ラッシュアワー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラッシュアワー』とは、1998年にアメリカで公開されたアクションコメディー映画である。本作は公開第1週で興行収入3,300万ドルの収益を上げ、北米興収1位となった。大変好評であったため、『ラッシュアワー2』『ラッシュアワー 3』も公開される。いずれもブレット・ラトナーが監督を務めている。香港警察のリーと、ロス市警のカーターが誘拐された領事の娘を救うために協力する話である。
吹替:山寺宏一 /機内上映版吹替:三ツ矢雄二
ロス市警である。おしゃべりで、無茶な捜査をするので停職処分を食らうところだった。FBIの任務として捜査に向かうが、リーを捜査させないように子守をすると言う内容だったので怒り、勝手に捜査を開始する。相棒がおらず、一匹狼である。お調子者であり、普段は頭を下げることがない。しかし、スー・ヤンを助けるためにジョンソンに頭を下げる男気を持っている。リーとは初めは波長が合わないと思っていたが、一緒に行動するうちに徐々に距離は縮んでいった。休暇中には、リーと共に香港観光に行くほどの仲になった。
ロス市警
タニア・ジョンソン(演:エリザベス・ペーニャ)
吹替:佐々木るん
ロス市警である。爆弾部隊の技術者を目指している。一応カーターのパートナーである。カーターが何かトラブルを起こすたびに、ジョンソンがカーターを説教する役目である。初めての実践であったが、スー・ヤンにつけられていた爆弾を起爆させないようにした。
ディール(演:フィリップ・ベイカー・ホール)
吹替:藤本譲
カーターの上司である。カーターを説得させるために、「FBIから誘拐事件の件で指名があった」とカーターを上手くその気にさせてリーの護衛につけさせた。領事館に着いたカーターは、リーの護衛につけられたことに腹を立てる。その後カーターから「この任務から降ろしてくれ」電話があるが、「任務を放棄したら2ヶ月の停職処分だ」と言い、カーターを見事に黙らせる。しかし、後にカーターは勝手に事件を解決しようと動き始める。
警察官(演:ラリー・サラバンJr)
吹替:松本大
カーターがおとり捜査を行っていた際に、クライブとカーターの動きを不審に思い、銃を向けるがクライブから最初に撃たれる。
警察官(演:カイ・レノクス)
吹替:吉田孝
カーターがおとり捜査を行っていた際に、クライブとカーターの動きを不審に思い、銃を向けるがクライブから二番目に撃たれる。
リーの友人
ハン総領事(演:ツィ・マー)
吹替:大滝進矢
アメリカ・ロサンゼルス中国総領事である。リーの事を信頼している。ジュン・タオが美術工芸品を盗んでいたため、リーに取り戻すように依頼をしていた。無事に美術工芸品を取り戻したが、ジュン・タオに恨まれ、娘であるスー・ヤンを誘拐される。中国博物館で前に立って挨拶する際には、誘拐されたスー・ヤンが気がかりで言葉が詰まってしまった。子供思いであり、スー・ヤンが初登校日の日はお迎えに行くようにしていた。
スー・ヤン(演:ジュリア・スー)
吹替:米丘ゆり
ハンの娘である。リーに武術を習っていて、誘拐される時も暴れて相手を怪我させている。車の中では本気で歌うほど明るい性格。自身に装着された爆弾のリモコンを、ジュン・タオに「押しなさいよ」とけしかけるほど気が強い。
FBI
ラス(演:マーク・ロルストン)
Related Articles関連記事
ラッシュアワー2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラッシュアワー2』とは、2001年に公開されたアメリカで制作されたアクション・コメディ映画である。『ラッシュアワー』の続編であり、主人公は同じくジャッキー・チェンとクリス・タッカーである。全世界で3億4,730万ドルの収益を上げた。『ラッシュアワー』よりアクションシーンが多くなっている。監督は『ラッシュアワー』に引き続きブレット・ラトナーである。休暇を取り香港観光に来たカーターだったが、リーの父親を殺した犯人の捜査に協力することになり、2人は息の合ったコンビネーションで事件を解決していく。
Read Article
レッド・ドラゴン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レッド・ドラゴン』とは、トマス・ハリスの小説をもとにして2002年に公開されたアメリカのサスペンス映画である。 監督はブレット・ラトナー、主演をアンソニー・ホプキンスである。人食いハンニバルと呼ばれる精神科医の殺人犯ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)に殺されかけた過去を持つ、元FBI捜査官であるウィル・グレアム(エドワード・ノートン)との戦いを描く。見どころは、レクター博士とウィルの頭脳戦と徐々にレッド・ドラゴンと呼ばれる猟奇殺人犯を追い詰めていく所である。
Read Article
スパルタンX(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スパルタンX』(映画)とは、スペインのバルセロナを舞台に、トーマス、デヴィッド、そして探偵のモビーの三人が、謎の組織に誘拐された美女シルヴィアを救出すべく奮闘するコメディ・アクション映画である。また、この作品を題材にしたアーケード&テレビゲームが制作された。 本作のクライマックスで繰り広げられる、ベニー・ユキーデとの一騎打ちは、ジャッキー・チェン映画における名ファイトシーンとして多くのファンから絶賛されている。
Read Article
ポリス・ストーリー/香港国際警察(ジャッキー・チェン)のネタバレ解説・考察まとめ
『ポリス・ストーリー/香港国際警察』とは、ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導を兼ねたアクション映画。 香港警察のチェン刑事は他の刑事達と共に、麻薬密売を行うチュウ率いる犯罪組織の取引現場へ潜入する、張り込みが一味にバレて銃撃戦へと展開。チェンの活躍でチュウ達を逮捕するが、更なる波乱が待ち受けていた。 現在でも、なおジャッキー・チェンのベスト作品としても人気が高い。
Read Article
香港発活劇エクスプレス 大福星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『香港発活劇エクスプレス 大福星』とは、サモ・ハン・キンポー監督&出演による、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ出演によるアクション・コメディー作品であり、『福星』シリーズ第2弾。全編日本ロケで行われた。香港警察の刑事マッスル(演:ジャッキー・チェン)とリッキー(演:ユン・ピョウ)が、日本でヤクザ「かかし組」を追うが、リッキーが捕まってしまう。マッスルは香港から応援としてキッド(演:サモ・ハン・キンポー)を応援に要請し、彼の仲間達も日本へやって来て、リッキー救出と「かかし組」の撲滅に挑む。
Read Article
ファースト・ミッション(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファースト・ミッション』とは、1985年に公開されたサモ・ハン・キンポー監督、ジャッキー・チェン主演の香港映画である。刑事のフォン・シャンヤンは上司のウォン警部達と宝石の密輸を行うシンジケートの捜査を行っていた。その矢先、彼の兄シャンタクはある出来事によりシンジケートの事件に巻き込まれる事となる。監督のサモ・ハンの意向でドラマ重視の作品となったが日本公開時にはアクション場面とジャッキー・チェン歌唱の主題歌が追加された。
Read Article
七福星(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『七福星』とは、サモ・ハン・キンポー監督・主演のアクション・コメディー作品で、『福星』シリーズ第3弾。『あぶない刑事』の同時上映として公開された。前作『大福星』にてヤクザ撲滅に協力したキッド(演:サモ・ハン・キンポー)ら一同は、褒美としてパタヤ旅行へ行く事となった。またその先でも思わぬ魔の手が立ちはだかっていた。一方で香港警察の刑事マッスル(演:ジャッキー・チェン)やリッキー(演:ユン・ピョウ)達は香港で捜査に乗り出していた。ジャッキー・チェンやユン・ピョウは『福星』シリーズ出演最後となった。
Read Article
炎の大捜査線(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『炎の大捜査線』とは、1991年に台湾・香港で製作・公開された刑務所を舞台としたアクション映画である。警察官のウェイが、異動に伴い署長のもとへ挨拶に行った矢先、何者かにより署長が殺害される。署長を殺害した男は逃走用の車に乗った直後に爆死。男の死体を調べると、彼は3ヶ月前に死刑が執行されていた。ウェイは、犯人が収監されていた刑務所に何かあると考え、自らの入所を試みる。ジャッキー・チェンをはじめ、1990年代の香港の人気俳優が総出演。
Read Article
デッドヒート(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『デッドヒート』とは、1995年に公開された、ジャッキー・チェン主演のカーアクション映画である。レーサーであるジャッキーは、父親が経営するレーシング・ショップを手伝いつつ、親子で街に蔓延る改造車の摘発を警察の協力のもとで行っていた。そんななか一台の車がジャッキーの目の前を爆走する。運転手は国際テロリストのクーガーだった。ジャッキー・チェンの車好きが高じたのか、全編にわたり、カーアクションが繰り広げられる。
Read Article
ポリス・ストーリー2/九龍の眼(ジャッキー・チェン)のネタバレ解説・考察まとめ
『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』とは、1988年に公開された、ジャッキー・チェン主演のポリスアクション作品である。犯罪組織のボスであるチュウ一味を逮捕したチェン刑事だが、彼等逮捕する際に器物破壊等の行為で多大な損害を出してしまう。これにより制服警官への降格、交通係への勤務を命じられる。地道に働くチェンだったが、その背後で爆弾事件が発生する。人気シリーズ第2弾であり、派手な格闘、爆破シーンが話題となった。
Read Article
サンダーアーム/龍兄虎弟(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『サンダーアーム/龍兄虎弟』は、1986年に香港で製作されたジャッキー・チェン主演のアクション映画。 冒険家のジャッキーは、友人アランから恋人のローラが邪教集団に誘拐されたと告げられる。一方で教団は、ジャッキーを利用して世界各地にある五つの「神の武具」をジャッキーに集めさせ、恐るべき力を手に入れようとしていた。 本作品での撮影中に、主演のジャッキー・チェンが頭蓋骨骨折という大怪我を負った事は有名であり、現在も彼の脳が飛び出さない様にプラスチックの栓がしてある。
Read Article
タキシード(2002年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『タキシード』とは、並外れたドライブテクニックを持ったタクシー運転手のジミー・トンが、タキシードを着ることによりスーパーマンのように強化し、雇い主であるデヴリンの代わりに、ミッションを遂行するアクションコメディー映画である。ジャッキー・チェンの映画では珍しく、「タキシードを着ないと強くならない」という設定である。監督はケヴィン・ドノヴァンである。アメリカでは2002年9月27日に劇場公開され、日本では2003年3月15日に日比谷映画系列で公開された。
Read Article
ダブル・ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダブル・ミッション』とはアメリカ合衆国で制作され、2010年に公開されたアクション・コメディ映画である。監督はブライアン・レヴァントであり、主人公はジャッキー・チェンが演じている。CGやスタントに頼らない、人間離れした体当たりアクションがジャッキーならではの映画となっている。主人公ボブはジリアンと結婚するために、スパイを引退するつもりでいた。ジリアンの息子・イアンが、ボブのパソコンからテロリストの極秘ファイルをダウンロードしてしまい、テロリストから狙われてしまうという話である。
Read Article
ジャッキー映画に登場した出演者やロケ地の”その後”を紹介!
ここではジャッキー・チェンの映画に登場した出演者や有名なロケ地の「その後」を紹介する。『拳』シリーズ、『プロジェクトA』シリーズ、『ツイン・ドラゴン』、『ポリス・ストーリー』シリーズ、『ヤング・マスター』、『スパルタンX』、『フーアムアイ?』など名作の数々を幅広く網羅した。
Read Article
ジャッキー・チェンの映画にありがちなことまとめ
ここでは公開から何年たっても新規のファンを獲得し続ける、ジャッキー・チェンの映画にありがちなことをまとめた。複数の敵vsジャッキーひとりの戦闘、武器vs素手、過激なスタント、エンディングのNGシーンなど、ジャッキー映画のお約束を掲載している。
Read Article
目次 - Contents
- 『ラッシュアワー』の概要
- 『ラッシュアワー』のあらすじ・ストーリー
- リーとハン領事の絆
- カーターのおとり捜査
- スー・ヤンの誘拐事件
- カーターとの出会い
- ハンとの再会
- 作戦の失敗
- スー・ヤンの救出
- 『ラッシュアワー 』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- リー(演:ジャッキー・チェン)
- ジェームズ・カーター(演:クリス・タッカー)
- ロス市警
- タニア・ジョンソン(演:エリザベス・ペーニャ)
- ディール(演:フィリップ・ベイカー・ホール)
- 警察官(演:ラリー・サラバンJr)
- 警察官(演:カイ・レノクス)
- リーの友人
- ハン総領事(演:ツィ・マー)
- スー・ヤン(演:ジュリア・スー)
- FBI
- ラス(演:マーク・ロルストン)
- ホイットニー(演:レックス・リン)
- マフィア関係者
- ジュン・タオ/トーマス・グリフィン(演:トム・ウィルキンソン)
- サン(演:ケン・レオン)
- ウエイトレス(演:アイ・ワン)
- ウエイトレス(演:リディア・ルック)
- その他
- スタッキー(演:ジョン・ホークス)
- タクシー運転手(演:ジーン・ルベル)
- ルーク(演:クリフトン・パウエル)
- クライブ(演:クリス・ペン)
- ボビー(演:バリー・シャバカ・ヘンリー)
- 『ラッシュアワー』の用語
- C4(シーフォー)
- 香港警察
- ロス市警
- フーチャオ飯店
- 中国博物館
- 『ラッシュアワー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リーの真剣な対応に口を割るクライブ
- スー・ヤン「そうよ、押しなさいよ」
- 落下していくジュン・タオ
- のれんのお陰で助かるリー
- 『ラッシュアワー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ラッシュアワー』は好きではないと言うジャッキー・チェン
- 監督のブレット・ラトナーはブルース・リーの大ファン
- 日本語字幕監修はナインティナイン
- 『ラッシュアワー』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:メイン・タイトル・テーマ
- ED(エンディング):Edwin Starr『war』