早田誠（キャプテン翼）の徹底解説・考察まとめ

ワールドユース編

松山、次藤、石崎とともに日本DFのスタメンとなった早田。しかし、新たに監督として就任した賀茂から「ただカーブをかけただけのシュートが今さら世界に通用すると思ってるのか」と一喝され、新田や次藤らと共に合宿所を離脱し、個人練習に励んでいた。合宿所に戻ってのリターンマッチでは「ワンパターンと言われようが、自分にはカミソリサッカーしかない」と、「ピンポイントカミソリセンタリング」をはじめとした、一段と鋭くなったカミソリサッカーを披露する。

プロデビュー後

早田はガンバ大阪に所属し、横浜Fマリノスとの対戦で「エース殺し」として活躍し、カミソリタックルなどで井沢を抑え無失点で試合を終える。
GOLDEN-23では井川岳人と対立するなど、気性の荒さと喧嘩っ早さは直っていない様子が描かれたが、後の試合中には緊張する井川を励まし、情に篤い一面を見せた。
左サイドを得意のスピードで駆け上がり、カミソリクロスを上げるプレイが多い。
日本は左サイドを早田が、右サイドは石崎がオーバーラップしてチャンスを作るシーンが多くなった。また、左拳を怪我しているミューラーめがけて「エース殺しならぬキーパー殺し」のシュートを放つなど、登場初期の様な荒々しいプレイも見せている。

『たたかえドリームチーム』での活躍

早田はソーシャルゲーム版『たたかえドリームチーム』にも登場し、ストーリー「NEXT DREAM」において、Jr.ユース時代に得点した縁で世界に飛び出して、ブレーメンに守備を支える助っ人として加入している。ライバルと切磋琢磨し、自身の力を欧州でも発揮しようと闘志を燃やす様子が描かれた。

早田誠の関連人物・キャラクター

大空 翼（おおぞら つばさ）

CV：小粥よう子（1983年版、1994年版、OVA版、『たたかえドリームチーム』少年期）／佐々木望（1994年版の中学3年生以降）／井上喜久子（2001年版の少年期）／関智一（2001年版の中学3年生以降）／三瓶由布子（2018年版）
『キャプテン翼』の主人公であり、早田が常にライバル視している存在。中学生編では南葛中の司令塔として活躍していた。全国大会決勝において東一中と対戦した際、早田からの執拗なマークを受けて苦戦するも、二枚刃のカミソリシュートを見抜いて勝利した。
試合終了後は互いの健闘をたたえ合い、その後はユース代表や日本代表で共に戦うチームメイトとなる。

中西 太一（なかにし たいち）

難波中時代に早田と対戦し、立浪高校に進学した巨漢のゴールキーパー。コテコテの関西弁を操る。中学生編において、3年連続全国出場を狙い大阪府大会の決勝戦で東一中と対戦し、0対0で迎えた試合終盤に早田のカミソリシュートでゴールを許し敗北を喫する。
高校生編では立浪高校に進学してチームメイトとなり、全国大会では早田とともに東邦学園を苦しめた。

井川 岳人（いがわ がくと）

CV：杉田智和（アプリ版）
パワーやテクニック、高さのすべてを持った逸材で、練習ではGKまでこなすオールラウンドプレーヤーだが、天才ゆえの精神的な弱さを抱えていることが明らかになる。賀茂の熱意に負け、オリンピック日本代表に加入するが、デビューとなるパラグアイ戦では緊張のあまりミスをするが、合宿中に対立していた早田の叱咤激励により立ち直っている。

賀茂 港（がもう みなと）

CV：田所陽向（アプリ版）／岸野幸正
全日本ユースの新監督。早田のカミソリシュートを「ワンパターン」と酷評し、彼が自らのプレイスタイルを見直すきっかけを作った人物。

早田誠の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ワンパターンと言われようが おれには このカミソリサッカーしかないんじゃ!!」

「ワールドユース編」7巻で、監督の賀茂から自身のサッカーを「ワンパターン」と酷評された早田。合宿を抜けて個人練習に励んだ彼は、自らの持ち味であるカミソリサッカーを磨き上げ、高めることで自らの価値を証明し、「ワンパターンと言われようが おれには このカミソリサッカーしかないんじゃ!!」と言い放った。
頑固で融通が効かず「しつこい」と評されがちな早田だが、それは彼のこのある種の「職人気質」ゆえのものなのかもしれない。新たな道を探るのではなく、自らの持ち味を最大限に高めるという真摯な姿勢からは教わることが多い。

「おれは 神様なんて 一度も信じたことはねえ 勝つのも負けるのも すべて自分の責任でとおしてきた でも 今度ばかりはどうしようもないんだ」