クワイエット・プレイス 破られた沈黙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』とは、2021年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』の続編である。監督・脚本は、前作で父親役も演じたジョン・クラシンスキー。
前作同様、音を立てると襲ってくるクリーチャーに立ち向かうアボット一家を描く。今作では今までいた家の外に舞台を移し、耳の不自由な娘リーガン、息子マーカスの冒険と成長にフォーカスを当て、より緊迫感のある「音のない世界の恐怖」を楽しむことができる。
リー・アボット(演:ジョン・クラシンスキー)
日本語吹替:星野貴紀
アボット一家の亡き夫。一作目でクリーチャーに襲われて死亡するが、耳の聴こえないリーガンのために密かに補聴器を制作しており、本作でそれが家族を守るキーアイテムとなる。妻と子供たちを愛しており、自分の身を呈してもクリーチャーから守る勇気とリーダーシップに溢れた人物である。
その他の登場人物
島の長(演:ジャイモン・フンスー)
日本語吹替:乃村健次
エメットとリーガンが港の闘いから逃れて辿り着いた、島の長。クリーチャーが入ってこれない島で、平和に過ごす人々をひとつにまとめている。二人をラジオ放送室に案内する中で、クリーチャーに殺されてしまう。
ボー・アボット(演: ディーン・ウッドワード)
日本語吹替:川上ゆき
アボット家の亡き次男。まだ小さい少年で、おもちゃが好きだったが、一作目の初めに音を出してしまったため、クリーチャーによって命を失った。本作の序盤ではまだ生きていた頃の姿を見せてくれ、野球場でエヴリンと一緒に車に乗ってクリーチャーから逃げるシーンが描かれた。
マリーナ・マン(演:スクート・マクネイリー)
エメットとリーガンがたどり着いた波止場で出会う青年。波止場から島に向かおうとする旅人を食い物にする盗賊グループを率いている。
少女(演:アリス・ソフィー・マリコワ)
波止場にいる盗賊グループの一員で、旅人を引き寄せるための囮役となっている少女。
警察官(演:オキエリエテ・オナオドワン)
日本語吹替:真木駿一
序盤でクリーチャーが突如街を襲った際、リーが状況を知るために話しかけた警察官。リーと会話しているときにクリーチャーがパトカーを横倒しにする。クリーチャーを拳銃で倒そうとするが、そのまま襲われてしまった。
ロジャー(演:ウェイン・デュヴァル)
日本語吹替:山本満太
序盤でクリーチャーが突如街を襲った際、リーとリーガンが逃げ込んだグロセリー・ストアにいた男性。恐怖で神に祈るが、声を出さないようにとリーに静止される。
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の用語
補聴器
Related Articles関連記事
クワイエット・プレイス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クライエット・プレイス』とは2018年にアメリカで製作されたサスペンス・ホラー映画である。盲目であるが鋭敏な聴覚を使って人を殺すという異星人に襲われた世界。喋ることは勿論、ほんの少しの音を発しただけで即死に繋がるという過酷な状況下を生き抜く家族のサバイバルストーリーだ。異星人の恐怖を描くホラー的要素を主軸にしながらも、親が子を思いやる家族愛を描く温かいヒューマンドラマでもある。昔のサイレント映画をヒントに作られた今作であるが、今までに全く見たことがない新しい映画の扉を開いた。
Read Article
バットマン ビギンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バットマン ビギンズ』とは、2005年にアメリカで制作された実写映画。監督はクリストファー・ノーラン。アメリカンコミック『バットマン』シリーズを原作としている。実業家ブルース・ウェインが、闇の騎士「バットマン」として、世に蔓延る凶悪犯罪者たちと戦う決意をする様を描く。
Read Article
ボーダーライン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボーダーライン』とは2015年に製作された犯罪・サスペンス・アクション・ドラマを扱ったアメリカ映画である。現場で活躍するFBIの女性捜査官がメキシコの麻薬カルテル撲滅のために組織されたチームにスカウトされ、アメリカとメキシコを股にかけた麻薬戦争の実情を目の当たりにするという話である。監督は『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロらが出演した。
Read Article
キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。
Read Article
チャーリーズ・エンジェル(2019年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『チャーリーズ・エンジェル』とは、2019年に公開されたアクション映画。『チャーリーズ・エンジェル』、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』の続編である。彼女たちは国際機密企業チャーリー・タウンゼント社に所属しており、さまざまな特殊訓練を積み、男性顔負けの大活躍を見せるエリートエージェント。硬い結束力でどんな敵にも頭脳と行動力で立ち向かう。前作のエンジェルたち(キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー)の登場シーンがあり、前作のファンにも楽しめる内容。
Read Article
プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)のネタバレ解説・考察まとめ
『プラダを着た悪魔』とは、2006年の公開から時間が経ってもなお人気を得ているアメリカ映画である。名門大学を卒業後、アンドレア・サックスはジャーナリストになることを夢見て田舎町からニューヨークへと移ったが、何故か超人気ファッション誌『ランウェイ』の悪魔のような編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント職に配属されてしまう。ファッションとは無縁だったアンドレアであったが、本来の彼女の夢をかなえるためにミランダの無謀な要求を乗り越え、ファッション業界とアシスタントの仕事の魅力に気付き始める。
Read Article
インセプション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インセプション』( Inception)とは、2010年7月に公開されたクリストファー・ノーランが監督・脚本を務めるSFアクション映画である。他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。サイトーのライバル会社を潰すため、息子に夢の中で会社を潰すアイディアを植え付ける(インセプション)依頼だった。夢の中ならではの壮絶なアクションが魅力の映画となっている。
Read Article
シャザム!(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『シャザム!』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。DCコミックスのクロスオーバー作品『DCエクステンデッド・ユニバース』の第7作品目として製作された、スーパーヒーロー映画である。DCコミックスの『シャザム』を主人公としている。家出を繰り返す孤児「ビリー・バットソン」が、魔術師・シャザムとの出会いをきっかけに、里親と一緒に暮らす子供たちと絆を築いて成長していく。その一方で、シャザムと会った事があるサデウスは、悪の道を歩み始める。
Read Article
白鯨との闘い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『白鯨との闘い』とは、ロン・ハワードによる2015年のアメリカ合衆国のアクション映画。 小説家のハーマン・メルヴィルは捕鯨船・エセックス号の真実を探るため、船員に取材を申し込む。 かつてエセックス号は巨大な白鯨に襲われたことで沈没。そのため船員たちはボートで大海原を漂流する事態になる。主要キャストにクリス・ヘムズワース、キリアン・マーフィー、トム・ホランドらが出演。海の上でサバイバル生活を余儀なくされた男たちの様子が描かれており、海の脅威と巨大な白鯨の迫力が見所の作品。
Read Article
キングスマン:ファースト・エージェント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングスマン:ファースト・エージェント』とは2021年公開の米・英合作のスタイリッシュアクションスパイ映画。監督はマシュー・ヴォーン。本作ではレイフ・ファインズ演じるオーランド・オックスフォード公を中心として、第一次世界大戦時代の英国を舞台に「キングスマン」誕生のエピソードを展開する。 平和主義の英国貴族である主人公が大戦の最中、スパイとして世界の平穏を守ろうとする物語。レトロでありながらハイセンスな劇中ファッションや超過激スパイアクションが魅力の一作。
Read Article
【シャザム記者会見】DC映画ファンを怒らせた監督・福田雄一の発言とは【吹き替え版アベンジャーズ】
DC映画ファンを怒らせた『シャザム』記者会見での、監督・福田雄一の発言をまとめました。日本語吹き替え版の監修と演出を担当することとなった福田監督。しかし会見での発言から、「作品に対するリスペクトが感じられない」といった監督に対する声や、DC作品をライバル・マーベル作品にかけて「吹き替え版アベンジャーズ」と称したことがファンの怒りを買う事態に。ここでは会見の様子や、ファンの反応を紹介していきます。
Read Article
【MCU】マーベル映画の女性キャラクターを紹介【キャプテン・マーベル】
マーベル映画に登場する女性キャラクターをまとめました。キャプテン・マーベルや「アベンジャーズ」シリーズに登場するスカーレット・ウィッチ、「X-MEN」シリーズのミスティークなど、強さと美しさを兼ね備えた女性ばかり。各キャラクターの人物像や画像を紹介していきます。
Read Article
【マーベル】アメコミヒーロー誕生のきっかけとなった名言・名セリフまとめ【DCコミックス】
人気アメコミ映画の中で、ヒーロー誕生のきっかけとなった名言・名セリフをまとめました。『スパイダーマン』の「大いなる力には、大いなる責任が伴う」や、『バットマン ビギンズ』の「人はなぜ落ちる?這い上がるためだ」など、主人公たちの心を揺さぶった名言を網羅。各作品の簡単なあらすじや見どころなどもあわせて紹介していきます。
Read Article
自分磨きの参考になる!?女性が華麗なる変身・成長をする映画を紹介!『プリティ・ウーマン』など
仕事や家事・育児・人間関係などで日々悩み、忙しく過ごしているときに、ふと「今の状況を変えたい」「新しい自分に生まれ変わりたい」と考える人は少なくない。現実的にはなかなか難しいかもしれないが、そんな時には映画を鑑賞してみてはいかがだろうか。本記事では一生懸命だけどどこか残念な女性たちが、華麗に変身・成長を遂げて人生を切り開いていくような映画作品を、厳選して紹介する。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の概要
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のあらすじ・ストーリー
- 全てのはじまり、そしてエメットとの出会い
- クリーチャーを倒す計画を遂行するリーガン、赤ん坊を守るマーカス
- ラジオ局でのラストバトル
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- エヴリン・アボット(演:エミリー・ブラント)
- エメット(演:キリアン・マーフィ)
- リーガン・アボット(演:ミリセント・シモンズ)
- マーカス・アボット(演:ノア・ジュープ)
- リー・アボット(演:ジョン・クラシンスキー)
- その他の登場人物
- 島の長(演:ジャイモン・フンスー)
- ボー・アボット(演: ディーン・ウッドワード)
- マリーナ・マン(演:スクート・マクネイリー)
- 少女(演:アリス・ソフィー・マリコワ)
- 警察官(演:オキエリエテ・オナオドワン)
- ロジャー(演:ウェイン・デュヴァル)
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の用語
- 補聴器
- リトル・フォールズ
- ダクト
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- エメットが「飛び込め」の手話をするシーン
- リーガン・アボット「お父さんならそうする」
- エメット「すまなかった、君を疑って。僕が間違ってた。君が言ったとおり、僕は君のお父さんとは大違い。君はお父さんと同じ」
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 元々は存在しなかったはずの続編
- 当初不参加を表明していたエミリー・ブラント
- ピザ屋の看板で登場する『ジョーズ』のオマージュ
- 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:ボビー・ダリン「ビヨンド・ザ・シー」
- 挿入歌:ジミー・デイヴィス「ユー・アー・マイ・サンシャイン」