ゼノブレイド3(ゼノブレ3・ゼノ3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼノブレイド3』とは、2022年にNintendo Switch向けに任天堂が発売した3DRPG(ロールプレイングゲーム)。略称は『ゼノブレ3』『ゼノ3』。『ゼノブレイド』シリーズの4作目。戦闘、マップの探索、モブキャラとの会話などRPGを形作る要素をとことん楽しめるようゲーム性を盛り込み、国内はもちろん海外でも多くのユーザーから支持を得ている。舞台は2つの国家が争いを繰り広げるアイオニオン。その2つの国の兵士達6人が手を取り合い、自分達に課せられた理不尽な運命の真実を突き止めるべく旅立つ。

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『ゼノブレイド3』の用語

アイオニオン

本作の舞台。ケヴェスとアグヌスの2つの国家が果てしない戦争を続けている。中央大海を囲むように陸地が存在しており、東端のカデンシア地方に大剣が突き刺さっている。各地において物質が消滅する現象が起きており、その前兆として黒い霧が発生する。

黒い霧

消滅現象の前兆として発生する霧。副次的な効果として「瞳」による通信や監視を阻害する。

アイオニオンの住人

アイオニオンの住人は全てケヴェスかアグヌスの兵士である。ゆりかごと呼ばれる育成装置で肉体は10歳に成長、基礎教育をインプットされた状態で生み出される。彼らには親子や家系、性教育といった概念がない。年齢は〇期で換算され、10期で天寿を全うする。途中で落命した場合、記憶をリセットされてゆりかごで再生される。片側の瞳が通信や情報を共有するデバイスとなっている。

命の刻印

ケヴェスとアグヌスの住民に刻まれる刻印。黒の線と赤の菱形で構成されているが、年を経るごとに赤の部分が灰色に変色する。
変色する順番は決まっており、刻印を見るとその者が何期か分かる。命の火時計を破壊しても寿命が延びることも刻印が消えることもない。

ケヴェス

『ゼノ1』の舞台であった「巨神界と機神界」側の国家。火時計は右目。機械技術が発展しているが、フロート機構など一部アグヌスに劣る技術もある。
身体能力はアグヌスに劣り、それを補うパワーアシストが必須となっている。住民はホムス(『ゼノ1』で言う人間)、マシーナ族、ハイエンター族の意匠が見られる。

アグヌス

『ゼノ2』の舞台であった「アルスト(巨神獣界)」側の国家。火時計は左目。エーテル技術を発展させた結果、一部の機械技術でケヴェスを上回る。
住民は人間、グーラ人、ブレイド(マンイーター)、インヴィディア人、アーケディア人の意匠が見られる。

ロストナンバーズ

シティー直属の軍隊。志願制で、各地に派遣され資材の調達、ケヴェスとアグヌスの戦場でパーツなどの鹵獲、ウロボロス・ストーンの回収の任務にあたる。またウロボロス候補生を育成・選定も行っている。
シティーの場所を発見されないように、外に出るときは瞳のある方に特殊な金属を埋め込んだ眼帯を着用する。

コロニー

移動要塞「鉄巨神」を拠点とする部隊。軍務長が責任者で、監視役としてキャッスルから執政官が派遣される。ケヴェス側は数字、アグヌス側はギリシャ文字で識別される。
白銀>鋼>黒鉄>赤銅>青銅>土塊のランクが設定されており、上に行くほど待遇が上がる。その実態はメビウスの糧である命の質を上げるためにエックスが考案したもの。

鉄巨神

各コロニーに1機配備される移動要塞。レウニスの母艦や兵員の拠点としての機能を有する。人型に変形可能な機体もあり、戦闘力は総じて高い。操縦はコロニーの軍務長が行う。
命の火時計を動力源としており、本体が破壊されると命の火時計も停止する。よって、鉄巨神を破壊されることはコロニーの壊滅を意味する。

命の火時計

鉄巨人の動力源。時間経過とともに残量が減り、残量が尽きると所属の兵士も命を落とす。敵兵やモンスターを倒すことで増えるので、火時計を満たすために兵士達は戦う。火時計を破壊すればコロニーは支配から解放され戦う理由がなくなるが、破壊する手段はノアが持つ魔剣ラッキーセブンのみ。

レウニス

人間が搭乗して操縦する機動兵器。エーテルシリンダーを動力源とするため、命の火時計を破壊されても影響を受けない。ケヴェス側は多脚やタイヤで駆動し、アグヌス側はフロートによる浮遊移動やボール式が多い。
ただしレウニスで敵兵を倒しても命の火時計は増えないので、もっぱら敵レウニスの破壊や輸送任務に運用される。

成人の儀

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