アラタカンガタリ〜革神語〜(アラカン)のネタバレ解説・考察まとめ

『アラタカンガタリ~革神語~』とは、異世界・天和国と日本を舞台に、高校生の少年が劒神・創世を手に戦う様を描いた渡瀬悠宇による冒険ファンタジー漫画。
2008年から『週刊少年サンデー』で連載をはじめ、2016年8月に一時休載するも、2021年5月より連載再開。2022年4月20日以降はサンデーうぇぶりに掲載誌を移している。アラタという少年と入れ替わる形で天和国にやってきた高校生の日ノ原革は、秘女王の暗殺未遂をきっかけに始まった争いを終わらせるため劒神・創世を手に戦いと冒険を繰り広げていく。

『アラタカンガタリ〜革神語〜』の概要

アラタカンガタリとは、渡瀬悠宇(わたせ ゆう)による初の少年漫画作品である。
2008年から週刊少年サンデーで連載。2016年8月に一時休載するも、2021年5月より大幅改変して作成されたリマスター版の13巻の続きから連載再開した。その後20022年4月20日発売の週刊少年サンデーを最後にサンデーうぇぶりへ移籍し連載している。2013年4月にアニメ制作会社サテライトにてテレビアニメ化された。劒神と呼ばれる神が存在する世界・天和国と日本を舞台に、天和国を治める秘女王暗殺未遂をきっかけに始まった争いを終わらせるため、天和国の少年アラタとの入れ替わりでやってきた高校生の日ノ原革が劒神・創世を手に戦う冒険ファンタジー漫画である。日本の高校生・日ノ原革(ひのはら あらた)がイジメにあい親友に裏切られたことに絶望し彷徨っていると、“秘女族の娘として天和国を治める秘女王の交代儀式に参加し、居合わせた秘女王暗殺未遂事件の犯人に仕立て上げられ逃げた先の森に飲まれた秘女族”の少年アラタと入れ替わってしまう。この暗殺事件をきっかけに、劒神に選ばれた特別な人間・鞘同士が天和国の頂点・大王を目指して争うようになり、革もまたこの壮大な戦いに巻き込まれていく。自身が選ばれた特別な劒神・創世を使い、戦いを止めるために旅をする少年の成長と、また敵となる門脇将人(かどわき まさと)との因縁や友情や一緒に旅をする采女族の少女・コトハとの恋愛物語である。メインは日ノ原革視点であるが、日本を舞台にアラタ視点での物語も同時に展開している。

『アラタカンガタリ〜革神語〜』のあらすじ・ストーリー

始まり

秘女王キクリの元に劒神を届けることを決意する革

天和国(アマワクニ)の秘女族(ヒメゾク)の男として生まれたアラタ。ある日突然祖母マカリから、「天通力(アマツリキ)と呼ばれる特別な力を使い剣の姿をした神・劒神(ハヤガミ)を束ね、天和国を治める秘女王が交代するために六十年ぶりに行われる秘女王交代の儀式に、秘女族の娘が見つかるまでの間だけ女装して参加しろ」と命じられる。最初こそ断るもマカリから説得され仕方なくアラタは、自身の仕える治癒力を持つ一族・采女族(ウネメゾク)のコトハから貰ったかつて秘女王にもらったというミチヒノタマのお守りを胸に儀式に臨むことに。しかし儀式が始まると、現在の秘女王であるキクリに仕えているはずの十二神鞘(ジュウニシンショウ)の一人・カンナギがキクリを襲撃。アラタも狙われたところを何とか逃げ出すが、秘女王殺しの汚名を着せられ命を狙われることに。儀式の行われた場所から近くにあった神開の森(カンドノモリ)に隠れようと入っていくアラタ。しかし突然森が動き出しアラタは森に喰われ、気がつくとそこはアラタの知らない世界・日本だった。
一方、日本の高校生である日ノ原革(ひのはら あらた)は高校の入学式に向かうため電車に乗っていた。そこで痴漢に間違えられていた同級生の西島優(にしじま すぐる)を助けたことをきっかけに彼と仲良くなる。しかしある日中学時代に革を虐めていた門脇将人(かどわき まさと)が同じクラスに遅れて入学したことをきっかけに、門脇から再びイジメを受けるように。友達も離れて行ってしまうが、唯一自分の友達として傍にいてくれた優を心の支えに頑張っていた。だが優に裏切られ、革は学校を飛び出していく。いっそこの世界から消えたいと願いながら街を歩いていると、突然目の前が暗くなり、気が付く天和国だった。困惑するのもつかぬ間、アラタを助けに来たコトハと出会い、訳が分からないままコトハと共にアラタの家へ。突然帰ってきた孫たちの姿に驚いたマカリから、同じ姿をした日本の革と天和国のアラタが入れ替わってしまったことを伝えられる。その事実に革が絶望していると、アラタを追っていたカンナギによってコトハが捕えられてしまい、助けたければ出てこいと告げられる。どんなに責められてもアラタを信じると言ったコトハに心打たれた革は、自らカンナギたちの前に現れる。カンナギの持つ劒神・火焔(ホムラ)による火の攻撃を避けるなかで、革が偶然アラタの家に祀られていた錆びだらけの剣の形をした御神体を掴むと、御神体が反応する。マカリの言葉に従い「顕れたまえ」と唱えたことで御神体の力が放たれ、カンナギたちは去っていく。ひとまず落ち着きを取り戻した革たち。そんな革に、マカリは革が秘女族に伝わる特別な劒神の鞘に選ばれたことを告げる。マカリによって鞘とは何かを説明され革は、周りの反応から本当に自分がこちらの世界のアラタと思われていることを理解。自暴自棄になり、アラタの家から飛び出す。コトハはそんな革を追いかけ自分がずっと傍にいると言い、本物のアラタに渡したものと同じミチヒノタマを革の首にかけた。しかしその時、再びカンナギが現れ、革は秘女王殺しの罪で囚われ、裁判にかけられることになってしまった。牢の中で嘆き悲しむ革は、ふともらったミチヒノタマを手に取ると、そこから光が現れ、まるで映像のようにアラタが現れた。アラタの後ろが自分の部屋なことから彼が入れ替わったアラタだと理解した革。アラタに詰め寄り、秘女王殺しの真相を確認する。何を信じて良いのかわからなくなる革にアラタは自分を信じるなと言い放ち、何とか元に戻る方法を探すからそれまで頑張ってくれと言ってアラタとの交信が切れてしまう。そうして裁判当日。多くの民衆が集まる中、一人秘女王殺しの犯人として責められる革。真犯人であるカンナギからも都合の良いように責められる。反論する革に対し、十二神鞘たちは最果ての地獄ガトヤへの流刑を言い渡し、革はそのまま浮舟に乗せられてしまう。道中、浮船に密航したコトハが捕まり革の元にやってきた。アラタの采女としてずっと傍にいてくれると言って革の劒神となった創世を届けてくれたコトハ。革が劒神を受け取ると、コトハは革の首にかけられたミチヒノタマを手に取り、重症のまま眠っている秘女王キクリのことを思い嘆いた。すると、その思いが届いたかのようにキクリからの天通力による通信映像が現れた。突然のことに驚く革たち。するとキクリは、革が劍神を使い全ての劒神を束ね、そして自分の元にその劒神を届けてほしいと頼まれた。ただ革を信じていると言ってくれたキクリに、革は劒神を必ず届けると誓うのだった。

流刑地ガトヤ

ガトヤに送られた革とコトハ。ガトヤについて早々、悪ガキコンビのカナテとギンチの二人に絡まれた。適当にあしらっていると突然鐘の音がし、革達のすぐ近くにいた二人が巨大な管のようなものに喰われていく。呆然とする二人はそれが毎日一回二人ずつあの管によって連れていかれ、その後戻ってこないという審判の刻だと教えられた。毎日いつのタイミングで始まるかわからない審判の刻に怯えながら過ごす日々。そんな毎日の中で、一緒に来てくれたコトハの存在だけが、唯一の支えだった。そんなある日、いつものように突然始まった審判の刻によって地面が割れてコトハが落ちてしまう。コトハを見つけるため、革が持っていたインクの少ないカラーペンやペットボトルなどと交換で情報をもらっていたが、その革の持つ物の物珍しさから逆に周りの人々に襲われかけ、ガトヤで酒屋を営むオソメに助けられた。審判の刻がツヅカというガトヤを支配する鞘の劒神によるものだと教えられ、またガトヤの地図を渡してくれたオソメに感謝しながらコトハを再び探し始めるが見つからずまたせっかくもらった地図も盗まれてしまい、八方塞がり。劒神を取り出してみても反応しない劒神に、自暴自棄になる革の前に、フードを被った男が現れた。思いつめた表情をしていたから身投げでもするのかと思ったという男に、そんな度胸ないと返す革。劒神を操れる鞘なのだろうと尋ねられるも、革は劒神は無反応な上、仲間とは離れ離れになってしまったことを吐露。またこんな異世界でどうすればいいんだ。秘女王との約束だってこれじゃあ守れない、秘女王もめちゃくちゃだと愚痴をこぼす。そんな革に対し、自分でそう思い込んでいる限りなんでも無理だ。迷ったら落ち着いて、目の前にあるものを全体からよく見てごらん。そうすれば答えが、自分で出来ることがきっと見えてくる。そう言われハッとする革。また君はなぜ秘女王とそんな大きな約束をしたと問われ、「自分のことを信じてくれて嬉しかったから」と告げると、信頼に応えたいというのはすごいこと。きっと君ならきっとできる。そう言って男は突然いなくなってしまった。敵か味方かわからない大人に言われても半信半疑ながらも、先ほど男が言った、目の前にあるものを落ち着いてよく見てということで改めて落ち着いて周りを見回すことが出来た。何故かコトハがカナテたちと共にいることがわかった革。向かうとコトハより先にカナテと遭遇。コトハを連れ帰ろうとする革に対してカナテが攻撃を仕掛けて来たのをあしらいつつ、なんとかコトハと再会することができた。しかしその時、再び審判の刻が起こり、カナテとギンチが喰われてしまった。咄嗟のことに動くことができず怖じ気づく革だったが、二人を助けるためにコトハと共に管を辿りツヅカの元に向かった。一方カナテたちが目を覚ますと、そこはツヅカによって連れてこられた円形の舞台の上だった。管に捕まった状態でツヅカから無実だというならば二人で戦えと強制される。断る二人だが、ならば二人共処刑すると言うツヅカの言葉に、二人は仕方なく戦うことに。仕方ないとギンチに襲いかかるカナテ。しかしそれがフリだとツヅカに気づかれてしまい、カナテはギンチにとどめを刺すふりをして自ら殴られることを選んだ。しかしツヅカは、ギンチがカナテを殺したとして処刑しようとしてきた。すべてを見ていた革は怒り、ツヅカに対峙。戦いを挑む。管の中に隠れた状態で攻撃を仕掛けてくるツヅカに苦戦を強いられる中、ふとフードを被った男の言葉を思い出す。信じると言ってくれた秘女王との約束に応えたい。その思いに応えるように劒神が光を放つ。光が映し出したツヅカの真の姿は、劒神に刺された老人だった。苦しむツヅカの劒神に革が触れると、ツヅカの思考が流れ込んできた。ツヅカはかつて信じていた友人に裏切られ、劒神に刺されてしまっていた。それから人を信じられなくなったツヅカは鬼となり、劒神によってガトヤを閉じ込め支配するようになってしまっていた。自分も友達に裏切られていた革は自分の劒神をおろし、ツヅカから劒神を抜こうと力を入れる。鬼と化した劒神から憎しみを流されても負けず劒神を抜いた革。そんな革に心打たれ、ツヅカは何かの誓言を唱え始めた。そんな革に心打たれ、ツヅカは何かの誓言を唱える。するとツヅカの身体と劒神が光を放ち、何かが革の劒神に吸い込まれた。訳が分からない革にツヅカはツヅカの劒神・審判(サニワ)が革のものになったと説明。自分も革の劒神の中で生きるという。まだよく意味が分からない革だが、ツヅカに言われるがままに劒神・審判と使うと、審判によって生み出されたガトヤの空間の歪みが元に戻り本来のガトヤの姿に。審判を使ってガトヤの歪みを戻すと、革を追ってきていたカンナギから逃げるため、カナテとギンチ、そしてコトハと共にガトヤから逃げ出すのだった。

カンナギ領カグツチ

ガトヤから船で移動中に革は、アラタから交信を受けた。その時にアラタから自分が革の代わりに学校にいったことや記憶喪失ということになっている事。またアラタの事を絡んできた門脇を蹴ったことを伝えられる。それを聞き、一人ブルーになる革。また船酔いや船が壊れるなどのハプニングに見舞われながらも、革たちは何とか陸地にたどり着いた。首都に向かうため、近くのカンナギの領地カグツチへ向かうことに。カナテたちと別れるはずだったが、偶然見かけた避難民の中でギンチは母と再会。一緒に避難することに。カナテも一緒に行こうと誘われるも、盗賊団である自分の家族が金品を奪うためにギンチの父親を殺していることを悔やみ、カナテはギンチと離れることを選ぶ。弟分であるギンチと別れ悲しむカナテ。そんなカナテの様子を見かね、革は強引にカナテを引きずり、三人は一緒に旅に出ることになった。そうして次はカンナギの領地カグツチに向かうことになった三人。海獣ムルに襲われてびしょびしょになったり、コトハの服が盗まれたりとトラブル続き。あげく熱で倒れてしまった革は、服を盗んだ犯人ホニの主人でありカンナギの属鞘でもあるオヒカの家に招待された。目が覚めるとそこはオヒカの家。警戒する革だったが、話すオヒカは穏やかで争いを好まない人柄。そんなオヒカから、この世界が秘女王を頂点に、十二神鞘、属鞘と続く縦社会であること。秘女王を殺されたことで、全鞘を降し劍神を統一させるという降し合いが鞘同士で始まろうとしていることを聞かされた。また、劍神共々自身の生命を相手に託すことを降すことだと教えられ、ツヅカが唱えた誓言が降下の誓言というもので、それを唱えたことでツヅカが自分に降ったのだと気づいた。またツヅカがアラタという人物に降ったという情報がもうすでに広まっていることを知り戸惑っていると、下女がオヒカにカンナギと同じ十二神鞘の一人であるアカチの来訪を告げる。困惑するオヒカだが、断るわけにもいかず、アカチに会いに行く。オヒカは革たちに今のうちに逃げるように促すが、アカチがオヒカに会いに来た理由が気になった革は、こっそりと覗くことに。対面したアカチはオヒカに対し、カンナギが秘女王を裏切ったから自分の属鞘になれと告げる。驚きながらもカンナギを信じると属鞘になることを断るオヒカ。するとそれを聞いたアカチが自身の劒神・地龍(オコロ)を取り出すと、使用人や妻に劍神を向け、彼らを殺されたくなければ自分に降れと脅してきた。オヒカは妻たちを守るため、自らアカチに降った。あまりの状況に呆然とする革たちを横目に、アカチは使用人たちやオヒカの妻を皆殺しにしていく。すると、そこに属鞘全員を殺され怒るカンナギが現れ、十二神鞘同士の降し合いが始まった。最初こそ互角の戦いを繰り広げていた二人だったが、降された属鞘や左肩の傷の事を指摘され、カンナギが動揺した隙にアカチに火焔を取られてしまう。カンナギをいたぶり降下の誓言を言わせようとするアカチに対し、革はカンナギを助ける。革が劔神を持っていることに気づいたアカチがお前も大王の位を狙うか?と問いかけてくるが、人を傷つけることしかできないものなんて手に入れる価値もないと返す革。そんな革に呆れたように、「この先は降すか降されるかの世界だ」と言葉を残して、アカチは去っていく。火焔を取られ呆然とするカンナギ。そんなカンナギにオヒカを慕っていたホニが旦那様を取り返してほしいと詰め寄るが、一度降ってしまっては二度と戻せないというカンナギの言葉に嘆くホニ。立ち上がりどこかに行こうとするカンナギを革は責めるが、逆に革も変わらないとホニに責められてしまう。どうすればいいのか分からず悩む革。そんな革の元に、ガトヤであった謎のフードを被った男が再び現れた。革は彼を見てほっとし、急に震えだす。そして男に今の気持ちを吐露し、決してアカチのようにはならないと決意した。ローブの男は、力で降さず劒神共々預かることが、革の持つ劒神ならできると告げる。創世(ツクヨ)という名を呟く革にこたえる様に輝きを放つ創世。そして「劒神「創世」の後継者として、君が世界を変えるんだ」というローブの男の言葉に、大きくうなずく革を見届けると、男は自分を先生(セオ)と名乗り、立ち去っていった。コトハ達に決意を伝えた革は、自分と行動を共にすることでコトハが危険な目にあうことを危惧し、コトハが寝ている隙を見てそっと一人で旅をしようとするが、コトハは危険でもついていくと追いすがってきた。また二人きりにさせるかと着いてきたカナテの3人で結局旅を続けることに。コトハが好きなのは自分ではなくアラタだと知りつつも、自分はコトハが好きだと自覚する革。コトハが付いてくることを了承しつつも、内心は複雑な想いを抱えていた。カンナギは、アカチから火焔を取り戻すための繋ぎとして、革の創世を奪おうとするが、革は創世を取り出し何とか難を逃れる。しかし、その時自然発火の火災が偶然発生し、革は火に襲われたコトハを助けようとする。カンナギはその光景を見て自分の過去と重ね合わせ、とっさに革とコトハを助け出して倒れた。カンナギは目覚めると、自身の過去のことを語り始めた。それは、幼い頃から共に過ごし、また一緒に暮らしていたカンナギにとっての最愛の人だったエミスという女性の話。エミスは一緒に暮らしていた頃にカンナギが熱を出したきに熱を下げるため薬草を取りに行き自然発火に巻き込まれ死んでしまっていた。そして嘆き悲しんだカンナギが自ら命を絶とうしたところ火焔に気に入られ、火焔の鞘となったという。火焔はエミスのようなもの。その火焔をアカチから取り戻すと改めて決意するカンナギを、革は一緒に行こうと誘った。

ヨルナミ領ミヅハメ

ナルとナグ

日本にいるアラタは、なぜ門脇が革を目の敵にしているのかを知るため優と共に門脇がいる渋谷に向かう。アラタたちが見つけた時、門脇は悪い噂の絶えない先輩たちと遊んでいた。どこか気だるげに遊ぶ門脇だったが、先輩の一人がスーツの男とぶつかったことで諍いが起こった。相手の男は怒り、門脇に刃物を向けてくる。襲いかかってきた相手の男に、アラタが飛び蹴りを食らわす。難を逃れた門脇だったが、警察官が来たことに気づきその場から離れた。それに気づいたアラタは後を追う。しかしアラタは門脇から自分を見下す最低野郎と罵られ、目障りだと突き放されてしまった。するとそこに、アラタを心配した革の母が現れた。革の母はアラタに平手打ちし、心配したと泣き出してしまう。その姿を見たアラタは、革の母を初めて「お母さん」と呼んだ。
革たちはカンナギを加え、ヨルナミの領地であるミヅハメへ向かう。揺れる吊橋を進んでいくと、突然目の前に巨大な怪物が現れた。襲い掛かってくる怪物から逃げるために別の道へ進むと目の前に建物の入り口がみえる。革たちは逃げ込み入り口を閉じた。すると突然どこからともなく蔓が伸びて内側から入り口を塞がれてしまった。仕方なく革が建物の中を見ると、そこにはたくさんの子供たちがいる。子供たちの親はいないらしく、革たちは相手をしつつ建物から出る方法を探すことになった。革たちは子供たちとすぐ打ち解け、特に双子の女の子であるナルはコトハを母様と呼びよく懐いている。しかしナルの双子の片割れである男の子のナグだけは、ナル以外と話そうとしない。その様子がイジメが原因で引き籠っていた自分と重なった革は、必死にナグに話しかける。ある時、革は過去の夢を見ながら泣いてしまう。それを見たナグは革の涙を拭い、それ以来革の傍にいてくれるようになる。そんな中、出口を探していたカンナギはまだ天井裏を見ていないと気付く。カンナギが天井裏へ入っていくと、そこにはぐにゃぐにゃとした人らしきものがいる。失敗した大人だというその人たちは、カンナギに襲いかかってくる。革が劒神・創世の神意を放つと、大人たちは消えていく。しかしそこにいたはずの子供たちも消えており、残ったのは地面に描かれた子供の絵だけだった。それを見たカンナギから、これが劔神・白堊(ハクア)によって絵を具現化させたものだと教えられる。一体誰がと革たちが悩んでいると、ナグが劍神・白堊を手に現れた。ナルを守るように立ちナグは、絵を描き攻撃してくる。革が戦う気はないと伝えるも、ナグは聞いてはくれない。一瞬の隙をつきナルが革の元へやってきた。自分がナグを置いていったからだと悪いのだと話すナルは、ナグを許してほしいと乞う。そしてナルから「ナグをここから出してあげて下さい」と革に懇願された。革はナルの願いを叶えるため、再び劒神・創世の神意を放つ。するとナルは消えてしまった。ナルが消えたことでナグは自棄を起こし叫びながら暴れまわる。革が追いかけて抱きしめると、ナグは徐々に落ち着いていきそのまま眠った。しかし、このままではナグもまた鞘たちの争いに巻き込まれて危険だとカンナギからナグを降せと詰められる。しかしナグを降したくない革。どうすればいいか悩んでいると、革はそのまま眠ってしまう。翌朝革が目を覚ますと、ナグから遊んでと誘われる。一日ナグと楽しく過ごした革は、「やはりナグは降せない」と思い、「自分たちと一緒に行こう」と彼を誘う。そしてカンナギたちを説得するため革がナグから一旦離れる。一人になったナグは、革が置いていった劒神・創世の前へ向かうと降下の誓言を唱え、創世に降った。

動き出す

怒りで鬼化し始める革

アラタが学校へいくと、先生から渋谷で倒した男が連続殺傷事件の犯人だったと教えられる。犯人を捕まえるのに貢献したとして一躍ヒーロー扱いされたアラタ。居心地が悪くなり、アラタが屋上の給水塔の上で一人悩んでいると、三人の女生徒たちがやってきた。アラタが声をかけると、そのうちの二人は逃げていく。一人取り残された女生徒を見ると、コトハにそっくりだった。驚くアラタに対し、女生徒から「本物の日ノ原はどこに行ったの?」と尋ねられた。アラタが自分の事がわかるのか聞き返すも、予鈴が鳴ってしまい織部実名と名乗った女生徒は行ってしまった。放課後、先程の話をするためアラタは実名を探す。実名は屋上の給水塔の上で一人静かに泣いていた。
雨が降りはじめたことで革たちは宿に泊まることにする。二部屋のうち一部屋をコトハと二人で泊まる事となった革はドキドキが止まらない。食事をしたあとすぐに寝ようとした革だったが、コトハから声を話しかけられる。コトハからあなたは誰と問われた革。意を決し革は神開の森で自分とアラタと入れ替わったことを明かす。最初こそ動揺した様子のコトハ。しかしアラタはコトハに、革として受け入れてもらうことが出来た。
泣いていた実名を見つけたことで、アラタと実名は話をするようになった。自分と世界と違和感があるという実名と話をすることで、アラタは徐々に落ち着きを取り戻していく。一方門脇は、日直で朝早く来た優を教室で待ち伏せする。渋谷でのことを門脇が問い詰めると、逆に優からもうやめろと窘められる。それを聞いた門脇は逆上。優を乱暴に屋上まで連れていく。門脇は優をフェンスに押し付ける。またライターに火をつけて優にフェンスを登れとライターで脅した。しかし、ちょうど給水塔の上で実名と話していたアラタが止めに入る。すると門脇はイラつきながら屋上から去っていく。アラタが落ちた優の眼鏡を差し出しながら優に話を聞こうとする。すると優は、門脇の革に対するイジメに加担したことは自分を守るために仕方なかったことだと開き直り、その場から去っていった。家に帰った門脇は、久しぶりに会った父親から渋谷でのことや高校のことを責められる。また反抗すると殴られた門脇は、全て日ノ原のせいだと革への恨みを募らせていく。次の日門脇は先輩たちから呼び出された。先輩たちからお金を無心され断る門脇。すると先輩たちから一方的に責められた。また父親がいないと何もできないと言われた門脇は、家から持ち出した包丁で先輩の一人を切りつける。門脇が逃げ出すと、逃げ出した先にアラタがいた。更にその後ろにはちょうど交信していた革の姿が見える。それを見た門脇は怒りを爆発させ、「ぶっ殺してやる!」と叫んだ。
同じ頃、十二神鞘の中でも人間そのものである「耳・口・鼻・目・身・意」を顕す劒神を持つ六ノ鞘と呼ばれる六人が、首都で未だ眠る秘女王の身体が大人に変化していることに気付く。そして革の持つ劒神・創世の力を制圧するため、六ノ鞘の一人であるハルナワが自ら神開の森に飲まれた。それに呼応するように門脇の周囲の時空が歪む。アラタが止めようとするも、門脇は時空に飲まれてしまう。そして門脇は、気がつくと見知らぬ世界・天和国にいた。門脇が現れた先には、六ノ鞘たちが待っていた。門脇から六ノ鞘たちから天和国について教えられ、そして創世と同じく長きに渡り秘女王によって封印されていた創世に唯一対抗できるとされる不気味な劒神・遂刀(オロチ)の封印を解いた。ヨルナミの元へ向かう革たちのもとに、突然門脇が現れた。驚き固まる革に向け、門脇が劒神・遂刀を発動させて襲い掛かる。咄嗟に革は劒神・創世を発動させて弾き返す。しかし門脇から全部お前が悪いと一方的に責められた革は怒りを爆発させた。一言黙れと言って門脇を黙らせると、革は怒りによって負の心に飲まれる鬼化と言う状態になってしまう。黒い靄が創世からあふれ出て革の身体を包んでいく。そして本来破壊する力のない創世が鬼化したことで得た破壊の力で革は門脇を攻撃する。その激しい怒りを見たカンナギは、このままでは創世が完全に鬼になってしまうと叫ぶ。その時、コトハが革の腕を掴んで革に正気に戻るよう投げかける。そしてコトハの創世の中にはツヅカとナグがいるのだという言葉に、革は正気に戻った。門脇は六ノ鞘に連れられて去っていく。ホッとしたコトハは倒れる。また革の手元から落ちた創世をカンナギは奪っていく。カナテはコトハを背負って昨夜泊まった宿に戻る。しかし革は「一人になりたい」と言い、単身仲間たちから離れていった。一人歩く革の元にカンナギが戻ってきた。カンナギから創世を差し出されるも、革は受け取ろうとはしない。革のその様子に、カンナギは創世を地面に突き刺すと革の胸倉を掴む。そして革は「何があろうとやろうとしたことを貫け。”世界を変える”んだろ?お前はそこまでの人間だったのか?」と告げられた。更に世界を変える覚悟があるのなら創世を取れと言ったカンナギに、創世を狙っていたのではないのかと革が問う。するとカンナギは、「お前の「創世」は重い」と言った。更に創世の重みは革に課せられた使命の重み、他の誰にも扱えないと諭され、革は再び創世を手に取った。その後創世を手にコトハたちの元に戻った革とカンナギ。革はコトハに傷つけたことを謝罪し、また門脇から過去にイジメられていたことを話す。そして革はそれでも前に進みたいんだとコトハに向けて先に進む決意をした。
一方、時空に飲まれた門脇の代わりに見知らぬ男が現れた。男は門脇を追ってきた先輩たちを劒神・縛因(バクト)を発動させて縄のような神意で先輩たちを締め付ける。アラタが助けようとするも、アラタもまた縄を手首に受けて動けない。先輩たちは締め付けられ続け、最後消えてしまう。そこに異変を感じた実名が駆けつける。アラタを庇うようにハルナワの前に立ちはだかる実名。アラタはそんな実名を止めつつ、男になぜこちらの世界に来たのか尋ねる。すると男は、劒神・創世を滅ぼすためと答えた。そしてハルナワと名乗った男はこちらの世界で世界が変わるのを楽しみに待たせてもらうと言って去っていく。アラタはそのまま倒れた。

商業街スズクラ

一方革たちは、ヨルナミの属鞘がいるという商業街スズクラにたどり着く。革たちが通用門を抜けて街に入ろうとすると、門番に天和国のお金である花降銀10枚が必要と止められる。持ち合わせのなかった革たちは、仕方なく名前を隠して働くことにした。スズクラを仕切る鞘・ヒルコの元に行き、男性陣は石切場、コトハは織物工房での仕事を紹介された革たち。またヒルコに会うには花降銀100枚いると聞き、番頭だというスエヒロの監視の元で革たちは必死に働いた。しかしどれだけ働いても稼げたお金はわずかばかり。更にスエヒロから紹介された女性の背中を流すサンスケの仕事をするも、コトハに見つかり革は誤解されてしまった。ある時、革が街の露店でコトハに渡そうと蝶の簪を買っていると、偶然ヒルコ邸の従業員たちが薬屋を駆け回っているところに遭遇する。ヒルコに近づけるチャンスだと考えた革は、カナテと共に手伝いを申し出て従業員たちと共にヒルコ邸へ向かう。革たちがヒルコの元へ行くと、そこには叫びながら従業員を薙ぎ払う巨大な大男がいた。床ずれの痛みで暴れている大男に薬を塗れという従業員の指示に従い革たちが薬を塗ろうとするも、大男は暴れて手が付けられない。革が苦言を呈すと、怒った大男が劒神・御食(ミケ)を発動させて襲い掛かってきた。劒神・御食から出た大量の食べ物で押し潰されそうになる革だったが、劒神・創世の発動させて食べ物を消し去った。するとそれを見た大男は鞘が来たとおろおろと慌て始めた。その時、番頭のスエヒロが止めに入る。そして自分が本当のヨルナミの第1属鞘であるヒルコだと名乗り、攻撃してきた。ヒルコの劒神・多花邏(タカラ)の神意によって生み出された金銀財宝は、触れるとその人もまた金銀財宝に変わってしまう。なんとか創世で対抗するも、創世はまた反応しなくなる。それでも革は神意なしで応戦。するとヒルコもまた神意なしで切りかかってきた。また言葉を交わしながら切り合っている中でヒルコがヨルナミ様に完璧に応えるために無理をしていることに気づいた革は手を止めた。驚くヒルコに対し、革はヨルナミの話を聞きに来ただけで降し合いをしたかったわけじゃないからと立ち去ろうとする。しかしそれでも食い下がってくるヒルコに、寂しかったんだろと指摘する。更に一緒に働けて楽しかったと革が告げると、ヒルコからヨルナミ様を降せたら属鞘全員お前に降ってやると提案された。困惑する革だったが、革はその提案を了承する。そしてコトハと仲直りし、また蝶の簪を渡すこともできた革は、改めて仲間たちと共にヨルナミのいる玉依ノ宮へ向かった。

玉依ノ宮

ハルナワに殺される寸前にも関わらず革を友と呼ぶ優

ヨルナミの住む玉依ノ宮まであと少しのところで、革たちは野宿することになった。夜行蝶に誘われて一人離れていたコトハにそのことを伝えるため、革は崖の傍にいたコトハの元へ向かう。蝶の話から革の世界の話になり、革はコトハから全ての鞘を統一して創世を秘女王の元に届けたらどうするのかを尋ねられる。それを聞き何も言えなくなる革。そんな革を見て、コトハはその場を立ち去った。一人になり、コトハは革から貰った蝶の簪に触れる。すると、蝶の簪を落としそうになり拾おうとすると、コトハは崖の下に落ちてしまう。更にそれに気づいた水の神鞘のヨルナミによって、コトハは捕まってしまってしまった。革たちが玉依ノ宮に駆け付けると、コトハは丸い透明なドームに捕らわれていた。ドームは徐々に足元から水が入り込んでいく仕組みのようだ。革が急ぎドームを壊そうとすると、ヨルナミの劒神・哭多(ナキサワ)の水の神意によって邪魔される。革も劒神・創世を使い対抗しようとするも、創世の神意はまた反応しなくなった。それに油断した革はヨルナミによって消滅するまで時を戻される時還ノ術(トキカエシノジュツ)をかけられる。術によって時を遡っていく革。意識の中で革は、革の母から降下の誓言を唱えるように促される。しかし無意識に拒否し続ける革。しかし術は止まらず革は赤ん坊になってしまう。その時、革の意識の中にコトハの行かないでと言う言葉が響く。その言葉で我に返り高校生の姿に戻った革。革が意識の中の母に向けてもう大丈夫と告げると、母は行ってらっしゃいと見送ってくれた。それによって革は術を破る。また術を受けたことで錆だらけだった創世の錆が剥がれ、創世は覚醒した。そして創世は「創世ノ日輪(ソウセイノヒノワ)」と呼ばれる眩い光を放ち、これによって透明な玉が割れ、コトハを開放される。しかしヨルナミは諦めず更に劒神・哭多の神意を放ってくる。しかし神意の戻った創世によって哭多の水の神意は打ち消された。負けたと茫然するヨルナミだったが、突然どこかへ走っていく。革が後を追うと、そこには何かに謝るヨルナミの姿がある。それはヨルナミの亡き母の着物で、ヨルナミは厳しかった母に褒めてもらうために属鞘たちにも完璧を敷いていた。しかし革に負けたことでもう母の期待に応えることが出来ないとヨルナミは嘆く。すると革がヨルナミの後ろに一つの箱を見つけた。それが何か革が尋ねると、ヨルナミからこれは母の宝、生命だと託された物だと教えられる。またその箱を一度も開けたことがないというヨルナミに、革は開けてみてはと促した。ヨルナミが箱を開けると、中にヨルナミが幼少期に母に渡したブレスレットが入っている。ヨルナミがブレスレットに触れると、優しすぎるヨルナミに自分は恨まれても良いから強くなってほしいと厳しく接していたという母の思いが流れ込んでくる。母の思いを知り一人涙したヨルナミ。そしてヨルナミは立ち上がると、属鞘たちと共に降下の誓言を唱えて革に降った。無事ヨルナミを降すことが出来た革たちは、休むことなく今度は十二神鞘の一人であるクグラの領地・カセフノへ向かうことにする。途中革が一人川で顔を洗っていると、突然どこからともなく全身鎧を着た巨人が現れる。ヨルナミを降したことに怒る巨人は、俺がお前が降すと革に宣言し去っていく。革が困惑していると、今度はアラタから交信がきた。アラタからの交信に喜ぶ革だったが、現れたアラタは血まみれだった。革がどうしたと尋ねると、アラタから優が殺されたと告げられた。
驚く革にアラタは今まであったことを話し始める。門脇の代わりに来たハルナワのことを警戒していたアラタと実名。しかし予想に反してハルナワはすぐに周りに馴染んでいた。しかしある時アラタが学校から帰ろうとした時、ふと屋上を見ると優とハルナワが見えた。アラタが急いで駆け付けると、ハルナワの劒神・縛因の縄によって優が囚われていた。アラタが優を離せと叫ぶ。そんなアラタにハルナワは、革が向こうで十二神鞘のヨルナミを降したから革が向こうで降す度に自分もこちらで一人ずつ殺していくと告げる。そして一人目は革の仲間を消すのが筋だと言い、ハルナワは優に革は友達かを問う。アラタは必死に優は友達じゃないと言って助けようとする。しかしそれを見た優は、自分が革を裏切ってしまったことを悔いる。そして優が「俺は革の友達だ!」と叫ぶと、そのままハルナワの縄によって消滅してしまった。
その話を聞いて呆然とする革に、アラタが優の携帯電話の画面を見せてくる。それは優が革に送ろうとしていた革宛のメールの画面だった。そこには革を裏切ってしまったことへの後悔と懺悔が綴られている。それを見た革はそんなのとっくに許してたと呟き涙を流す。その後革はアラタに家族を託して交信を終える。そして意を決し、革は先に進むと決めるのだった。

クグラ領カセノフ

ミクサとラミ

革たちがカセフノに入ると、突然一人の刺客が襲い掛かってきた。秘女族らしい相手は、秘女王の仇と言って革を狙う。カンナギが割って入ると、今度は刺客を助けるようにラミと名乗る采女族の女性が現れた。ミクサと呼ばれた刺客に対し、秘女王はまだ生きていて秘女王を助けるために旅をしていると説明する革。しかしミクサは「革の瞳に迷いを感じる」と反論し、信じてもらうこともできなかった。またミクサは革が首に付けたミチヒノタマを取ると、崖の下に落とす。そしてミクサは証拠を見せろと言って日没までに落とされたミチヒノタマを見つけてこいと革に告げた。革は信じてもらうため崖の下へ下りていく。崖の下でミチヒノタマを探すと、ミチヒノタマは鹿の角に絡まった状態だった。革が鹿に近づくと鹿は逃げるように走り出す。追いかける革だったが鹿は早く追いつけない。まるで試すように逃げていく鹿に、革は本当にこのまま進んでいいのか迷い始める。革がもう追いつけないと思ったその時、「全力で行けよ」という言葉と共に中学時代に陸上部で共に走っていた門脇の幻影が見えた。また中学時代にスランプに陥り門脇に相談した言葉を思い出した革。門脇から言われた「お前と走ると風になれるんだ。だからお前はずっと前見て走ってろ」という言葉に押されるようにスピードを上げた革。無事日暮れまでに革はミチヒノタマを手に戻ることが出来た。またミクサから迷いはどこにと尋ねられた革。ふと陸上部時代は確かに門脇と友達だったと改めて思い、また仲違いして失い、そして今度は優を失ってしまった。革がもう大事なものを失いたくないと心からの願いを伝える。するとミクサは納得してくれたようだ。そして自分も同行すると言い出したミクサとラミの二人も共に旅をすることなった。その後一旦休むことになった革たち。離れていったミクサたちの事が気になるコトハは、こっそり二人の様子を伺うと、見えたミクサの姿は明らかに女の子だった。思わず声を上げてしまったコトハ。ミクサたちに気づかれてしまうも、気にせずコトハはなぜ秘女族の娘だと名乗り出てくれなかったのかとミクサを責める。しかし、ミクサから隠していたのには事情があるからと黙っていてほしいとコトハは逆に頼まれてしまう。

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