VALORANT(ヴァロラント)のネタバレ解説・考察まとめ
『VALORANT』とは、ライアットゲームズが開発・運営しているファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)。様々な能力を持つエージェントを操作し、武器やアビリティを使用してスパイクと呼ばれる爆弾を設置または解除、敵の殲滅を目指すゲーム。本作発表時から期待値が高く、クローズドベータテストの時点で配信サイトTwichで同時視聴者数が170万人を超え、最大級の盛り上がりを見せた。この先競技性の高さでeスポーツの競技シーンなど、更なる盛り上がりが期待される。
『VALORANT』の概要
『VALORAN』とは2020年6月2日にライアットゲームズからMicrosoft Windows向けにリリースされた基本プレイ無料のFPS。
リリースの前に2020年4月から5月末にかけてクローズドベータテストが行われた。クローズドベータテストはRiotアカウントを作成し、Twitchリンクさせてから特定のVALORANTベータテストの配信を視聴するとランダムでベータテストアクセスキーが配布されるという形で配信され、アメリカやカナダ、ロシア、トルコとヨーロッパ地域のみが対象だった。しかし対象地域以外に住む人も公式が推奨はしていないがアクセスキーさえ持っていればベータテストに参加可能であったため、日本でもアクセスキーを取得してTwichなどで配信する配信者が多く現れ、多くの盛り上がりと正式リリースの期待を広げた。
eスポーツを意識して作られており、近年eスポーツ会で問題になっているチートの対策でチート検出アプリの導入やセキュリティの強化をして、チートを作ること自体を困難にしたり、素早くチートを検知して被害を押さえたりと対策の徹底がされている。また一度チートを使うとVALORANT自体をプレイ出来なくする対策も行っていて、完全にチート使用者をゼロにすることが不可能でも、対策をしっかりすることでチート使用者に滅多に会わない様に出来ると公式が発表しており、競技者だけで無く、全プレイヤーがストレス無くプレイ出来るeスポーツゲームとして国内外の大会なども期待されている。
ゲームの目的は「エージェント」と呼ばれる超自然的な力や科学技術を使用するキャラクターを操作し、攻撃と防衛に分かれてスパイクの設置と解除または敵の殲滅でラウンドを取得し、13ラウンド取得して勝利すること。プレイに必要なPCのスペックがかなり低く、必要なスペックがあればノートパソコンでもプレイすることが出来る。基本プレイが無料なのでとりあえずダウンロードしてプレイ出来るか確認することもでき、気軽にプレイし始められる。エージェント個々のアビリティの違いや、購入システムによる組み合わせの多さも魅力の一つ。自分で好きなプレイスタイルを極めたり、仲間とチームワークを磨いたりとゲームで勝つための戦略の幅がとても広いので常に新しい発見ができる。
『VALORANT』のあらすじ・ストーリー
出典: jpstreamer.com
VALORANTは「First Light」という出来事が発生した近未来の地球を舞台としている。「First Light」によって「Radianite」と呼ばれるエネルギーが生じ、Radianiteを使用して超能力のような力を使う人々が現れ、それを「ラディアント」と呼んだ。影の組織がヴァロラントプロトコルを創設し、RadianiteかRadianiteによって作られたテクノロジーを使用する人々を経歴や出身に関係なく集めた。そして集められたラディアントたちは「エージェント」と呼ばれる。エージェントにはRadianiteの力を直接持って超自然的な力を使う者、Radianiteで作られた武器や道具を使用する者がいる。
『VALORANT』のゲームシステム
宙に浮いたイタリアや日本といった現実にある国や土地を舞台にしたマップで、銃やアビリティを使って敵の殲滅や、爆弾を設置してラウンド勝利を目指すFPS。
eスポーツを意識して作られているため競技性が強く、常に新鮮な気持ちでプレイすることが出来る。勝利するためには「エージェント」がそれぞれ持つアビリティやそれを使った戦略、立ち回りが必要である。個人戦ではなくチームで戦い、戦術が重要になるタクティカルシューターゲームと言うこともあり、武器やアビリティの使い方や購入、マップの把握、味方との連携など頭を使ってプレイすることになる。
勝利条件
プレイヤーは5人のチームとなって、攻撃側と防衛側に分かれて5 VS 5でラウンドをかけて戦う。防衛側は敵の殲滅やスパイクと呼ばれる爆弾を設置されずに制限時間が過ぎるか、設置されたスパイクを解除することがラウンド勝利条件となっている。攻撃側は防衛側と同じく敵の殲滅をするか、スパイクを設置して一定時間解除されないことが勝利条件である。攻撃と防衛は6ラウンド毎に交代する。勝利条件の異なる複数のモードがある。
アンレート
アンレートは13ラウンドを取得したチームが勝利となるルール。ラウンド毎のはじめに購入フェーズ(30秒)があり、クレジットを使用して武器とエージェントごとに異なるアビリティ、一定ダメージを防ぐシールドを購入してからバトルフェーズ(1分40秒)で戦闘を行う。アンレートのルールはコンペティブでも適応される。
スパイクラッシュ
スパイクラッシュはアンレートと違い購入フェーズがなく、敵も味方もランダムに選ばれた同じ武器を使用して戦う事になる。4ラウンド先取で勝利となり、時間も掛からないので気軽にプレイできるのが魅力である。
コンペティティブ(ランクマッチ)
アンレートを20回プレイすると出来るようになるモード。ルールはアンレートと同じで違いはランクをかけて戦うモードである。ランクは8階級あり、勝敗だけでなく個人の戦績によって得られるポイントが増減し、自分の所持ポイントでランクが決まる。
カスタムマッチ
カスタムマッチは他のルールと違い、知らない人とランダムマッチするのではなく招待した人だけが参加可能な、いわゆるクローズなゲームを行うモードである。個人大会や友達との練習などで活用されている。
デスマッチ
チームではなく9人の敵と自分の10人で戦い、一番最初に30回敵を倒したら勝利のモード。他のルールと違ってアビリティの使用が不可能で使うエージェントがランダムになっていて武器の持ち替えが自由、またリスポーンがあり敵に倒されてもすぐに敵が居ない場所にリスポーンして戦闘を始めることが出来る。敵を倒すと拾うことで体力とアーマーが全回復するヘルスパックが10秒間出現する。時間は最大6分間だが大抵それより早く誰かが30回敵を倒して終わる、さらに数秒間隔でマップ上に他プレイヤーの位置が表示されるのでハイドも出来ない、それゆえに短時間でかつ多くの戦闘ができ、より効率的なプレイヤーの戦闘スキルを上達させることが出来る。
購入フェーズ
VALORANTでは武器とアビリティ、シールドをラウンドの最初にある「購入フェーズ」で購入する必要がある。購入には「クレジット」が必要。「クレジット」はマッチプレイ中にキルすることやラウンド終了時に得る事が出来て、マッチ中の戦略に深く関わる要素である。
マップ
VALORANTは全てのルールで4種類のマップの中からランダムで選ばれプレイすることになる。マップにはそれぞれ特徴があり、構造が違うのでマップによって臨機応変な戦い方が求められる。
バインド
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目次 - Contents
- 『VALORANT』の概要
- 『VALORANT』のあらすじ・ストーリー
- 『VALORANT』のゲームシステム
- 勝利条件
- アンレート
- スパイクラッシュ
- コンペティティブ(ランクマッチ)
- カスタムマッチ
- デスマッチ
- 購入フェーズ
- マップ
- バインド
- ヘイブン
- スプリット
- アセント
- 『VALORANT』の用語
- エージェントの役割
- デュエリスト
- センチネル
- イニシエーター
- コントローラー
- アビリティ
- クレジット
- 節約
- 射撃方法
- 発射
- オルト射撃
- ADS射撃
- 腰撃ち
- タクティカルマップ
- プレイヤー用語
- プラント
- Hide(ハイド)
- 射線
- ロング / ロングレンジ
- 『VALORANT』の登場人物・キャラクター
- 『JETT / ジェット』 「デュエリスト」
- アビリティ
- 『FHOENIX / フェニックス』 「デュエリスト」
- アビリティ
- 『SOVA / ソーヴァ』 「イニシエーター」
- アビリティ
- 『SAGE / セージ』 「センチネル」
- アビリティ
- 『BRIMSTONE / ブリムストーン』 「コントローラー」
- アビリティ
- 『RAZE / レイズ』 「デュエリスト」
- アビリティ
- 『VIPER / ヴァイパー』 「コントローラー」
- アビリティ
- 『OMEN / オーメン』 「コントローラー」
- アビリティ
- 『CYPHER / サイファー』 「センチネル」
- アビリティ
- 『REYNA / レイナ』 「デュエリスト」
- アビリティ
- 『BREACH / ブリーチ』 「イニシエーター」
- アビリティ
- 『KILLJOY / キルジョイ』「センチネル」
- アビリティ
- 『SKYE / スカイ』「イニシエータ」
- 『VALORANT』のアイテム
- サイドアーム(サブ武器)
- クラッシック
- ショーティー
- フレンジー
- ゴースト
- シェリフ
- サブマシンガン
- スティンガー
- スペクター
- ショットガン
- バッキー
- ジャッジ
- ライフル
- ブルドッグ
- ガーディアン
- ファントム
- ヴァンダル
- スナイパー
- マーシャル
- オペレーター
- ヘヴィー
- アレス
- オーディン
- 近接武器
- ナイフ
- 『VALORANT』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 東京をモデルにしたスプリットは初期構想から多くの改良を重ねて今のマップになった
- VALORANTと言う名前はLeague of Legendsのマップから名付けられた