ふしぎ遊戯(朱雀・青龍編)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎ遊戯』とは、渡瀬遊宇による漫画作品及び、それを原作とするアニメ、ゲーム作品である。高校受験を控えた少女・夕城美朱は、図書館の書庫で見つけた四神天地書という書物に吸い込まれ、本の中で朱雀を呼び出す巫女となる。鬼宿を始め、巫女を守る七星士と共に朱雀召喚を目指す一方、敵対国で青龍の巫女となった親友の本郷唯と対立する。1992年から1996年まで『少女コミック』で連載され、1996年にテレビアニメ化された。後に、前日譚に当たる『ふしぎ遊戯 玄武開伝』及び『ふしぎ遊戯 白虎仙記』が発表される。

CV:関智一(テレビドラマ) / 山口勝平(CDブック)

年齢:24歳
誕生日:5月21日
身長:175㎝
血液型:不明
字:「井」の字で右膝

李芳准という名前の法師で、七星士名は井宿。朱雀七星士では最年長で、美朱や他の七星士のフォローや相談役を行うこともある。変身、分身、瞬間移動といった様々な術をつかう。かつて、太極山で3年間修業をしていた。
太一君から、術の力を強める首飾りを授かる。通常は甲高い声でしゃべり、語尾に「~なのだ」とつけて話す飄々とした振舞いが特徴。糸目でキツネのような印象だが、これは仮面で素顔は美形である。真面目、深刻な話の時は仮面を外す。かつて大洪水に遭い、恋人や親友を失った天涯孤独の出自を持つ。洪水の際自身も片目に傷を負っただけではなく、恋人が親友に寝取られた為、彼を見殺しにしたとの罪悪感があり、いつも笑っている仮面をつけるようになったのは傷で他者に不快な思いをさせない為であった。
翼宿同様、生きた状態で現実世界に召喚され、新宿で心宿と戦い美朱を守った。

第二部では、婚約者を奪った親友・飛皋と敵対する。戦いの果て、飛皋と和解した。

張宿(ちりこ) / 王道煇(おう どうくん)

CV:川上とも子

年齢:13歳
誕生日:3月19日
身長:148㎝
血液型:A型
字:「張」の字で左足の甲

王道煇が本名で、七星士名は張宿。字が出ている時は聡明な頭脳を発揮するが、その状態を維持することはできず、字が消えると年相応の少年となる。学問に秀でており、科挙の二次試験にまで進んだ秀才。頭脳だけでなく礼節にも長ける。13歳で、朱雀七星士では最年少である。字が出ていない時の自分を頼りなく思うと同時に、男らしさに憧れを持っていた。
唯の青龍召喚を止める為に翼宿らと向かうが、青龍七星士の箕宿に体を乗っ取られた。しかし、精神力を振り絞って自らの体を箕宿の武器で刺し、字が出ていない状態ながら朱雀七星士としての誇りを持って箕宿を殺害。自分の体を傷つけ続けたことにより自身もまた死亡する。翼宿に「こんなええ男、見たことない」と涙ながらに言わしめる。
現実世界での朱雀、青龍の戦いの中、命を落とした他の七星士たちと共に再登場し、美朱をサポートした。

『永光伝』では、紅南国の消滅をきっかけに学礼という赤子に転生した。生後半年だが、張宿としての記憶や知性が残っており、死んだ残りの3人は皆望んで転生をしたこと、成長に従い記憶が薄れていくがそれは仕方がないと説明した。

たま

CV:冬馬由美

軫宿の連れている猫。「たま」の名前は美朱がつけた。美朱が単独行動をとった際一緒についていき、その時の様子をジェスチャーで鬼宿に伝えようとするなどコメディタッチの描写が多かった。

少華(しょうか)

CV:榊原良子

キスをすることで死人をよみがえらせる能力を持つが、村を出るとその能力を失ってしまう。軫宿とは幼馴染みで、恋人だった。一年前に死亡していたが、自身を取り殺した病魔に利用されていた。死者を甦らせる力も、死体を操りそう見せかけていただけだった。
軫宿に病魔の力を取り払われて二度目の死を迎えるが、軫宿と再会できたことに満足していた。
終盤、生まれ変わりである赤ん坊が軫宿の手で守られた。『永光伝』では、その赤ん坊が成長した姿で登場している。

攻児(こうじ)

CV:関智一

翼宿の仲間の山賊。美朱たちが「翼宿は死んだ前のお頭」との嘘を信じ、山賊一味から去った時本物の翼宿に「ホンマは一緒に行きたかったんちゃうか?」と尋ねた。
倶東国と紅南国の戦に仲間を引き連れて参加し、翼宿に七星士としての役目を果たすように言った。

忠栄(ちゅうえい)

CV:亀井芳子

鬼宿の弟で次男。他の兄弟と共に、兄の留守に家の仕事をしている。父や兄弟と共に角宿に殺された。髷を解くと鬼宿に似ており、柳宿からは「ちびたま(ちび鬼宿)」と呼ばれる。
アニメでは包丁を握りしめ、兄弟を守るように死んでおり、鬼宿から「偉いぞ」と悼まれた。
アニメ第51話で鬼宿が見た結婚式の夢で、式の飲食代に頭を悩ませていた。

結蓮(ゆいれん)

CV:岡村明美

鬼宿の妹。弟妹では最年少である。美朱と柳宿が帰郷した鬼宿の後をつけて行った際に出会っている。出稼ぎでほとんど家に帰らない兄を慕っており、土産の人形よりも兄にいてほしいと駄々をこねた。美朱を鬼宿の結婚相手と認識し、花嫁の証にと木の実でネックレスを作り美朱に渡した。
鬼宿の不在時に角宿の襲撃に遭い致命傷を負う。鬼宿たちが駆け付けた時、父や兄弟はこと切れていたが、結蓮はまだ意識があり、「どこにも行かない?」と兄に尋ねそのまま息を引き取った。

鳳騎(ほうき) / 楊太后(ようたいごう)

CV:坂本千夏(テレビアニメ・OVA) / 高山みなみ(ドラマCD)

星宿の妻。柳宿に似ており、鳳騎と出会った美朱は当初柳宿と見間違えた。
第二部では、夫の死で落ち込んでいたが、星宿の魂と再会し、気力を取り戻す。
『永光伝』では皇太后として息子の芒辰(ぼうしん)を支えていた。

芒辰(ぼうしん) / 礼清帝(れいぜいてい)

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