マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作。2015年公開のオーストラリア映画。第88回アカデミー賞では10部門にノミネート、最多の6部門を受賞した。石油も水も尽きかけた世界。資源を独占し、暴力で民衆を支配する軍団に捕われた元・警官マックスは、自由への逃走を開始。凄まじい追跡、炸裂するバトル。絶体絶命のピンチを迎えた時、決死の反撃が始まる。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

最高のアクション映画

人間の環境汚染により荒廃した世界が舞台。その中で、最愛の妻と子供を失い亡霊のように荒野を彷徨う主人公マックス。
序盤にあっさりと悪党の手下達(ウォーボーイズ)に捕まってしまう。
人は、「食糧」「水」「ガソリン」などの資源に枯渇していた。そのうちの水と食料を独占する悪党「イモータン・ジョー」、その組員の女性兵隊長(フュリオサ)は、ジョーに性奴隷にされていた女たちとともに、資源が豊富にある緑の楽園を目指し逃げ出す。それを知ったジョーは怒り狂い、フュリオサを捉えるために全手下を率いて追う。その手下の一人の輸血袋として主人公マックスは車に括り付けられて荒野へと爆走。
途中で砂嵐に巻き込まれマックスは車から投げ出されるが、そこには逃げ出したフュリオサと女たちの姿が。いろいろあり、女たちと緑の楽園を目指し、ようやくたどり着いた先は、既に汚染されており奇形の民とカラスが住むデスタウンとなっていた。絶望するフュリオサ。それでも希望を持ってまた走り出す。そこにマックスが一言。「今引き返せば悪党どもの住処は空で、安全な水も食料もある」と。
その意見に合意した二人と女たちは、4000馬力の巨大タンカーに乗って決死の復路を進むことにした。
怒りに暮れるジョーvsマックス&フュリオサ達。
フュリオサは瀕死の状態になるもなんとかアジトに続く渓谷を塞ぐことに成功し、砦に戻ってくる。
英雄として崇められ、歓迎を受けるフュリオサ達だが、そこにマックスの姿がない。
ふと歓喜に沸く大衆の方に目をやると、そこには我が道を進むマックスがまた新たな場所へと消えていくのであった。

以上の内容ですが、監督がジョージ・ミラー監督で自身の世界観をそのまま反映させた作品になるので、非常に濃い世界観になっているところが魅力。常識的な価値観で見るより、映画の中にのめり込んでみると楽しさが倍増する作品です。