ふしぎ遊戯(朱雀・青龍編)のネタバレ解説・考察まとめ
『ふしぎ遊戯』とは、渡瀬遊宇による漫画作品及び、それを原作とするアニメ、ゲーム作品である。高校受験を控えた少女・夕城美朱は、図書館の書庫で見つけた四神天地書という書物に吸い込まれ、本の中で朱雀を呼び出す巫女となる。鬼宿を始め、巫女を守る七星士と共に朱雀召喚を目指す一方、敵対国で青龍の巫女となった親友の本郷唯と対立する。1992年から1996年まで『少女コミック』で連載され、1996年にテレビアニメ化された。後に、前日譚に当たる『ふしぎ遊戯 玄武開伝』及び『ふしぎ遊戯 白虎仙記』が発表される。
CV:石井康嗣 / 志賀克也(若い頃の姿)
年齢:不明
誕生日:11月11日
身長:不明
血液型:B型
字:「奎」の字で左頬
白虎七星士。ランヴァ=ハムが本名で、奎宿は七星士名である。
鬼宿の師匠で、武術だけではなく、学問も教えた。現在は昴宿の夫でもある。瞬間移動能力を持ち、イヤリングを使って攻撃をする。若い頃は精悍な印象の美青年で、相当遊んでいたらしい。今でも女好きで、原作では立ちはだかった房宿をナンパした。
北甲国(ほっかんこく)
玄武を守護神とし、四正国の内北にある国(国のイメージはモンゴル)。特烏蘭(トウラン)を都とする。国土のほとんどが殺伐とした荒野と山だが、豊富な資源を持つ。玄武の象徴色は黒で、玄武七星士の体に出る字の色は黒く、光り輝く時は銀色になる。
天地書内部での200年前玄武が召喚され、永遠の平和が約束されている。玄武召喚に至るまでの物語が『ふしぎ遊戯 玄武開伝』である。
虚宿(とみて) / チャムカ=ターン
CV:岩永哲哉(テレビアニメ) / 堀川亮(ドラマCD)
年齢:享年16歳
誕生日:2月14日
身長:173㎝
血液型:O型
字:「虚」の字で左肩甲骨上
玄武七星士。弓矢の名手である他、氷を操る能力を持つ。死後、斗宿と共に思念体となって黒山の氷の洞窟で神座宝を守り続けていた。美朱を朱雀の巫女として認め、神座宝を託してあの世へと帰って行った。当初は気性の荒い態度で朱雀の面々に接していたが、美朱を巫女と認めてからは柔和な態度になった。
本名のチャムカ=ターンは『朱雀・青龍編』では使われておらず、もっぱら玄武七星士・虚宿を名乗っていた。
斗宿(ひきつ) / エムタト=チェン
CV:桧山修之(テレビアニメ) / 辻谷耕史(ドラマCD)
年齢:享年21歳
誕生日:12月16日
身長:184㎝
血液型:不明
字:「斗」の字で右目
玄武七星士の一人。
虚宿共々、神座宝を守っていた。虚宿と同じく、本名のエムタト=チェンではなく七星士名の斗宿を名乗った。
天罡(てんこう)と地煞四天王(ちさつしてんのう)
第二部の敵。OVA2にも登場している。
天罡(てんこう)
CV:小杉十郎太(OVA) / 塩沢兼人(ドラマCD)
飛鳥時代、詩人によって高松塚古墳に封印されていた魔人。地煞四天王を部下に、全てを我が物にしようと企む。四神天地書の力を狙い、魏の鬼宿としての記憶を利用して復活を図った。
心宿の部族が崇拝していた魔神の正体であり、原作第一部では心宿と通じている場面があった。
元は人間の皇子だったが、魔道に堕ちて封印された経緯を持つ。最後は四神の力で封殺された。
OVA1にも登場するが、玄武の巫女となった唯により封印されている。
斂芳(れんほう) / 祀行斂(しぎょう れん)
CV:石田彰
地煞四天王の一人。美朱のクラスに転入してきた。高校の人間を操って美朱たちを貶め、魏や唯から引き離そうとした。美朱と魏が持っていた朱雀の巻物に絡めとられたことで瀕死になり、弱っていたところを後述の魅嵩に匿われていたが天罡に消滅させられた。
かつて姉と恋に落ちるという禁忌が原因で追い詰められ、命を落とした人間であった。祀行斂は現代で使用した名前である。
魅嵩(みいすう) / 神代魅(かみしろ みいる)
CV:天野由梨
地煞四天王の一人で、魏と美朱の仲を引き裂く為に大学で奎介や魏に近づいた。魔物を体に寄生させ、人を操る能力を持つ。天罡を信じ、従っていたが、いいように利用されて斂芳共々天罡に消滅させられた。
斂芳とは姉弟でありながら愛し合い、かつてその禁忌によって追い詰められて命を落とした。神代魅は、現代で使用した名前である。
旱鬼・飛皋(かんき・ひこう)
CV:高木渉
地煞四天王の一人であり、井宿の婚約者・香蘭を奪った親友(飛皋の横恋慕が元であり、香蘭が井宿を裏切ったわけではない)。天罡の力で蘇り、干ばつや雨を司る鬼神・旱鬼となった。水を操り、その水で他者の理性を奪い、心の奥の闇を引きずり出せる。翼宿の理性を奪い、美朱への想いを欲望として増幅させ襲わせようとした。
最後は井宿と和解し、水へと還っていった。
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目次 - Contents
- 『ふしぎ遊戯』の概要
- 『ふしぎ遊戯』のあらすじ・ストーリー
- 朱雀・青龍編 第1章
- 朱雀の巫女・美朱と朱雀七星士
- 青龍の巫女・唯との争い
- 現実世界での戦いと結末
- 朱雀・青龍編 第2章
- OVA1
- 消えた四神天地書・消えた玄武の巫女
- 変異の黒幕
- OVA・『永光伝』
- 新たな朱雀の巫女
- 七星士の生まれ変わり
- 再びの朱雀召喚
- 『ふしぎ遊戯』の登場人物・キャラクター
- 現実世界
- 夕城美朱(ゆうき みあか)
- 宿南魏(すくなみ たか)
- 本郷唯(ほんごう ゆい)
- 夕城奎介(ゆうき けいすけ)
- 梶原哲也(かじわら てつや)
- 大杉鈴乃(おおすぎ すずの)
- 奥田多喜子(おくだ たきこ)
- 奥田永之介(おくだ えいのすけ)
- 榊真夜(さかき まよ)
- 紅南国
- 鬼宿(たまほめ) / 琮鬼宿(そう きしゅく)
- 星宿(ほとほり) / 彩賁帝(さいひてい)
- 柳宿(ぬりこ) / 迢柳娟(ちょう りゅうえん)
- 翼宿(たすき) / 侯俊宇(こう しゅんう) / 幻狼(げんろう)
- 軫宿(みつかけ) / 妙寿安(みょう じゅあん)
- 井宿(ちちり) / 李芳准(り ほうじゅん)
- 張宿(ちりこ) / 王道煇(おう どうくん)
- たま
- 少華(しょうか)
- 攻児(こうじ)
- 忠栄(ちゅうえい)
- 結蓮(ゆいれん)
- 鳳騎(ほうき) / 楊太后(ようたいごう)
- 芒辰(ぼうしん) / 礼清帝(れいぜいてい)
- 迢呂候(ちょう ろこう)
- 張学礼(ちょう がくれい)
- 胡玲春(こ れいしゅん)
- 徐長生(じょ ちょうせい)
- 朱永安(しゅ えいあん)
- 倶東国
- 心宿(なかご) / アユル
- 房宿(そい) / 白花婉(はく かえん)
- 亢宿(あみぼし) / 武亢徳(ぶ こうとく)
- 角宿(すぼし) / 武俊角(ぶ しゅんかく)
- 氐宿(とも) / 羅軍(らぐん)
- 尾宿(あしたれ)
- 箕宿(みぼし)
- 西廊国(さいろうこく)
- 婁宿(たたら) / カサル=ツォニエ
- 昴宿(すばる) / ドゥリン=ハム
- 奎宿(とかき) / ランヴァ=ハム
- 北甲国(ほっかんこく)
- 虚宿(とみて) / チャムカ=ターン
- 斗宿(ひきつ) / エムタト=チェン
- 天罡(てんこう)と地煞四天王(ちさつしてんのう)
- 天罡(てんこう)
- 斂芳(れんほう) / 祀行斂(しぎょう れん)
- 魅嵩(みいすう) / 神代魅(かみしろ みいる)
- 旱鬼・飛皋(かんき・ひこう)
- 俑帥(ようすい)
- 太極山(たいきょくざん)
- 太一君(たいいつくん)
- 娘々(にゃんにゃん)
- ゲーム版のオリジナルキャラクター
- 鳳まどか(おおとり まどか)
- 氷室深咲(ひむろ みさき)
- 『ふしぎ遊戯』の用語
- 四神天地書(しじんてんちしょ) / 四神天地之書(しじんてんちのしょ)
- 四正国(しせいこく)
- 四神の伝説
- 巫女(みこ)
- 七星士(しちせいし)
- 神座宝(しんざほう)
- 媒体(ばいたい)
- 『ふしぎ遊戯』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 柳宿「生きてりゃあねぇ!!つらいことでもいつか笑って懐かしく話せる時が来るのよ!」
- 柳宿の死
- 美朱「『逃げる』と『挑む』って字は、『しんにょう』と『てへん』が違うだけでまるで変わっちゃうって。(中略)あたしは『挑む』よ!!」
- 婁宿と鈴乃の死と再会
- 朱雀召喚
- 美朱と鬼宿の再会
- 『ふしぎ遊戯』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 四神天地書に吸い込まれた少女は年を取らない
- 美朱は担当声優・荒木香恵が代役を演じたセーラームーンのポーズを取ったことがある
- テレビアニメで削られた「女誠国」のエピソードをOVAでアレンジ
- 辞書で「鬼」の字を調べると書かれている「鬼宿」
- 『ふしぎ遊戯』の主題歌・挿入歌
- テレビアニメOP(オープニング):佐藤朱美「いとおしい人のために」
- テレビアニメED(エンディング):今野友加里「ときめきの導火線」(第1話ー第32話、第34話ー第51話)
- テレビアニメED(エンディング):坂本千夏「風の旋律」(第33話)
- テレビアニメED(エンディング):「For Epilogue...」(第52話)
- OVA1OP(オープニング):佐藤朱美「夜が明ける前に」
- OVA1ED(エンディング):石塚早織「明日の私を信じたい」
- OVA1挿入歌:緑川光「Voice」
- OVA2OP(オープニング):佐藤朱美「Star」
- OVA2ED(エンディング):The S・h・e「夢かもしれない」
- 永光伝OP(オープニング):上野洋子「地上の星座」
- 永光伝ED(エンディング):子安武人「YESーここに永遠があるー」
- ゲームOP(オープニング):宮野真守「Discovery」