秘密への招待状（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『秘密への招待状』とは、2019年アメリカにて公開されたヒューマンドラマである。インドで孤児院を経営するイザベルに、ニューヨークのメディア会社で長年辣腕を振るってきたテレサという実業家から大口の寄付の話が舞い込む。イザベルはテレサの強引な要請で、契約をまとめるためにニューヨークに飛ぶ。そこでイザベルを待ち受けていたのは、心の奥底に封じ込んでいた自らの過去だった。18歳で訳あって別れた元恋人オスカーと、2人の間に生まれた娘グレイスとの突然の対面に揺れるイザベルの心を、テレサの愛情が溶かしていく。
心配なインドのパートナーの今後
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インドの孤児院にはイザベルが生活を共にするパートナーがいた。イザベルが今後オスカーの家族と同居することにでもなれば、オスカーとの再婚も視野に入ってくる。もしそうなると、パートナーはインドに取り残される。
テレサの寄付額が200万ドルから2000万ドルに跳ね上がった理由
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ニューヨークに行く前の寄付額の200万ドルでも大金なのに、イザベルをつなぎとめるためにテレサが提示したのはなんと6年で2000万ドル。しかも、イザベルとグレイスの名前で基金を設立するとまで言い出した。テレサのやり方に不信感を抱いていたイザベルも条件を飲まざるを得なかった。これほどの大金が入れば、インドでの慈善活動に弾みがつくからだ。しかし、イザベルがニューヨークに済む条件が付けられていた。
ジョナサンは結婚早々、グレイスに捨てられるのか
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森に据えられたオスカー作成の石の前でグレイスとオスカーがテレサの遺灰を撒いている。そこにはグレイスの夫ジョナサンの姿がない。新婚旅行の話から言い争いになったグレイスとジョナサンは破局したのかが気になる。
テレサを偲ぶ彫像のデザインの謎
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テレサの遺灰が撒かれた場所には、オスカーがあの大きな石で作った彫像が置かれていた。彫像はテレサがあんなにも大事にしていた鳥の巣と卵の形をしていた。テレサの「もっと生きたい」という魂の叫びを聞いたオスカーにしか彫れない造形だ。オスカーには、テレサを表現するのにこれ以上のものは考えられなかったのである。これを見るたびにグレイスと双子の息子、そして家族を見守る責任を引き受けたイザベルの胸に、深い愛情を惜しみなく与えてくれたテレサが蘇るのだ。
メディアのインタビューでネタバレしそうになったミシェル・ウィリアムズ
ジュリアン・ムーアと共にインタビューに臨んだウィリアムズ。ラスト近くで「大きな変化をもたらすためには3人の面倒を…」とうっかりストーリーを話しそうになり、ムーアが「ネタバレしそうになり危なかった」と苦笑するシーンがある。
『秘密への招待状』の主題歌・挿入歌
主題歌： Abby Quinn：Knew You For a Moment
『秘密への招待状』のオリジナル・サウンドトラック
1. Isabel：イザベル
2. Oscar Goes Home：オスカーの帰宅
3. Bird‘s Nest：鳥の巣
4. Flashback：フラッシュバック
5. The Stairwell：階段
6. Theresa Takes Pill：薬を飲むテレサ
7. The Wedding：結婚式
8. Grace‘s Speech：グレイスのスピーチ
9. I’m Going to Call You Tomorrow：「明日、電話するよ」
10. Oscar and Theresa Tell Grace：真実
11. Grace Meets Isabel：グレイスとイザベル
12. Dinner：ディナー
13. Grace‘s New Offer：新たな提案
14. The Market：マーケット
15. Oscar Finds Pills：薬を見つけたオスカー
16. We Don’t Get to Choose：「仕方ないの」
17. She’s Your Daughter：テレサの願い
18. Grace Crying：悲しみに沈むグレイス
19. The Contract：契約書
20. Theresa’s Earring：テレサのイヤリング
21. Time Passes：時は過ぎて
22. Tattered and Torn Performed by The Counterfits：タタード・アンド・トーン
23. Brick House Performed by Commodores：ブリック・ハウス
本作のオリジナルトラックを担当した作曲家のマイケル・ダナは、キャラクターによって楽器を使い分け、それぞれのキャラクターの内面を端的に表現することに重点を置いた。
『秘密への招待状』の予告動画
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目次 - Contents
- 『秘密への招待状』の概要
- 『秘密への招待状』のあらすじ・ストーリー
- イザベルを待ち構えるテレサ
- テレサの娘グレイス、そして元恋人・オスカーとの運命の再会
- テレサの病気を知ったオスカーとイザベル
- テレサの慟哭、そして新しい家族の旅立ち
- 『秘密への招待状』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- イザベル・アンダーソン（演：ミシェル・ウィリアムズ）
- テレサ・ヤング（演：ジュリアン・ムーア）
- 孤児院関係者
- プリーナ（演：アンジュラ・ベディ）
- ジェイ（演：ヴィル・パチシア）
- テレサの家族
- オスカー・カールソン（演：ビリー・クラダップ）
- グレイス・カールソン（演：アビー・クイン）
- オットー（演：アジー・ロバートソン）
- テオ（演：トレライダー）
- ジョナサン（演：アレックス・エソラ）
- ホライズン社の社員
- グウェン（演：スーザン・ブラックウェル）
- ターニャ（演：エイサ・デイヴィス）
- グレイスの結婚式の招待客
- フランク（演：ウィル・チェイス）
- 『秘密への招待状』の用語
- 瞑想
- プレゼンテーション
- 平和部隊（Peace Corps）
- 『秘密への招待状』の名言・名セリフ／名シーン名場面
- イザベル「大丈夫。もう平気よ。私がついてるわ。ここにいるからね」
- 母と娘の初めての触れ合い
- グレイス「私なら子どもを捨てない」
- テレサ「これは私のよ！」
- テレサ「子育てのことで私に指図しないで。自分だけいい親ぶっちゃって。シングルパパの苦労話ももうウンザリなのよ。自分で子どもを産んでもいないくせに！」
- イザベル「グレイスもそうだった？戻ったら光ってた？」
- グレイス「一生変わるなってこと？」
- テレサ「グレイスもオスカーもあなたが必要なの。私は病気で死ぬのよ！」
- イザベル「言えないわ。あなたの人生よ。自分で決断しなきゃ」
- テレサ「私はいなくなるから。この世にいたくてもいられない。イザベルと一緒になる？」
- 『秘密への招待状』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 貧しい子どもたちに食事を振舞うイザベルの懐具合が心配
- 心配なインドのパートナーの今後
- テレサの寄付額が200万ドルから2000万ドルに跳ね上がった理由
- ジョナサンは結婚早々、グレイスに捨てられるのか
- テレサを偲ぶ彫像のデザインの謎
- メディアのインタビューでネタバレしそうになったミシェル・ウィリアムズ
- 『秘密への招待状』の主題歌・挿入歌
- 主題歌： Abby Quinn：Knew You For a Moment
- 『秘密への招待状』のオリジナル・サウンドトラック
- 『秘密への招待状』の予告動画