートニー・イートン。舞台となるのはガソリンと水が貴重な共有財となる、核戦争後の砂漠の荒野で、『怒りのデスロード』はマクシミリアン・ロカタンスキーの行動を追っています。マックスは、カルト指導者イモータン・ジョーと彼の軍団から逃れるために、フュリオサ大隊長とその武装給油車群に合流します。それは長い長い戦いになります。
『怒りのデスロード』は2015年5月にロスアンゼルスで世界先行上映され、同月にオーストラリアで公開されました。『マッドマックス』映画としては最高の収益をあげたにもかかわらず、製作費が1億8510万ドルだったのに対して3億7540万ドルの収益と、『怒りのデスロード』は最大で2000-4000万ドルの損失でした。それにもかかわらず、映画の評価は高く、ミラーの監督、脚本、アクション場面、映画音楽、撮影技術、編集、衣装デザイン、視覚効果、演技(特にハーディとセロン)が優れていたからです。2010年代で最良のアクション映画の1つに数え上げられています。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
8

ストレスが溜まったときにオススメの1本

1979年に公開された「マッドマックス」シリーズ。その3作目から27年ぶりに公開された4作目がこちらです。シリーズの4作目ではあるものの続編ではないため、単体で楽しめます!
核戦争を経て緑は枯れ果て、人々の寿命は半分に。生きるために殺し合い・奪い合いが横行する、荒廃しきった未来の世界が物語の舞台となっています。
主人公は元警官のマックス。彼は荒れ果てた世界で人間性を失いかけ、亡霊のように生きていました。そんなマックスですが、物語の中で少しずつ人間性を取り戻していきます。ストーリーが進むにつれて映画のヒーローとして相応しい頼もしさを見せたり、時にはお茶目さが顔を覗かせたり。本作はマックスの英雄譚かに思えますが、どちらかというと成長物語に近いかもしれません。
そしてもう1人の主人公、フュリオサ。彼女はとある事情でマックスと行動を共にすることとなります。一見するとヒロインに思えますが、戦闘力も精神力も男性陣に負けず劣らず。武器も車も使いこなし、近接戦でも引けをとりません。マックスとフュリオサの最初の共闘シーンは何度見ても胸が熱くなります。本作は2人のバディアクションものともいえるでしょう。
また、マッドマックスといえばカーチェイス。本作に出てくる車は3作目の流れをついで、突き抜けたデザインとなっています。トゲトゲだったり、髑髏が大量についていたり、火を噴くギターを弾く男が装備されていたり。いろいろなゴツい車と、それぞれの特長を活かしたカーチェイス(を超えてもはや戦闘)も見どころの1つです。
もちろん配信やレンタルでも十分楽しめますが、おすすめは映画館です。大きなスクリーンと映画館の爆音で、より楽しむことができる本作。ハマったら定期的に何度も見たくなる名作です。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

脳味噌爆発!!クレイジードライバー共の狂宴

マッドマックス?怒りのデスロード?。私が狂おしいほどに好きなこの映画は何も考えず、頭を空にして、そしてただただアホになって観て欲しい作品である。

舞台は石油、そして水までもが尽きた世紀末の世界。そこで愛する者を失った元警察官の主人公マックス。資源、女を独占し恐怖と暴力によって民衆を支配するジョー。元はジョーの右腕ドライバーであったフュリオサが反逆し、ジョーの妻たちと資源を奪うことから始まるカーチェイスの数々。繰り広げられる爽快アクション。
そんなのあり?!と叫んでしまいたいたくなるような凄まじい追撃、炸裂するバトルの数々。そして終始ただひたすらにかっこいいトム・ハーディ。最高にパンクである。ブッ飛んでいるとしか言えない。そんな現実離れした設定やアクションシーンが続く本作品だが、なかなかどうして面白いのである。細部にまでクレイジーが詰まった全編クライマックスのこの作品は、映画が始まった瞬間から、エンドロールまで一瞬たりとも退屈が訪れない。そして、脳汁の分泌が止まらない。
ストレスが溜まって何も考えたくない時、なんとなく疲れて元気がない時、そんな時に頭を空っぽにして、部屋の電気を消して是非観て欲しい作品だ。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
8

ひたすらハイテンションだが感じ入る

最初から最後まで勢いが良く、ひたすら人が車に乗って激しく戦い、自由を求めて走り続ける120分間。よくあるハリウッドの勢いエンターテイメント映画かと思いきや、それだけでないのがこの映画の魅力でもあります。物語は平たく言ってしまえば「車に乗って荒野を行って帰って来る」だけの話なのですが、そこには、中央集権的な独裁支配に苦しむ民衆や、自由を奪われた女性たちが「生きるため」に進み続けるという、力強いメッセージが込められています。主演のトム・ハーディは主演らしからぬ無口ぶりで、車の前に括りつけられて悶絶していたり、もう一人の主演シャーリーズ・セロンは普段の美しいイメージとは一転坊主頭で煤だらけ。破天荒な荒野のドライブは、独裁的なボスから送り込まれた刺客たちとの壮絶な争いだけでなく、囚われの身だった女性たちが自分の意思で戦うことを決めるヒューマンドラマでもあると言えます。単なるアクション映画ではなく、現代社会に通じる問題点も含んでいるからこそ、この作品は愛されているのだろうと思います。スチームパンク風の乗り物のデザインや、旅の途中で仲間に加わる女性たちなどの楽しさもありますし、激しくテンションの高い音楽も心躍る作品です。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

最高のアクション映画

人間の環境汚染により荒廃した世界が舞台。その中で、最愛の妻と子供を失い亡霊のように荒野を彷徨う主人公マックス。
序盤にあっさりと悪党の手下達(ウォーボーイズ)に捕まってしまう。
人は、「食糧」「水」「ガソリン」などの資源に枯渇していた。そのうちの水と食料を独占する悪党「イモータン・ジョー」、その組員の女性兵隊長(フュリオサ)は、ジョーに性奴隷にされていた女たちとともに、資源が豊富にある緑の楽園を目指し逃げ出す。それを知ったジョーは怒り狂い、フュリオサを捉えるために全手下を率いて追う。その手下の一人の輸血袋として主人公マックスは車に括り付けられて荒野へと爆走。
途中で砂嵐に巻き込まれマックスは車から投げ出されるが、そこには逃げ出したフュリオサと女たちの姿が。いろいろあり、女たちと緑の楽園を目指し、ようやくたどり着いた先は、既に汚染されており奇形の民とカラスが住むデスタウンとなっていた。絶望するフュリオサ。それでも希望を持ってまた走り出す。そこにマックスが一言。「今引き返せば悪党どもの住処は空で、安全な水も食料もある」と。
その意見に合意した二人と女たちは、4000馬力の巨大タンカーに乗って決死の復路を進むことにした。
怒りに暮れるジョーvsマックス&フュリオサ達。
フュリオサは瀕死の状態になるもなんとかアジトに続く渓谷を塞ぐことに成功し、砦に戻ってくる。
英雄として崇められ、歓迎を受けるフュリオサ達だが、そこにマックスの姿がない。
ふと歓喜に沸く大衆の方に目をやると、そこには我が道を進むマックスがまた新たな場所へと消えていくのであった。

以上の内容ですが、監督がジョージ・ミラー監督で自身の世界観をそのまま反映させた作品になるので、非常に濃い世界観になっているところが魅力。常識的な価値観で見るより、映画の中にのめり込んでみると楽しさが倍増する作品です。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

ジョージ・ミラー監督は邪神となった

余裕で旧作を超えた!
序盤にマックスの過去や世界が荒廃した経緯が簡単に解説され、後はほとんどカーチェイスアクションといった、まさにブレーキがぶっ壊れたような内容だった。
しかも、ありえないレベルの改造車が続々登場。イガイガ車やキャタピラカーなどもはや改造という次元を遥かに凌駕していた。中には和太鼓やスピーカーを大量に積み込んだ車もあったりと、過積載では済まされない程に化け物じみたものもあった(笑)。
荒野でのチェイスはとにかく暴れまくり。箱乗りでガソリンをエンジンに吹きかけたり、棒にぶら下がってチェーンソー振り回したり、砂嵐に突っ込んだりと、度肝を抜くアクション満載。挙句の果てには人間が画面に向かって吹っ飛んでくる始末。さらに最後には豪快な大爆発。これがCGをほとんど使っていないのだから凄い!
そして、出てくる輩がまた正気の沙汰とは思えない程のファッションセンス。特に敵のボスの格好はまるで世紀末のコスプレ。火吹きギター野郎に関してはもう感謝と敬意を送りたい(笑)。ドスの利いたBGMをありがとう!
何よりも衝撃を受けたのがシャーリーズ・セロンの変貌っぷり。あれだけの美女が頭丸めて顔面真っ黒にして完全に女を捨てていた。役者魂恐ろしや!
劇場での慈悲のない狂気の世界は、俺にとってはむしろ芸術の世界であった!こりゃ北斗の拳の元になっても仕方がないだろう。IMAXでの爆音効果も遺憾無く発揮されており見ごたえも十分にあった。これがあと3作も続くというのだから恐ろしい。
久々に爽快感満載の熱い映画に出会えて、嬉しさのあまり内蔵を全てえぐり取られた気分になった!ヒャッハー!

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
9

迫力がありすぎる、非現実的な映画!

映画公開前から気になっていた作品でした。しかし、受験勉強のため観るタイミングを逃したこと、またR15作品かつシリーズ三作目というのもあり、予告動画だけを観て感化された人間が見ていいものなのかという葛藤から、鑑賞する勇気が出ずにいました。
やっと鑑賞する余裕と勇気が出たときのは、公開から3年もあとのことです。開始約5分間は、ほとんどセリフがないまま、映像だけでこの作品の世界観、そして主人公が今どんな状況に置かれているのかをまじまじと見せつけられます。そしてまだ映画の序盤中の序盤にも関わらず、大迫力の音量とともに繰り広げられるカーレース。そこだけで「こんな映画観たことない!」と鳥肌が立ちました。とても非現実的なカーレースは映画が終わるまで勢い劣らず、まるで自分もその場にいるような緊張感を常に味わっていました。
ストーリーとしては、大きくいってしまえば、行って帰ってくるだけのシンプルなものです(笑)主要で個性的なキャラクターがたくさんいるものの、個々のバックグラウンドについてはあまり深く触れておらず、ストーリーに関係のある最低限の情報のみしか語られていません。私にとってはそれが変な障害にならず、起こるアクシデントを純粋に受け止めることができました。映画が終わったあとは脱力感と、なぜかスッキリした気持ちになります。非現実的でスリリングな状況を味わいたい方にはおすすめの映画です!

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