League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)のネタバレ解説・考察まとめ
『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』とは、Riot Gamesが2009年より開発・運営しているオンライン対戦ゲームである。5対5のチーム戦であり、150体以上いるキャラクターの中から好きなキャラクターを選択し、相手の本拠地を破壊することが勝利条件となる。奥深い戦略性と高度な駆け引きが特徴。世界最大級のeスポーツタイトルとしても有名で、毎年行われる世界大会はいずれも高い熱気に包まれている。LJLという日本リーグが存在し、プロチームが世界大会出場をかけ戦っている。
ピルトーヴァー
ピルトーヴァーは、あらゆる叡智が集う科学の都市である。この都市では日々、工業や芸術、貿易、そして科学の進歩により、発展による力をつけ続けている。その力は武力によってもたらされたものではなく、人々の先見の明と商才によって築き上げられたものだ。魔力を込めたクリスタルを使った魔法と科学の融合技術「ヘクステック」を主産業としており、人々の生活を支えている。ピルトーヴァー人の中には、様々な目的のために体の一部をヘクステックを使って機械化を施している者も少なくない。体の一部が不自由だったり、仕事を効率的にこなすために必要だったり、あるいは、単純な力を求めて機械化を施したり。ピルトーヴァーでは、爆発音が街中に鳴り響くのは日常茶飯事だ。今日もどこかで、天才科学者の一人が何らかの実験を失敗している。
ゾウン
ピルトーヴァーの物理的下部に位置し、その一部ではピルトーヴァーとの交易も盛んに行われているゾウン。しかしこの地に住まうのは、行き場を失ったならず者や、ピルトーヴァーでは到底受け入れられない危険な思想を持つマッドサイエンティストたちだ。ゾウンで生きていくことはそれ自体が一つの試練であり、たとえ子供だろうと日々を生き抜くための知恵をフル動員して明日をつかみ取っている。だが、そんな状況だからこそ、ピルトーヴァーの人々には到底思いも付かないような技術を生み出すこともある。人体実験を黙認しているから、技術の進歩が早いとも言える。
ビルジウォーター
魚と呼ぶにはあまりにも巨大な怪物を狙う「漁業」が盛んなビルジウォーターは、農業に適した土地ではなかったために、貿易を盛んに行っていた。そのため、ルーンテラ中のあらゆる物や食物、あるいは人が取引され、金さえあればビルジウォーターで手に入らないものはないとまで言われている。貿易が盛んなために船乗りが多く、ギャンブルと略奪を好む海賊崩れの荒くれ者も多くいる。そんな船乗りたちの間では、゛髭の貴婦人”ナーガケイボロスと呼ばれる触手が生えた頭を持つ神が信仰されており、ビルジウォーターから出航する際、海に向かってコインを投げ入れる風習がある。これを怠った船は、何らかの巨大な力をもって海の底に引きずり込まれてしまうのだとか。
シャドウアイル
かつて、ブレスドアイルというルーンテラの中でも屈指の美しい島があった。そこに住まう人々は、ともに助け合い、ともに栄華を誇っており、かつてのシュリーマに次ぐほどの大国だったとされている。しかしある時、ブレスドアイルを治める王の妻が病により息を引き取った。人々は悲しみに暮れたが、それよりも深い悲しみの奥に沈んでしまったのは当時の王、ルインドキングだった。ルインドキングは乱心し、最愛の妻を生き返らせるために闇の魔法に手を出した。死の世界の扉を開き、そこから妻の魂を呼び起こすというものだった。結論から言えば、この魔法は失敗した。この魔法を制御できるだけの力がルインドキングにはなかったのだ。結果、開かれた死の世界の扉は閉じられることなく開き続け、溢れ出した死を運ぶ黒い霧がブレスドアイル中を覆った。人々は生ける亡霊となって黒い霧に囚われ、苦痛の声を上げた。かつての美しい島だったブレスドアイルの面影はなくなり、死が蔓延る黒い霧に覆われたシャドウアイルとなってしまったのだ。しかし黒い霧の悲劇は、まだ終わっていなかった。黒い霧は海を越え、ビルジウォーターやノクサス、デマーシアといった国々にまで進行し始めているのだ。
バンドルシティ
ルーンテラのどこかに突如として現れるポータルを通ることでたどり着くことのできるバンドルシティには、ヨードルと呼ばれる妖精のような存在が住んでおり、やりたい放題に魔法を使いあって毎日楽しく過ごしている。ごくまれに一般の人間がバンドルシティに迷い込むことがあるが、彼らが戻ってくることはほとんどないという。バンドルシティは色鮮やかな都市であるという話や、森の奥に広がる秘境のような村であるという話、はたまた機械が異様に発達した都市であったという話などの話がある。これらのいずれかが真実かもしれないし、すべて作り話かもしれない。なにしろ、バンドルシティを見てきた人々の話はどれも内容がまったく違うのだから。そこに住むヨードルが普通の存在であるはずがなく、同じ場所に存在していながら、ルーンテラの時間とは別の時間を生きているとされる。ノクサスの建国以前から存在するクレッドや、1000年近く冬眠を続けたフィズがいい例だろう。
ヴォイド
ヴォイドについてわかっていることは、何一つないと言っても過言ではない。ヴォイドを統べる存在、ウォッチャーと、フレヨルドを治める三姉妹の一人、リサンドラが交わした契約によってルーンテラに開かれてしまったヴォイドの扉は、フレヨルドのどこかで氷に閉ざされ封印されている。しかしこの封印も、どれだけ持つかわからない。ヴォイドに住まう存在が持つ唯一絶対の欲望とは、食欲である。飽くなき食欲に突き動かされる異形の存在は、ルーンテラのすべてを喰らいつくし、破滅に導こうと動いている。極まれに、ヴォイドに普通の人間が迷い込んでしまうことがある。ほとんどの場合において人間が生還することはないが、それでも戻ってくる者もいる。しかしヴォイドから生還した者は往々にして精神を激しく崩壊しており、世界を喰らうというヴォイドの意志に侵食されている。
『League of Legends』のゲームシステム
概要
『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、LoL)は、5対5のチーム戦であり、特殊な能力を持つ150体以上の「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターをそれぞれ1体ずつ選択し、「ネクサス」と呼ばれる相手の本拠地を破壊することが目標のストラテジーゲームである。ネクサスを破壊するためにはマップに用意された3本の「レーン」と呼ばれる道に沿って設置されている「タワー」と呼ばれる建造物を破壊しながら進軍する必要がある。またキャラクターにもそれぞれ役割(ロール)が予め付与されており、5人のプレイヤーは「トップ」、「ジャングル」、「ミッド」、「ADC」、「サポート」のそれぞれの役割を担う必要がある。ゲームには、プレイヤーのほかに「ミニオン」と呼ばれる自動的に進軍する小さな兵隊のようなNPCが存在し、各プレイヤーはこのミニオンやプレイヤーを倒すことで経験値とゴールドを手に入れることができる。経験値を獲得することでキャラクターのレベルを上げて装備可能なルーンの限界数を増やしたり、ゴールドを使ってアイテムを購入することでキャラクターを強化していくことが可能である。
トップ(Top)の役割
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目次 - Contents
- 『League of Legends』の概要
- 『League of Legends』のあらすじ・ストーリー
- ルーンテラ
- デマーシア
- ノクサス
- アイオニア
- フレヨルド
- シュリーマ
- 霊峰ターゴン
- ピルトーヴァー
- ゾウン
- ビルジウォーター
- シャドウアイル
- バンドルシティ
- ヴォイド
- 『League of Legends』のゲームシステム
- 概要
- トップ(Top)の役割
- ジャングル(JG)の役割
- ミッド(Mid)の役割
- ADCの役割
- サポート(Sup)の役割
- ポイント
- 経験値
- ゴールド
- マップ
- サモナーズリフト
- ツイステッドツリーライン
- ハウリングアビス
- ゲームモード
- チュートリアル
- ノーマル
- ランク
- ランダムミッド
- AI戦
- カスタム
- 『League of Legends』の登場人物・キャラクター
- デマーシア
- ガレン
- ラックス
- ガリオ
- ポッピー
- サイラス
- ノクサス
- ダリウス
- スウェイン
- ルブラン
- カタリナ
- クレッド
- アイオニア
- イレリア
- シェン
- ゼド
- アカリ
- ケネン
- リー・シン
- フレヨルド
- アッシュ
- リサンドラ
- ボリベア
- オーン
- アニビア
- シュリーマ
- アジール
- ゼラス
- レネクトン
- ナサス
- カシオペア
- 霊峰ターゴン
- パンテオン
- レオナ
- ダイアナ
- タリック
- ゾーイ
- ピルトーヴァー
- カミール
- ケイトリン
- ヴァイ
- ジェイス
- オリアナ
- ゾウン
- ジンクス
- ビクター
- エコー
- シンジド
- ワーウィック
- ビルジウォーター
- イラオイ
- ノーチラス
- パイク
- タム・ケンチ
- フィズ
- ツイステッド・フェイト
- シャドウアイル
- カリスタ
- へカリム
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- マオカイ
- バンドルシティ
- ルル
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- ベイガー
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- ヴォイド
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