漫画『呪術廻戦』の良さ
『呪術廻戦』は、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを祓う呪術師との闘いを描いた芥見下々さんの大ヒット漫画です。
2018年3月から2024年9月までの約6年半、『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。
人気は漫画だけにとどまらず、アニメ化や映画化もされています。作品初の映画化である『劇場版呪術廻戦0』は、全世界興行収入265億円を突破したそうです。
またアニメ主題歌も併せてヒットしたりと、いまや多くの人が『呪術廻戦』というタイトルを耳にしたことがあるのではないかと思います。
呪いや呪術というテーマは、昨今の多様な漫画設定のなかでは奇抜さや斬新さはないように感じるかもしれません。
しかし、そのテーマを軸に作り込まれた設定の深みや、物語をより面白くしてくれる複雑ともいえるルールが作中登場したりと、世界観が唯一無二でありながら、登場人物の心情や葛藤がリアルに描かれており、感情移入しながら読み進めていけるところがとても魅力的です。
主人公を含め登場人物たちがどう成長しどう歩んでいくのか、『呪術廻戦』というタイトルにはどういった思いが込められているのか、読んでいて時間を忘れ、惹き込まれてしまう感覚を、まだ読んだことのない方にもぜひ経験してほしいです。