信長の野望・新生(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『信長の野望・新生』はコーエーテクモゲームスが開発・販売している歴史シミュレーションゲームである。
『信長の野望』シリーズの16作品目である。
2023年7月20日には編集機能・攻城戦・籠城戦等を実装した『パワーアップキット』が発売された。
戦国時代の1大名となって全国統一を目指す戦略的国盗りゲームであり、今作では「AI」がパワーアップし武将たち自らが意志を持った「生きた武将」として行動するのが魅力である。

最初にシナリオを1つ選択し大名を選択するとゲームがスタートする。
シナリオには年代がそれぞれ設定されているが、武将が元服前だったりするとすぐに登場しないので好きな武将がいる場合は注意が必要である。
また設定から難易度等の調整ができるようになっている。

メニュー

Windows版は右クリックで勢力全体のメニューが開かれる。

城単体で行動する場合は城を左クリックで選択すると表示される個別のメニューがある。

メニューから各項目を選択し作業を進めていく。
メニューには2種類あり、城を左クリックで選択した時に出る「城単体用のメニュー」と右クリックした時に開く「勢力全体用のメニュー」がある。
メニューの項目はほとんど同じなので、ここでは「勢力全体用のメニュー」の項目を解説する。

任命

「1. 代官」: 大名がいる居城の領地を間借りして担当する武将を配置する。
「2. 知行」: 大名以外の城の領地(城主・領主)として武将を配置する。
「3. 転封」: 城主や領主を移動する。

このゲームの領地に関する概念としては城主・領主・代官がある。
そこに関係する項目として武将の身分があり、下から「組頭・足軽大将・侍大将・部将・家老・宿老」となっている。
城主は侍大将以上、領主は足軽大将以上の身分が必要だが代官はどの身分でも配置できる。
城主の能力値はそのまま城の能力となり、領主の能力が城主を上回る場合は城能力を多少上昇させることができる。
代官は組頭から配置できるので勲功を積ませて身分を上げてから、城主や領主に任命するというのが常套手段である。
代官と領主の役割はほぼ同じであるが代官は初期から簡単に交代させることができる。
反対に城主や領主は「政策」の「制度改新」のレベルを上げないと交代ができないため、初期の段階では慎重に任命する必要がある。

内政

「1. 城下施設」:灌漑水路・商品町・米問屋といった大きな施設をつくる。
「2. 群開発」:城の1つの領地を比較的安価に掌握する。
「3. 領内諸策」:武将探索や国衆と呼ばれる仲間を懐柔したり内政値を一気に上げる項目が用意されている。

このゲームでは「労力」という概念があり、上限値が設けられている。
内政を行うと「労力」を消費するため、金銭があっても無尽蔵に内政を行うことはできない。
この「労力」は開発が進んだり勢力が大きくなると上限値が上がる仕様となっている。
また序盤は金銭面が苦しいため費用の高い「領内諸策」よりも、「群開発」で「農村」や「市」の掌握や「城下施設」を立てていくことになる。

評定

「1. 政策」: 富国強兵をするための国策でレベルアップ制。
「2. 政策衆」: 武将を「家宰」と「奉行」として選択することができる。
「3. 論功行賞」: 「恩賞」では武将に「感状」を渡すことができ「家中内訳」では武将の身分を確認できる。
「4. 取引」: 家宝や兵糧の売買ができる。家宝は武将の忠誠心や能力を上昇させる効果がある。
「5. 人事」: 「賞罰」で家宝を与えたり「縁組」や大名の「隠居」そして武将の「解雇」が選択できる。
「6. 軍団」: 軍団長を任命し委任することができる。委任する城や攻略目標も設定可能。
「7. 本拠移転」: 大名の居城を移転することができる。

政策衆の「家宰」は自勢力の部隊を一気に強くする等のメリットがある反面デメリットも大きい。
「奉行」は武将固有の「政策」を実行したり現在の「政策」費用を抑えたりすることができる。
論功行賞の「感状」は武将に与えることで忠誠と能力が上昇し「二つ名」を与えることができる。
「二つ名」は武将の能力「統率・武勇・知略・政務」に応じた特別な名前のことである。

外交

「1. 親善」: 他国の大名に金銭を渡すことで「信用」の値を上げる。
「2. 交渉」: 「信用」の値を使って同盟や援軍等を頼むことができ親密になれば「婚姻」も可能となる。
「3. 朝廷」: 朝廷に金銭を渡すことで「官位」を授かることができる。

親善における「信用」はプレイヤー大名と対象大名の関係値や担当部将の能力値によって上昇値が変わる仕様となっている。
交渉では自勢力が他勢力を圧倒している場合は「従属」させることができるし、反対に自勢力が弱い場合は他勢力に「臣従」することもできる。
「官位」は「威信」を上げる効果があり、「威信」が高くなるほど部隊も強くなる。
また「威信」は政策のレベルを上げる時の条件にもなっている。
足利家が存在している場合は親善を行って「官職」をさずかることができ、この「官職」は「官位」と同じ効果がある。

軍事

「1. 城役割」:敵城をターゲットにする攻略目標、籠城戦を可能とする防衛拠点、遠征時の補給用の城とする補給拠点がある。
「2. 出陣」:攻める城を指定すると全拠点から出陣することができる。
「3. 調略」:武将に対する流言や引き抜き、敵城に対する扇動・破壊・焼き討ちがある。

内政等の準備が整ったら軍事メニューから敵国を攻める。
城の部隊の強さは城主や領地の武将の強さとなるので、強い部将をなるべく前線かつ兵数の多い城に任命させておくのが攻略のコツとなる。

合戦

合戦は範囲内に大名がいる場合にのみ発生する。

合戦に勝利し威風(弱)が発動した状態。攻めている城の周りの領地が寝返ることになる。

合戦は「大名の部隊が戦闘範囲にいる」場合にのみ発動し、全国3Dマップでは無く別マップで戦闘をすることになる。
この戦闘範囲は設定で「通常」と「広い」を選択することができ、プレイ中にも切り替えができるので臨機応変に選ぶことができる。
合戦を行うメリットは「威風」を発生させることであるが、この「威風」には一定の敵部隊数が必要となる。

威風弱:敵の部隊数が4~7
威風中:敵の部隊数が8~11
威風強:敵の部隊数が12以上

敵が4部隊未満の場合は「威風」は発動しない。
合戦マップで同時に戦闘できる最大の部隊数は敵味方ともに16部隊である。
威風の強弱により寝返る城・領地・周りの出陣不能となる城の範囲が変化する。
威風強ともなると効果は絶大で、4拠点+複数の領地を寝返らせ広範囲の敵城を出陣不可にできるため、一気に形成を逆転できる状態を作ることができる。
合戦で負けた場合は敵の「威風」をこちらが受けることになるので注意が必要である。

イベント

有名な桶狭間の戦い。イベントによってはイベント合戦が起こる場合がある。

330以上のイベントが用意されている。
「桶狭間の戦い」や「本能寺の変」といった有名どころはもちろん、あまり知られていないようなイベントまで網羅されている。

『信長の野望・新生』の登場人物・キャラクター

大名

Zhiei8
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@Zhiei8

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