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tyam29

tyam29のレビュー・評価・感想

日常 / Nichijou
10

こんな非日常な日常があったのか!

アニメ「日常」は、あらゐけいいちさんによる漫画をアニメ化した作品です。
私はこの作品はアニメから入ったのですが、もともとは月間少年エースという月刊誌で連載されていたギャグマンガです。
ある日の夕方、NHKをみていてたまたま始まったのがきっかけで、あまりの面白さにあっという間にはまってしまい、漫画も全巻買い揃えました。
アニメ「日常」の魅力はたくさんありますが、まずはやっぱりキャラクターです。
みおちゃん、ゆっこ、まいちゃん、なのちゃんという一見平凡な女子高生ですが、それぞれにとても魅力的なんです。
みおちゃんは青い髪の女の子で、漫画家を目指しています。主にゆっこに突っ込む役ですが、その突っ込みが毎回素晴らしい!また、アニメならではですが、みおちゃん役の声優さんがとても良い声です。みおちゃんのイメージにぴったりで、その可愛らしい声で豪快に突っ込みまくってくれます。
賢くて冷静なみおちゃんですが、時には暴走することもあり(文字どおりの意味で暴走する回もあります)、ゆっこに対して勘違いで延々とぶちぎれ続ける回なんかもあります。
ゆっこは茶色い髪の女の子で、馬鹿です。馬鹿ですが憎めないやつです。焼きそばを買ってきてと頼まれて、焼きサバを買ってくるような子です。
まいちゃんは仏像が趣味です。
なのちゃんは背中にネジが付いています。ロボットだからです。腕は外れて、なかにはカステラが入っています。
ね、わけが分からないでしょう?
これがだんだん癖になってくるんです。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

鬼滅の刃

家族が鬼によって殺され、唯一生き残った妹が鬼に変えられてしまい、妹を人間に戻す方法を主人公が探すというお話。よくある設定だが、キャラクターの一人一人に過去にどんなことがあり、今そうなっているのかなどの設定がきちんとあり、それを知れば知るほど好きなキャラクターが増えていく。話のテンポも良く、何か月も同じ話を続けていたりしないので、飽きることなく次の話に進むことができる。キャラクターの過去には悲しいものが多く、ついつい涙を流してしまう。だが悲しい話だけでなく、時々ギャグもある。キャラクターの数もそこまで多くなく、きちんと設定があるのでつい感情移入してしまうが、自分の好きなキャラクターが死んでしまうのではないかとひやひやすることが多い。人間、鬼問わずにすでに死んでしまっているキャラクターが存在するが、最後の描写が心にくる。目の前で尊敬する人が死んでしまう、自分が守ると決めた人を守り切れないなどといったことが起き、そのキャラクターの感情を考えるととても辛い。最後がバッドエンドで終わってしまう気がして怖いが、最後は見届けたいと思うほど引き付けられる作品。また、キャラクターの技の描写がとてもきれいで、漫画でみるのはもちろん、アニメで見るとさらに綺麗に表現されている。

おおきく振りかぶって / おお振り / Big Windup!
9

野球を知らない人でものめり込んでしまいます!

投球のコントロールは物凄く良いのに超気弱な投手・三橋。三橋の投球コントロールに目を輝かせながらも、そのオドオドっぷりに少々イラつき気味の捕手・阿部。この2人が出会い、すれ違いながらも徐々に打ち解け、成長していく様がとても生々しく繊細に描かれています。また、私のような野球のルールを知らない人でも分かりやすい内容なので、いつの間にかキャラクターたちに感情移入し、心の底から「○○くん頑張れ!」と応援してしまう。そんな作品だと思います。この2人以外にも、個性豊かなチームメイトや、それぞれの家族、応援団に、他校のチームも登場し、物語を盛り上げます。お気に入りのキャラクターを探すのも楽しみの一つですね。
考えられる欠点としては、「画風が好みじゃない」という理由で敬遠されるパターンがあると思います。登場する野球少年たちは、「キラッキラのイケメン」というより、「現実に居そうな温かみのある男子」という印象です。キラッキラのイケメンを求めている方は、あまり興味を持てないかもしれません。そういう方も是非一度は読んでみてほしい…というのが私の本音ではありますが。それから、1試合ごとにストーリーがしっかりと作り込まれているうえ、最新巻が発売されるまでの間隔が長いので、前回の内容を忘れた頃に続きを読むと話についていけず飽きる、という方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに私はそういう時、前の巻から読み直します(笑)また、BL要素は無いのですが腐女子の方からの人気が強いようなので、「あぁこれ狙ってるな」と考えながら見てしまい嫌悪感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。その辺りが気にならないのであれば、かなり楽しめる作品だと思います。

メイドインアビス / Made in Abyss
8

可愛らしいキャラクターと作りこまれた世界観が魅力

可愛らしい絵柄に惹かれて読み始めましたが、良い意味で裏切られました。
冒険し尽された世界で、唯一の前人未到の大きな縦穴アビスに挑む「探窟家」の物語です。謎に包まれた環境での冒険、危険で不思議な生き物たち、旅の仲間と友情、背景までよく描きこまれた画面に引き付けられます。アビスの呪いという、人体に悪影響を及ぼす上昇負荷があるので、深く潜れば潜るほどに帰ることができなくなり、最悪は死に至るという重く苦しい設定。
外見は子どもっぽいキャラクターですが、主人公のリコが背負っている事情は重く、唯一の肉親の母と2歳の時に生き別れ孤児院で暮らしています。母は探窟家の最高峰白笛と呼ばれる地位の人で、アビスの最深部に挑んだものの消息不明です。リコも母に憧れ、探窟家になってアビスの最深部に挑むことが目標です。
リコは12歳の時に、アビスの不思議な技術で作られたロボットのレグという男の子と出会い、二人で巨大で危険な縦穴に挑んでいきます。
小さな機械から植物に至るまでよく描きこまれていて、本当にこんな世界があるような錯覚を起こしてしまいそうな綺麗な作画に、ワクワクします。
話が進むにつれて明らかになっていく謎。そして読者をも裏切るアビスの過酷な環境。
絵柄は本当に可愛いのに、表現はかなりリアルなものとなっています。とにかく痛い。心も痛いし実際に負っていくケガや呪いもかなり痛々しいです。
好き嫌いははっきりと分かれると思いますが、魅力が詰め込まれた作品です。

→Pia-no-jaC← / ピアノジャック
9

日本最高峰のハイブリッド・インストゥルメンタルミュージシャン、→Pia-no-jaC←

→Pia-no-jaC←の特徴は、ピアノとカホンというシンプルな構成で紡がれる独特なミュージックです。
ジャンルはジャズでもクラシックでもない「ハイブリッド・インストゥルメンタル」。

ユニットメンバーはピアノ担当の立成隼人氏とカホン担当の森冨正宏氏。

→Pia-no-jaC←というユニット名は、左から読むとPiano(ピアノ)、右から読むとCajon(カホン)となります。矢印もその読む方向を示しているため、表記される際は矢印も含めているのが正式で、PとCが大文字になっているのも左右それぞれから読んだ際の頭文字であるためです。
-(ハイフン)の中心となるnoはピアノ、カホンのどちらにも含まれる部分であり、短いユニット名の中に「2つの楽器でライブ空間をジャックする」という意味が見事に集約されています。

また公式ページのプロフィールに「稲妻ピアノ」「爆裂カホン」と担当楽器にユーモアのある表記を付け加えている点からも、聴く人たちだけでなく自分たちも楽しもう、楽しませようとする気概を感じさせます。

ピアノとカホンで紡がれるオリジナル楽曲は時に激しく、時に静かでスタイリッシュなメロディを奏でます。

世界や空間、時間を感じさせるクラシックな素晴らしい表現力とジャズのような美しさは、まさにハイブリッド・インストゥルメンタルと言えるでしょう。

ベッカムに恋して
8

かっこいい!逆境に立ち向かいながら、ベッカム選手に憧れ夢を叶える少女

舞台はイギリスで、主人公はサッカーを得意とするインド系移民の女子高生のジェス。舞台となった正確な年は設定されていないものの、映画の公開年やタイトルから、主人公の憧れであるデビッド・ベッカム選手が実際に大活躍していた2000年代前半だと分かる。
主人公・ジェスが公園で男子とサッカーをしているところ、地元の女子サッカーチームに所属しているジュールズという選手に誘われて入部し、コーチにもその才能を見込まれる。しかし、主人公・ジェスの家族はインドの伝統・習慣・宗教に厳格で、彼女がサッカーをすることに反対する。それでも彼女は両親に内緒でサッカーを続け、才能をどんどん開花させていく。
ある日、主人公の姉は結婚式を迎えることになる。しかし、姉の結婚式当日はジェスが参加する試合のトーナメント最終日と同じ日であった。さらに、最終戦はアメリカのサッカーチームからスカウトも来る大切な試合である。もし、試合に参加できなければ、彼女は試合だけでなく、サッカー選手になるという夢まで諦めることになってしまう。こんな状況の中、主人公はどのような行動を起こすのか。家族との関係、チームメイトや監督との絆、サッカー選手になるという夢はどうなってしまうのか。勇気をもらえる、感動のストーリー。

この映画の原題は『Bend It Like Beckham』。このタイトルには、ベッカムのように華麗なカーブを描いたゴールを決めたいという意味が含まれているだろう。しかし、それだけでなく、ベッカムのようなサッカー選手になるために、自分の生き方を自分で決めて進んでいきたいという想いが込められているはずだ。主人公のジェスは、人種、宗教、性別による偏見、差別、固定概念にとらわれずに、自分の夢を一生懸命追いかけている。誰もがこの映画の主人公に勇気をもらうことができる。主人公やその友人のように、自分の生き方を自分の意思で決め、どんな逆境にも立ち向かい、まっすぐに突き進める強い女性になりたいと感じる作品だ。

パルムの樹
9

トラウマ映画と名高いアニメ映画「パルムの樹」

トラウマアニメーション映画と名高い「パルムの樹」ですが、実際は子供でも見られるようにと制作サイドが考え、誰しもが楽しめるようにと考え作られた人間の本質をたくみに表現した道徳的なヒューマンドラマです。
大人も視聴できるようにつくられた見事なアニメーション映画で、簡単に内容に触れれば大人版のピノキオのような作品です。木の人形である主人公のパルムは人間になりたいが為に様々な土地を冒険しますが、その過程であこがれていた人間の目を瞠るような愛情、感情表現に胸を焦がし、同時に奴隷を足蹴にし肉をむさぼり暴君のようにふるまう、目を覆いたくなるような人間の汚さを目の当たりにします。さまざまな事柄に胸を痛め時に目をつむり見ぬフリをし、手を取り合う人間の様子をながめてはいつか自分もと木でできた自分の手を虚しく見やる日々を過ごします。人間になるためだけに前へ進み続ける主人公パルムの前にあらわれた少女は実の肉親である母親に手ひどい仕打ちを受ける少女、ポポでした。しかし、いくど苦境にたたされようと泣くとこもなく、ただただ耐え忍び両親を憎悪する事も無くむしろ深く愛するその姿勢に魅入られたパルムは少女ポポと仲たがいと和解を繰り返しながらも二人、手を取り合って幸福になろうと必死に前へ進み続ける素晴らしい作品です。

トイ・ストーリー / Toy Story
10

子供も大人も楽しめるディズニー映画

ディズニー映画は子供が好きそうな映画だと思う方もいらっしゃるかと思います。トイ・ストーリーは違います。ウッディというカウボーイ人形がいます。アンディという男の子が大事にしている人形です。そこにはアンディが知らないおもちゃの世界があります。あるクリスマスの日新しいおもちゃバズ(バズライトイヤー)が仲間に加わりました。アンディは新しいおもちゃのバズに夢中でした。アンディを取られたとウッディはバズに嫉妬していました。そんなある日、ウッディは窓からバズを落としてしまい、取り戻そうと救出劇が始まります。今まで嫉妬していたバズとの絆が生まれ、仲間の大切さや、おもちゃの大切さが感じられる作品となっています。おもちゃの世界という一見入りにくそうな世界観ですが、キャタクターに人間味を足すことで、思わず感情移入してしまいそうになります。もちろん子供も楽しめますが大人も十分楽しめます。子供の頃の大事だったおもちゃ、楽しかった遊び、子供の頃を思い出させてくれる映画です。お子さんがいない方でも、お子さんが出来た時には一緒に見て欲しい映画、お子さんがいる方には一緒に見て欲しい映画です。1作目のトイ・ストーリーを見ると、2作品目、3作品目と見たくなります。また、何回見ても楽しめる、感動させられる映画です。

ダンガンロンパシリーズ / Danganronpa series
10

新しいおもしろさがある

2010年に発売されたゲームでミステリー、推理要素が含まれているアドベンチャーゲームです。
内容としては、超高校級の才能を持つ個性的な生徒達が、学園長であるモノクマに監禁生活を強いられます。外に出たければ誰かを殺すコロシアイを起こさなければません。コロシアイがおきたら殺した犯人を見つける為の学級裁判が行われ犯人だと思う人物に投票し、正解なら犯人が処刑され、不正解なら犯人以外が処刑されてしまうという内容です。
基本的にアドベンチャーゲームとして進んでいくが、学級裁判の時にはアクション要素も含まれています。犯人を当てる為の推理要素も多くあります。
ゲームのシリーズとしては3作品、アニメ化もされています。1作目のダンガンロンパでは、希望ヶ峰学園という学園内で監禁生活され、主人公の苗木誠がコロシアイ学園生活を強いられるも希望を捨てずに仲間たちと一緒に黒幕に立ち向かっていきます。
2作目は登場人物はほとんど新キャラでしたが1作目と繋がっています。修学旅行でジャバウォック島という島に主人公の日向創。最初は平和な修学旅行だったのがモノクマの登場によりコロシアイ修学旅行へと変わってしまいます。そこから1作目と同様に学級裁判で犯人を突き止めて行きます。
3作目は完全新作で才囚学園という学園に閉じ込められた赤松楓、超高校級の才能を持つ生徒達がコロシアイを強いられていきます。流れとしては前作と同じですが、登場人物も一新され全く新しい物語になっています。
アニメでは、1作目のアニメの他に未来編、絶望編とあり未来編が2作目の後の話、絶望編が1作目の前の話になります。

おすすめポイントとしては、どのシリーズも予想外の展開になります。真実がわかった時、いろいろな伏線が繋がり、繋がった時にこの作品の良さが凄くわかると思います。とりあえず1度ゲームをやってみてください。ゲームだけでなく、1作目はアニメもあるので、少し興味がある方はアニメから入るのもいいと思います。この作品はネタバレを見ない方がより楽しめると思います。

映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!
9

劇場版プリキュア20作目にして初のミュージカル

毎年春恒例のプリキュア映画、その栄えある20作目は作品としても初挑戦の『ミュージカル』。その制作プロセスはまず先に楽曲を吹き込んでから脚本を組み立て、セリフを録音するという、日本のアニメーションとしてはやや異例とも言える方法で作られました。その為ミュージカルに精通している方として作詞家としても有名な森雪之丞氏を招き、劇中歌の作詞と合わせてミュージカルとしてのプロデュースに名を連ねています。またゲストキャラクターの声優には数々のミュージカル作品に出演されている俳優が招かれ作品を引き締めています。
『魔法使いプリキュア』の主人公、みらいとリコは「立派なプリキュアになる」という目標の為、町の中を手掛かりを探しているうち「GO!プリンセスプリキュア」のはるかたちと偶然出会います。そこに突如プリンセスプリキュアの倒した敵・ディスピアが襲い掛かります。辛くも撃退した二組でしたがディスピアを遣わした黒幕ソルシエールの部下・トラウーマの魔法でみらい/キュアミラクルとリコ/キュアマジカルはそれぞれ別の異空間に飛ばされます。ソルシエールの狙いは願いを叶える魔法の素材となる「プリキュアの涙」を求めてそれぞれプリキュアの持つ最も恐ろしく、辛い対象を具現化し襲わせる事でプリキュアに涙を流させようというものでした。しかし例え倒され牢屋に詰め込まれようと彼女たちは泣くことはありませんでしたが、プリキュアとしては日が浅い『魔法つかいプリキュア』に目をつけたトラウーマは二人を引き離す事で涙を奪おうとします。くじけそうな状況に弱音を吐きそうになるミラクルとマジカルですが先輩プリキュアたちの不屈の闘志と諦めない気持ちを受け止め再び立ち上がります。上映時間70分の間に新曲も含め8曲が折々の感情と共に流れるのがとてもエモーショナルで良いです。歌に文字通り力をもらい巨大なラスボスと立ち向かうプリキュアたちの目まぐるしい動きは一糸乱れぬ乱舞のようですが、惜しむらくはミュージカルが今の所これ一作のみという事です。

バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート
8

邦題で損!テンポのいいアクションラブコメディ

この映画は邦題が過去のヒットしたロマコメ風なせいで、B級感が漂いますが、期待しないで見て私はかなり面白かったのでオススメしたいなと思いました。
冒頭からかなりありえない駄目男に失恋し、いつものように落ち込んで暴走する主人公の20代女子マーサは、ドラッグストアで買い物中、いきなりアロハシャツの奇妙で陽気な年上男に一目惚れされてナンパされます。目の前で棚から落ちた10箱くらいの箱を一瞬で拾い集め、時々殺人ジョークを話しながらもそのユニークで優しい感じに惹かれていきます。
元彼から受けた傷が癒えていないと言うと、添い寝してくれるし、理想の男だと盛り上がりますが、ルームメイトにはホームレスみたいだと言われてしまいます。
急速に惹かれあっていく二人ですが、目の前でマフィアを平然と撃ち殺す彼を見て動揺し、訪ねてきたFBI捜査官から彼の過去や名前を聞き混乱するも、自分にだけ心を開いている事を聞いて心が揺れます。
そんな中、FBI捜査官が偽物で彼の元同僚で復帰させようとしていたり、ボスを始末させたいマフィアにマーサが攫われたり、バンバン撃ち合いが始まりますが、その中にも殺し屋のキャラクターが魅力的でクスッと笑えるシーンも満載です。
おかしな男女が恋に落ちてお互いを変えていく様子が愛おしくてニヤニヤしちゃいます。
サイコパスではありますが、理想かもしれない、とラスト思いました。マーサの意外な才能なども見所で、テンポやバランスも良くてオススメです。
ゾンビ映画の名作ショーン・オブ・ザデッドとまでは行きませんが、ワイルド・ターゲット(ビル・ナイやハリポタのロン役のルパート・グリント出演)を見終わった後の感覚と似ていて、恋愛要素はありますがこの系統の映画が好きな方にはオススメです。

ザ・ファブル / The Fable / ざ・ふぁぶる
10

裏社会系の漫画好きな方おすすめです

めちゃくちゃ面白いです。ちょうど闇金ウシジマくんを全巻読み切って、次は何を読もうか探していました。正直この無表情な感じの絵が苦手だなと思いましたが、このシュールなところにハマってしまいました。南勝久先生のセンスを感じました。

主人公ファブルはプロの殺し屋で、その身のこなしはスピード感があって隙がなく、かっこいいです。裏社会系漫画好きにはこの主人公はたまりません。なのに天然なキャラなところもあって、特にファブルが仕事で描くデザイン画を見ると今読み返しても吹き出してしまいます。妹役のヨウコちゃんもすごい美人なのに、強くて、頭もよくて、酒豪でかっこいいです。この偽兄妹がごはんを食べる場面のやりとりが好きです。ファブルはすごく猫舌なところとか。こんな二人が殺しから離れて平凡に暮らそうとするのに、次々と起こるトラブルに目が離せません。殺しのシリアスな場面もあれば、逆に思わず吹き出してしまうこともしばしばです。次の場面はハラハラするのか、笑っちゃうのか、という読み方も面白いです。こんなキャラ設定の漫画読んだことなくて、どんどんハマって続きを読んでしまいます。裏社会系の漫画好きな方、漫画に笑いを求めている方、どちらにもおすすめです。

アリー/ スター誕生 / A Star Is Born
7

ガガ様の唄声が素敵

とにかく映画を一通り見た後の一発目の印象はガガ様の唄すごい!です。
レディーガガの楽曲はテレビで耳にする程度でしか知らなかったので、歌っているときの表情だったり雰囲気を改めてしっかり見ることができました。最初のバーでの歌っているシーンも素敵だけど、アカペラで歌ってるのはすごく迫力があって聞き入ってしまいました。
本作で使われている楽曲はレディーガガが作詞や作曲しているらしいのですが、個人的には最初のShallowと最後のI'llneverloveagainが印象的でした。

レディーガガ演じるアリーとブラットリークーパー演じるジャクソンの2人の出会いから初ライヴ、アリーのツアーまでとんとん進んでいく感じが楽しく、映像も迫力があって楽しく時間が過ぎていく。本作でもあるアルコールとドラッグ。海外アーティストがなにか事件を起こしたってなると絶対これがからんでくるけど、あるあるなのかなと思いました。当たり前のように描かれるけどそれってどうなんだろう?
歌、映像すごくきれいで結末に合わせたラストの曲もすごくいい曲だけれど、本作では何がメインに描かれていたのか、何を伝えたいのか、なぜ後味悪い結末にするのかちょっともやっとしました。わざわざあんなシーンを撮る必要があるのかな?という感じでした。

ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜
7

リアルな女性警察官の実態

面白い!女性警察官の内情をコメディタッチで描きます。
新人女性警察官が先輩女性から教育を受ける内容が、面白く身近な内容で描写されています。
お祭りに警備で駆り出されている警察官は何を思うの?合コンではどんなウソやほんとを織り混ぜながら話すのか?こんなに辛い!と描きながらも、家庭的な組織の在り方も見せてくれ、実感を持って読むことができます。
他にも、交番勤務の警察官に限らず、電話対応の女性警察官の苦悩や楽しみ、仕事から得られる教訓など、日常生活に通じる体験を感じさせてくれます。しかし、後輩、先輩の関係は本当にこんな感じなんですかねぇ。身近に感じる警察のかたへの見方も少しかわって見えるかもしれません。
女子警察官を中心に物語は進んでいきますが、警察組織には他にも部署がたくさんあり、そことの関わりも描かれています。マルボウとの関わりはどんなものなのか?刑事課との関わりはどんな感じのか?同じ職業での結婚も多いようですが、それはどういう心境や環境からなのか?読んでて本当に飽きません!色んな職業を知りたい方も、コメディで笑いたい方も、どちらも楽しめる作品になっていると思います。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

ミステリアス!先が読めない展開にワクワクが止まらない!

アニメ「約束のネバーランド」を動画配信サイトで見ています。約束のネバーランドはもともとコミックだったことは知っていましたが、アニメ化されて放送されていました。コミックで発売されていた当初の約束のネバーランドには興味がなく読んだことがなかったのですが、アニメ版をちらっと見ただけですぐに物語に引き込まれました。
農園で過ごす多くの子どもたちが穏やかに過ごしているのに主人公たちがある日をきっかけに里子に出ていく他の子どもたちが、実は外界に住んでいる「鬼」の食べ物として出荷されているところを目撃してから農園からの脱獄を試みていくのですが今まで世話をしてきてくれた農園のお母さんが鬼へ食料のため出荷を手伝っていたため、脱獄するためにお母さんの目を騙しながら作戦を練っていきます。農園から脱獄するために脱獄の方法を考えるために様々な情報を収集していきますが、お母さんにはすでにバレていて騙し合いをしながら画策していくのです。シーンひとつひとつがハラハラするものでスピード感ある展開なので毎週釘付けで見入ってしまっています。できればアニメで続きを見たいと思っていますが、コミックではすでに何巻か出ているので購入して続きを先駆けて見ようかと考えています。約束のネバーランドを知らない人で、ホラーやミステリーなものが好きな方にはおすすめできるアニメです。

バイオハザード6 / Biohazard 6 / Resident Evil 6
9

本格派のホラーゲームといえばやはりこれ

ホラーゲームとして数多のゲーマーたちを恐怖の底に陥れたお馴染のバイオシリーズの6作目。
前作の5と変わって今作はホラー要素がふんだんに詰め込まれています。夜の大学内、墓場などといったルートをたくさんのゾンビに襲われながら歩いていくシーンもあります。今作で個人的に面白いと感じたのは、敵の持っている武器をそのまま奪って自分の凶器にしたり、オリジナルの格闘アクションが場合によって発生するとこですね。俳優顔負けのカッコイイアクションも多かったりします。
シナリオが3構成に別れているのもすごいよかったです。レオン編はホラー要素が強く、クリス編はミリタリーゲーム要素が強く、ジェイク編はアクションゲームが強かったです。
他の作品のように主人公が決まってるわけではなくそれぞれの編でシナリオが構成されている。でもそれぞれのシナリオ間で繋がりはあって物語は進んでいく。それが後からこういうつながりがあったんだと細かく作りこまれたシナリオ構成に驚かされることが多かったです。
バイオといったらやりこみ要素が高いのも魅力ですね。クリア後の特典としてコスチューム変化やフィギュア特典、あとは何秒でどれだけ多くのクリーチャーを倒せるか競うマーセナリーズといったゲームをプレイできるし本シナリオも3週ぐらいしても全く飽きない。シナリオ面はバイオ作品トップクラスで登場するキャラクターもバイオ作品から一番集結してる感じなのでバイオファンとしては最高のシリーズでした。

金色のガッシュ!! / 金色のガッシュベル!! / Zatch Bell!
10

たくさんの感動をくれた漫画です。

漫画「金色のガッシュ!!」は、たくさんの感動をくれた、最高の作品です。
魔界の王様になるために100人の子どもたちが、人間の世界へやってきます。
そして、人間とパートナーになり、魔界の王様を目指して戦う物語です。

たくさんの出会いの中で、たくさんの魔物の子どもたちとそのパートナーの人との絆と成長が描かれています。
物語は、大きく4つの物語があって、全32巻です。
主人公の人間の男の子と魔物の子どもの男の子との出会いから始まり、たくさんの出会いと別れを繰り返し、やさしい王様を目指す約束と成長していく姿、そして、深まる絆、ライバルや仲間との出会いが1巻から10巻まで描かれています。
そして、11巻からは、千年前の魔物たちとの戦いが始まり、仲間と力を合わせて戦う展開になっていきます。
そして、18巻からは、新たな物語が始まり、新たな仲間と一緒に、世界を救う展開になっていきます。
その時の、魔物の男の子と兄の男の子のお話は、とても感動しました。
そして、最終章では、巨大な敵に立ち向かい、皆で力を合わせて、宇宙で戦います。
主人公の男の子たちの力になりたいと、友達の魔物の子どもたちが登場するシーンもすごく感動しました。
元気と感動をたくさんくれる、素敵な漫画です。

アンゴルモア 元寇合戦記 / Angolmois: Record of Mongol Invasion
9

歴史に興味無くても日本を好きになります。

小学校や中学の日本史で習う、日本でもかなり有名な出来事だった元寇合戦について書かれたものです。
ただし神風が二度吹いた!と言われる博多での戦では無く、その前哨戦、対馬で行われた合戦について書かれており、そこにスポットを当てていることにとても興味を持ちました。歴史の教科書には載っていない合戦の話なので、遠い昔の日本で行われた大変恐ろしい出来事について学ぶことができます。また数万人いる元軍、高麗軍などの連合軍相手に、かなりの少数で立ち向かったり、今まで見たことのない武器に立ち向かう当時の武士の姿には心打たれます。また作中では信用していた仲間の裏切りがあったりとても悲しい場面もあります。主人公の朽井迅三郎光影(くちい・じんざぶろう・みつかげ)とヒロインの輝日姫の恋模様のようなシーンがあったり、朽井迅三郎が相手に押されながらも前向きに味方を鼓舞する姿があったりと、シリアスになりすぎず明るくなれるシーンも見れます。また作中の鍔迫り合いの音や、相手を切った時、爆破音など効果音がとてもリアルで間近で戦闘が行われたかのようなリアルさがあります。この映画を見ることによって、現在日本が抱える歴史問題も理解ができると思います。一度見てください。

キーチVS
10

カリスマキーチ幼少期を経て世界に牙を向ける

たくさんの愛情を受けながらも両親を通り魔殺人で失くす、ホームレスと共同生活、拉致監禁、森での野宿など、到底普通の精神では乗り越えられないような幼少期を経たキーチが国会に、政治家に、終いにはアメリカに牙をむき、社会から弾かれた人間の為に正義の断罪を下すという、とてもシリアスでヘヴィな内容になっている。
巨匠・新井英樹さんによる少し過剰なくらいに人間の剥き出しの欲を描いている。新興宗教団体の長になっている事から始まる1巻では、食肉偽装の闇について暴かれていくが話が進むにつれて徐々にアメリカが関わっていることがわかる。後半にはバリバリの共産左翼のセクトで共同生活を始め、一人の女性と次第に恋仲になっていく。だが、それを皮切りに狂い始めた歯車に拍車が掛かるかのように、ドンドン過激な方向へ導かれていく。最終的には戦争しかないのか。独裁しかありえないのか?キーチは経団連の長、アメリカ軍大佐などを続々と拉致し富士の樹海にあるセクトに監禁をし、ディールしようとしたが、アメリカによる強力な圧力によりセクトまるまる焼き払われ仲間の殆どを銃殺されてしまう。最後は責任をとるかのように一人で立ち向かい呆気なく抹殺される。仲間の二人が逃げ出し、そのうちの一人が身籠ったキーチの息子を育て始めるところで終わる。キーチの信念を継承させるように。
何が道徳的で倫理的か?何が正義か?そして世界はどーなっているのか?そんな現代の闇を描いた大作。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
10

ジャンプ史上最高のスポーツ漫画

主人公『桜木花道』は中学時代に50人の女性にフラれた経験のある、札付きの不良。
日夜喧嘩に明け暮れ、誰であろうと尊厳の欠片もなく横柄かつ傲岸不遜に対応する問題児だったが、高校入学と同時に『赤木晴子』という女性に一目惚れし、晴子はそんな彼の身体能力に目を付け、彼をバスケット部に勧誘する。
最初は晴子目当ての邪な欲望からバスケを始めた桜木も、徐々にその面白さに嵌り始め……という、青春スポ根マンガ。

驚異的な画力と一癖も二癖もある魅力的なキャラクターや数々の名言を生み出し、未だに根強い人気を誇るジャンプ黄金期を象徴するマンガの内の一つであり、個人的にはこれを超えるスポーツマンガはほぼ無いと言っても良いほど。

スポーツマンガに限らず、ジャンプでは良くある『超人的な必殺技』をほぼ用いず(実際にはNBA等のトップリーグクラスの技術は見られるが、許容範囲内)それ故にキャラクターに感情移入しやすく、またお世辞にもチームワークが高いとは言えなかった主人公が所属する『湘北高校バスケ部』が様々な困難を乗り越えていく様、そして間に入る何とも言えないギャグに笑い、泣き、感動する。特に、桜木が自分のミスで試合に負けたと感じて、試合後に人目も憚らず号泣するシーンや、選手生命に関わるほどの怪我を負いながらも、最終的に勝利するシーンは、思わず貰い泣きしてしまう程。

自分の中でも、最高の作品の一つであると、自信を持って言える作品である。

キック・アス
8

アメコミ版のキックアスを読んでくれ

今回はアメリカンコミックスの「キック・アス」を紹介したいと思います。
なぜ今回、映画のほうではなくアメコミのレビューをしたかというと単純にアメコミのほうが面白いからです。
あらすじをざっくり説明すると、スーパーヒーローに憧れている非モテ高校生デイブがある日、コスチュームをネットで購入し、チンピラを襲い、さらにエスカレートしてマフィアにまで発展していくという流れです。
ここで重要なのが、アメコミ版の主人公デイブがモテないということです。見た目もガリでオタク少年という感じです。
映画版のデイブはハンサムで高身長でマッチョなナイスガイです。はっきり言ってオタクに見えないし、弱そうな感じには見えません。
しかも、映画のデイブには彼女がいます。割と映画の前半あたりくらいから付き合いはじめ、ベッドシーンなどもあり超リア充です。
アメコミ版のデイブはというとかなり悲惨です。物語のラストですら彼女はできません。普通、主人公が成長していく物語は最後好きな女性と付き合うのですが、そんな甘いラストは用意されていません。
そして肝心の格闘シーンに関しても、アメコミ版の方がよりシリアスな展開、描写になっています。理由としては顔面を殴られたりしたら、鼻が折れ曲がったり、目が腫れ上がる絵をしっかりと描き込んでいて非常に好感が持てます。この絵によって戦いの悲惨さがダイレクトに伝わってきます。
私は、映画版のデイブのような完璧な奴よりもアメコミ版の弱くても勇気があるデイブの方が好きだし、応援ができますね。

DARK SOULS REMASTERED
9

絶望の中に希望を見出すアクション

ダークソウルリマスターは元は2011年に発売されたアクションRPG「ダークソウル」のリマスター版で、このゲームの売りは何といっても死にゲーと言われるほどの高難易度である。
そのため、ゲームをあまりやらない人にはお勧めしづらいことは先に言っておきたい。
しかし、ダークソウルはゲームがうまくないとクリアできないというわけではない。必要なのは折れない心だ。

巧妙に作られた複雑なダンジョンや数々のいやらしい敵の攻撃、そして悪意のある罠の配置に最初は苦戦するが、その中で自分なりの攻略法を見つけていけば、案外簡単に進めることも多い。
これはボスにおいても同じで、最初はどうにもならないと思うような敵でも、戦うたびに対処法を練って根気よく立ち向かえばほとんどのボスは倒せるようになっている。そうしてダンジョンを突破し、ボスを倒した時の達成感は素晴らしいものだ。私はボス戦中に理不尽でつまらないと思った事はほとんどなかった。

また、育成要素も今作を面白くしている。重い鎧を着て大剣を振り回す不器用な戦い方もできるし、逆に装備は最低限にして身のこなしを軽くし、敵の攻撃をかいくぐる戦い方もできる。
戦士として戦うだけでなく魔法使いとしても戦えたり、僧侶の技で回復したりすることもできる。
しかし、これら全てをマスターするとなると多大なレベル上げが必要になり、現実的ではない。
そのためプレイヤーは冒険を進めていく中で自分の戦闘スタイルを見つけ出す事になるだろう。
限られたソウルの中でどのステータスを伸ばすか悩むのも醍醐味の一つだ。

NPC関連についてはあまり親切ではない。よく注意して話を聞いたりすれば未然に防げることもあるが、大抵のNPCはいつの間にか消えたり、殺されたりすることが多い。特に問題なのは、魔法を教えてくれるキャラが
殺された場合、そのプレイでは魔法が手に入らなくなってしまう可能性があるという点だ。
このゲームは出来れば攻略サイトなどを見ずに自分でやることを強くおすすめするが、NPC関連で魔法が覚えられなくなるのが嫌なら、そこだけは調べたほうが良いかもしれない。

ダークソウルは完璧ではないが、「ゲームの攻略」という点においては良く洗練された素晴らしいゲームだと言える。
オンラインでも遊ぶことはでき、ゲームに自信が無くとも(一応)友達と協力して遊ぶことも可能だ。
さあ、今こそ鐘を鳴らしに行こう。

幽☆遊☆白書 / 幽遊白書 / 幽白 / Yu Yu Hakusho
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大人になった今でも十分読みごたえある少年漫画

ジャンプ黄金期の代表作品のうちのひとつ。
主人公の幽助が交通事故で死亡し生き返るまでの幽霊編はコミック2巻分位ですが、不良だけど根はいい奴という幽助の性格をはっきり表している話ばかりです。特に昔罠から助けてもらった狸が恩返しの為に病床のおじいさんを亡くなるまで世話をする話と、クリスマスに恋人に会わずに亡くなってしまった未練からもう一度恋人と会いたい為に1年後その日に待ち合わせ場所で待っている女の子の話が大好きで今でもよく覚えています。
霊界探偵編では人気キャラ蔵馬と飛影が登場し、華やかになってきました。そして乱童編と四聖獣編を経て飛影の妹雪菜ちゃんが登場した時には驚きましたね~。
いよいよ暗黒武術会編です。ジャンプ恒例のトーナメント戦ですがどれも見ごたえのある試合やストーリーなのでこれで人気を確定した感じでした。
名試合ばかりですがやはり決勝戦の幽助と戸愚呂戦が一番でしょう。バトルマニアの幽助が桑ちゃんの犠牲により戸愚呂の強さの意味を始めて理解し、戸愚呂を打ち負かしましたからね。後日談や随所での戸愚呂の切ない描写がありそれがまた印象的です。
次の魔界の扉編では一気に人間の闇を描写するようになり、作風も変わりました。人間の残酷さから一気に人間を憎むようになり幽助と戦い後魔界で亡くなる仙水。戸愚呂に続いてまた切なくて勧善懲悪観念から外れるようになりました。
ここからラストの魔界編までは新キャラや再登場のキャラが沢山出たり、蔵馬・飛影の内面も掘り下げられたり見どころは沢山あるのですが、もう作品を終わらせたい感が半端なくどんどん絵が雑になって行ってしまったのが残念ですが、一応しっくり終わったので良かったかなと。
今読み返してもやっぱり面白いし、容赦ないダーク面も書かれているので、少年漫画ではあるけど大人向けと思います。

ぼくたちの家族
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泣ける家族の話

「ぼくたちの家族」は非常に泣けて、感動できる映画の一つです。
この物語はお母さんがアルツハイマーになるところから始まります。最初はアルツハイマーだとはわからない物忘れやぼーっとすることがよくあり、病院に行ってみるとアルツハイマーと診断されるのです。
家族構成は父、母、兄、弟で四人家族で、お母さん以外は全員男です。お母さんが入院し始めてから、様々な家族の問題が浮き彫りになります。
お父さんの経営している会社は経営が芳しくなく、そのことを家族に隠しています。兄は引きこもりだった過去を家族に申し訳なく思い、弟は天真爛漫、大学を留年している。お母さんは余命一週間だと医師に告げられ、為す術もないと言われます。しかし、兄弟は諦めずに他の病院にあたります。その間に家族のお金周りを調べていると多額の借金があることが発覚します。普通の家族でもある、隠し事がどんどん明らかになっていく、人間の本性がどんどん明らかになっていく。しかし、この映画を観終わった後は、登場人物たちの人間らしさ、チャーミングなところに惹かれていることでしょう。家族の言葉にはならない絆やめんどくささをこの映画を観て、再確認し、より家族が愛しい存在になるでしょう。