愛してるぜベイベ★★(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『愛してるぜベイベ★★』とは、少女漫画家の槙ようこによって2002年から2005年まで『りぼん』に掲載されていた、イジメなど社会問題や虐待や親の死など家庭問題をテーマに描かれた作品であり、原作をもとにしたアニメ作品である。主人公で高校生の片倉結平が、母親に置き去りにされてしまったいとこで5歳の坂下ゆずゆの母親代わりとして奮闘しながらゆずゆの成長を見守っていく日々の中で、クラスメイトの徳永心との子供ながらも真剣に恋愛をする模様が描かれている。

片倉家

片倉 鈴子(かたくら れいこ)

出典: twitter.com

CV:遠藤久美子

身長:162 cm
誕生日: 5月31日
血液型:A型
好きな食べ物:ピーマン、タマネギ
嫌いな物:ゴキブリ、ししゃも
好きな人:秋元康
職業:エステティシャン

結平の姉で、片倉家の長女で永遠の24歳。片倉家では両親を差し置いて、発言権が一番強い立場のため、女遊びが激しかった結平にゆずゆの面倒を押し付ける。ゆずゆには「お姉さま」と呼ばせている。子供が産めない体になってしまった過去があり、ゆずゆを置き去りにしていった叔母の坂下都を許せずにいた。やったこともない料理に挑戦したり、結平とともにゆずゆの参観日に参加したりと、ゆずゆを通して様々な体験をしていく。

7年後は、エステティシャンからファッション評論家に転身している。

片倉 皐(かたくら さつき)

出典: www.fanpop.com

CV:鈴木真仁

身長:156 cm
苦手なもの:子供
性格:冷静、インテリ

結平の弟で片倉家の次男。12歳の小学6年生とは思えないほど、冷静な性格をしている。学校では結平と同じように女子児童からもてているのだが、本人は女子に興味がないようでモテていることに気づいていない様子。ゆずゆのような小さい子供が苦手だったが、ゆずゆと接していくうちに少しずつ苦手意識がなくなっていき、ゆずゆをかわいいと思うようになる。
作品中には、皐が生まれてすぐに言葉を話したことから当時の結平以外の家族から「魔王の子」と呼ばれ避けられていたというストーリーが描かれている。

7年後には、医学生になってる。

片倉 三沙子(かたくら みさこ)

CV4:尾小平志津香

鈴子・結平・皐の母親。ゆずゆの母親である坂下都の実の姉で、ゆずゆにとっては伯母にあたる。結平とゆずゆの関係を温かく見守りながらも、時には結平に助け舟を出す優しい母。常識ある大人。鈴子が子供が産めなくなってしまった理由を知っていることから、常に鈴子のことを気にかけている。

片倉 栄一(かたくら えいいち)

CV:木内秀信

鈴子・結平・皐の父親で、片倉家の大黒柱。作品中では、結平などを怒鳴りつけるようなことはなく、物静かで落ち着いているタイプ。

坂下家

坂下 都(さかした みやこ)

出典: aminoapps.com

CV:平野智恵

ゆずゆの母親で、結平にとっては叔母にあたる。夫と死別してしまい、幼いゆずゆを女手一つで育てる自信がなくなってしまう。精神的にも余裕がなくなってしまったある日、ゆずゆを叩こうとしてしまう。このままでは虐待しかねないと考え、眠っていたゆずゆを一人家に残し姿を消してしまった。倉田家宛に出した手紙を手掛かりに鈴子が訪ねて行ったことで、福岡で仕事先で知り合った男性と暮らしていることが発覚してしまう。
最終巻では、倉田家にゆずゆを迎えに行き、一緒に暮らしていた男性と再婚しゆずゆとともに3人で暮らす。

坂下 ミキ(さかした ミキ)

出典: animeperson.com

CV:伊藤実華

特徴:成績が良い、自分勝手でわがまま、両親ともうまくいっておらず精神的に不安定

ゆずゆの父方のいとこで中学生。成績が良く私立の中学校に通っていた。しかし、教師に暴力を振るわれたクラスメイトをかばったことをきっかけに、教師と多数の生徒からいじめにあってしまう。このいじめが原因で現在の中学に転校する。
一人っ子で両親ともうまくいっておらず、面識があったゆずゆを養子にしようと、夏休みに片倉家に家出をしてくる。自宅でも学校でも孤独を感じていたが、片倉家で夏休みを過ごすうちに、結平にも心を開くようになる。しかし、久しぶりに自宅に戻った際に遊びに来ていた親戚と両親の楽しそうな姿をみて、自殺をしようとする。一緒にいたゆずゆを迎えに来た結平の言葉で自殺を思いとどまる。迎えに来た母親の言葉で、喧嘩ばかりだった父親とも和解する。その後、親子関係も良くなったことで、精神的にも安定していく。

7年後は学校の教師になり、酒豪の女性へと成長していた。

坂下 憲明(さかした のりあき)

ゆずゆの父親で、すでに亡くなっている。作品中には回想シーンで、顔を伏せられて登場している。

結平の友人

元木 舞(もとき まい)

CV:大浦冬華

特徴:長身、冷静、ストレートの長い黒髪、寒がり

結平のクラスメイトで学級委員長をしている。徳永心の良き理解者で親友。思い込みが激しい友人の鏡亜希が暴走し始めると、いつも止める役を担っている。冷静でしっかりしているため、クールビューティーというイメージが強いのだが、周囲の友人たちにつっこみを入れるなどユーモアさも持ち合わせている。
女遊びが激しかった結平が心と恋人同士になった際は、心を心配しながらも、お互いに強く惹かれあう結平と心を認めている。

鏡 亜希(かがみ あき)

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