マスク(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マスク』とは、1994年7月29日にアメリカ合衆国より公開されたコメディ映画である。ダークホースコミックスのコミック『マスク(英語版)』が原作である。監督はチャールズ・ラッセルであり、主演はジム・キャリーが務める。全世界で3億5千万ドルの興行収入を得る。冴えない男のスタンリーが、偶然に緑色の木製の仮面を手に入れる。その仮面をつけると、超人的な力を持った緑色の顔の怪人・マスクに大変身する話である。
スタンリー・イプキス(演:ジム・キャリー)
吹替:山寺宏一
本作の主人公である。気が弱くお人よしの性格であり、銀行で働く銀行マン。アパートで愛犬マイロと暮らしている。センスが独特で、ネクタイやパジャマの柄が変わっており警察であるケラウェイに覚えられてしまう。変わった柄のパジャマの切れ端が事件現場に落ちていたため、ケラウェイに犯人だとにらまれる。趣味はビデオ鑑賞。アニメの『Screwball Classics』がお気に入りで、しょっちゅう見ているが、管理人であるピーンマン夫人に文句を言われることがよくある。銀行にやって来たティナに一目惚れをし、最終的にティナを助け結ばれる。
スタンリー・ザ・マスク(演:ジム・キャリー)
吹替:山寺宏一
スタンリーが仮面をかぶり変身した姿である。陽気で下ネタをよく言う下品な性格である。アニメを実写化したように、驚いた時や興奮した時は目玉や心臓が飛び出ることが多々ある。不死身の力を持ち、高所から落ちたり、爆弾を飲み込んで腹部内で爆発しても傷一つ出来ないという体である。華麗なダンスでティナや他の客を魅了したり、敵のドリアンの手下も泣かせてしまうほどの演技力を持つ。銀行強盗を大胆に行ったり、車の修理工場の男たちに復讐するなどハチャメチャなことを平気で行う。
ヒロイン
ティナ・カーライル(演:キャメロン・ディアス)
吹替:(ソフト版)伊藤美紀 (日本テレビ版)井上喜久子
本作のヒロインである。クラブであるココ・ボンゴの歌手。ドリアンの彼女であり、ドリアンが企む銀行強盗に力を貸すためにスタンリーが勤める銀行に客として訪れ様子を探った。ココ・ボンゴでマスクとダンスをした際に惹かれていたが、スタンリーと同一人物だと気づいたときにはスタンリーに惹かれた。スタンリーに「初めて私をまともな女として扱ってくれた」と打ち明ける。終盤には仮面をつけたドリアンに捕まりピンチとなるが、ドリアンを誘惑し仮面を外させキスをする。その隙に仮面を蹴飛ばしてピンチを逃れ、スタンリーに助けてもらった。
スタンリーの家族
マイロ(演:マックス)
スタンリーが飼っている犬である。種類はジャック・ラッセル・テリア。ジャンプが得意でかなり賢く、鍵を探したり、ご主人であるスタンリーに忠実である。スタンリーが逮捕されたときは、外でスタンリーのことを待ち続けていた。スタンリーが脱走するために「ジャンプして」と命令すると、ジャンプしてスタンリーのもとへとたどり着いた。仮面を取り付けたあと、スタンリーに外されるがその後仮面に魅了される。ティナが川に仮面を捨てるが、急いで咥えて泳いで逃げる。
マイロ・ザ・マスク(演:マックス)
マイロが仮面をかぶりマスクに変身した姿である。スタンリーがマスクになった性格と似ていて、陽気な性格である。変身した姿は口が大きく、鋭い牙を持っている。変身後もスタンリーには忠実であり、スタンリーに呼ばれた際は、走ってスタンリーのもとに駆け寄った。
スタンリーの周辺の人物
チャーリー・シューマーカー(演:リチャード・ジェニ)
吹替:ソフト版(速水奨) 日本テレビ版(大塚芳忠)
スタンリーの友人であり、同じ銀行に勤める同僚である。顔が広く軽い性格であるが、スタンリーの相談に乗る良き理解者でもある。スタンリーがティナに一目惚れした際は、絶対に望みがないのがわかっていたので「やめとけ」と忠告している。スタンリーにかっこいいところを見せるために、ティナやペギーが銀行に訪れた際話しかけるが、ことごとくスタンリーに持っていかれる。マスクの魔力に魅了されたのか、ラストシーンではチャーリーとマイロが川に捨てたマスクを手に入れようと飛び込むが、マイロに取られてしまう。
ペギー・ベラント(演:エイミー・ヤスベック)
吹替:(ソフト版)中澤やよい (日本テレビ版)高島雅羅
女性記者である。人生相談の記事の仕事を主としているがギャラが安く、記者としても活動している。事件が起きた車の修理工場のお客がスタンリーであることを突き止め、スタンリーに取材を行う。スタンリーが人生相談のペギー宛に「真面目男の嘆き」という手紙を出しており、ペギーはその内容を覚えていた。そのため2人の距離は縮まるも、ペギーはお金欲しさにスタンリーを裏切りドリアンに仮面を渡してしまう。
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目次 - Contents
- 『マスク』の概要
- 『マスク』のあらすじ・ストーリー
- スタンリー・イプキスの恋
- 怪人・マスク
- ペギーとの出会い
- 暴走するマスク
- スタンリーに会いに来るティナ
- 捕まるスタンリー
- 脱走するスタンリー
- ドリアンの暴走
- 事件解決
- 『マスク』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- スタンリー・イプキス(演:ジム・キャリー)
- スタンリー・ザ・マスク(演:ジム・キャリー)
- ヒロイン
- ティナ・カーライル(演:キャメロン・ディアス)
- スタンリーの家族
- マイロ(演:マックス)
- マイロ・ザ・マスク(演:マックス)
- スタンリーの周辺の人物
- チャーリー・シューマーカー(演:リチャード・ジェニ)
- ペギー・ベラント(演:エイミー・ヤスベック)
- ピーンマン夫人(演:ナンシー・フィッシュ)
- ギャング
- ドリアン・タイレル(演:ピーター・グリーン)
- ドリアン・ザ・マスク(演:ドリアン・タイレル)
- ニコ(演:オレステス・マタセーナ)
- フリーズ(演:レグ・E・キャシー)
- エディ(演: デニス・フォレスト)
- ボビー(演:ジェレミー・ロバーツ)
- 警察
- ミッチ・ケラウェイ警部(演:ピーター・リーガート)
- ドイル刑事(演:ジム・ドゥーハン)
- その他の人物
- アーサー・ニューマン博士(演:ベン・スタイン)
- モーティマー・タイルトン市長(演:アイボリー・オーシャン)
- アーブ(演:ティム・バグレー)
- 留置場の看守
- 『マスク』の用語
- 仮面
- 『Screwball Classics』
- ティーアップ
- ゴミの島公園
- マフラーパイプ
- 『マスク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 初めて仮面をつけたスタンリー
- 情熱的にダンスをするシーン
- 驚いて骸骨が飛び出るシーン
- ルンバをダンスするシーン
- ティナ「一緒に夕暮れを眺めて、初めて私をまともな女として扱ってくれた。ただの飾りじゃなく。たとえ望みがないとしても好きになってくれたわ」
- 爆弾を飲み込みゲップするシーン
- 『マスク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 未公開シーンにて殺されるペギー
- ほぼノーカットでの上映
- ギリギリに決まったヒロインのティナ役
- 『マスク』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):Royal Crown Revue「Hey,Pachuco」
- 挿入歌:Jim Carrey「Cuban Pete」
- 『マスク』の関連動画
- 『マスク』予告映像