愛してるぜベイベ★★(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『愛してるぜベイベ★★』とは、少女漫画家の槙ようこによって2002年から2005年まで『りぼん』に掲載されていた、イジメなど社会問題や虐待や親の死など家庭問題をテーマに描かれた作品であり、原作をもとにしたアニメ作品である。主人公で高校生の片倉結平が、母親に置き去りにされてしまったいとこで5歳の坂下ゆずゆの母親代わりとして奮闘しながらゆずゆの成長を見守っていく日々の中で、クラスメイトの徳永心との子供ながらも真剣に恋愛をする模様が描かれている。
CV:齊藤真紀
特徴:男嫌い、感情的になり突っ走りやすい、思い込みが激しい
結平のクラスメイトで徳永心の親友。不安口数が少ない心の気持ちを代弁していることがある。心と恋人同士になった結平に対して当たりが強く、よく結平に説教をしている。思い込みが激しく、感情的になり突っ走ってしまうことがあるため、いつも友人の元木舞に止められている。
16歳の時に露出狂の男に襲われそうになった過去があり、就寝中にうなされることもある。このことが原因で男嫌いになってしまう。クラスメイトの田端芯は、幼馴染で自宅も近いことから、事件後も芯だけは避けることなく接することができている。
アニメ版では名字が「加々美」となっている。
ナツミ
CV:川瀬晶子
特徴:元気が取り柄
結平の同級生で、友人たちからは「ナッツ」と呼ばれている。結平とは遊び友達。もともとは結平のことを「女にだらしない、いい加減な男」と思っていた。ゆずゆの世話をしている結平を見直す。その後、結平と徳永心が付き合っていることを知ったことがきっかけで、いつの間にか結平のことを好きになっていた気づく。しかし、結平に告白することはせずに、結平への気持ちを心に秘めながら友人関係を続けていた。
その後、同級生の三田を好きになる。
田端 芯(たばた しん)
CV:植木誠
特徴:明るい性格、ゆずゆが大好き
結平のクラスメイトで、結平と一緒に行動している明るい男子生徒。鏡亜希とは幼馴染で家も近い。亜希が16歳の時に露出狂の男性に襲われそうになってから、夢でうなされる亜希を起こしたり、一緒に下校したりと現在も気にかけている。ゆずゆの可愛さにメロメロになっている。
土屋 和博(つちや かずひろ)
CV:鈴木達央
特徴:眼鏡をかけている、口数が少ない、人や物に執着しない淡白なイメージ
結平のクラスメイトで、結平や芯と一緒に行動している。常に何か本を読みながら結平たちの話を聞いている。
大賀 あかり(おおが あかり)
特徴:成績が良く優等生、黒髪できれいな顔立ちをしている、同年代の人をうらやましく思っている
高校2年の時に、結平のクラスに転校してくる。転校前は坂下ミキと同じ学校に通っていた。成績が良く、よくクラスメイトに勉強を教えている。きれいな顔立ちをしていることもあり、クラスの男子生徒からもモテていて、一部の女子生徒から文句を言われることもあった。
共働きの両親に代わり、幼稚園児の妹の世話を一人でしていた。そのため、妹をかわいいと思いながらも、自分の時間がない日々に精神的に疲れていた。妹と同じあそう幼稚園にゆずゆを送り迎えしている結平と話すうちに、徐々に気持ちに余裕が出てくる。そのため、結平に何かと頼っていた時期もあった。
ゆずゆの友人
まりか
CV:八武崎碧
特徴:泣きボクロがある、おしゃま、ツインテール
坂下ゆずゆのクラスメイト。ゆずゆが編入してきた当初は「母親がいないから」とゆずゆを仲間外れにしていた。しかし、ゆずゆを送り迎えをしている結平に一目惚れをしてからは、結平が幼稚園に来るのを楽しみに登園する。このことがきっかけに、ゆずゆとも仲良くなっていく。今ではゆずゆの味方になるなど、常に一緒に行動するほどゆずゆの理解者となっている。
梨谷 翔太(なしや しょうた)
CV:宮里駿
特徴:周りを引っ張っていくタイプ
ゆずゆと同じ幼稚園に通う男の子。幼稚園では元気いっぱい過ごしていたが、実は母親から身体的虐待を受けていた。翔太の父親の失業や、近所や幼稚園などの人付き合いに疲れた母親からの虐待を周囲に隠し通そうとしていた翔太だったが、結平や保育士に体の痣などから気づかれてしまう。このことがきっかけで、現状を変えようと考えた翔太の母親の提案で、翔太は家族でやり直すために母方の祖父母の所へ引っ越していった。
作品の後半では、数年後にゆずゆと再会したと思わせるシーンが描かれている。
大賀 綾(おおが あや)
特徴:5歳の女の子、結平のクラスメイトの大賀あかりの妹
梨谷翔太が田舎へ引っ越した後に、ゆずゆのクラスに編入してくる。ゆずゆとまりかと仲良くなる。ゆずゆと同じように姉のあかりが常に面倒を見てくれていた。しかし、あかりが自分の世話をしていることに「疲れた」と結平に話しているのを聞いてしまい、母親に世話をしてもらおうとするが、仕事で忙しい母はほとんど家にはいなかった。
そのため、ゆずゆとまりかと一緒に、母親の勤め先に行こうとこっそり幼稚園を抜け出してしまう。街中で迷子になっていたところを、ゆずゆのいとこの坂下ミキが見つけ綾たちは幼稚園まで送ってもらうことができたが、あかりを心配させてしまう。
健くん
CV:本城雄太郎
ゆずゆのクラスメイトで、一番最初に友達になった元気いっぱいの男の子。
その他
久保田 あゆみ(くぼた あゆみ)
CV:千葉紗子
身長:160cm
特徴:ロングヘアーの少女、スタイルが良くファッションモデルをしている
結平の弟の皐のクラスメイトで小学6年生。クラスの女子たちからも人気な皐のことが好き。しかし、ファッションモデルをしていることやスタイルがいいなど容姿のことを妬んでいるクラスの女子たちが、皐との仲が進展しないように、あることないことウソの情報を教えるなど意地悪をされてしまう。すっかりクラスの女子たちのウソの情報を信じ込み落ち込んでしまう。
そんな中とっさに皐に告白してしまったあゆみは、その後片倉家で食事をごちそうになるなど、皐とは徐々に関係性が深くなっていく。恋人同士の関係ではなかったが、片倉家では皐の恋人だと勘違いされることもあった。
恩田 恭子(おんだ きょうこ)
CV:野口聖古
東栄高校1年の女子生徒で、結平の後輩。好意を寄せている結平を当然のように独り占めしているゆずゆに激しく嫉妬をする。優しく声をかけ、ゆずゆが持っていたクレヨンをゴミ箱に捨てるなどの嫌がらせをしているところを徳永心に見つかってしまう。それでも気持ちが収まらず直接ゆずゆに危害を加えようとしたところを結平に阻止されてしまう。
その後、結平に告白し断られてしまうが、結平の言葉で改心した。
板垣(いたがき)
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目次 - Contents
- 『愛してるぜベイベ★★』の概要
- 『愛してるぜベイベ★★』のあらすじ・ストーリー
- 片倉家の新たな家族
- 結平とゆずゆと心
- 紡がれる絆と失われていく想い
- 母との再会
- 『愛してるぜベイベ★★』の登場人物・キャラクター
- 主人公とヒロイン
- 片倉 結平(かたくら きっぺい)
- 坂下 ゆずゆ(さかした ゆずゆ)
- 徳永 心(とくなが こころ)
- 片倉家
- 片倉 鈴子(かたくら れいこ)
- 片倉 皐(かたくら さつき)
- 片倉 三沙子(かたくら みさこ)
- 片倉 栄一(かたくら えいいち)
- 坂下家
- 坂下 都(さかした みやこ)
- 坂下 ミキ(さかした ミキ)
- 坂下 憲明(さかした のりあき)
- 結平の友人
- 元木 舞(もとき まい)
- 鏡 亜希(かがみ あき)
- ナツミ
- 田端 芯(たばた しん)
- 土屋 和博(つちや かずひろ)
- 大賀 あかり(おおが あかり)
- ゆずゆの友人
- まりか
- 梨谷 翔太(なしや しょうた)
- 大賀 綾(おおが あや)
- 健くん
- その他
- 久保田 あゆみ(くぼた あゆみ)
- 恩田 恭子(おんだ きょうこ)
- 板垣(いたがき)
- 三田(みた)
- 『愛してるぜベイベ★★』の用語
- 東栄高校
- あそう幼稚園
- 『愛してるぜベイベ★★』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 片倉鈴子「子供ってさあ 本当に傷ついた時大人に『傷ついた』って言えないの だから大人が気づいてあげなきゃだめ」
- 徳永心「今まで生きてきた中で 1番幸せだった」
- 片倉結平「はやく気づかないと 離ればなれになるんだよ」
- 片倉結平「他の人とミキは違うよ ミキだけに話したいことがきっとあるよ」
- 徳永心「大丈夫 ゆずゆちゃんのママがゆずゆちゃんを忘れないから」
- 結平とゆずゆが離ればなれになるシーン
- 『愛してるぜベイベ★★』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『愛してるぜベイベ★★』のアニメが放送されていた
- アニメと原作の相違点
- 坂下ゆずゆは作者の飼い犬がモデル
- 7年後について描かれた本があった
- 新装版が発売されていた
- 『愛してるぜベイベ★★』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):一青窈「sunny side up」
- ED(エンディング):一青窈「年年歳歳」