北斗の拳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「北斗の拳(Fist of the North Star)」は、週刊少年ジャンプで連載されていた原作:武論尊、作画:原哲夫によるハードボイルドアクション。描かれる男達の激戦や、熱い友情は連載が終了した今でも尚、高い人気を誇りアニメやゲームなど様々なメディア展開を広げている。
主人公・ケンシロウをはじめとした個性溢れるキャラクター達は名言・迷言ともいえるユニークなセリフを残している。

あべし!!

元ボクサーの経歴を持つ、野盗集団「ウォリアーズ」のメンバー・スコルピオのセリフ。
「ウォリアーズ」のリーダー・ジャッカルの撤退命令に異を唱え、ケンシロウに殴り掛かるが返り討ちにされ「北斗断骨筋」という腕の先から順番に骨が折れるという技をかけられる。その恐怖から「あ~~~!!、あ~~~!!」と喚き、最期には顔面が陥没して死亡した。

兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ!!

北斗神拳伝承者候補であり、ケンシロウの義兄であるジャギのセリフ。
兄を助けようとする弟を庇うために老人が放った「よくできた弟」という言葉に、義弟であるケンシロウに候補争いで負けたことや顔に癒えない傷をつけられたジャギのコンプレックスが刺激され、激情した際に言った言葉である。
このセリフによって全国の兄が共感を覚えたのか、相当な悪人にもかかわらず一定数以上の支持者やファンが存在している。

ん!? まちがったかな…

ケンシロウの義兄・トキを偽る男、アミバのセリフ。
奇跡の村と呼ばれる場所で、北斗神拳を応用し医療活動をしていたトキの噂を聞き、模倣しようとするが失敗してしまった時に放った言葉である。
それをトキに見咎められ叱咤を受けるとそれを逆恨みし、トキに対して憎悪と恨みを持つようになる。その結果、顔や髪色を変えトキになりすましトキの評判を落とすよう行動する。木人形狩り隊を結成、村の人間を木人形(デク)と呼び、人体実験を行った。

ぐうの音も出ないほどの悪人だが、ネタキャラ的言動が多いせいかファンからの人気は高い。

うわらば

ケンシロウの義兄・トキを偽る男、アミバのセリフ。
ケンシロウの意志とは関係なく後ろ向きに歩きだすという「残悔積歩拳」を受け城壁から転落、空中で身体が破裂した時の断末魔である。

ちにゃ!!

ケンシロウの義兄・ラオウが率いる軍の一つ、拳王親衛隊の一人のセリフ。
ラオウが支配する監獄・カサンドラに捕らえられていたトキを暗殺しようとしたが、返り討ちにあい、トキの繰り出した「北斗有情破顔拳」により死亡した拳王親衛隊の一人の放った断末魔である。

「北斗有情破顔拳」は痛みを一切感じず、逆に天国に昇るような快楽を受けながら絶命するという技である。

てめえらの血はなに色だーっ!!

南斗水鳥拳の使い手、義星の男・レイのセリフ。
力によって天下を手中に収めようとするケンシロウの義兄・ラオウが率いるラオウ侵攻隊に襲撃されている村に帰り着いたレイ。ラオウが率いる拳王軍に捕まり痛めつけられながらも、レイの妹であるアイリの心配をしていたリンに心を動かされたレイが絶叫した言葉である。ケンシロウ達との旅を経て、妹・アイリと再会したレイが、冷徹な人間から本来の「義星」としての輝きを取り戻した事が伺える。

作中では美丈夫として描かれており、男性ファンだけでなく女性ファンが多い一翼を担っている。また、原作者の一人である原哲夫が作中に登場する好きな拳法として南斗水鳥拳を挙げており、これも人気が高い理由の一つとされている。

激流を制するは静水

カサンドラを脱出し、ケンシロウ達と合流しようとする際の戦闘でトキが放ったセリフである。
ケンシロウやラオウのような積極的に攻めていく剛の拳というスタイルではなく、相手の闘気を受け流しながら戦う柔の拳というトキの戦闘スタイルを表した言葉である。

レイ…俺がただひとりこの世で認めた男…せめてその胸の中で…

南斗紅鶴拳の使い手、妖星の男・ユダのセリフ。
美と知略の星を自称し、自らの容姿を誇るナルシストである。それ故か自分よりも強く美しいと感じてしまった南斗水鳥拳のレイに対して憎悪にも似た嫉妬心と強烈な憧れを抱いている。そんな感情を払拭するためか罠を駆使しレイを追い詰めるが、南斗水鳥拳奥義「飛翔白麗」に心を奪われたスキを突かれ敗れる。そして絶命する間際にレイの腕の中で言った言葉である。

作中では美女を侍らせているシーンがあるが、死に際の一言からファンから彼はレイに対し、憧れというよりも恋慕に近い感情があったのではないかと認識されている。

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@seiryuurukid6

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