千歳千里(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

千歳千里(ちとせせんり)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、四天宝寺中学校3年のテニス部レギュラーである。「無我の境地」という技を扱える数少ないキャラクターで、勝利に固執するというより純粋に楽しんでテニスをしているプレイヤーだ。熊本の中学にいた頃にボールが右目に直撃し、視力をほとんど失っている。195cmという長身の持ち主で、中学生の中では最も背が高い。また、熊本弁で話すのも特徴的である。性格は自由奔放でマイペース。落ち着きがあり、年齢に似つかわしくない風貌をしている。

熊本第一小学校出身で、中学2年まで熊本の獅子楽中で活躍していた。獅子楽時代は不動峰中の橘とともに「九州二翼」と呼ばれ、全国区のプレイヤーだと評されていた。『テニスの王子様 OVA ANOTHER STORYⅡ~アノトキノボクラ』で、秋の西日本大会決勝戦が描かれている。そこで「九州二翼」ペアと、四天宝寺中の白石蔵之介(しらいしくらのすけ)と忍足謙也(おしたりけんや)のペアとのダブルスマッチが行われている。のちにチームメイトとなる四天宝寺中の選手と戦っていた。また、獅子楽中の練習試合の際に、橘は千歳の右目にボールをぶつけ負傷させてしまう。千歳はそれ以降右目の視力が回復せず、一度はテニスをやめる決意をしている。その後、橘は親の転勤で東京不動峰中に転校。千歳は目の治療のため大阪四天宝寺中に転校した。千歳は3年になり四天宝寺中でテニスを再開する。

全国大会

1回戦 シード

2回戦vs岡蔵
D1 千歳&白石vs山本&水瀬 ○6-0●
(試合描写なし)

準々決勝vs不動峰

S2 千歳vs橘 ○7-5●
元九州二翼同士の戦いである。橘は千歳のボールをわざと右目に受け、千歳と同じハンデを背負いながら試合をした。これが橘の「けじめ」であった。橘は自分が仲間の視力を奪ったことに強く責任感を感じているが、千歳もそれに対し負い目を感じていた。だが、千歳は青春をともにした仲間とまた戦えていることに喜びを感じ試合をする姿が見られる。橘は背負った責任感がプレイにも影響し、千歳の死角であるフォアサイドに一度もボールを打たなかったのだ。過去の千歳なら対等に戦って欲しいと怒りをぶつけたが、橘の性分を理解した上で優しさと捉えた。精神的に成長した一面が見ることができる。

準決勝vs青春学園

D1 千歳&財前vs手塚&乾 ●1-6○
準々決勝の後、千歳は退部届を出していた。だが、本来D1に出場するはずだった忍足謙也から「強いほうがコートに立つのが当たり前や」と出番を譲られ、急遽出場することになる。千歳の「才気煥発の極み」はダブルスでは通用しない。監督は、この試合は千歳と手塚の一騎討ちになる、2対1でもやむを得ないと言い、2年の財前光(ざいぜんひかる)に身を引かせた。青春学園3年の乾貞治(いぬいさだはる)もデータ収集のために試合放棄を宣言。変則シングルスマッチとなり、「才気煥発の極み」と「百錬自得の極み」の勝負となった。長いラリーに痺れを切らした財前がネット側に出るが、ボールを返すこともできなかった。乾は財前に対し「俺達の入れる領域じゃあ無い」と言い、二人はコートの外に出る。手塚は試合中に「百錬自得の極み」に加えて「才気煥発の極み」も発動し、二つの扉を同時に開放した。ゲームメイクも手塚の方が一枚上手だったこともあり、1ゲームしか取ることができないまま千歳が敗北。

『新テニスの王子様』同士討ち

千歳千里vs遠山金太郎 不戦勝
コーチの「二人組を作って下さい」という指示で千歳は同じ四天宝寺中1年の遠山金太郎(とおやまきんたろう)とペアを組む。選手全員がダブルスマッチのペア決めかと思っていたが、「その二人組でシングルスマッチを行う」という同士討ちであった。ところが遠山は試合の時間になっても現れず、戦わずして千歳の勝利となった。

『新テニスの王子様』シャッフルマッチ

3-5番コート総入れ替え戦
D1 千歳&橘vs鈴木&鷲尾 ●6-7○
『新テニスの王子様』のU17合宿ではコートが番号で分かれており、数字が小さいほど実力の高い選手が所属している。コート総入れ替え戦とは、そのコートに所属するメンバーを全員入れ替えるために行なう試合のことである。そこで千歳と橘は獅子楽中の先輩である高校3年鈴木&鷲尾のペアと戦うこととなる。高校生のペアは試合早々シンクロを発動する。この作品におけるシンクロとは、ダブルスを組んでいるペアの動きを完全に理解し、次どう動くのかが分かる状態のことを言う。昔ダブルスを組んでおり「九州二翼」と呼ばれた千歳と橘だが、高校生の方がダブルスとしての技術が高かった。個人のスキルとしても高校生の方が上回っており、拮抗した試合となったが惜しくも敗北。鈴木と鷲尾は、「あの最後に見せた猛獣のようなシンクロ何やったんや」と言い、今後「九州二翼」によるダブルスがあるならかなり完成度の高いダブルスペアになるのではないかと期待されている。

千歳千里の関連人物・キャラクター

橘桔平(たちばなきっぺい)

橘桔平は、不動峰中学校3年のテニス部部長である。中学2年の時は熊本の獅子楽中で千歳とともにテニスをしていた。千歳とのペアは「九州二翼」と呼ばれていた。獅子楽中時代に千歳の右目にボールをぶつけ、負傷させてしまう。千歳は右目の視力が回復せず、テニス部を退部。橘は自分が千歳の右目の視力と彼のテニス人生を奪ったことに対し責任感を抱き、自身もテニス部を退部。その後、親の転勤の都合で東京不動峰中に転校することとなる。転校後、千歳がテニスを再開したと噂を聞き自身もテニスを再開した。転校した不動峰中テニス部は、横暴な3年生や顧問により支配されていて荒れていた。顧問に暴力を振るわれたり実力を認められない2年生とともに顧問に反発し、新生テニス部を新しく作り上げた。抜群のリーダーシップを発揮し、全国大会まで上り詰める。荒れ果てた不動峰中テニス部を立て直し、後輩からも慕われる存在となった。

獅子楽中時代はかなりヤンチャをしていた。金髪で長髪のボサボサ頭で、青春学園の菊丸から「ライオン大仏」と呼ばれていた。千歳に怪我をさせてしまったことをきっかけに、性格もおとなしくなる。髪も角刈りにし、金髪もやめた。だが全国大会で千歳と戦う前に金髪を再開する。額の黒子も特徴的だ。

遠山金太郎(とおやまきんたろう)

遠山金太郎は千歳と同じ四天宝寺中の1年で、テニス部のスーパールーキーである。愛称は「金ちゃん」。顧問や部員からは、関西の方言で「ヤンチャ」という意味の「ゴンタクレ」と表現されることが多い。遠山は人間離れした身体能力を持っている。勝利に固執せず、純粋にテニスを楽しんでプレイするキャラクターである。必殺技、「超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐」は全身を使って加速をつけ、渾身の力で打つ超パワーショットである。主人公の越前と一球勝負をした際に披露した。見ていた四天宝寺中や青春学園の選手から、「逃げろ!越前!」「まともに行くな!」「みんな伏せやー!」など、テニスの試合をしているとは思えないセリフが飛び交い、大変危険な技だということが分かる。ちなみに、もともとの作品設定では遠山が主人公でライバルが越前であった。

天真爛漫で明るい性格から、テニス部のメンバーとも仲が良い。先輩後輩を気にせず、先輩でも呼び捨てしタメ口で話す。千歳のことも「千歳」と呼び捨てしている。落ち着きのある千歳とヤンチャな遠山の二人が並ぶと、身長差も合間って親子のようである。千歳も他のテニス部員も、弟のように遠山を可愛がっている。木製のラケットを大きな巾着に入れて背負っていて、彼のプレイスタイルから見てもまさしく野生児である。好物はタコヤキ。ヒョウ柄のタンクトップに黒の半ズボンを履いていて、赤い髪の毛が特徴的である。

手塚国光(てづかくにみつ)

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乾貞治(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

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乾貞治(いぬいさだはる)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、青春学園テニス部3年生。緻密なゲームメイクと相手の打つ方向を予測するデータテニスを得意としており、口癖は「~の確率〇〇%」。立海の柳蓮二とは幼馴染であり、関東大会では激闘の末、勝利した。番外編ではギャグ要因として登場することもしばしばで、疲労回復のため開発した乾特製ドリンク「乾汁」は、罰ゲームとして定番となっている。海堂とダブルスを組むことが多く、トレーニング量は海堂の2.25倍と、ストイックな一面もある。

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千石清純(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

千石清純(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

千石清純とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、山吹中学校テニス3年生。初登場は都大会2週間前、青学へ偵察に来た他校生として登場。ジュニア選抜経験の実力者として知られ、都大会では青学・桃城と、関東大会では不動峰の神尾と対戦している。オレンジ色(原作では茶色)の髪にゲジゲジとした眉毛が特徴。性格は飄々としており、人懐っこい。無類の女好き。千石が試合にいるとラッキーなことが起こることから「ラッキー千石」という異名で呼ばれている。

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