ダンジョン飯(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダンジョン飯』とは、年10刊漫画誌「ハルタ」(KADOKAWA)にて2014年2月から2023年9月に連載されていた、九井諒子原作の長編連載作品である。古典的ファンタジーな世界観をもつ作中のダンジョンに登場する魔物を、現実にある方法で料理し食す、グルメ&アドベンチャー漫画となっている。作中で作られた料理にはレシピが記載され、これにより作者の持ち味である、架空と現実が融合した世界観が存分に発揮されている。

カブルー

CV:加藤歩
西方大陸・ウタヤ出身のトールマンの男性。作中年齢は22歳。
トールマン2人、ドワーフ、ノーム、ハーフフット、コボルトの6人からなる中堅ギルドのリーダー。町の酒場では期待のギルドと声をかけられるが、魔物の知識が少なく、それゆえ宝虫や人魚を相手に2度全滅。ライオス達を一方的に意識しているが、そのライオスには意識されておらず交流の機会を待っている。
人間観察が趣味で、人の顔を覚えたり癖を見抜いたりするのが得意。さらに推理力や洞察力にも優れている。それゆえ人脈も多い。なお仲間からは「人の懐に入るためならなんでもする男」と言われており、実際ライオスと打ち解けるために魔物食にも手を出した。
実は迷宮から出てきた魔物暴走によって滅んだウタヤの生き残りであり、それゆえ魔物に対して強い嫌悪感がある。ウタヤ壊滅後は当時のカナリア隊副長のミルシリルに引き取られて養育された。
公式ガイドブック『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル』によると本名は不明とのことである。そのため、「カブルー」が生来の名前なのか、ミルシリルによって名付けられたか不明。

リンシャ・ファナ

CV:高橋李依

北方大陸出身のトールマンの女性。作中年齢は24歳。
仲間からはリンと呼ばれることが多い。
魔術師であり、激しい雷を広範囲に発生させる魔術を得意とする。マルシルとは違い魔術学校には行っていない。魔術学校に通うのは富裕層がほとんどであるため、どこか魔術学校出身者を馬鹿にしている節がある。
両親は東方群島からの流民であったが、リンシャも東方人であるが、北方大陸で育ったため東方に関する知識には乏しい。実は幼い頃に、魔術で生計を立てていた両親が村人から「黒魔術を扱っている」として私刑にあい、両親は死亡・自宅は全焼という悲惨な目にあっている。さらにこの事件後、黒魔術の噂を聞きつけたフラメラ達エルフによって「証拠品」として西方に無理やり連れてこられたため、エルフを苦手にしている。
実はカブルーに好意を抱いており、辛辣な言動なのはその裏返しである。仲間にはそれらも全てバレているよう。

ミックベル・トマズ

CV:富田美憂

東方大陸出身のハーフフットの男性。作中年齢は22歳。コボルトのクロを使役している。仲間にはミックと呼ばれることもある。
同じハーフフットのチルチャック同様、鍵開けを得意とする。「使えるものはなんでも使う」が信条であり、他人に媚びたり騙したりすることに躊躇がない。
金にがめつく、クロのことも安い報酬で雇っているが、クロには愛着を抱いている。

クロ

CV:奈良徹

西方大陸出身のコボルトの男性。二足歩行する大型犬のような見た目をしており、嗅覚や聴覚に優れる。
奴隷商に捕まっていたところをミックベルに保護され、以来ミックベルと行動を共にしている。金や名誉に関心が薄いため、ミックベルに安い報酬で雇われていることに不満はない。
作中ほとんど言葉を離さないが、それはまだ共通語を習得できていないため。

サデナのダイアモンド

東方大陸・サデナ出身のドワーフの女性。作中年齢は58歳。
パーティのメンバーには「ダイア」と呼ばれることが多い。
実は裏島主の従兄弟姪にあたる人物。
後述のナマリの父が島におけるドワーフの評判を地に落としたことで、無関係なダイアもパーティを組むのに苦労した。カブルーパーティに参加したのは裏島主による紹介。

ホルム・クラノム

CV:広瀬裕也
南方大陸出身のノーム男性。作中年齢は76歳。
魔術も扱うことができるが、古代精霊術の研究者であり、精霊を使役する。
水の精霊ウンディーネの「マリリエ」と地の精霊ノームの「エシエ」の他、風の精霊シルフの「クラリエ」、火の精霊サラマンダーの「カツィエ」を使役している。
かつてエルフに研究内容を没収され、西方で拘束されていたことがある。優秀な術師だが、同時に複数のことが起こると思考停止し判断速度が著しく鈍る。

タンス一行

タンス・フロッカ

東方大陸出身のノームの男性。作中年齢は210歳。
カーカブルードの権力者から島へ派遣された魔術学者。島主の依頼で迷宮に掛けられた魔術を調査している。口うるさく横暴だが、ライオス達を心配するナマリの心情を思いやる一面もある。
蘇生術に自信があり、かなりの腕前。それゆえに「死んでも生き返らせてやる」といった傲慢な発言も多い。

ヤーン・フロッカ

東方大陸出身のノームの女性。作中年齢は204歳。
タンスの妻であり、夫とともに迷宮の調査をする魔術学者。夫とは大学からの付き合い。タンスとの間に成人した実子が2人いるが、さらにトールマンの双子カカとキキを引き取り養子にして育てた。

Kyazu0818t2
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