マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作。2015年公開のオーストラリア映画。第88回アカデミー賞では10部門にノミネート、最多の6部門を受賞した。石油も水も尽きかけた世界。資源を独占し、暴力で民衆を支配する軍団に捕われた元・警官マックスは、自由への逃走を開始。凄まじい追跡、炸裂するバトル。絶体絶命のピンチを迎えた時、決死の反撃が始まる。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

脳味噌爆発!!クレイジードライバー共の狂宴

マッドマックス?怒りのデスロード?。私が狂おしいほどに好きなこの映画は何も考えず、頭を空にして、そしてただただアホになって観て欲しい作品である。

舞台は石油、そして水までもが尽きた世紀末の世界。そこで愛する者を失った元警察官の主人公マックス。資源、女を独占し恐怖と暴力によって民衆を支配するジョー。元はジョーの右腕ドライバーであったフュリオサが反逆し、ジョーの妻たちと資源を奪うことから始まるカーチェイスの数々。繰り広げられる爽快アクション。
そんなのあり?!と叫んでしまいたいたくなるような凄まじい追撃、炸裂するバトルの数々。そして終始ただひたすらにかっこいいトム・ハーディ。最高にパンクである。ブッ飛んでいるとしか言えない。そんな現実離れした設定やアクションシーンが続く本作品だが、なかなかどうして面白いのである。細部にまでクレイジーが詰まった全編クライマックスのこの作品は、映画が始まった瞬間から、エンドロールまで一瞬たりとも退屈が訪れない。そして、脳汁の分泌が止まらない。
ストレスが溜まって何も考えたくない時、なんとなく疲れて元気がない時、そんな時に頭を空っぽにして、部屋の電気を消して是非観て欲しい作品だ。