有名ホラー映画監督・脚本家とその代表作まとめ【悪魔のいけにえ、ハロウィンほか】

幽霊、ゾンビなどのゴースト系や、人間の闇深さに焦点を当てて描き出したサイコスリラーなど様々なジャンルがあるホラー映画。その業界内では「ホラーと言えばやっぱりこの人!」と口を揃えて名前が挙げられる、有名な監督や脚本家が存在しているのだ。本記事では「ホラー映画業界」で活躍する有名な脚本家や監督と、彼らの代表的な作品を厳選して紹介する。

ゾンビ映画の亜流の中では文句なしにNo.1

出典: www.jtnews.jp

B級ゾンビ映画のツボをすべて抑えたかのような古典的ゾンビ映画がルシオ・フルチのサンゲリアだと思う。

出典: eigazine.com

Zombie (1979) Official Trailer [HD]

◾︎THE GATES OF HELL

出典: moviegore.com

地獄の門

『地獄の門』(原題:Paura nella città dei morti viventi)は、ルチオ・フルチ監督のゾンビものイタリアホラー映画で、1980年公開。
アメリカでの公開タイトルは『THE GATES OF HELL』。日本では劇場未公開、ビデオ発売。

ゾンビ映画第2弾。脳が飛び散り、口から内臓が噴き出し、頭をドリルが貫通し、ウジの大群が降り注ぎと、フルチの作品の中でも過激な残酷描写で有名である。

必殺技「後頭部握り潰し」のゾンビ、必殺技「内臓取り出し」の牧師、意味なくドリル、意味不明ラスト、やっぱりフルチでした。

出典: www.jtnews.jp

The Gates Of Hell - Official Movie Trailer

◾︎The Beyond

ビヨンド

『ビヨンド』(原題:...E tu vivrai nel terrore! L'aldilà、英題:The Beyond)は、ルチオ・フルチ監督のゾンビものホラー映画。
1981年イタリア映画、日本劇場未公開。ビデオ発売。

フルチが『サンゲリア』『地獄の門』に続いて発表したゾンビ映画第3弾。

冒頭の凄惨なリンチシーンをはじめ、硫酸で顔面が溶ける、蜘蛛の大群が人肉を喰らう、犬に喉笛を噛み切られる、ゾンビの頭を拳銃で吹っ飛ばすなど、残酷シーンが満載である。

The Beyond (1981) - Trailer

◾︎Samuel Marshall Raimi

サム・ライミ

生年月日:1959年10月23日(55歳)
出生地:ミシガン州ロイヤル・オーク
国籍:アメリカ合衆国

サム・ライミはは、アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家。

ミシガン州立大学で英文学を専攻していたが、『死霊のはらわた』製作のため中退。
『死霊のはらわた』以降、いわゆるカルト映画の監督として人気を集めてきたが、『スパイダーマン』シリーズで、さらに幅広い多くのファンを獲得する。

◾︎The Evil Dead

出典: www.amazon.co.jp

死霊のはらわた

1981年公開のアメリカのスプラッター映画。リバイバル上映時R-15指定。

監督サム・ライミの長編デビュー作。1980年代のスプラッター・ブームを発生させた作品として知られ、続編として『死霊のはらわたII』『キャプテン・スーパーマーケット』があり、当作品を含む3部作はカルト映画としても非常に有名。2013年にはリメイク映画である『死霊のはらわた』が公開された。

『死霊のはらわた』およびそのシリーズは映画史上最高のカルト映画三部作と呼ばれるようになった。

The Evil Dead (1981) - New trailer

▼サム・ライミ氏製作作品

◾︎The Grudge

出典: www.amazon.com

THE JUON/呪怨

2004年制作のアメリカ映画。PG-12指定。日本映画『呪怨』のアメリカ・リメイク作品。全米興行収入2週連続No.1。

当初はアメリカで撮影される予定だったが、日本で撮影された。
現在は、サム・ライミが本作をリブートする予定。

2006年製作の続編『呪怨 パンデミック』では、佐伯伽椰子の出生の秘密が判明する。パート3の『呪怨 ザ・グラッジ3』は2009年に製作されたが、日米共に劇場では公開されずにDVDスルーの作品となった。

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