進め!電波少年のネタバレ解説・考察まとめ

『進め!電波少年』とは、1992年から1998年まで日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組である。出演者はMCの松村邦洋と松本明子の2人。スタジオではセットを組まず、クロマキー合成を用い、出演者の顔が横に伸びるなどの斬新な手法がとられた。番組内容は無名タレントを起用した体験取材で構成されている。主なものは、日本や海外の政治家や著名人などにアポなしで突撃する、「アポなしロケ」や、海外を貧乏旅行する「ヒッチハイク」などである。斬新な内容から高視聴率もたびたび獲得した、伝説のバラエティ番組である。

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よゐこ・ベトナム料理を美味しく食べたい!

よゐこ。
左が有野晋哉(ありのしんや)・右が濱口優(はまぐちまさる)

よゐこがベトナム料理を食べさせるといって現地に連れていかれるが、わずかなお金とガイドブックだけを渡され、あとは自分たちで何とかして日本に帰ってくる、1Wayチケットの企画。
よゐこはスタッフにベトナム料理を食べさせてやるといわれ、ベトナムに連れて行かれるが、現地で渡されたものはわずかなお金とガイドブックだけ。
よゐこは帰りの切符代を何とかしようと、日本人からのカンパを募ったり、現地で働いたりもしたが、帰りの飛行機代には足りなかった。
飛行機代が足りなかったことで、よゐこの2人は電波少年史上初めてともいえるギブアップをしてしまう。このことで、先輩の勝俣州和と出川哲郎に𠮟られることに。濱口優はこのギブアップを後悔していた。

未成年の犯罪を防止したい!シリーズ エアマックス狩りを体を張って注意したい!

OA画面

松村が体を張って未成年の犯罪を防止する企画、「未成年の犯罪を防止したい!シリーズ」の第2弾の企画。
当時若者の間で人気が沸騰していたナイキのエアマックスの盗難事件が多発していた。松村は若者が多くいる池袋西口公園でエアマックスを履き、若者たちに直接エアマックスを盗難しないよう直接注意をすることに。松村が履いていたエアマックスが目立たないことから、目立たせるために松村は裸にエアマックスといういでたちで公園に現れる。たちまち若者たちに取り囲まれ、注意するどころかエアマックスを持って行かれてしまうが、中敷きだけは死守した。

フリーメーソンのメンバーになって世界を動かしたい!

フリーメーソンの日本本部に押しかけ、メンバーにしてほしいと懇願する企画。
世界最大の秘密結社といわれるフリーメーソン。そのメンバーになって世界を動かしたいと、芝公園にある日本の本部に松村がアポなしで突撃する。松村はインターホン越しにフリーメーソンの会員に、してほしいと懇願するが、かなわなかった。

人喰いザメを捕まえておいしい蒲鉾を食べたい!

出川哲朗が人喰いザメを捕獲して、蒲鉾をつくってたべよう、という企画。
出川がシャークケージに入り、人喰いザメを捕獲しようとするが、武器はとんぼを捕まえる網だけ。サメにかなうはずもなく、出川の心が折れ、ロケが終了する。実は、サメを呼ぶためにスタッフがえさをつけていたところ、サメにかまれて血だらけに。この事故の後、出川はサメと対峙することになった。

郁恵ちゃんの母乳が飲みた〜い

榊原郁恵

松本明子が、次男を出産したばかりの榊原郁恵に自分の将来のために、母乳を飲ませてほしいとアポなし突撃した企画。
次男を出産したばかりの渡辺徹・榊原郁恵夫妻の自宅にアポなしで松本が突撃。松本が渡辺徹に企画を説明したところ、企画はスタッフが考えたものだから構わないが、スタッフの言うとおりに突撃した松本が許せない、と渡辺徹が激怒し、松本に説教をする。渡辺は「スタッフじゃなくて松本に怒りたいんです!」と激怒。OA画面は「スタッフは、セーフ」と放送された。

豪邸のトイレでウンコがしたい!

OA画面

松村が下剤を飲まされ、有名人の豪邸でトイレを借りる企画。
松村がロケ弁を食べた際にスタッフから胃腸薬と称し下剤を飲まされ、便意を催した松村がアポなしで有名人の豪邸を訪ね、トイレを借りるといった内容。B'zの松本邸やユーミン邸などを訪ねるが、不在などで借りることができず、ほとんどは失敗(脱糞)してしまう。その際テレビ画面には大写しで、脱糞の文字が流される。ほとんどトイレを借りることができなかったが、峰隆太、蛯名みどり夫妻の豪邸では借りることに成功した。下剤に慣れた松村を香港まで行かせ、強力な下剤を服用させるなどもした。Tプロデューサーは、この企画に手ごたえを感じ、パート7まで収録された。

無敵のセールスマン

ゲームパッケージ

ふかわりょうがカラオケボックス専用ゲームソフト、『電波少年的ゲーム』を「無敵のセールスマン」として売り歩く企画。ふかわは全国のカラオケボックスを自転車に乗り売り歩いたが、なかなか売れなかった。自腹でのぼりを製作するなど手を尽くしたが売れず。マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツの自宅に行き、売り込みを図ったが、不審者扱いされ失敗に終わってしまう。
販売に苦心していたとき、大手ゲーム会社から300枚の注文がふかわのもとに届いた。この注文でのぼりの製作代金などの借金も完済し、ふかわは無事ゴールができた。

ハウス加賀谷の助っ人シリーズ

ハウス加賀谷

お笑いコンビ、松本ハウスのハウス加賀谷が世界遺産などに出向き修復作業を助っ人として、手伝う企画。ハウス加賀谷はスペインのサグラダ・ファミリアやアンコールワット、ピラミッド、オペラハウス、マチュ・ピチュなどで助っ人として、作業を行う。持ち前のキャラクターで現場のスタッフともすぐに仲が良くなる加賀谷。しかし、相方の松本キックや、所属先の大川興業総裁からの連絡で東京に戻ることになる。

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