あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』は、A-1 Pictures制作によるオリジナルアニメ作品であり、2011年にフジテレビで放送された。仲良しグループの「超平和バスターズ」のメンバーの一人、めんまが事故死したことにより、メンバーは疎遠になってしまう。しかしある日主人公のじんたんの前に死んだはずのめんまが現れ、「超平和バスターズ」のメンバーは再び集まることになる。それぞれのキャラクターが悩みを抱えており、名言も多く視聴者に共感と感動を与えた。

じんたん達は、めんまの願いを叶えるために花火を作ることを計画する。そのためにはお金がかかるため、じんたんはバイトを始める。2つのバイトを掛け持ちするじんたん。ぽっぽと一緒に工事現場で働くじんたんを見て、おじさんが「頑張るなあ」とぽっぽに呟く。それに対してぽっぽが「そうなんすよ、かっけぇーんすよ。じんたんは」とおじさんに返す。ぽっぽの昔のかっこいいじんたんが戻って来て嬉しかったのが伝わってくるセリフ。また誇らしげにじんたんを見つめるぽっぽが印象的である。

「ここで逃げたら同じことになるぞ、じんたん!」

めんまを成仏させるため、花火を上げる日が明日に控えていた。そしてぽっぽが決起集会をやろうとみんなに呼び掛けるが、特に何をするわけでもなく、みんなで集まってお菓子を食べるだけだった。そこでゆきあつが余興をやろうと提案する。それはめんまが亡くなった日に秘密基地で起こった出来事を再現するというものだった。じんたんは驚きつるこは止めようとするが、ゆきあつに促され、あなるが「じんたんってめんまが好きなんでしょ?」と話し始める。ぽっぽもじんたんに答えるように煽る。じんたんは「好きだ」と言って出て行こうとするが、ぽっぽは「ここで逃げたら同じことになるぞ、じんたん!」と呼び止める。ゆきあつは決して嫌がらせでこの余興を提案したわけではない。めんまが亡くなった日を再現することで、前に進むためだった。ぽっぽも同じ気持ちであり、真剣でまっすぐな言葉が胸に響く名言である。

「お別れってよ どっちか片方が言うもんじゃないだろ?」

左がぽっぽ、右があなる

めんまが消えようとしている時、ついに全員にめんまが見えた。めんまが全員に残した手紙を見て、じんたん以外は「めんま大好き」と叫ぶ。ぽっぽはめんまが川に流されていく姿を見ていたにも関わらず、助けることができなかった。そのことをずっと抱えていたが、めんまからの「おもしろいぽっぽが大好き」と書かれた手紙を見て、やっと自分は許されていると確信することができた。みんながめんまに叫ぶ中、じんたんだけは何も言えなかった。そんなじんたんにぽっぽは「お別れってよ どっちか片方が言うもんじゃないだろ?」とじんたんを促す。優しくじんたんの背中を押したぽっぽの感動的なセリフである。

超平和バスターズの名言・名セリフ/名シーン・名場面

それぞれが語る本音

花火が打ち上がったにも関わらず、めんまは成仏しなかった。めんま以外の「超平和バスターズ」のメンバーは神社に集まり、それぞれが抱えていた想いと苦悩を語る。

「めんま、みーつけた!」

めんまの本当のお願いが叶い、体が消えかけてじんたんにもめんまの姿が映らなくなった。じんたんは必死にめんまを探すが、姿は見えずにめんまの声を聞くことしかできない。するとめんまは「隠れんぼ…だよ」と言う。みんなも一緒にめんまのことを探すが、一向にめんまを見つけることができない。すると、木の側に手紙が落ちていた。それはめんまの字でめんまから超平和バスターズのみんなにそれぞれ宛てられた手紙だった。その手紙を読んだみんなは泣きながら「もういいかい!!」と叫ぶ。力のない声でめんまが「もういいーよ」と言うと、みんなにめんまの姿が見えるようになった。
みんなは嬉しそうにめんまの名前を呼ぶが、めんまは「めんま隠れんぼ下手っちょだな…。ね、じんたん。ちゃんと言って。これで…ちゃんと…お終いでしょ」と言う。
めんまが生まれ変わるために、みんなでお別れの言葉「めんま、みーつけた!」と叫ぶ。すると、めんまは笑って「見つかっちゃっ…た…」と言って、消えてしまった。

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