愛してるぜベイベ★★(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛してるぜベイベ★★』とは、少女漫画家の槙ようこによって2002年から2005年まで『りぼん』に掲載されていた、イジメなど社会問題や虐待や親の死など家庭問題をテーマに描かれた作品であり、原作をもとにしたアニメ作品である。主人公で高校生の片倉結平が、母親に置き去りにされてしまったいとこで5歳の坂下ゆずゆの母親代わりとして奮闘しながらゆずゆの成長を見守っていく日々の中で、クラスメイトの徳永心との子供ながらも真剣に恋愛をする模様が描かれている。

三田(みた)

結平の同級生で、ナツミの好きな人。以前は徳永心のことが気になっていた時期もあった様子。

『愛してるぜベイベ★★』の用語

東栄高校

主人公の片倉結平が通っている高校。アニメ版で正門に「都立」という文字が映し出されているシーンがあるため、東栄高校は都内にあることがわかる。

あそう幼稚園

ゆずゆが結平の家から通うために、編入した幼稚園。

『愛してるぜベイベ★★』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

片倉鈴子「子供ってさあ 本当に傷ついた時大人に『傷ついた』って言えないの だから大人が気づいてあげなきゃだめ」

結平の高校の後輩の恩田恭子は、結平と親しげにするゆずゆを妬み、ゆずゆに対してクレヨンを捨てたり悪口を言ったりする。恩田から嫌がらせを受けていたゆずゆは、文具店でクレヨンを万引きしそうになる。ゆずゆの様子がおかしいと結平から相談された姉の鈴子は「子供ってさあ 本当に傷ついた時大人に『傷ついた』って言えないの だから大人が気づいてあげなきゃだめ」と語りかける。

徳永心「今まで生きてきた中で 1番幸せだった」

出典: ameblo.jp

結平と心は、修学旅行で沖縄に行った日の夜に一線を越えてしまう。翌朝、結平と部屋から出てきたところを教師に見つかってしまった心は、以前無理矢理キスをしてきた男子生徒に嫌味を言われてしまう。傷つく心を庇った結平だったが、なぜかいらだっていた。そんな結平の気持ちを和ませようと心は「今まで生きてきた中で 1番幸せだった」と昨夜愛し合った時の気持ちを伝える。

片倉結平「はやく気づかないと 離ればなれになるんだよ」

あそう幼稚園の参観日の日、ゆずゆの友人の梨谷翔太が実の母親から叩かれるのを目の当たりにしたゆずゆは、泣きながら母親の翔太への虐待を訴えた。その際、翔太の母親から「本当の親はもっと大変なの。あんたみたいなおままごとじゃないんだよ」と怒鳴られ落ち込んだ結平だったが、後日翔太の母親を訪ねていき、自分のゆずゆへの気持ちと一緒に「はやく気づかないと 離ればなれになるんだよ」伝える。

片倉結平「他の人とミキは違うよ ミキだけに話したいことがきっとあるよ」

学校で受けたいじめや実の両親とうまくいかない現実に生きる気力がなくなったミキが自殺しようとする。首にナイフを当てたミキに「他の人とミキは違うよ ミキだけに話したいことがきっとあるよ」と結平は語りかけた。

徳永心「大丈夫 ゆずゆちゃんのママがゆずゆちゃんを忘れないから」

待ち続けている母親の坂下都の顔を忘れそうになってしまうと悲しむゆずゆに心が「大丈夫 ゆずゆちゃんのママがゆずゆちゃんを忘れないから」と語りかける。

結平とゆずゆが離ればなれになるシーン

ゆずゆの6歳の誕生日にお別れする結平とゆずゆ

ゆずゆの6歳の誕生日である1月26日。結平の手作りケーキでお祝いを始めたときに、ゆずゆの母の都がゆずゆを迎えにやってきた。結平の母に追い返されてしまった都を追いかけるゆずゆを見た結平は、ゆずゆに靴を履させ上着を渡し「バイバイゆずゆ」と別れを告げる。

『愛してるぜベイベ★★』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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