前原圭一(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

前原圭一(まえばら けいいち)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、シリーズ通しての主人公であり、昭和58年5月に東京から雛見沢に引っ越してきた中学2年生の少年である。直情的な熱血漢である反面、デリカシーがなく無神経だったり女心に鈍感なところがある。明るく気さくな性格であり、転校して来てすぐに同じクラスの竜宮レナ(りゅうぐう れな)や園崎魅音(そのざき みおん)といった複数の友人を作った。 都会にいた頃から学業に優れ、優秀な知力を持ち「口先の魔術師」と呼ばれる程非常に口が達者。

罪滅し編

レナの両親が離婚し、父親とレナは雛見沢で2人暮らしをしていた。父親は間宮リナという女性と交際を始めていた。だがある日、リナが鉄平と共謀して、父親から結婚詐欺をして金をむしり取ろうと企てていることを知る。幸せな日々を守る為、レナはリナと鉄平を殺害し、ゴミ山で隠蔽の為遺体を解体しているところに、部活をしようと圭一ら部活メンバーがそれを見てしまう。なぜ相談してくれなかったのかと詰め寄る圭一にレナは、相談したところで何もできないだろうと仲間に打ち明けなかった。圭一は自分ならレナを助けられると、涙を流しながら説得し、レナも泣きながら圭一らと和解し、みんなで死体が入った袋を森林に埋めた。
部活をしていたレナは大石に呼び出され、綿流しの晩に富竹と鷹野が死に、祟りにあったのではないかと聞かされる。レナは鷹野が死ぬ前、連続怪死事件はオヤシロ様を崇拝しているものが起こしていると聞いていた。それと、鷹野が祟りの真相を書いたスクラップ帳を借りていた。スクラップ帳には、園崎家と宇宙人は人を操る寄生虫を使って、雛見沢の住民を支配下に置いているなどと記されていた。
警察は鷹野のスクラップ帳を手に入れるためレナを探していた。それを知ったレナは失踪し、圭一はレナを探しゴミ山に隠れていたレナを見つける。レナは死体を埋めた場所に行ったが死体がなくなっていた事を圭一に話す。その場所は森林伐採のため、魅音が別の場所に移動させていたが、レナはその事を信じられず、圭一に隠し事があるよねと詰め寄る。圭一が過去に児童連続襲撃事件を起こしていた事をレナは大石から聞いていた。隠し事をする圭一を信じることはできないと罵倒し、去って行ってしまった。
翌日、嘘や隠し事を仲間にしていてはいけないと思った圭一は、魅音、梨花、沙都子に過去の罪を告白する。そこで突然、圭一は「鬼隠し編」での惨劇の出来事を思い出す。その時の惨劇を心から悔いた圭一は魅音を抱きしめ謝罪した。

失踪していたレナが突然鉈をもって学校に乱入し、校舎を吹き飛ばす爆弾を設置して、圭一らを人質にし取り立てこもる。圭一はレナの隙を見計らって爆弾を探すが、レナに見つかってしまう。そこへ梨花がレナの足止めをし、圭一に爆弾を見つけるように促す。屋根の上で爆弾を発見した圭一は、爆弾の解除に成功した。そこへ屋根上にやってきたレナと金属バットで激しい攻防をし、レナはバットを弾き、鉈を圭一の頭上に振り下ろそうとした時、レナは正気に戻り、どうして仲間を信じられなくなってしまったのかと泣きながら後悔する。そんなレナを圭一は抱きしめ、辛いことがあったら仲間に相談する事を教えた。

皆殺し編

黒幕であった鷹野と山狗から梨花を守るため、圭一たちが駆けつける。

興宮のおもちゃ屋で部活メンバーはゲームのイベントに参加する。「イベントを盛り上げてくれたお礼」とおもちゃ屋の店長から圭一は人形を渡された。その人形を魅音に渡す。自分は女の子らしくないからと遠慮する魅音に「お前だって十分、女の子らしいって思うぜ」といった。

部活メンバーは綿流しの祭りの準備をしていると、魅音がおはぎを差し入れする。おはぎを食べながら圭一は、レナもおはぎ作りが上手だったと、「鬼隠し編」での記憶の一部を思い出し語った。

梨花と暮らしていた沙都子は、「祟殺し編」同様、叔父の鉄平が雛見沢に戻って来たため、北条家で一緒に住むことになった。沙都子は鉄平に虐待を受け、それに耐える日々を送っていた。この状況を部活メンバーは知り、学校でどうにか出来ないかと話していた。そこへ、沙都子の状況を知った詩音がやって来て、「鉄平を殺し沙都子を救う」と言い出す。出て行こうとする詩音に圭一は、「鉄平を殺したら後悔する」と止める。圭一は「祟殺し編」で鉄平を殺した記憶があった。自分の邪魔をする圭一に詩音は椅子を振り下ろした。圭一は頭から血を流すも決して退かず、身を呈して詩音に冷静さを取り戻させた。
沙都子を救うため、児童相談所へ行くが対応してもらえず、まずは学校の生徒に協力を求めた。その後、園崎家や村の人々にも協力を頼み、児童相談所にも対応してもらえることとなった。後は沙都子自身が助けを求められれば解決する。児童相談所の職員が北条家に電話をかけ、鉄平が出ると職員は沙都子に代わるようにいう。沙都子と話すため圭一は職員と電話を代わり、沙都子のために村中の人が集まってくれていることを伝える。梨花も電話を代わり、虐待に耐えることは強さではないことを伝える。職員が電話を代わり、沙都子に「生活に問題はないか」と聞くと、沙都子は勇気を出して助けを求めた。それを聞いた鉄平は逆上したが、警察によって解決したのだった。

ある日、部活メンバーは梨花から、雛見沢に住む人はみな雛見沢症候群という風土病にかかっており、この病気を細菌兵器として利用しようとしている者がいる事を聞かされる。入江診療所は実は雛見沢症候群を研究し、細菌兵器を作るための機関であった。入江診療所は細菌兵器の研究所でもあり、入江とそのスタッフは、「東京」という秘密組織から派遣されて来たのだった。秘密を知られないため「山狗」という特殊部隊が入江機関を見張っていた。雛見沢症候群は女王感染者である梨花から離れると発症するため、梨花がもし死ねば雛見沢の住民は、一人残らず発症する。あまりにも現実離れし過ぎた話に、信じてもらうのは難しいと思っていた梨花はこれまで話さないでいた。この話を聞き、圭一は梨花がいうならとすぐに信じた。
梨花が死ぬと緊急マニュアル第34号というものが適用され、それは村人の集団錯乱が発生する前に全員処分するという内容だった。これを利用した“火山性ガスの発生に見せかけた人為的な虐殺”を、世間的には雛見沢大災害と呼ばれることになる事件を起こそうと鷹野と山狗は企んでおり、そのために梨花の命を狙っていた。梨花の話を信じ、梨花が危ないと感じた圭一たちは、山狗に追われている梨花と沙都子を見つけ出す。そこで山狗が使用している車両を発見し、闘争のため車両の強奪をしようとした時、そこへやって来た鷹野に圭一は銃で撃たれてしまう。ここで自分はリタイアだとみんなに逃げるようにいった。みんなが生き延びる事を願い、息を引き取った。

祭囃し編

梨花は自分が鷹野に命を狙われている事を思い出し、再び部活メンバーに相談する。雛見沢症候群は女王感染者である梨花から離れると発症し、梨花が死ぬと雛見沢の住民は、48時間以内に一人残らず発症するという事だった。そこで、梨花は死んだ事にし、死後48時間経過するが雛見沢では何の混乱もないため、緊急マニュアルを執行させないという48時間作戦を計画をした。
48時間作戦を決行したが、鷹野には罠だと気かれ、部活メンバーは山中に隠れ様子を伺う。追ってくる山狗に沙都子のトラップや、相手の無線機を奪い、圭一とレナで心理戦を仕掛け、次々と倒していく。戦いが続いていたが、上空にヘリが現れ「入江機関の全権限は凍結された。直ちに武装解除し、投降せよ。これに従わない場合、厳正に対処することをここに通告する」と通告しながら、山狗と入江機関を監視している自衛隊の別部隊である番犬が登場する。抵抗しても勝ち目はないと判断して投降する山狗の隊員たちに向かって、なおも鷹野は「まだ終わってない」と叫ぶ。山狗のリーダーである小此木鉄郎(おこのぎ てつろう)は「自決用だ」と一発だけ打てる銃を鷹野に渡す。雛見沢症候群を発症し、やけになった鷹野は、部活メンバーを見つけ、射殺しようと発砲するが銃弾はそれてしまう。最後の悪あがきも失敗した鷹野は泣き崩れた。部活メンバーたちは昭和58年6月を無事に過ごしたのだった。

鬼騙し編

雛見沢症候群を発症したレナに襲われ、圭一は近くにあった置時計で殴り倒すが、どうしてこうなってしまったのかと涙を流す。

転校して来た圭一はレナに雛見沢を案内してもらった帰りに、ゴミの不法投棄場に誘われる。ゴミ山を探索するレナを圭一は眺めていると、富竹がやって来て「彼女は何をしてるんだい?」と声をかけられる。圭一は冗談で「殺して埋めたバラバラ死体でも確認してるんじゃないですか?」と答えると、「嫌な事件だったね…腕がまた一本、見つかってないんだろう?」と富竹に言われ、驚きを隠せない圭一は詳しく聞こうとしたが、レナが戻って来たため富竹は邪魔しては悪いと去って行った。ケンタくん人形を見つけたと喜んでいるレナに、圭一は「ここで以前何かあったのか」と聞く。レナは「ダム工事をやってたんだってね」と答えた。圭一は「その工事現場で何か起きなかったか?例えば事故とか事件とか…」と話をしていると、それを遮るように「知らない」と冷たく言った後に「自分も去年までは違うところに住んでいたから、昔のことは分からない」と笑顔でいわれ、話の続きはできなかった。
数日後、レナがゴミ山でケンタくん人形を発掘しているのを、圭一は手伝いに駆け付ける。一休みし、圭一は「斧かノコギリでもないと無理だ」というと、レナは疲れた圭一のために自宅へ麦茶を取り行く。レナを待つ間、近くにあった雑誌の山を漁ると、ダム工事現場でバラバラ殺人事件の記事が載っていた。記事を読んでいると、後ろの気配に気づき振り返る。すると、圭一の背後で鉈を振り上げたレナを見て驚き、叫び声をあげた。レナは圭一が鉈とかノコギリが必要だというので家にあった鉈を持ってきたのだった。だが、辺りが暗くなってしまったため翌日に持ち越しとなった。
ある日、圭一は学校で大石に呼び出される。綿流しの晩、鷹野と富竹が行方不明になり、何か知っていることはないかという話だった。大石に「自分と会ったことは内緒にしてほしい」と言われ、みんなのところに戻った圭一は、「職員室に行っていた」と嘘をついた。
帰り道、圭一はレナに「嘘や隠し事はしてないよな?」と聞くが「してないよ、そんなの」といわれる。信じられない圭一は「嘘だよ、してるよな俺に。隠し事」と追及する。レナは、逆に圭一がゴミ山で何か隠していたこと、職員室に行っていたと嘘をつき、誰かと会っていたことを詰問する。圭一は「関係のないことだ」と誤魔化すと、レナは「嘘だ!」と痛罵する。豹変したレナに驚いていると、レナは普段の様子に戻り「圭一くんに隠し事があるように、レナにだってあるんだよ」と先を歩き始めた。
その夜、自宅に戻った圭一は大石からの電話に出る。話の内容はレナの過去についてのことだった。茨城から雛見沢に戻ってくる前に、学校中のガラスを割って回り、謹慎処分にあっていたことや、自律神経失調症と診断され、精神科に通っていたことを聞く。そこへ圭一の父親が声をかけてきたため電話を終わらす。「何しに来たのか」と聞くと、父親は「レナちゃんが遊びに来たから紅茶とお菓子を出しに来た」と言う。だが既にレナの姿はなかった。大石との電話の内容を聞かれたのではないかと思い、その夜は眠れなかった。
翌日、圭一は寝不足のまま学校へ向かう。学校で圭一は梨花にレナが時々恐ろしく感じることを相談する。すると、梨花はもし圭一がレナを恐ろしいものだと感じているのなら、疑うのはレナではなく自分自身であると告げられた。学校から帰宅すると両親の姿がなかった。そこへ母親から「仕事の都合で東京に行かなければならず、すでに東京にいて、帰るのは明日の夜になる」と電話があった。そして夕飯はレナが作りにくるとのことだった。そしてレナが家に来て、「台所を借りるから、圭一君はテレビでも見てて」と言われ、テレビを見ながら待つことにした。レナを疑っていた圭一だったが、「鬼隠し編」でレナと魅音を撲殺した記憶がフラッシュバックする。梨花に論されたこともありレナを一方的に疑った事を謝りたい気持ちになり台所に入って行くと、血が出そうなくらいガリガリと首を掻き、狂気の目をこちらに向けるレナの姿があった。雛見沢症候群を発症し、「私がお父さんを守らなくちゃ、私が家を守らなくちゃ。圭一くんを殺して、私は行方不明になる。それが今年のオヤシロ様の祟りだ」と包丁を持ち、ブツブツと独り言を言いながら圭一に近づき襲いかかる。滅多刺しにされながらも近くにあった置時計でレナを殴り倒す圭一だったが、自身も意識を失った。
目を覚ました圭一は病院にいた。お見舞いに来ていた魅音に、「レナはどうなったのか」と聞くが、「レナは助からなかった」と告げられた。

綿騙し編

ある日、圭一は魅音に興宮のおもちゃ屋で部活をすると誘われて向かう。おもちゃ屋ではゲーム大会が行われ、店の主人がイベントを盛り上げてくれたお礼にと、レナ、梨花、沙都子にぬいぐるみを渡し、圭一には人形を渡す。魅音はおもちゃ屋主人の身内ということで何も貰わなかった。自分が人形を貰っても使い道が無いと考えた圭一は、何も貰っていない魅音にこれを渡すかどうか思い悩む。それを見た梨花から「素直な気持ちで渡せばいい」と背中を押され、圭一は人形を魅音にプレゼントすることにした。
翌日、圭一は父親と興宮にある「エンジェルモート」というファミレスで食事をとっていた。そこでウエイトレス姿で働く魅音の姿を見て声をかけるが、魅音ではなく詩音であった。圭一は魅音が恥ずかしくて誤魔化しているだけだと思っていた。
圭一はまたエンジェルモートに行くが、店先で自転車を停めたが、横に停めてあったバイクを倒してしまう。そこへ持ち主の輩たちに見つかり絡まれていると、そこに詩音が駆け付け「やかましいよ!クソボケどもが!私の目の黒いうちに失せな!」と、輩たちを一喝し助けてもらった。
翌日、またエンジェルモートに来て欲しいといわれた圭一は、詩音に会いに行き2人で歩いていると、おもちゃ屋の前に通りかかる。ショーウィンドウに並ぶ人形を見た詩音に「欲しいって言ったら買ってくれますか?」と言われた圭一は、これまでのお礼のつもりで彼女にこれを贈ることにした。店の中に入ると、店番をしていた魅音が顔を出す。圭一はここでようやく詩音が魅音の双子の妹だという話が本当だったことを理解したのである。

綿流しの祭りの日、梨花の奉納演舞を見ようとしていた圭一だったが、詩音に誘われ古手神社の祭具殿に興味本位で入ってしまう。そこには鷹野と富竹もいた。その晩、詩音から電話で鷹野と富竹が行方不明になったことを知らされた。これはオヤシロ様の祟りにあったのではないかといわれ、そうだとしたら自分たちも危ない事も伝えられた。巻き込んでしまったことを詩音に謝られるが、巻き込まれたことに腹を立てた圭一は、責任を取れと詩音を責めるが途中で電話を切られてしまった。
翌日、学校では公由が行方不明だと噂されていた。鬼隠しに遭うのは祭具殿に入ってしまった自分か詩音のはずなのにと思っていると、梨花に昨晩何か悪いことをしたかと聞かれる。圭一は祭具殿に入った人物を猫と置き換えて話を打ち明けた。すると、大人しく奉納演舞を見ていればよかったのにと、梨花の目つきがかわり、富竹と鷹野は死に、詩音はまだ生きている事を告げられた。
自宅で1人思い込む圭一のもとに、魅音から家に来て欲しいと電話で伝えられる。圭一は魅音に会い、祭具殿に入ったことを魅音に打ち明け謝った。魅音に園崎家の地下牢に連れられ、祟りに巻き込まれて欲しくないと魅音に閉じ込められてしまう。圭一は出して欲しいと魅音に頼むが、来客がきたと出て行ってしまった。牢の鉄格子に何度も体をぶつけやっとのことで破壊し、外に出るための頑丈な扉にも、何度も体当たりし扉を開けようとする。流血しながらも体当たりを繰り返したが気を失い倒れた。そこへ警察が来て圭一は救出されたのだった。

祟騙し編

圭一は「祟殺し編」で鉄平をバットで撲殺した夢を見て、寝不足のまま学校に登校する。梨花が暗い表情で、沙都子は少し遅れるかもしれないと知らせた。昼になってようやく登校して来た沙都子。叔父にお使いを頼まれ遅れたとのことだった。だが翌日、沙都子は風邪ということで欠席した。心配した担任の知恵留美子(ちえ るみこ)が北条家に様子を見に行くが、鉄平に追い払われてしまった。知恵は児童相談所に相談し、職員が北条家に電話をしたが、沙都子は何もないと電話を切ってしまった。翌日、風邪が治ったと登校して来た沙都子。部活メンバーで昼食をとっている途中、圭一は元気そうな沙都子の頭を撫でようとするが、沙都子は圭一の手が暴力を振るう鉄平の手と重なり、圭一の手を払い嘔吐してしまい、教室の隅で泣き叫んだ。
梨花は沙都子に一緒に帰ろうと誘うが、断られてしまった。教室で梨花を待っていた圭一、魅音、レナがどうだったか聞くが「沙都子に断られた」と首を振る。そこへ、沙都子の状況を知り苛立った状態の詩音が現れる。すぐにこの状況をなんとかしなければと思うが、その方法が思いつかないみんなに「そんなの簡単です!待ち伏せして、叔父をぶっ殺してやればいい!」と叫び、鉄平を殺す一択で教室を出て行こうとする詩音を圭一が止める。「前原圭一が、絶対沙都子を救ってみせる!」と、行く手を阻む。苛立ちを抑えられない詩音に圭一はイスで殴られる。だが、頭を切って血を流しながらも「死んでもここをどかない、俺を信じろ」と圭一は頑として譲らず、詩音は不貞腐れながらも椅子を下ろし、彼の話を聞く事にした。
児童相談所に訴えるという圭一の意見に皆は賛成し、沙都子のためにと部活メンバーと一緒に訴えに行った。圭一たちや村のみんなが何度も児童相談所に講義をしたおかげで児童相談所はすぐに対応してくれる事になった。虐待を耐えることが強さだと思っていた沙都子は圭一たちの行動を知り、それは違う事に気づく。玄関のチャイムが鳴った時、鉄平に肩を掴まれ、体が震えながらも勇気を出して沙都子は助けを求めた。逆上して暴力を振るおうとした鉄平を、大石が取り押さえ警察署に連行した。
沙都子の一件が解決し、綿流しの祭りの日を迎える。圭一は沙都子に「圭一さんのことを、にーにーと呼びたい」と告げられる。戸惑いながらも了承すると、沙都子に抱きつかれ「にーにー」と呼ばれた。そして、悟史の持ち物だが今は圭一が「にーにー」だから圭一に持っていて欲しいものがあり、それを渡したいと沙都子の家へ向かう。沙都子に促され、家に上がった圭一は照明の紐を引くと同時に、鉄平に金属バットで思い切り殴られる。圭一の声を聞き、駆けつけた沙都子の前で、圭一は反撃し金属バットを取り上げ、鉄平をボコボコに殴る。動かなくなった鉄平を見て、圭一は鉄平の横に倒れ込んだ。

猫騙し編

ウジ虫が湧いてくる妄想に苛まれた圭一は雛見沢症候群を発症し、必死に説得するレナの声は圭一には届かず、レナをバットで撲殺してしまう。

圭一はエンジェルモートに立て籠もり、金属バットを武器に店員と客を次々撲殺していく。ウジ虫が湧いてくる妄想に苛まれた圭一は雛見沢症候群を発症し、その特効薬を梨花が知っていると思い込んでいた。喉を掻き毟りながら、必死に説得するレナの声は圭一には届かず、レナをバットで撲殺してしまう。
特効薬の場所を問い詰めると、梨花は自身の頭を指差し「私の頭を割って、脳みそを啜すすれば治るわよ」と言った。圭一は梨花の頭にバットを振り下ろし、彼女を殺害した。

郷壊し編

100年の繰り返しを経て、やっとたどり着いた昭和58年7月。それから約1年、昭和59年の6月雛見沢。圭一はレナと中学生になった沙都子と梨花と変わらず仲良くしていた。魅音は雛見沢分校を卒業し、興宮の高校に通い初め、なかなか会えず若干疎遠になっていた。魅音が部長を務めていたゲーム部は、圭一が部長を引き継いだ。魅音が作った部活精神を、雛見沢分校が続く限り受け継いでいこうと、今までのレナ、梨花、沙都子のメンバーだけでなく、クラスメイトたちも参加し続けていた。
ある日、魅音が初代部活メンバーに声をかけ、雛見沢分校で部活をする事になり、大学生になった圭一は久々にメンバーと集まる。当時の頃と変わらず、部活を思い切り楽しんだのであった。

鬼明し編

傍観者として数多の世界で梨花の死を傍観してきた羽入同様、「繰り返す力」を持つエウアと出会った沙都子は、雛見沢から出たいという梨花の願いを諦めさせ、梨花とずっと一緒にいる望みを叶えるためにエウアの力を借り、梨花と同様、繰り返す者となっていた。

沙都子により、新たなループを繰り返し始めた昭和58年6月。圭一は東京から雛見沢村に引っ越し、レナや魅音と仲良くなる。圭一はレナが粗大ゴミ置き場で宝物探しをするのについて行き、ケンタくん人形を見つけるが、持って帰るには時間がかかるため後日となった。
父親がホステスの間宮リナに貢いでいることを知ったレナは、幼い頃に自分のせいで家族がバラバラになってしまったことを思い出し、二度と同じ失敗をしないために、家族を壊すリナを殺害しようと決意する。リナとゴミ山で2人きりになったレナは予定通り殺害を決行した。バラバラにしたリナの遺体をゴミ山に隠そうと、部活を休んでもうひと頑張りしていたレナの元へ、レナがケンタくんを取るのに苦戦してると勘違いした圭一がやってくる。レナは雛見沢症候群の発症による妄想で、犯行の証拠を見られたと思いこみ、圭一の始末を決意する。圭一の両親が留守で晩ご飯を作りにやって来たレナに、包丁で滅多刺しにされ、圭一は死に物狂いで近くにあった置き時計で殴りつけてレナを殺害し、自身はなんとか一命を取り留めた。

綿明し編

「綿騙し編」で詩音に連れられ祭具殿に侵入した圭一。その晩、圭一と同じく祭具殿に侵入した、鷹野と富竹が行方不明になったことを電話で詩音から聞かされる。詩音は鷹野と富竹はオヤシロ様の祟りにあったからではないのかと話し、もしそうだとしたら自分たちも危ない事も伝える。こんな事になると思わなかった詩音は圭一に謝るが、どう責任取ってくれるんだと圭一が問い詰めるが、話を魅音に聞かれてしまい、詩音は一方的に電話を切った。魅音は詩音が圭一を祟りに巻き込んだことを知る。沙都子によって雛見沢症候群を誘発する注射を打たれていた魅音は、雛見沢症候群を発症し、詩音の首を締めそのまま絞め殺してしまった。
圭一は魅音に園崎家へ来るように言われ、園崎家へ行くと圭一は魅音に園崎家の地下牢に閉じ込められる。それは魅音が圭一を祟りから守るための行動だった。その時、沙都子が園崎家へやって来て、魅音は沙都子が誰かの手先でやってきたのか確かめるために、拳銃を持ちその場を去る。圭一は外に出るため頑丈な扉何度も体当たりし、気を失い倒れた。そこへ警察が来て圭一は救出されたのだった。

祟明し編

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園崎詩音(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

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園崎詩音(そのざき しおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、同作ヒロインの一人園崎魅音の双子の妹。物語の舞台である雛見沢村に隣接する興宮で両親と暮らし、全寮制の学校に通っているがサボりがちで、「エンジェルモート」という店でウェイトレスのアルバイトをしている。魅音とは瓜二つで、服や髪型をそろえると見分けがつかないほど。勝気かつ男勝りでやや強引な性格の魅音とは正反対に、女の子らしさを前面に出している。北条悟史に想いを寄せているが、魅音が好意を抱く前原圭一の事も気になっている。

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北条悟史(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

北条悟史(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

北条悟史(ほうじょう さとし)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、北条沙都子の兄である。園崎魅音と園崎詩音と同学年であり、魅音が立ち上げた当初の部活メンバーの一員である。大人しい性格をしており、よく読書をしており、人の頭をよく撫でる癖がある。困ったときにはよく「むぅ…」と口にしてしまう。入江京介が監督を務める少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」に参加していたが、本番に弱いため目立った活躍はなかった。前原圭一が雛見沢に来る前の昭和57年6月の綿流しの日に失踪し、現在行方不明となっている。

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大石蔵人(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

大石蔵人(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

大石蔵人(おおいし くらうど)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、定年退職を間近に控えた興宮署の刑事。雛見沢で毎年起きている連続怪死事件を追いかけており、綿流しの祭りが近づくと頻繁に雛見沢を訪れるようになる。最初の連続怪死殺人事件の犠牲者となったのが、ダムの現場監督であり、大石が「おやっさん」と呼んで慕っていた男であるため、捜査に執着する要因となっている。強い正義感の持ち主だが、定年退職を間近に控えており、刑事でいられる内に真相を突き止めようと強引な捜査手法を用いることがある。​​

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赤坂衛(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

赤坂衛(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

赤坂衛(あかさか まもる)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、警視庁公安部に所属する刑事であり、階級は警部。真面目で正義感が強い性格であり、曲がったことが嫌いな熱血漢。入庁試験、警察学校では優秀で将来有望だが、捜査官としては新米で未熟。建設大臣の孫が誘拐された事件の極秘捜査をする為に雛見沢を訪れ、そこで大石蔵人と古手梨花に出会う。愛妻家であり、同僚達の間では熱愛夫婦として知られており、妻の雪絵は出産を目前にしている。学生時代は麻雀に熱中しており、「馬場の衛」の異名を持つプロ級雀士だった。

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富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

​​富竹ジロウ(とみたけ じろう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、野鳥や風景を撮るフリーのカメラマンである。物腰柔らかく、真面目で大らかな男性。雛見沢村の住人ではないが、村で起きたダム戦争の少し前から季節毎に雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在していく。村人とも面識があり、温厚な性格ゆえ評判も悪くない。村の診療所の看護婦である鷹野三四と交際中で、よく一緒に散策する姿を目撃されているが、普段は彼女の尻に敷かれている。実は自衛隊の人間で、雛見沢村への来訪も独立組織を有する鷹野の監視が目的である。

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入江京介(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

入江京介(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

入江京介(いりえ きょうすけ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、雛見沢村唯一の医療機関、入江診療所の所長である。 その口調や仕種から落ち着いた大人の印象を与え、基本的に真面目な性格。本業の医師のほか、少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督も務める。東京から雛見沢に引っ越してきた前原圭一たちからは親しみを込めて「監督」と呼ばれている。村のイベントにも積極的に関わり、村民からも年代問わず厚く信頼されているが、雛見沢の風土病である雛見沢症候群の研究者という裏の顔を持つ。

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ひぐらしのなく頃にの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ひぐらしのなく頃にの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ひぐらしのなく頃に』とは、竜騎士07が考案した同人ゲームで、アニメ化や実写映画化など、多数のメディア展開がなされている。昭和の田舎を舞台としたミステリーで、残酷で切ない物語や惨劇に立ち向かう強さを描いたストーリーが世間では高く評価されている。意味深なセリフや、仲間との絆を感じさせるセリフが、人々の心に深く刻まれている。

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《閲覧注意!》身の毛もよだつグロ・恐怖アニメ . ゚Д゚))))))ガクガクブルブル

《閲覧注意!》身の毛もよだつグロ・恐怖アニメ . ゚Д゚))))))ガクガクブルブル

BPO(放送倫理機構)様の御目がある中でも、ちょくちょくOKをもらって放送されているグロアニメ。原作はもちろん、そのグロさや恐怖さはとんでもないですが、アニメではいろいろ調整もあって別の意味での恐ろしさに変わっているのです。今回はそんな恐怖蔓延のアニメをまとめましたので、ご紹介いたします。※もし気になる方は、ぜひご自身の御目でご確認ください。(ちなみに「まど☆マギ」は入れてませんw違うでしょ)

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実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。

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知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

知らない人が多い「ひぐらしのなく頃に」の巷で話題の神ゲー3タイトル!

一時期は社会現象にもなった「ひぐらしのなく頃に」。根強いファンがたくさんいるだけでなく、様々なグッズやゲームが今でも数多く制作・販売されています。しかしながらその一方で、今では完全に日陰に位置してしまっている「ひぐらしのなく頃に」ですが、その展開されているゲームがどれもとても面白い神ゲーなのです。今回はそんなあまり知られていないものをまとめました。

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ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ホラー、グロ、鬱...ブラックな魅力満載の怖いアニメまとめ【ひぐらしのなく頃に他】

ここではホラー、グロテスク、鬱など、子ども向けとは言えない怖いアニメをまとめた。同人サークルのコンピュータゲームから一代コンテンツに成長を遂げた『ひぐらしのなく頃に』や、日本アニメの金字塔『新世紀エヴァンゲリオン』、短編連作ホラーアニメ『闇芝居』などを紹介している。

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Nscripterで制作されたノベルゲームをまとめて紹介!『ひぐらしのなく頃に』や『月姫』など

Nscripterで制作されたノベルゲームをまとめて紹介!『ひぐらしのなく頃に』や『月姫』など

本記事では「Nscripter」で制作されたノベルゲームを、まとめて紹介している。「Nscripter」は高橋直樹が開発を行ったスクリプトエンジンで、サウンドノベルやアドベンチャーゲームに特化している。記事中では後に様々なメディア展開が行われるようになった大ヒット作の『ひぐらしのなく頃に』や、世界観が魅力的でボリュームたっぷりな『月姫』など多数のゲーム作品を掲載した。

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【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

【ONE PIECE】アニメにまつわる怖い話&都市伝説まとめ【ひぐらしのなく頃に】

アニメにまつわる怖い話や都市伝説をまとめました。『ONE PIECE』の登場人物・キャラクターが左右非対称であることや、『ひぐらしのなく頃に』が放送中止になった理由などをはじめ、長年囁かれてきた噂を掲載。読み始めたら止まらない、ちょっと怖くて不思議な話を紹介していきます。

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【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

【地獄少女】閲覧注意!主要人物が危機に陥るトラウマ級アニメのまとめ【進撃の巨人】

世の中に溢れ返っているアニメ作品には、視聴者に恐怖を植え付けるものがあります。中には、登場人物やキャラクターの見た目はめちゃくちゃかわいいのにストーリーがグロすぎるといったギャップが大きいものもあり、一度観たらずっとトラウマになってしまいそうですよね…。この記事では、そんなヤバいアニメを集めました。グロい系なものが苦手な方は閲覧注意!

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