ダンジョン飯(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダンジョン飯』とは、年10刊漫画誌「ハルタ」(KADOKAWA)にて2014年2月から2023年9月に連載されていた、九井諒子原作の長編連載作品である。古典的ファンタジーな世界観をもつ作中のダンジョンに登場する魔物を、現実にある方法で料理し食す、グルメ&アドベンチャー漫画となっている。作中で作られた料理にはレシピが記載され、これにより作者の持ち味である、架空と現実が融合した世界観が存分に発揮されている。

CV:三木晶
東方大陸・カーカブルード出身のドワーフ女性。作中年齢は61歳。
タンス夫妻に雇われる以前はライオスとともに迷宮探索をしていた。武器の流通を取り仕切っていた父親を持ち、それゆえナマリ自身も武具への関心が高い。この父親は娘にもクズ呼ばわりされるほどの体たらくで、店の金を着服して失踪している。そのため、ドワーフたちの恨みを買い、娘のナマリも氏族から追放を命じられた。島主であるドワーフに返済すれば、名誉回復できるかもしれない、と望みをかけて迷宮攻略に挑んだ経緯がある。
深層でファリンを失ったライオスパーティでの稼ぎに限界を感じ、パーティを離脱する。以降、研究のため迷宮捜索の用心棒を求めていた金払いの良いタンス・フロッカのパーティに加わった。
ライオスパーティを離れた身であるが、離脱後も死体蘇生所に度々赴きファリンの帰還を待つなど、情に厚いところもある。

カカ・フロッカ

トールマンの男性。作中年齢は20歳。背が高く細身で、浅黒い肌を持つ。
もとは各地を放浪する一族に生まれたが、立ち寄った酒場で双子の妹キキと共に置き去りにされてしまった。馬小屋の片隅で寝泊まりしていたところをタンス夫妻に引き取られた。
ノームに囲まれて育ったため、トールマンでありながら感性はノーム寄りなところがある。そのために、ノームの中では目立ってしまう自分の長い脚が好きではない。
キキによると、繊細な人柄。あまり言葉を発さず物静かな印象もあるが、ノームに囲まれて育ったことで共通語を勉強中であることも関係している。

キキ・フロッカ

トールマンの女性。作中年齢は20歳。兄同様、背が高く細身で、浅黒い肌をもつ。
のびのびとしたノームに囲まれて育ったことで、トールマンでありながら感性はノーム寄り。また兄同様言葉少ない面もあるが、共通語を勉強中であることも関係している。繊細で無口なカカよりは言葉を話し、ナマリとも意思疎通しやすい。

シュロー一行

シュロー/半本俊朗(なかもととしろう)

第33話(単行本未収録)でついに再登場したシュロー。やつれてしまっている。

CV:川田紳司
東方群島・ワ島出身のトールマンの男性。ライオス達に呼ばれている「シュロー」は、ライオスらが「トシロー」をうまく発音できなかったためであると作中で推察されている。
ファリンがレッドドラゴンに捕食された際に、ナマリと同時期にライオスパーティを離脱した。パーティでは非常に腕の立つ剣士であったという。
ファリンに求婚するぐらいに惚れ込んでいる。ファリンを救出しようにもライオスパーティの実力では深層でレッドドラゴンを討伐するのは難しいと判断し、自分の父の配下である手練れのマイヅルらを連れて救出に向かった。

マイヅル

東方群島・ワ島出身のトールマンの女性。本名はイヨ。
作中年齢は41歳。半本家に長く仕えており、シュローの幼い頃は教育係を務めた。呪術に精通し、この頃に編み出した忍法・ベビーシッターは「一定時間術者が触れないと山姥が出現し対象を追い掛け回す」というもの。
この術を応用し、イヅツミの足抜け防止に利用した。
実はシュローの父親と愛人関係にある。
通り名のマイヅルは「舞鶴草(マイヅルソウ)」に由来する。

ヒエン

東方群島・ワ島出身のトールマンの女性。本名はナカ。作中年齢は26歳。
両親が半本家に仕えており、それゆえシュローとは物心着く前からともに育った幼馴染の関係。マイヅル以下4人の中ではリーダー的存在である。
なんでも器用にそつなくこなし、実力の伴う優秀な忍者だが、それゆえ自信家な面もある。他者への共感も希薄である。
成人女性でありながら化粧に関心がなく、常にスッピンであるが、それは「これ以上美しくなったら周りが困るから」という考えによるもの。実際にはそれほど美女とも言えないが、そのどこまでも前向きで自信家な性格は、後述のベニチドリを素直にさせる一役を買った。
通り名のヒエンは「飛燕草(ヒエンソウ)」に由来する。

ベニチドリ

東方群島・ワ島出身のトールマンの女性。本名はマツ。作中年齢は23歳。
半本家に仕える忍者部隊のひとり。ヒエンとは違い、元は古い農村の生まれで、奉公にだされた先でさらに半本家に買い取られた過去をもつ。
それゆえ常に人の顔色を伺ってきており、卑屈な性格。シュローとは作中の迷宮捜索まで接点がなく、この任務で初めて出会った。
醜形恐怖症で、自分の素顔を他人に晒すことが出来ず、そのため厚化粧である。ヒエンに「そのままで可愛い」と言われ神経を逆撫でされ、怒りのままヒエンがすっぴんであることを詰ったが、逆にどこまでも前向きな返答に面食らうことになった。
以降ヒエンの前でだけ素直になれるという。

イヌタデ

東方群島出身のオーガの女性。本名はヒジョウヒ。作中年齢は17歳。
物心着く前に何らかの理由で親元を離れており、女性でありながら賭け相撲の力士として育てられた。その初土俵を見ていたシュローの父親に買い取られた過去をもつ。それまでの生活環境はなかなかに過酷であったらしく、半本家での待遇には満足しており自由主義のイヅツミが脱走しようとすることに驚愕していた。
差別対象とされる獣人のイヅツミには、比較的好意的に接していた。
腕っ節は強いが巨躯のため、密偵としては真価を発揮できずにいる。また上述の過去から満足な教育を受けていない可能性があり、それゆえか知恵を使った戦闘は苦手とする。
通り名のイヌタデは「犬蓼(イヌタデ)」が由来。

Kyazu0818t2
Kyazu0818t2
@Kyazu0818t2

目次 - Contents