ストレスが溜まったときにオススメの1本
1979年に公開された「マッドマックス」シリーズ。その3作目から27年ぶりに公開された4作目がこちらです。シリーズの4作目ではあるものの続編ではないため、単体で楽しめます!
核戦争を経て緑は枯れ果て、人々の寿命は半分に。生きるために殺し合い・奪い合いが横行する、荒廃しきった未来の世界が物語の舞台となっています。
主人公は元警官のマックス。彼は荒れ果てた世界で人間性を失いかけ、亡霊のように生きていました。そんなマックスですが、物語の中で少しずつ人間性を取り戻していきます。ストーリーが進むにつれて映画のヒーローとして相応しい頼もしさを見せたり、時にはお茶目さが顔を覗かせたり。本作はマックスの英雄譚かに思えますが、どちらかというと成長物語に近いかもしれません。
そしてもう1人の主人公、フュリオサ。彼女はとある事情でマックスと行動を共にすることとなります。一見するとヒロインに思えますが、戦闘力も精神力も男性陣に負けず劣らず。武器も車も使いこなし、近接戦でも引けをとりません。マックスとフュリオサの最初の共闘シーンは何度見ても胸が熱くなります。本作は2人のバディアクションものともいえるでしょう。
また、マッドマックスといえばカーチェイス。本作に出てくる車は3作目の流れをついで、突き抜けたデザインとなっています。トゲトゲだったり、髑髏が大量についていたり、火を噴くギターを弾く男が装備されていたり。いろいろなゴツい車と、それぞれの特長を活かしたカーチェイス(を超えてもはや戦闘)も見どころの1つです。
もちろん配信やレンタルでも十分楽しめますが、おすすめは映画館です。大きなスクリーンと映画館の爆音で、より楽しむことができる本作。ハマったら定期的に何度も見たくなる名作です。