絶対可憐チルドレン(絶チル)のネタバレ解説・考察まとめ

『絶対可憐チルドレン』とは2005年より椎名高志が『週刊少年サンデー』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。超能力者が年々増え続けている現代世界を舞台に、政府の特務機関に所属し、最強の超能力を持つ3人の少女達ザ・チルドレンと、指揮官で普通人の天才ある皆本が様々な事件や災害から人々を守るサイキックアクション漫画である。物語にはチルドレン達の小学生編、中学生編、高校生編があり、チルドレンの成長や皆本とのラブコメディーも展開された。2021年まで連載は続き、根強い人気を有している。

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コメリカ合衆国に住む10歳の少年。父親は上院議員を務めており、兄は父の護衛をしている。母親を幼少期に事故で亡くしており、その原因が自分の超能力によるものだと思い込んでいた。これがトラウマとなり、塞ぎ込んで部屋に引き篭もってしまう。超度7の高レベル超能力者である為、コメリカ政府の監視と保護がされていた。

手詰まりとなった父親の手配により、皆本はアダムと面談をする事となる。最終的にチルドレンと皆本の活躍で心を開き、トラウマを乗り越えた。

チャールズ・ハミルトン

コメリカ政府に所属するアダムの兄。父親であるハミルトン上院議員の警護をしている。

超能力者であり、主に瞬間移動能力(テレポート)を使う複合能力者。弟のアダムと異なり超度7では無い事や、父がアダムを強く心配していた事から、彼に対し強い嫉妬心を抱いていてしまう。この事から、アダムへかつて放った一言が原因で、彼は塞ぎ込む様になってしまった。その事に罪悪感を抱いている。

当初はチルドレン達を警戒していたが、皆本の活躍もあり信頼する様になった。

ハミルトン上院議員

アダムとチャールズの父親あり、コメリカ政府の上院議員を務めている。強面な実直そうな外見をしているものの、内面はかなりの親馬鹿である。アダムとチャールズの2人の息子達を溺愛していた。

引き篭もったアダムの事を心配しており、様々な手を尽くす。だがコメリカ政府がアダムを見放さ始めた為、無理を通して日本政府特務機関バベルの皆本へアダムを託す事を決意した。その裏ではパンドラとコンタクトを取り、皆本が失敗した時は、兵部にアダムを保護してもらう裏取引をしようとしている。最終的にチルドレン達の活躍もあり、アダムとチャールズの2人の息子との絆を取り戻した。

インパラヘン王国

バトゥラ17世

CV:小野大輔

現代のインパラヘン王国の皇太子。7歳年上の教育係であったセラと恋に落ちた。だがマサラに反対され、セラの肉体を彼女に乗っ取られてしまう。手詰まりとなった彼は、マサラに対抗できる超度7のチルドレンを呼び寄せて戦わせた。見返りに特産品であるレアメタル結晶の優遇等を日本へ打診している。

目的の為なら手段を選ばない性格であり、チルドレンとマサラの決闘の場に軍隊を潜ませていた。また先代巫女であるマサラを「クソババァ」と呼ぶ等、型破りな一面ももつ。最終的にチルドレンが勝利し、マサラが改心した事でセラと結ばれた。チルドレンの中学生編にて再登場した際には、多くの子供を設けており、子作りに励んでいる。

セラ

CV:生天目仁美

インパラヘン王国の当代の巫女であり、主に接触感応能力者を操る。代々の巫女達の魂が記録されたレアメタル結晶により、超度7の能力者となっている。その能力の高さが災いし、霊体の魂に身体を乗っ取られやすくなっていた。これのより先代巫女のマサラに身体を乗っ取られ、苦労している。

元々は7歳年下であるバトゥラの教育係もしていたが、互いに惹かれあって禁断の恋に落ちた。2人は相思相愛であったが、古い考えを持つマサラに反対された挙句、肉体を乗っ取られてしまう。最終的にチルドレンの活躍により、マサラと和解。バトゥラと結婚し、多くの子供を設けている。

マサラ

CV:生天目仁美

大戦時代のインパラヘンの巫女。複合能力者であり、高超度の接触感応と念動能力を有している。それをレアメタル結晶に宿った歴代巫女達の超能力で高め、チャクラムを高速で操り相手を攻撃する。大戦中に派遣された超能特務部隊と知り合いとなっており、蕾見と兵部はこの時に出会っていた。背中が性感帯となっており、触られると悶絶して行動不能となる。尚、生涯独身であった。

マサラ本人は20年前に死亡し、玉座にてミイラ化していた。だが歴代の巫女達の魂を記録する専用のレアメタル結晶に、残留思念として残っている。この為、現在の巫女であるセラに憑依し、行動していた。

現代では歳の差を理由に、バトゥラとセラの結婚に反対する。そして霊体である事を利用し、セラの肉体に取り憑いていた。この事がきっかけとなり、チルドレンと決闘をする事となった。豊富な実践経験と先代巫女達の超能力を駆使し、チルドレンを苦しめる。だが、薫に背中の性感帯を触られた事で戦闘不能となった。その後はバトゥラとセラの結婚を認め、チルドレン達の未来を知って心配していた。またセラの肉体を時折り借り、死人でありながら自由に行動している。

ドクイツ帝国

ヨハネス・ファウスト

先の大戦時に活躍していたドクイツ帝国の超能力者。超度7の念動能力者を操る11歳の少年。だが外見を超能力によって成長をさせている為、青年の姿見をしている。

兵部の過去編に登場した。総統の命を受け、インパラヘンに派遣される。そこで超能特務部隊の面々と出会っている。その際、コメリカが生み出した伊号を巡り、蕾見と戦った。

熱狂的なファシストであり、ハトラー総統に心酔している。伊号の予知では、戦争末期に自害したハトラー総統の後を追い、拳銃自殺する事になっている。

鏡の中のチルドレン

「鏡の中のチルドレン」は、並行世界のチルドレン達の総称である。53巻、54巻で葵が伊号の補助と共に行ったブーストテレポートで、並行世界からテレポート召喚された。それぞれチーム名が異なりKAREN、REVERSの2チームが登場している。

KARENの並行世界ではバベル、パンドラは存在せず、両者を足した様な組織がKARENである。またブラックファントムも存在しない代わりに、黒い騎士団なる組織が活動していた。またKARENの構成員は、皆本、賢木、兵部を性転換させた女性3人で構成されている。

REVERSの並行世界ではバベル、パンドラは存在する。REVERSの構成員は、チルドレンの3人を性転換させた男性3人で構成されている。パンドラといった主要登場人物達も性転換されており、元の世界と反転している。

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