【号泣必至！】あの花の感動するポイントをおさらい！【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。解説・考察】

「あの花」とは

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』（あのひみたはなのなまえをぼくたちはまだしらない。）は、A-1 Pictures制作の日本のテレビアニメ作品。2011年4月から6月までフジテレビ・ノイタミナ枠などで放送された。全11話。略称は「あの花」、「あのはな」。

幼馴染の死という過去を抱えた若者たちの淡い恋や罪の意識、絆や成長といった内容を扱い、アニメファンのみならず幅広い層からの支持を受けました。

平成23年度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門／長編に選出。2012年、芸術選奨新人賞メディア芸術部門を受賞。

幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら6人の幼馴染たち。かつては「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となってしまう。

数年後、高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探ることになる。それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。

幅広い世代が感じるノスタルジー

作品の中では秘密基地や、ゲームで対戦した思い出が描かれたりと、幅広い世代の人がノスタルジーを感じるような作りになっています。これにより、多くの人が自分の幼少期や今を重ねながら、物語に思いを馳せました。

特に、アニメ作品において置き去りにされがちな、若い人のリアルな感性に踏み込んだことが特徴的です。

ドラマ性を重視した内容

監督である長井龍雪さんは、本作の内容があまりアニメらしくないことから、視聴者に受け入れられるのかという不安や葛藤も抱いていましたが、放送が始まると丁寧な演出やリアルな心理描写が話題になり、幅広い層に受け入れられるようになります。

2011年6月29日に発売されたBlu-ray第1巻の初動売り上げは約3万1000枚で、Blu-rayメディアにおけるテレビアニメ第1巻の初動売り上げとしては発売当時で史上3番目という記録を残し、DVD・Blu-rayは累計出荷本数27万枚を超える大ヒットになりました。

超平和バスターズメンバー

宿海 仁太（やどみ じんた）

【声優】入野自由（幼少時-田村睦心）
【あだ名】じんたん
【備考】
・主人公
・秩父市立緑ヶ丘第三中学校卒
・幼馴染達のリーダー的存在
・変わった文字デザインのTシャツをよく着用

めんまからじんたんへの手紙

本間 芽衣子（ほんま めいこ）

【声優】茅野愛衣
【あだ名】めんま
【備考】
・ロシア人のクォーター
・超平和バスターズのマスコット的存在
・幼い頃川に転落して亡くなった
・霊的な存在として仁太の前に現れる
・仁太以外の人間の目には映らない

安城 鳴子（あんじょう なるこ）

【声優】戸松遥
【あだ名】あなる
【備考】
・仁太と同じ市立緑ヶ丘高校に在学
・ゲーム・ショップでアルバイト
・幼い頃は黒縁眼鏡と天然パーマ
・自分の発言がきっかけで芽衣子が死んでしまったことを悔やんでいる

めんまからあなるへの手紙

松雪 集（まつゆき あつむ）

【声優】 櫻井孝宏（幼少時-瀬戸麻沙美）
【あだ名】ゆきあつ
【備考】
・仁太の第1志望だった進学校の王大付属高校に通学
・学業は学年2位と優秀
・女子にモテる
・自分の行為が芽衣子の死に繋がってしまったのではないかという強い罪の意識にも囚われてる

めんまからゆきあつへの手紙

鶴見 知利子（つるみ ちりこ）

【声優】早見沙織
【あだ名】つるこ
【備考】
・大人っぽい性格で趣味は読書
・集と行動することが多い
・絵を描くのが得意
・集と同じ高校に通っており成績学年4位