渡辺摩利(魔法科高校の劣等生)の徹底解説・考察まとめ
渡辺摩利(わたなべ まり)とは、『魔法科高校の劣等生』の登場人物の一人。主人公の司波達也が入学した時点での風紀委員長。渡辺綱の末裔ともされる「渡辺家」の出身で、飛び抜けた魔法の才能を持っている。「三巨頭」の一人で、ショートの王子様ヘアの美形長身であるため、女子生徒からの人気が高い。風紀委員会では「姐さん」と呼ばれているが、本人は快く思っていない。作中では一科の3年生女子生徒として登場し、その後は防衛大学校へ進学した。
十師族「七草家」の長女で生徒会長。部活連会頭の克人、風紀委員長の摩利と並び、「三巨頭」と称される。摩利と仲が良い。
七草真由美(魔法科高校の劣等生)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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七草真由美(さえぐさまゆみ)は『魔法科高校の劣等生』に登場する十師族「七草家」の長女。主人公の司波達也にとっては2学年上の先輩にあたる。入学試験を首席で突破した才媛で、3年生時には生徒会長を務め、部活連会頭の十文字克人と風紀委員長の渡辺摩利と並んで「三巨頭」と称された。 卓越した遠隔精密射撃魔法の実力と見た目のイメージから「エルフィン・スナイパー」や「妖精姫」の異名を持つが、本人はその名を嫌がっている。
千葉修次(ちばなおつぐ)
エリカの腹違いの兄で千葉家の次男。千刃流剣術免許皆伝の剣の達人。摩利と交際している。
渡辺摩利の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「ここは君にとっても居心地の悪くない場所だと思うよ」
達也が生徒会立ち合いの正式な模擬試合で副会長の服部刑部少丞範蔵(はっとりぎょうぶしょうじょうはんぞう)に勝った事で、心置きなく達也を風紀委員の一人に任命できるようになった摩利。
摩利が風紀委員の部屋へ達也を連れて行き、仕事について説明していると、風紀委員で三年一科生の辰巳鋼太郎(たつみこうたろう)と二年一科生の沢木碧(さわきみどり)が定期巡回を終え戻って来る。
達也を二人に紹介する摩利であったが、達也の制服にエンブレムが無い事から二科生と知った辰巳は怪訝な顔をする。辰巳と沢木の微妙な空気に、風紀委員にも差別がある事を感じる達也。
しかし二人は、達也が服部を倒した話を摩利から聞いた途端に態度が一変し、「腕が立つ人間は大歓迎だ」と好意的に迎い入れる。
一科生である二人が、差別的目線で達也を見ていたのではなく、単に実力を憂慮していただけであった事に驚く達也。
そんな達也に摩利は、自身が予てより学校内にはびこる一科生と二科生の間の差別意識について改善したいと思っていた事と、風紀委員のメンバーには差別意識の薄い一科生を厳選して任命している事を伝える。
入学初日から根深い差別意識を目の当たりにして来た達也が意外そうな顔をすると、摩利は「ここは君にとっても居心地の悪くない場所だと思うよ」という言葉で話を締め括った。
学校が定めた基準においての差別が横行する学校内で、一科生と二科生のクラス分けに関係なく、個人の力量を見てくれている人間が複数いる事を、達也が改めて知った一言である。
渡辺摩利の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
整理整頓は苦手でも料理は得意
摩利は整理整頓が苦手で、風紀委員会室も荒れ放題の状態だったために誤解されがちであるが、実は料理が得意である。生徒会室で昼食を食べるシーンでも指を怪我していたが、これは料理の最中に失敗したのではなく、掃除や片付けの際にうっかり怪我をしたものだということがBD・DVD購入特典の 「魔法科高校の劣等生 入学編1 GUIDE BOOK 教えて!佐島先生! 特別編」での作者からの返答で判明している。
修次との交際のきっかけはエリカ
摩利はエリカの兄・修次と交際関係にある。そのため、摩利はエリカから一方的に毛嫌いされているが、実は2人が交際することになったきっかけはエリカである。
千葉道場に入門したての頃の摩利は、すでに卓越したセンスを持っていたものの、まだエリカにも敗北するレベルだった。入門早々、年下のエリカに惨敗して落ち込む摩利を励ましたのは、ほかならぬ修次である。修次が根気よく励まし、指導をしたことがきっかけで、2人は交際にまで発展したのだ。皮肉なことに、2人の仲を取り持つことになったのは、摩利を敗北させたエリカだと言えるだろう。