銀の匙（Silver Spoon）の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

馬術部に入って初めての大会に挑んだ八軒の出番がやってきた。
同級生たちも応援に来てくれる為、かっこ良いところを見せなきゃと緊張する八軒だったが、スタート直前に自らの右足にムチを入れた後に八軒が言ったセリフである。

八軒が乗る馬のマロンはそのセリフが届いたのか、いつも以上のスピードでスタートした。
マロンを信頼している八軒の気持ちが伝わるシーンである。

ホットドッグは 飲み物でした。

自分たちが育てた豚を一口千円でお金を出し合って買う「豚肉ファンド」の責任者になった八軒は、購入した豚肉をソーセージに加工して販売しようとする。

販売前に試食会を行った際、多摩子の兄の稲田先輩にその場で売値をつけるように八軒は促される。
目の前で3年の大森先輩が飲み込むようにホットドッグを食べ始め、全て食べられてしまうのではとの緊迫する中、八軒の発言により「100グラム295円」に決定する。
その後、先輩が用意したホットドッグをようやく食べれた八軒たちの心の声である。

飲み物を飲むかのようにスルスルと胃袋に入っていくおいしさだと伝わってくるシーンである。

御影アキの名言・名セリフ

うん! なまら楽しかった!

文化祭である「エゾノー祭」当日の早朝、犬の散歩をしながら輓馬（ばんば）レースを行うコースの点検をする八軒は、散歩中に倒れて入院してしまう。

2日間行われるエゾノー祭に参加出来なかった八軒が片付け中の学校に戻ってくると、馬術部の部室に御影アキがいた。
八軒が残してくれたノートのおかげで無事エゾノー祭を成功させることが出来たと語る御影に、「御影はさ、障害も輓馬（ばんば）も楽しんだか？」と言う八軒に対して笑顔で答えた御影のセリフである。

いつもは気を張って標準語を心がけている御影が、「なまら（すごく）」と気を抜いて思わず方言が出てしまった瞬間である。

御影アキのひいおばあちゃんの名言・名セリフ

馬鹿は碌でもないことに金を使う。 賢い奴は自分の成長のために使う。 金の遣い方で男の価値はわかるものさ。

御影アキの家で夏休み中アルバイトしていた八軒は明日で夏休み終了の為アルバイト生活も終わろうとしていたが、搾った牛乳を入れるタンクにパイプをつなぎ忘れてしまい500ℓもの牛乳が流れてしまう。

その日の夜、御影アキの母親からバイト代を渡されるが、失敗した損害の弁償をしたいという八軒に御影の母親はいらないと笑顔で返す。
それを横で聞いていた御影のひいおばあちゃんの「いいから受け取れ。人間のやる事だもの、たま～には失敗する事もあるべさ。ただし命が関わっている時は失敗したらいかんよ。」との一言で、八軒はバイト代を受け取るのだった。

その後、寝室で布団の準備を行う御影アキに対してのひいおばあちゃんが語った名言である。
107歳の貫禄がうかがえる名言である。

駒場一郎の名言・名セリフ

野球筋と農筋は別物だ!!

文化祭である「エゾノー祭」で馬でそりをひく「輓馬（ばんば）レース」を行うことになった馬術部は、200メートルの障害コースを総出で作り出す。
昔の草ばんばを思い出してテンションの上がった先生方も手伝い夜遅くまで作る中、野球部の練習を終えて通りがかった駒場も手伝おうとする。

練習で疲れてるだろうからと断る八軒に対して駒場が自らの筋肉を見せながら言った名言である。
幼馴染の御影に「いっちゃん（駒場）は筋肉サイボーグだからあれ位、大丈夫だよ」とまで言わせる駒場の筋肉マシンぶりがわかるシーンである。

あたりまえだ馬鹿野郎! あたりまえだけど、最高の褒め言葉だ。 ありがとな。

実家の牧場が倒産し学校を辞めることになった駒場。
牛舎の牛たちを売りに出すため、市場に連れて行く日に八軒と御影の2人は学校を休んで見に来ていた。

運搬車に乗せられて市場に向かう牛たちを見送った後、からっぽになった牛舎の掃除を手伝う2人の元に駒場牧場で搾った最後の牛乳を暖めて駒場が持ってくる。
「うめーーなぁ…」とうまさをかみしめる八軒に駒場が笑顔で言ったセリフである。

駒場の牧場に対する思いが素直に出たシーンである。

相川進之介の名言・名セリフ

八軒君の夢はここから際限無く広がってるんじゃないのかな。

エゾノー祭が終わった後、御影と遊びに行く約束をした八軒は、御影のおじさんから馬の形の絵馬があるという「大蝦夷神社」のことを聞き行くことにする。
馬術部のメンバーや同級生たちとも会い、共にお参りした帰り道、相川の夢である獣医を目指したきっかけを聞いた八軒は「どん詰まりで何になればいいのか見つからない」と語るが、その後相川が八軒に言ったセリフである。

「どん詰まりじゃなくて、「今から何にでもなれる」って思うと楽しくならない？ 僕なんか、夢が固まりすぎて融通のきかない一本道だけどさ、八軒君の夢はここから際限無く広がってるんじゃないのかな。」

これから夢を見つければいいという相川の気持ちのこもったセリフである。